沈丁花

20130328flower.jpg ■沈丁花(じんちょうげ)は、早春の花です。先日、瀬田キャンパスにいくバスをまっているとき、ふと鼻先に良い匂いがかすめたのでした。匂いといいますか、素敵な香りですね。周りを見渡すと、花壇に沈丁花が植えられていました。園芸植物のことがよくわかっていないせいか、これまで気がつくこともありませんでした。

■園芸植物にあまり関心のないのですが、それでも気になり調べてみると、沈丁花は雌雄異株であり、雌株はほとんどなく挿し木で増やすのだそうです。また、その名前も、香木の沈香のような良い匂いがあり、丁子(ちょうじ・クローブ)のような花をつけることからつけられたのだとか。なるほど、なのですが、丁子はわかるとして、沈香とは…。

■ネットで調べると、こんな解説がありました。「沈香とは、東南アジア諸国の密林で沈丁花科アキラリア属の喬木から採取される香木です。…一般的にインドシナ半島産は破片状で甘い香りが比較的強く、上質で高価です。切り株の上面が雨風に晒され、腐り始めると木はその面の下から樹脂(ヤニ)を送り、腐敗が進まないように防御します。樹脂の層が長い年月の間に厚く成長し、ある種のバクテリアの働きで沈香となります。また、傷ついたり、虫食いの穴ができると同様な反応でその周囲に樹脂の層が出来て沈香になるのです。生きている木から採取する場合や、朽ち果てて埋もれた木から採取する場合があります」。

■テレビ番組のようですが、以下の動画にも詳しく解説してあります。あっ…沈丁花の話しからずいぶんはずれてしまいましたね…(^^;;。

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