第14回「2025年度 夏原グラント」助成金贈呈式
▪️今日は、草津市の第14回「2025年度 夏原グラント」助成金贈呈式が、草津市にあるクサツエストピアホテルで開催されました。私は2014年度からこの「夏原グラント」の選考委員に加わりました。今年度から選考委員長になりました。前任者の仁連孝明先生が本務の方が大変お忙しくなられことから退任されました。ということで、その後に就任することになりました。仁連先生と知り合ったのは、ずいぶん昔です。今から20数年前かと思います。ある研究プロジェクトでご一緒させていただいのが最初の出会いでした。その後も、時々、お仕事を一緒にさせいただきました。そのようなわけで、仁連先生の後を引き継ぐことにしました。
▪️ 公益財団法人平和堂財団が主催する環境保全活動助成「夏原グラント」は、2012年度から始まり、今回で14回目となっています。京都と滋賀の団体を対象に、一般助成43団体、ファーストステップ助成19団体、ステップアップ助成1団体、あわせて63団体が採択されました。助成金総額は、18,935千円(約1900万円)です。一般助成の新規応募団体は40団体あり、その中から16団体が採択されました。多くの団体から応募があり、夏原グラントに対する期待が大きいと感じています。これまでの助成金累計は、748団体、212,111,000円(2億1千万円超)となっています。ローカルレベルのこうした助成金としては、全国的にみても、その規模は群を抜いていると思います。
▪️ 夏原グラント、当初(2012年)は、滋賀県から始まったので、琵琶湖など水環境の取り組みが多かったのですが、最近は少なくなっています。活動は多様で、里山の保全、竹林整備活用、生物保全、農地の保全、獣害対策に加え、自然体験、地域づくり活動も多くなっています。環境保全団体だけが採択されているわけではなく、子どもの体験活動の実践をしている団体、地域づくり団体など、多様な団体も採択されています。本年度新規に採択された団体は、ファーストステップ助成から採択されたものが8団体、過去に助成を受けられていて再応募から採択された団体も4団体あって、いずれも過去最高でした。
▪️選考委員長の責任の重さを感じつつ、今後も、京滋地域で活動する団体の皆さんの実践から、多くのことを学ばせていただきたいと思います。写真は、評価の高かった助成団体が活動事例を発表されているところです。