秋の庭
▪️庭に植えてある低木、オトコヨウゾメに赤い実が成っています。オトコヨウゾメは、北海道を除いて、日本中の雑木林に普通に見られる低木です。春には小さなややピンクの白い花がたくさん咲きます。そして秋には赤い実がなります。果実酒にもなるという情報があり、研究してみることにしています。
◾️このオトコヨウゾメは、庭の大改修の際、庭師さんが庭のデザインを考えて中央に植えることを提案してくださいました。その周りには石で回廊を作られ、草花が植えられています。とはいっても、もともと小さな庭ですので、回廊とは言っても大したことはありません。草木の世話をしやすいようにと、石を並べて作った小さな小さな通路といった感じです。おかけで、毎日の世話がとても楽になりましたし、丁寧に世話ができるようになりました。
◾️2枚目の画像。以前にもこのfbに書きましたが、美しい花と香りを楽しんでいたクチナシなんですが、スズメガの一種であるオオスカシバの幼虫に丸坊主にされてしまいました。左がそのクチナシです。幼虫に歯を食べられるていることに気がついたときは、丸坊主状態だったのです。その手前に、家庭菜園でトマトやシシトウ、それからオクラを植えていたものですが、なかなか気がつくことができませんでした。幼虫に気がついてからは、毎日丁寧に観察して幼虫は自分の手で駆除することにしました。できるだけ、薬は撒きたくないからです。そうやって手で駆除していたせいか、また、美しい若葉が出てきました。頑張って欲しいです。来年もまた花を咲かせてくれると思います。安心しました。
▪️ホームセンターで衝動買いした多肉植物も成長しています。お店では、小さな鉢で売られていたのですが、自宅にあった大きな鉢に移し替えて寄せ植え風にしてみました。本当は、もっときちんとデザインをしてかっこよく植えたかったのですが、初めてのこともあり、あまり美しい配置にはなっていません。大きなものを後ろに、小さなものを前にとか、色々工夫ができたはずなんですが…。お恥ずかしい…。
▪️ただし、元気には育っています。この手の多肉植物は、ほとんど水をやりません。ただし、お日様によく当てるようにします。大した世話はしていないのですが、随分大きくなってきました。気を良くして、やはりホームセンターで売れ残った安売りの小さな多肉植物も衝動買いしてしまいました。1つ、150円ほどの安さでした。まあ、値段のこともありますが、何よりも多肉植物は可愛らしいものですから。多肉植物は、とても個性的な姿をしています。それに、それほど世話も難しくなさそうなので、もう少し種類も増やしてみようと思います。そのうちに、サボテンなんかも衝動買いしてしまうからしれません。
▪️ところで、庭にいわゆる「雑草」が生えてきたとき、私の「審美眼」で、「生かしておく/抜いてしまう」を決めています。これは、「生かしておく」ことにしました。「生かしておく」方になると、「雑草」から「野草」ということになります。随分、勝手な話しですね。「審美眼」と書きましたが、実のところそんな見識があるわけではありません。なんとなく「いいな〜、かわいいな〜」と思ったものですから。
▪️写真の「野草」、家に置いてある図鑑でなんていう草なのか調べてみました。ところが、何度見てもわかりません。そこで、岩手にお暮らしの親切な植物学者、島田直明さんに写真を送り同定していただきました。する「どこにでも生えている、イノコヅチという雑草です」とお返事かすぐに届きました。ありがとうございました。どこにでも生えているらしいのですが、どういうわけか図鑑には載っていません。なぜなんだろう。島田さんのご意見では、あまり目立つ要素がないので、図鑑に載せるべきリストから排除されたのでは…とのことでした。ネットで調べてみると、このイノコヅチという草は食べられるらしいのです。ただし、先ほどの島田さんによれば、湯がいてアク抜きをすると良いみたいです。今年は、もう成長しすぎたので、来年、挑戦してみようと思います。
▪️小さな庭ですから、農薬は使わずに、困った草も虫も自分の手で駆除してきました。そうしながら、自然に生えてくる草を庭造りに活かしていければと思っています。自然な風合いの庭造りを目指しています。鳥、蝶、蛾、バッタ、コオロギ、蜘蛛、ダンゴムシ、ナメクジ、ミミズ、トカゲ…。この小さな庭にたくさんの生き物が暮らしています。そうそう、池の中や睡蓮鉢のヒメダカと、ケースの中で飼っているクサガメもいますね。いろんな生き物を、自分の庭で飼っていると思うと、少し豊かな気持ちにもなります。とはいえ、現在、タマスダレやジューンベリーをムシャクシャと食べてしまう蛾の幼虫たちには、毅然と立ち向かっています。