琵琶湖環境科学研究センターの評議会

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■年をとったせいか、評価に関する仕事が増えてきました。一番苦労するのは、自分が勤務する社会学研究科の大学認証評価です。これは、評価を受ける側になります。しかしそれと同時に、評価をする仕事もいろいろあります。学内での評価(ないしは審査)だけでなく、学外の評価の仕事もあります。今日は、終日、そのような仕事でした。

■現在、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの評議員をしています。滋賀県琵琶湖環境科学研究センターは、「琵琶湖とその流域を一体のものとしてとらえ、健全な水循環、物質循環、生態系の保全といった視点から琵琶湖と滋賀の環境に関する現象の解明、行政課題に取り組むため、幅広いネットワークの形成を図りながら、総合的に試験研究を推進することによって、滋賀をモデルとした持続可能な社会の構築に貢献する」ために設置されています。今日は、センターの評議委員会が開催されました。センターの次の研究計画(第4期)の評価を行うためにです。

■評議委員会は、朝9時15分に始まりました。まず、第4期中期計画の全体概要の説明が行われました。そして、4つの政策研究課題と5つの調査解析の研究プロジェクトの計画について、16時半頃まで報告が行われ、それぞれについて評議委員により評価を行いました。今回は、昨年の評議会で私がおこなったコメント(評価可能な研究事業の体系性の確保)にきちんと対応していただきました。その結果、センターの研究事業全体の枠組みがシャープになりました。センター長や知り合いの研究員の方にお話しをうかがったところ、ずいぶん時間をかけてセンター内で議論を積み重ねてこられたのだそうです。こういう成果が見えてくると、評価の仕事をしていても嬉しくなりますね。

■写真は、センターから大津市街地の方面を写したものです。今日は雨でした。こういう風景も、水墨画のようで悪くないですね。

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