Beethoven: “Egmont” Overture / Ozawa · Berliner Philharmoniker


■facebookで、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のページを時々見ています。4月18日は、小澤征爾指揮によるベートーヴェンの「エグモント序曲」でした。facebookの動画はYouTubeの動画を貼り付けたものです。この序曲の一部のみとなっていますが、弦楽器が弓をたっぷり使い、ダイナミックかつ重厚に演奏していることがとても印象に残りました。時事通信の記事では、「エグモント序曲では時に鬼気迫る表情を見せながら、導入部の重厚で悲壮感に満ちた響きやクライマックスの輝かしさを巨匠ならではの統率力で印象的に紡ぎ出した」と書かれていました。

■小澤征爾さんがベルリン・フィルハーモニーを指揮するのは7年ぶりなのだそうです。食道癌で一時は活動を中止されていましたが、今回の指揮で、楽団員の皆さんはもちろんのこと、ドイツの聴衆の皆さんも心から安心されたことでしょう。朝日新聞デジタルによると「親交が深い作家の村上春樹さんも駆けつけ、演奏後に舞台裏で労をねぎらった」そうです。村上さんは日本からこの日に合わせてやってこられたのでしょうか。そういえば、2011年にお2人は『小澤征爾さんと、音楽について話をする』という本を出版されていました。

■様々な新聞記事を読んでみますと、小澤さんは、ベルリンフィルから「名誉団員」の称号が贈られたようです。ベルリンフィルの終身指揮者・芸術監督を務めたヘルベルト・フォン・カラヤンのアシスタントを務めた小澤さんが、初めてのベルリンフィルを振ったのは1966年とのこと。ちょうどベルリンフィルとの関係も50年になるわけですね。

■ところで、今回、小澤さんが指揮したベートーベンの「エグモント序曲」を、私自身も学生時代に弾いたことがあります。1981年6月14日、神戸文化ホール大ホールでの関西学院交響楽団の第57回定期演奏会です。なんと、今から35年前のことになります。その時は、その他に、メインの曲としてべートーベンの「交響曲7番」を、サブの曲としてシベリウスの「カレリア組曲」を演奏しました。「カレリア組曲」では、イングリッシュホルンの音が出ない…という大変なアクシデントがあり、そのことが強く記憶に残っているためでしょうか、「エグモント序曲」がどのような演奏だったのか、さっぱり思い出せません。まあ、そのような私の思い出はともかく、小澤さんが今回ベルリンフィルを指揮されたことを、世界中の多くの皆さんと喜びたいと思います。

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