世界農業遺産認定のお祝い、これはゴールではなくスタート。

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20230311giahs2.jpg ■昨年7月に、滋賀の農林水産業「森・里・湖に育まれる漁業と農業が織りなす 琵琶湖システム」が世界農業遺産に認定されました。昨晩は、その申請作業に取り組んだ滋賀県庁職員の皆さんと一緒に、時期は遅れましたがお祝いの会を持ちました。昨年の10月のことになりますが、世界農業遺産に取り組まれた4代にわたる歴代農政水産部長(滋賀県庁)の皆さんとは、この「利やん」ですでにお祝いをしたのですが、実際に申請書の作成にあった職員の皆さんとはなかなかチャンスがなかったのです。もちろん、お祝いの場所は、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」の別館(宴会場)です。facebookやこのブログに何度も投稿してきましたが、世界農業遺産に認定された「琵琶湖システム」に関する様々な出来事が、いつもこの「利やん」と深く関係しているのです。「利やん」は、「琵琶湖システム」の聖地なんです(知らんけど…ですけど)。

■それはともかく、昨日参加された皆さんとは、次のことを確認しました。「世界農業遺産の認定は、ゴールではなくてスタートだ」。ちょっと下品な表現ですが、「世界農業遺産の認定の価値を、骨の髄までしゃぶりつくさんとあかん」と思っています。国連のFAOに世界農業遺産として認定されたことを、社会的に活かしていかねば意味がないのです。そのような取り組みを、もっと民間の力で進めていきたいと考えています。写真ですが、「『世界農業遺産』認定をめざそう」になっていますが、これは認定される以前のものです。今だと、「『世界農業遺産』認定の価値をしゃぶりつくそう!!」かな。民間の関係者が、本気にならなければなりません。
■昨日は自宅で仕事をして、夕方から「利やん」のある大津の街へ出かけました。ついでに健康維持・回復のためウォーキングをやろうと、JR唐崎駅で降りて大津駅前にある「利やん」まで歩きました。疲れました。100kmウォーキングをしていたあの体力はどこにいったんだろう。コロナで引きこもっていることが多く、知らない間に体力がなくなっているのです。スマホのアプリ「キョリ測」で歩いた距離を測ると約6km。一般的なスピードだと1時間50分なんだそうですが(18.3分/km→かなりゆっくり)、私は1時間15分ほどで歩きました(12.5分/km→これも大して早くありませんね)。

■認定のお祝いの会は、18時半から始まる予定でしたが、ウォーキングを頑張ったせいか少し早めに「利やん」到着しました。ふと壁に目をやると、闘病の末2018年の10月16日に亡くなった「利やん」のマスター光山幸広くんの写真が飾ってありました。光山くんの向かって左側は、TBSの「酒場放浪記」の吉田類さんです。番組の取材があった時に写したものです。取材があったのは、2017年の11月13日です。光山くんが持っている色紙は、現在、「利やん」の本店の方に飾ってあります。

20230311giahs3.jpg ■この写真を見ながら、思い出したことがあります。世界農業遺産認定に向けて頑張っていることをアピールするために、トップの写真に写っている皆さんと一緒に「第3回びわ湖チャリティー100km歩行大会」=「びわ100」に参加した時のことです。「びわ100」は、長浜からスタートして、南郷の洗堰をまわって雄琴温泉に至るまでの100kmを徹夜で歩くチャリティーイベントです。びわ湖ホールのところに90kmの第6チェックポイントがありました。その少し前のあたりで、光山くんが私を迎えてくれたのです。その時の投稿には、次のように書いてあります。

足裏は豆で痛かったのですが、比較的スムースに第6チェックポイントに移動することができました。その移動の途中、大津プリンスホテルを過ぎたあたりで、1人の男性に呼び止められました。「チーム利やん」のオーナーで、大津駅前の居酒屋「利やん」のマスターである光山幸宏さんでした。これまた、びっくりです。一緒に歩いていた亀甲さんも、「チーム利やん」の団結力に驚かれていました。光山さんは、わざわざ用意した椅子に私を座らせて、カチコチになった肩と背中を揉んでほぐしてくださいました。また、暖かい飲み物も差し入れてくださいました。ありがたかったです。本当に。光山さんからも元気をいただき、第6チェックポイントに到着しました。5時45分頃です。

■昨日のお祝いの会には、私も含めて10名ほどの方たちが参加されましたが、本当は、もっとたくさんの方達が世界農業遺産をアピールするために「びわ100」に参加されていました。今年の秋は、「びわ100」にエントリーするかどうかは別にして、またみんなで琵琶湖の南湖を1周50kmを歩く「合同練習会」をやりたいねという話になりました。滋賀県庁を出発して、時計回りで、湖西を北上し、堅田で琵琶湖大橋を渡リ、そこから南郷の洗堰を目指して南下し、洗堰を渡って再び県庁にまで戻るというコースです。もちろん、練習会のあとは、「利やん」で打ち上げをするはずです。下の写真は、初めて「びわ100」に参加した時の集合写真です。とても懐かしいです。

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