ピッカピカの一回生「社会学入門演習」

20190409nyumonensyu.jpg ■ひさしぶりに、1回生の演習を担当することになりました。「社会学入門演習」です。履修者は17名。この演習は1回生 (1年生)前期の授業です。初年次教育の導入部分にあたります。以下は、シラバスに掲載された概要を転載します。1回生には「異質な他者」は難しいかもしれませんね。でも、「異質な他者」と出会い思い通りに行かないところに倫理は発生します。「異質な他者」とコミュニケーションできる「素敵な大人」になってください。ちなみに、このシラバスは、私ではなく、複数開講されているこの授業の代表の方(教員)が執筆されました。

 この科目では、大学での学修スタイルと、本学科における大学生活にいちはやく慣れる機会を提供することを目的として、クラス単位で1泊2日の現地実習旅行をおこない、現地で見たり聞いたりして得た知識をもとに、実習報告書を作成する。
 高校までの「勉強」と、大学での「学修」は大きく異なる。高校までは、基本的に与えられた知識を身につければよかったのに対して、大学での「学修」の最大の特徴は、自分がおもしろい・重要だと思える知識を自分で掴み取るという点にある。そのために大学の授業では、「話し合い(議論)」が非常に重視される。そしてその基本となるのが、「異質な他者」とのコミュニケーション能力である。初めて出会うクラスメイト、教員、実習旅行先で出会う人、自分の書いた報告書を読むことになるであろう人、これらの人々は、家族や友人とは異なり、独りよがりに「気分語」「仲間語」を発するだけではわかってもらえない、自ら進んで関係を持とうとする姿勢や、お互いに理解し合えるための工夫が必要な「異質な他者」である。この実習を、そうした「異質な他者」との出会いを体験し、「話し合い」という様式のコミュニケーションに慣れる場として捉えて欲しい。それが、本学科での4年間の学修生活の基礎を培うはずである。

■クラス単位で1泊2日の現地実習旅行に出かけるわけですが、まだ旅行先は決まっていません。滋賀県内にする予定です。お知り合いの皆様には、またご相談をさせていただくかもしれませんが、どうかよろしくお願いいたします。

■ところで、研究室で仕事をしていると、スマホに電話がかかってきました。私が担当している「社会学入門演習」を履修している学生さんからでした。端末のポータルサイトから履修科目を変更したのだが、その結果がスマホの方にうまく反映されない…という内容の相談でした。履修登録の締め切りはもう少し先。授業は今日から。いろいろ心配になることがありますよね。1回生のみなさん、大丈夫、心配ありません。履修のことは社会学部教務課にご相談ください。親切・丁寧に指導してもらえます。

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