浄土真宗・キリスト教・イスラームにおける比較神学的対話

20170206hikakushingaku.png■龍谷大学世界仏教文化研究センターとアジア仏教文化研究センターが主催する2016年度 国際シンポジウム「浄土真宗・キリスト教・イスラームにおける比較神学的対話」 が2月15日から17日にかけて開催されます。共催は、ミュンスター大学(ドイツ)、ジョージタウン大学(アメリカ)です。詳しくは、こちらをご覧ください。

今回の国際シンポジウムは、龍谷大学世界仏教文化研究センター、龍谷大学アジア仏教文化研究センター、ミュンスター大学(ドイツ)、ジョージタウン大学(アメリカ)の 共催によりおこなわれるものです。“浄土真宗・キリスト教・イスラームにおける比較神学的対話”という統一テーマで、真宗学、キリスト教、イスラームの神学的な課題に ついて、少人数のグループで比較の観点に立ってお互いに議論しようとするものです。とりわけ、浄土真宗の思想が提起する問題について比較神学的な視点から検討してい きます。 西洋の研究者たちは、大乗仏教の一つの伝統である浄土真宗が、思想的にも構造的にもキリスト教と多くの共通点をもっていることに気づいてきました。その意味で、浄土真 宗は宗教間の相互理解を求める相手としてもっとも相応しい宗教だと見なされています。この研究プロジェクトでは、浄土真宗の思想をキリスト教と仏教、イスラームと仏教、 あるいはキリスト教とイスラーム間で対話をおこなってきた、さまざまな国の研究者たちとの継続的な対話の場にあげる機会をもち、そのことにより主要な宗教間の対話に新た な視角を開こうとするものです。すなわち、仏教における宗教間対話を拡大し深め、さらにはグローバルで多元的な脈絡の中で、現代における真宗思想の展開に新たな方向 性を示そうとするものです。

■このようなテーマのシンポジウムは、一般の方の中でもご関心をお持ちの方たちが多数おられると思います。15日の公開講演会は、基本的に英語の講演会で、一部通訳有でしかありませんが、申し込みがいりません。ぜひ、ご来場ください。

■ここから話しは少し変わりますが、我が大学は、もっと研究広報や研究ブランディングに力を入れて行かねばならないと思っています。外部資金を獲得して研究を行うだけでなく、これからはその成果を広く社会に情報発信しながら、自らの研究力をブランディングしていくことが必要になってきています。今年度、龍谷大学の「新時代の犯罪学創生プロジェクト~犯罪をめぐる「知」の融合とその体系化~」が、文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」の支援対象校の選定されました。厳しい倍率の中で採択されました。ところで、私立大学研究ブランディング事業委員会の委員長は次のような所見を発表しています。ここで問われていることは、研究成果を戦略的に発信する全学的な事業推進・支援体制の整備です。大学の研究者は、それぞれ自分の専門領域を持っており、その専門領域の中で自分がどう評価されているのかが気になるわけですが、ここで問われているのはそのような個々の研究者の能力の問題ではないのです。そこが科研などとは違うところです。

大学を研究でブランディングする、とはどういうことか。
それは、研究を研究者個人の学術的な側面だけに留まらせず、大学の組織的な取組へと昇華させ、全学的な看板となる研究を推進し、その成果をもって、大学の目指す将来展望に向けて独自色や魅力を発信する取組である。個々の研究者あるいは個々の研究組織での取組だけでは到底なし得ず、大学を取り巻く現状と課題を適切に分析し、大学全体としての目指すビジョンに向け、研究成果を戦略的に発信する全学的な事業推進・支援体制の整備が前提となる
今年度から新たに実施する本事業は、個別の研究プロジェクトへの支援ではなく、学長のリーダーシップの下で推進される全学的な取組として支援することを特徴とする。各大学での将来性の検討を行う全学的体制を充実させる機会となるとともに、18歳人口の急激な減少や地域社会の衰退への懸念が高まる中、私立大学が持つ強み・独自性をより一層強化し、私立大学全体としての多様性を発揮させることで、グローバル社会において我が国が持続的に発展していくための一助となるものとして、本事業は評価できるであろう。

■黒字で強調している部分が、大学としてどれだけ達成できているかというと、採択はされていますが、研究部長の立場からはまだまだと不十分と言わざるを得ません。研究部が頑張らねばならないことはもちろんなのですが、研究部だけで取り組めることではありません。大学としての研究戦略を今一度きちんと立て直さなければなりません。また、大学等における研究マネジメント人材(URA)の雇用はこれからの時代不可欠ですが、研究者と研究者をつなぎ、大学として研究事業をプロデュースしていくことも必要でしょう。これから、そのような人材を雇用できるでしょうか。研究広報においては、研究成果を「こんな面白い/興味深い研究の取り組んでいる教員がいるんだ」と社会一般にも理解できるような情報に加工して発信していく必要があります。短い動画などの多様なメディアを使っていくことが必要です。研究広報は、大学の入試とも関連していますし、また社会連携(龍谷大学ではREC)の部署とも繋がっていなければなりません。研究部が中心になってやるにしても部署間連携が重要なってきます。このようなことを、2年前からずっと考えていますが、マンパワーが足りず、なかなか取り組めていません。悔しいですが、研究部長も3月末までなので、次の研究部長に引き継ぐしかありません。

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