龍谷大学吹奏楽部 第47回定期演奏会

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20201226ryusuiteiki1.jpg■昨日は、大阪福島にあるザ・シンフォニーワールで龍谷大学吹奏楽部の第47回定期演奏会が開催されました。コロナ禍の厳しい状況の中ではありますが、対策を徹底して行い、観客の数も制限して、昼と夜の2回公演、そしてオンライン配信を行うことでなんとか開催することができるようになりました。部員や指導者の皆さんの努力はもろんですが、龍谷大学当局や関係者の皆さんからご理解とご支援をいただくとができたおかげでもあります。ありがとうございました。

■先月末のオータムコンサートが終了してから1ヶ月を切る短期間しか練習時間がありませんでした。しかも、一度に練習できる人数には制限があります。そのような制約条件の中で苦労しながら練習を積み重ねてきました。部員の皆さんは頑張ったと思います。ただ、そのような厳しい条件と諸般の事情により、当初演奏予定であったデュカスの「魔法使いの弟子」は「プスタ〜4つのロマの舞曲」に変更になりました。今日のプログラムは以下の通りです。

フェスティバル・ヴァリエーション(クロード・トーマス・スミス)
レッドライン・ドラゴン(ジョン・マッキー)
吹奏楽のための序曲(メンデルスゾーン)
プスタ~4つのロマの舞曲(ジャン・ヴァンデルロースト)
オペラ「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」(ボロディン)

■昼の部・夜の部とも、演奏の後、部員を代表して幹事長の村上凛さんから、お越しくださった皆さんに対して御礼のスピーチがありました。立派でした。このようなスピーチがあるとは予想していなかったこともありますが、とても感動しました。村上さんのスピーチをお聞きしながら、このコロナ禍での1年を振り返りました。繰り返しになりますが、大学関係者、指導者の皆さん、ご来場くださった皆さん、実に多くの皆さんのご支援のおかげで、なんとか定期演奏会の開催にまでたどり着くことができました。龍谷大学吹奏楽部の部訓「音楽 感謝」の大切さについて改めて考えることになりました。アンコールの曲は、の「The Sun Will Rise Again ~陽はまた昇る~」(Philip Sparke)でした。フィリップ・スパークが、東日本大震災の復興支援のために作曲した作品です。「陽はまた昇る」という曲のタイトルは、世界中の人々がコロナウイルスに苦しんでいるような状況が早く収束してほしい、またいつもの日常の暮らしが戻ってきてほしい…、そのような願いが込められたアンコールだったようにと思います。トップの写真は、リハーサル風景の時のものです。

【追記1】■第47回定期演奏会においては、曲の間に木管五重奏が演奏されました。リハーサルで、「どこかでよく聞く曲だな〜」と思いましたが、思い出せません。。そこで、児玉知郎コーチにお尋ねすると、イベールの曲であることを教えてくださいました。帰宅後、調べてみたら、毎週視ている「題名のない音楽会」の番組中に使われていることがわかりました。そういうことなのか。なるほど。毎週番組を視聴しているわけですが、「どこかでよく聞く」はずですね。勉強になりました。イベールの「木管五重奏のための3つの小品」という作品です。

【追記2】■部員からの報告によると、ホールには昼と夜の部合わせて約700名、ライブ配信では300名の皆様が、龍谷大学吹奏楽部の演奏をお聴きくださったとのことでした。皆様、ありがとうございました。

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