メジロとヒヨドリの仁義なき戦い

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2021010204mygarden3.jpg■餌の無い寒い冬の間だけ小鳥に餌をあげています。よくやる餌はミカンです。我が家の庭には、今のところメジロとヒヨドリが夫婦(ツガイ)でやってきます。これは人間の側(我が家)の都合なのですが、個人的にはメジロの夫婦を応援しています。ということで、ミカンをシマトネリコの木に針金でぶら下げています。小さなメジロは針金やミカンの縁にとまってミカンを食べることができますが、ヒヨドリは大きすぎて、針金やミカンの縁にはとまることごできないからです。こうすると、応援しているメジロの夫婦にもゆっくり食べてもらえます。もちろん、ヒヨドリのために、地面にはヒヨドリ用のミカンも置いています。メジロの夫婦を応援してはいるものの、ヒヨドリにも配慮しているのです。写真では分かりにいくでしょうが、オレンジ色がミカン、上のミカンにはメジロが、下のミカンにはヒヨドリがいます。両方に平和に共存してほしいですね。

■しかし、ヒヨドリはそんな人間の勝手な思いを徹底的に粉砕してくれます。ヒヨドリの夫婦は、交代で、地面に置いたミカンをあっという間に食べてしまいます。次に狙うのはシマトネリコにぶら下げたミカンです。しかし、ホバリングしてもきちんとミカンを食べらることができません。夫婦のうちのどっちかは諦めて別の場所に移動してしまいました。それをじっとみていたのが、メジロの夫婦です。隙を見てミカンを食べようとするのだが、残りのもう一羽のヒヨドリが「うちらのミカンに何してくれんねん、誰に断ってこのみかん食べとんねん‼︎」という感じで、バタバタとメジロの夫婦の方に飛び立ち、追い払おうとするのです。こういうシーンを見ると、人間は腹が立ってきますよね。まあ、人間の側の都合なんですが…。メジロの夫婦も、「せっかく脇田はんがミカン置いてくれはったのに、なんてド厚かましいヒヨドリや」と思っているにちがいないと思います(たぶん…しらんけど)。

■ヒヨドリは、木からぶら下がっているミカンをなんとしても食べたいわけです。ヒヨドリの片割れは執念を見せることになりました。何度もホバリングしてミカンの皮を嘴で挟み、針金からミカンを取りはずそうとし始めたのです。ヒヨドリは3度ほど試みると、とうとうミカンは地面に落ちてしまいました。そしてゆっくりミカンを食べ始めました。「あかんがな…」と呟いてしまいました。おまけに、オレンジ色の糞も庭に撒き散らすし…。それだけでなく、餌がなくなるとヒヨドリは大きな声で泣き続けるのです。まるで「はやく、次の食い物もってこいや!」と言われているようで、嫌だな…。
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■メジロとヒヨドリだけで肉、シジュウカラのために、ピーナッツリングも用意しました。殻付きのピーナツの両端をハサミでカットして針金を通したものです。今のところ、シジュウカラは現れません。楽しみにしています。

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