「弁当男子」・「アニメ」・「リーマンショック」

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■大津に転居したことから、通勤時間が1時間近く短縮されました。短縮されたことにより、出勤前に時間的余裕が生まれました。ということで、4月になってから、できる範囲でですが、自分のために弁当を作るようにしています。弁当は健康に良いことはもちろんですが、それ以上に精神衛生的にも良いのではないかと思っています。

■写真は、左が昨日の、右が今日の弁当です。特別に何かしているわけではなく、夕食の残り物や冷蔵に残っているもので作っているので簡単です。昨日は、卵焼き、オクラ、春巻き、肉じゃが、豚肉の生姜焼き、ご飯の上は、山椒昆布、琵琶湖のエビ。春巻きは冷凍ものですし、肉じゃがは夕飯の残り物です。今日は、人参のサラダ、筍の木の芽和え、豚肉と大根の煮物の豚肉だけ。これらは夕飯の残り物。あと、卵焼き、ウインナーだけ朝に作りました。ご飯には、南蛮(青トウガラシ)の味噌漬けと山椒昆布、それからすりゴマ。今日のお昼は、弁当を持参されている研究部の職員の方たちと雑談をしながら弁当を頂きました。

■弁当に関連していろいろ調べていて、幾つかのことを知りました。ひとつは「弁当男子」という言葉。自分で弁当を作って職場に持参する人のことを「弁当男子」というのだそうです。 「エコ」「節約」「健康」がキーワードとのこと。言葉が生まれたのは2008年ということも知りました。Googleを使って「弁当男子」を検索してみると、たくさんヒットしました。さらにいろいろ調べてみると、「弁当男子」に対して懐疑的なのが50歳代以上の男性ということを書いてた記事を読みました。「弁当男子なる言葉も生まれているようだが、自分で弁当を作るなんてちょっと変。社員みんなで外に昼食を食べに行ったり、飲みにいくことで親近感が増し、仕事にもつながるものだ」…という意見があるというのです。私自身は50歳代ですが、職場の方たちとも飲みに行きます。ここは断然「弁当男子」の皆さんを応援しますね〜。私自身も、健康のためにも精神衛生上にも良い弁当作りがちゃんと日常生活に定着して、人からも「弁当男子」と認めてもらえるほどになれば…と思っています。でも難しいだろうな〜…。

■もう一つ、弁当のことで。海外でも日本の弁当文化が注目されていることを知りました。このような海外での弁当ブームについては、ネット上に、いろいろ動画がアップされています。日本にいると弁当は、ある意味で当たり前のことなのですが、外国から見ると新鮮に映るようですね。こちらの記事によると、海外での弁当ブームの始まりはフランスのようです。そのようなブームが起きた契機のひとつは、世界的に人気のある日本の様々なアニメとのことでした。これは、びっくりです。アニメの中で、登場人物たちが食べている弁当に注目が集まったことがきっかけなのだとか。もうひとつは、2008年の「リーマンショック」に端を発した金融危機です。この金融危機のために不景気になり、優雅にランチ…ではなく、職場で手軽に食べられるものが求められたのだそうです。その時に、色鮮やかで、健康そうで、美味しそうで、小さな料理がたくさん詰まっていて、さらに楽しそうでなおかつ可愛らしい…そんな日本の弁当文化が注目されたというのです。なるほど、そういうことだったんだ…。2008年の「リーマンショック」。その年に生まれた「弁当男子」という言葉。みんな繋がってくるような気がしますね。

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