裁判と研究

▪️土地(山林)の登記を巡って、某自治会と行政との間で裁判になっている案件があります。もちろん、私はその裁判の当事者ではありませんが、自分の研究や論文がその裁判で意見として提出されていました。この裁判で争われている問題を、若い頃の私は調査して論文にしていたからです。某自治会側の弁護士さんからは、ヒアリングも受けて、さまざまなデータも提供させていただきました。一審の地方裁判所では敗訴となりましたが、弁護士さんご本人からメールがあり高等裁判所では逆転勝訴したとご報告いただきました。36年前、学会にデビューしたての頃、博士課程後期課程に在学中の拙い研究ではありますが、そのような論文でも、お世話になった地域の皆さんのお役に立てたようで、とてもハッピーな気持ちになりました。とっても、嬉しいです。改めて丁寧に自分の論文を読み直してみましたが、自分の論文ではありますが、真面目に頑張っていることはよくわかりました。

▪️ただ、弁護士さんからは、行政側は上告するだろうとのことで、今度は最高裁判所での争いになるのでしょう。判決が出るまでには、まだ時間がかかるのではないでしょうか。最高裁でも、勝訴できるように祈っています。弁護士さんからは、判決文の写しをお送りくださるとの連絡もいただきました。裁判官が、どのように判断されたのか、そこに自分の研究がどのように関係していたのか、そこからも学ばせていただこうと思います。

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