晩秋の北船路の棚田

20121115kitafunaji.jpg ■ゼミでおこなっている「北船路米づくり研究会」では、地域SNSを使って連絡をとりあっています。先日、指導農家から、この地域SNSに左ように写真がアップされました。4年生リーダーのI君が棚田でトラクターに乗っています。背後には、琵琶湖がみえていますね。写真は、次のような指導農家の文章が沿えられていました。
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今日、みつばち保育園の里芋掘りがあり、約20キロの収穫がありました。
園の給食に使うとの事で、園児も先生も大変喜んでいました。
終わった後、園長先生と話する機会があり、今後の園との連携も図れました。
Iくん、Sくん、Mくん、お疲れ様でした。
なお、午後からは、Iくん、Sくんで、棚田のてっぺんに飾ってた案山子の後始末をしてくれました。

また、来年、新たな案山子を飾りましょう!
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これに対するリプライのIくんからのコメントです。
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お疲れ様でした!どんぐり集めに夢中で、カバンの存在を忘れる程無邪気な園児に元気をもらいました。かかしとのお別れは少し寂しい気持ちでした…。
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■「みつばち保育園」は、園の給食で、地産地食に積極的に取り組んでおられます。給食に使っている米は、北船路で生産された環境こだわり米です。また、指導農家が世話役となって地元の農業生産法人「福谷の郷」の田んぼで田植えを体験したり、また指導農家が経営されている市民農園の一角を借りて芋掘りをしたりと、北船路との交流を深めておられます。その「みつばち保育園」の園児さんたちが、里芋掘りをされたのです。また、文書のなかにある案山子の後始末とは、今年の9月2日に開催した「かかし祭」の時に、棚田に飾った案山子の後始末のことです。来年は、さらに大規模な「かかし祭」になればと思っています。

■ところで、研究会では、来年の1月、環境こだわり米のPR活動も兼ねて、「みつばち保育園」で、園児や園児の保護者の皆さんとの交流会を開催します。詳細がわかりましたら、また、報告をさせていただきます。

【追記】■今年度は、大津市から「パワーアップ・市民活動応援事業」「頑張ってみよう部門」に採択され助成していただくことになりました。そのおかけで、9月には、街中と農村(北船路)との交流事業(「かかし祭」)を成功させることができました。また、このような活動を展開してきたことから、滋賀県農林水産部・食のブランド推進課の「環境こだわり農業連携PR事業」も受託することができました。

■研究会で行っている「北船路野菜市」(大津市・丸屋町商店街・大津百町館前、毎月第三土曜日)や、北船路と交流しながら地産地消に取り組む「みつばち保育園」とも協力して、この「環境こだわり農業連携PR事業」を行っていく予定ですが、それに加えて、龍谷大学生活協同組合とも連携して、龍大の学生・教職員の皆様に、棚田で生産された「環境こだわり米」をご賞味いただき、「環境こだわり農産物」に関心をもっていただくためのPR活動を行う予定です。

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