コロナ感染拡大状況下でも、大切な大学図書館を維持しよう。

■現在、学生と大学院生は、キャンパス内への入構が禁止になっています。教員も在宅勤務が基本ですが、オンライン授業のことであれば入稿できます。ただし、入構がより厳しくなっています。入り口では、体温をチェックすることになっています。このような原則入構禁止の状況については、全国のどの大学も似たような感じなのではないかと思います。

■ただ、入構禁止というと、図書館は利用できないということになります。「今の学生は本を読まない」とよく言われますが、まじめに研究に取り組んでいる学生・院生は、図書の貸出ができないことに本当に辛い思いをしていることだろうと思います。特に、博士論文や修士論文に取り組んでいる大学院生、それから卒業論文執筆に向けて頑張っている学部性、そのような方達は大変困っておられるのではないでしょうか。おそらくですが、郵便代金を払ってでも郵送で貸し出してほしいとか、入構はしないけれど、正門のところで図書を渡して欲しいという学生がおられるのではないでしょうか。そうそう、中国の集合住宅で、食料店がマンションの門のところまで配達していたけれど、それに近い感じかもしれません。他大学では、図書の利用はどうなっているのだろうと思っていると、信州大学の知人が教えてくれました。信州大学では、コロナウイルス感染拡大の中でもサービスを継続されていることを教えてもらいました。

■こちらの「附属図書館の新型コロナウイルス感染症予防対策強化について」をご覧ください。信州大学の図書システムで希望する図書を、自宅に郵送で送ってくださるのです。信州大学の知人とは少しメッセージのやりとりをしましたが、図書館の担当者の方は、大学図書館の使命の一つでもある学生の学修を支援することを放棄してしまうと、図書館の存在意義はなくなると、様々な工夫をして図書サービスを継続されているのです。担当者の方は、このサービスは死守しなければならないと考えておられるようです。素晴らしいと思います。

■同様のことは、帝京大学でも始まったようです。「帝京大学メディアライブラリーセンター、学生を対象に貸出希望図書の無料配送サービスを開始:新型コロナウイルスによる臨時休館中の学習支援の一環」をご覧ください。学生を対象に貸出希望図書の無料配送サービスを開始されています。郵送や配送ではありませんが、この神戸新聞の記事「予約限定、非接触で本貸し出し 上郡と佐用町の図書館」からもヒントを得られそうな気がします。

■全国の大学院生の皆さんを中心に「図書館休館による研究への影響についての緊急アンケート(図書館休館対策プロジェクト)」という活動も始まっています。コロナウイルス感染拡大のなかでも、命と健康を守りつつ、大学の使命をいかに守っていくのか。たいへん重要なことだと思います。授業料返還が必要という意見も出始めています。大学としての姿勢がしっかりとしていなければなりません。too slow, too late, too little…にならないように機動力のある展開が必要になってきます。

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