地酒プロジェクト

20130712asajio.jpg ■先日、「大津エンパワねっと」の関係で、学生や職員の皆さんと一緒に、中心市街地(エンパワでは中央地区と呼んでいますが…)のまち歩きをしました。そのさい、丸屋町商店街のなかにある平井商店さんを訪ねました。万治元年(1658年)から操業されている、長い歴史を持つ蔵元です。「浅茅生(あさじお)」という銘柄のお酒を製造販売されています。この日は、「浅茅生 純米大吟醸 ひと夏」4合瓶を買いました。平井商店さんのホームページでは、次のように説明されています。「ひと夏は、新酒が熟成してきて、少し丸みがでて来て、その年の飲みごろお酒を詰めた物」です。現在、自宅の冷蔵庫に入れて少しずついただいています。

■さて、平井商店さんには、ずいぶん以前からお世話になってまいりました。私が担当している授業「大津エンパワねっと」や、立ち上げのときに実行委員をしていた「大津ジャズフェスティバル」、そして現在ではゼミでおこなっている「北船路米づくり研究会」等々でお世話になっています。「北船路米づくり研究会」では、昨年の9月、都市と農村の交流イベント「かかし祭」を開催しました。そのさい、平井商店の奥様が参加してくださいました。そして、奥様の「北船路の棚田で酒米ができたらいいな…」というお話しに、北船路の生産組合の農家の皆さんが「それでは、酒米、作りましょう!!」と応じてくださいました。龍大生が開催したイベントをきっかけとして、農家と蔵元の連携により、新しい地酒が生まれることになったのです。ありがとうございます。

■もちろん、酒米の生産は、北船路の生産組合がされています。私たちは、田植え機で苗を植えられない場所で、手植えをした程度です。龍大生が頑張らねばならないのは、酒米の生産よりもそれを広く社会に知っていただくことです。パッケージのデザインや、販売戦略を、いろいろ考えていかねばなりません。これから、研究会以外の皆さんともよく相談をして、この新しい銘柄(おそらくは「北船路」という銘柄になると思います)を売り出していこうと思います。

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