社会調査実習「大津祭の現在」

20120726.jpg ■大津祭は、湖国三大祭のひとつで、滋賀県無形民俗文化財に指定されています。京都祇園祭の風情を色濃く継承した祭礼であり、現在13基ある曳山はいずれも江戸時代に制作されたものといわれています。各曳山にはからくり人形が乗っているのが特徴です。

■私が担当している社会調査実習(テーマ「大津祭の現在」)では、夏期休暇中に、この「大津祭」の関係者にインタビュー調査を行う予定になっています。地域社会の基本構造が大きく変動するなかで、「大津祭」の関係者の皆さんが、江戸時代から続く伝統を継承していくために、どのような課題に直面し、それをどのように乗り越えようとされているのか、「組織・運営」、「財政」、「担い手」の3つの側面からお話しを伺います。

■今日は社会調査実習の前期最後の授業でした(明日から試験期間)。写真は、履修している学生たちが、過去2年間の社会調査実習で先輩たちが蓄積してきた質問項目リストの修正作業をしているところです(いわゆる「半構造化されたインタピュー」を行います)。昭和40年代に行われた滋賀民俗学会による調査報告書なども読み込みながら、頑張って修正作業に取り組みました。

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