ラン・ランのゴルトベルク変奏曲

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■ちょっと高かったのですが、頑張って手に入れました。ラン・ランのゴルトベルク変奏曲(バッハ)です。私がこのラン・ランのCDを購入したと知って、少し年上のクラシックファンの方から「CDをやめてストリーミングにすれば良いのに」とのご意見を頂きましたが、まだそういう風にして音楽を聞いていません。時代に流れに乗り切れていません。まあ、それは今後の課題としておきましょう。

■これまで、ゴルトベルク変奏曲といえば、よく聞いていたのはグレン・グールドの演奏になります。しかし、ラン・ランの演奏は、グレン・グールドの演奏とはまったく異なる演奏でした。どっちがよいかとか、素敵だとかではなくて。驚きました。どう驚いたのか、音楽評論家ではないのでそれを言葉で説明できません。正式の題名は、「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」というらしいです。題名の通り2段鍵盤付きクラヴィチェンバロで演奏するために作曲されているのです。だからピアノで演奏するのは大変難しいということのようです。ピアニストにとってのエベレスト⁈…に喩えられることも知りました。ラン・ランの演奏、「静寂と躍動」とCDの帯には書いてあります。なるほど。冒頭のアリアには静寂という言葉がぴったりです。驚きました。

■少し調べてみました。このゴルトベルク変奏曲は全部で32曲から構成されていますが、どうも数学的な美しさに裏打ちされて作曲されていることがわかりました。バッハは神様に捧げる曲として作曲しているから、あるいは、世界を創造した神様との対話の中で作曲しているからでしょうか。きちんと調べて勉強してみたいと思います。

■YouTubeでは、ラン・ラン自身による解説もあります。ラン・ランは20年間に渡ってこの曲を研究してきたようです。

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