「龍大米」をお届けしました。

20121101gakucyou.jpg ■10月31日(火)の午前中、赤松学長をゼミ生と一緒にお訪ねしました。そして、ゼミ活動の一環としておこなっている「北船路米づくり研究会」の活動報告を行いました。昨年の夏から定期的に大津市・丸屋町商店街で行っている「北船路野菜市」のこと、夏に開催した農村と都市の交流イベント「かかし祭」のこと、また今後の活動の展開やその方向性についても、ゼミ生の方から説明をさせていただきました。赤松学長には、大変気さくに応じていただました。また、そのさい、今年、北船路の棚田で収穫した「龍大米」(学生たちが天日干しをしたコシヒカリ米)をお渡ししました。

■ゼミ生たち、少し緊張しているところが、かわいかったな〜。学長とは、龍谷大学の教職員の親睦会である「奈良県人会」で年に数度ご一緒させていただき、いろいろお話しをさせていただいていますが、一般の学生だと、学長と直接お話しをするチャンスなんて、なかなか無いですからね~。入学式や卒業式のさいに、遠くから拝見する…だけでしょうね。そういう意味でも、ゼミ生には良い経験だったのではないかと思います。

■写真は、「龍大米」を赤松学長にお届けしたところのものです。左から、赤松学長、3年生のリーダーMくん、4年生のサブリーダーSくん、そして私です。北船路の棚田で生産した米は、寒暖の差の大きい環境、そして冷たい山水で生育することもあり、平地の水田に比べて反収は7割程、また米粒も小さいものになりますが、炊飯しているときから米が持つとても良い香りがします。また、味も濃いため、オカズがなくても美味しく食べられます。米本来の味がします。冷めても美味しいのも、特徴です。学長には、昨年も「龍大米」をお届けしたので、その味については良くご存知でした。あとで、秘書をされている職員の方から、学長が大変喜んでおられたと、メールもいただきました。

20121101yasaiichi.jpg ■この「龍大米」、先にほど書いた「北船路野菜市」でも販売させていただきました。その他にも、京都の飲食店2軒、大津の飲食店1軒でも使っていただいています。京都の1軒のお店では、昼間のランチに、豚汁やおばんざいの小鉢とともに、オニギリとしてオフィス街のサラリーマンやOLの皆さんに召し上がっていただきました。あまりに美味しいので、オニギリのおかわりをされるOLもおられるとお聞きしています。また、評判になり、お店のなかでも「龍大米」を販売させていただくことになりました。もう1軒では、やはりランチに「龍大米」を提供させていただくのですが、店頭でゼミ生たちがチラシを配布するなどしてアピールさせていただくことになっています。

■右側の写真。これは、10月20日に開催した「北船路野菜市」のものです。中央にしゃがんでいるのは、今年の3月に卒業したゼミのOBのYaくんとYoくんです。後輩たちの活動を応援しに、京都と福井からやって来ててくれました。「北船路米づくり研究会」の活動は、2012年に始まりました。最初は、野菜市等の事業展開の可能性を探る段階でした。指導する私の方も、暗中模索の状況でした。そのようなときに、頑張って研究会の取り組みに参加してくれたのが、研究会1期生のYaくんとYoくんでした。

■OBの2人は、「自分たちは、後輩のみんなのような活動はできなかった。農業の体験…でしかなかった。それに比べて、後輩たちは、きちんと事業を展開しているのですごいな~」と感心していました。しかし、彼らの1期生の活動があったからこそ、またその活動が基盤となったからこそ、現在の活動があるのです。私としては、むしろ何ないところから研究会の活動を立ち上げた彼らの存在を高く評価したいと思いますし、後輩の諸君も先輩に感謝してもらいたいとも思っています。

■野菜市のあと、OBの2人とともに北船路の指導農家のご自宅を訪問しました。指導農家も、彼らの訪問を大歓迎してくださいました。卒業後もこのような関係が続くことを、私としても大変嬉しく思っています。夕方からは、いつもの店、大津駅前の居酒屋「利やん」で、現役生4年生のリーダーI君も交えてプチ同窓会を行いました。「おれたちO Bも、これから後輩の研究会の活動を応援せんといかんよな~」ということで、来年の「龍大米」の田植えのときには、忙しい仕事の合間をぬって駆けつけてくれることを約束してれくれました。このような先輩-後輩のつながりを大切にしながら、研究会の活動を成長・発展させていきたいと思います。

【追記】■龍谷大学のホームページにも、「北船路米づくり研究会(社会学部・脇田ゼミ)が「龍大米」を赤松学長に届け、活動報告をしました」がアップされました。ご覧頂ければと思います。

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