「絵解きってなぁに?」龍谷ミュージアム

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■龍谷大学には、博物館があります。龍谷ミュージアムです。インドでの仏教の誕生からアジアへの広がり、日本の仏教の展開までを視野に入れ、仏教を中心とする文化財を広く公開することを通じて、仏教文化への理解を深めてもらうとともに、学術研究を推進し、その成果を社会に発信することを目指しています。

■今回ご紹介するのは、このミュージアムの常設展ではなく、特別展「絵解きってなぁに?」です。このような企画のようです。
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お釈迦さまの一生の様々な出来事から、世にも恐ろしい地獄の情景、お寺や神社のありがたいご利益、はたまた人生の無常までー。

かつて日本人は、仏教にまつわる物語が描かれた絵画に触れ、多くのことを教えられてきました。仏教絵画を読み解き、観る者に語りかける“絵解き”は、中世から近世にかけて次第に盛んになり、“絵解き”に深くかかわる魅力的な作品が数多く生み出されました。

本展覧会では、日本人と仏教絵画の結びつきを、“絵解き”という角度からとらえていきます。また、展示と同時に、全国で受け継がれている“絵解き”実演もご紹介。  目と耳の双方から、仏教絵画の奥深さをとくとご覧ください。
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■私の専門は、環境社会学・地域社会学・農村社会学ですが、その傍らで、歳を取ったせいでしょうか「死生観」にも関心をもち、細々と勉強を続けています。この特別展「絵解きってなぁに?」では、日本人の「死生観」を垣間みることになるのではないか…そのように考えています。会期は、11月25日まで、ぜひ観覧したいと思っています。しかし、はたして時間がとれるかな…。心配。

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