私にとってのソーシャルメディア3-「twitter」

「私にとってのソーシャルメディア2-「地域SNS」の続きです。)

20120811twitter.jpg ■「ホームページ」、「ブログ」、「地域SNS」と一通り経験した段階で、次に出会ったものが「twitter」です。

■「twitter」は2009年の夏から始めました。なぜ始めたのか…。それは、ブログで交流のある東京在住のブロガーの皆さんが、モノは試しにと「twitter」を開始しされたからです。最初は、良く使い方がわかりませんでした。「とりあえずフォロワーを100人以上に増やすべし」という情報を耳にして、フォロワーを増やしてみました。すると、様々な情報が入ってくるようになりました。芋ずる式に、自分が関心のある情報を発信している方たちをフォローしていくと、結果として、自分もフォローされるという経験をしました。

■学生たちに「twitter」をやっていることの理由を聞くと、「暇つぶし」「友達との遊び」といった返事が返ってきます。なるほど、そういう使い方もあるわけですね。ただし、「twitter」はクローズドな「mixi」とは違って世界中の人に情報が流れていきます。仲間内の「憂さ晴らし」「噂話し」のような発言が、意図していなくても、いろんな意味で良くない事態を生み出してしもうことがあります。学生たちは、「フォロワーが少ないのだから問題ない」と平気なようですが、はたしてどうでしょうか…(たまに、新聞に載るような問題に発展することがあります)。ソーシャルメディアの使い方には、十分に注意していただきたいと思います。

■私のtwitterについての考え方。以前、個人ブログ(「Blog版 環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」)に「twitterとウッフィー」というエントリーを投稿したことがあります。以下に、そのエントリーを転載します。

———個人ブログ(「Blog版 環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」)からの転載————————-
■最初は意味がよくわからなかったのですが、少しずつtwitterに慣れてきたような気がします(しかし、頭文字はtなのかTなのか…まだよくわかっていませんが)。フォローする方の人数が増えれば増えるほど、タイムラインに、どんどん「つぶやき」がながれてきます。最初は、どういうわけだか、「ひとつひとつ読まねば…」という意識がありましたが、これだけの数になるとそんなことは無理です。少し時間が経過すると、すぐに100以上の「つぶやき」が溜まっています。そうなると、ほとんど見ないことになります。時間ができて、皆さんの「つぶやき」を拝見するときも、なんだかシャワーをサーッとあびているような感じになります。しかし、「それでいいのだ」という感覚を持てるようになりました。今日も、twitterを見ていて、面白い「つぶやき」に気がつきました。shumai さんという方の「つぶやき」です。こんな感じです。

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shumai
「ツイッターノミクス」読み終わりました。ウッフィーはお金と違って貯めておいては意味がない、どんどん与えなくては!なぜか心が温まった一冊です。 http://bit.ly/bJHYxa Amazon
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shumai
「ツイッターノミクス」を読んで思ったこと。今までの自分のオンライン活動は無駄な時間つぶしではなくて人にウッフィーを与えることができていたとしたらと考えると、自分を肯定してもらえたようで、すごく心があたたまりました。お金にならないことが即無価値ではないのだと。 #twnomics
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■たまたま、なのですが、サーッとながめていたら、このshumaiさんの「つぶやき」が目に留まりました。瞬間的に、なんだか社会学でいうところの「贈与」や「社会関係資本」(ソーシャル・キャピタル)に関係する話なのかな…と理解しました。まあ、仕事柄ということなんでしょうが、ふだんから脳みそがそういう情報に敏感になっているので、目にとまったんでしょうね。う~ん、なんだかこういうふうに、突然、自分が潜在的に求めている情報と出会えるのも、ひとつの「ご縁」なのでしょうね。いや~、ありがたいです。

■ということで、さっそく『ツイッターノミクス』という本のこと、そして「ウッフィー」という概念について、調べてみることにしました(いや~世の中の動きが早すぎて、歳のせいか新しいことについていけません)。以下のような記事が目にとまりました。「Tech Wave.jp」というサイトの「「ツイッターノミクス」の著者タラ・ハントさんと津田大介さんのトークイベントに参加して【三橋ゆか里】」という記事です。ぜひ、お読みいただければと思いますが、この記事のなかに出てくる「ウッフィー」という概念について、少しだけ引用しておこうと思います。
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そもそも「ウッフィー」ってなに?
ウッフィーという言葉は、著者のタラさんが創りだした言葉ではなく、彼女がすごく影響を受けたというコリイ・ドクトロウ著の「マジック・キングダム」というSF書で登場するソーシャル・キャピタルです。その物語に通貨は存在せず、人の評価を表すために「ウッフィー」が使われています。ウッフィーのスコアが高い人は信頼され、その結果としてネットワークを持っています。ウッフィーは、人が持つソーシャルパワーを表現する単位なんですね。「ツイッターノミクス」で簡潔でわかりやすい説明があるので引用します。

ウッフィーは、その人に対する評価の証と考えればいい。人に喜ばれるようなことをしたり、手助けをしたりすれば、あるいは大勢の人から尊敬され評価されれば、ウッフィーは増える。逆なら、減る。

個人であろうと企業であろうと、信頼・信用、つまり「ウッフィー」を増やすことで道が開かれます。企業にとってウッフィーを増やすことは、顧客といい関係を築いていることを意味し、その企業が話題になる機会が増えることを意味するんです。
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■いかがでしょうか。twitterで、「人に喜ばれるようなこと」している人は、「ウッフィー」が増えるというわけです。面白いですね~。っていうことで、さっそくamazonでこの『ツイッターノミクス』を注文しましたのです。また、同時に、twitterでshumaiさんの「つぶやき」をRetweetしました。さらには、shumaiさんの「つぶやき」にReplyしたのでした。すると、すぐにshumaiさんからもReplyが届きました。
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@shumai 刺激を受けて、『ツイッターノミクス』をamazonに注文しました。ありがとうございます。
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shumai @wakkyken なんと。そういう報告も私の喜びです。ウッフィーありがとう。
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■ウッフィーって興味深い言葉(概念)なのですが、同時に、「音」としても面白いですよね。人から何かしていただき、嬉しかったら、その方に「ウッフィー」って挨拶をする…わけじゃないんですが、そんな気持ちのよい新しい挨拶のような響きも感じたのでした。しかし、ウッフィーという言葉が最初に登場した、コリイ・ドクトロウさんの『マジック・キングダム』って本も読んでみたいですね~。
——————–(個人ブログからの転載は以上です)—————————————————————
■この「twitter」、私自身は、とても使いこなしているという感じではありません。基本的に、大学での取り組み等を、「#ryukoku」で発信しているだけのような気がします。刺激的で人びとにインパクを強く与えるようなツイートが好まれるようですが、それは私のソーシャルメディアへの関わり方とはかなり違っています。これからも、「twitter」の自分なりの使い方を摸索してみたいと思います(続きがあります)。

私にとってのソーシャルメディア2-「地域SNS」

私にとってのソーシャルメディア1-「事の始まり」の続きです。)

■「ブログ」で私が経験したこと、「ブログ」での交流がリアルな世界での交流も生み出す…これは、私にとっての「web2.0」的経験です。このような経験は、「地域SNS」の登場でさらに深まっていきます。リアルな世界での活動も生み出すことになつたからです。

■「地域SNS」との出会いの最初は、「おおつSNS」でした。「mixiがあれば地域SNSは、いらないのではないのか…」といって疑問も浮かびます。しかし「地域SNS」の魅力は、mixiなどよりも地元に密着した情報がSNS内に飛び交うことです。私は、その事に気がつき、かなり積極的に「おおつSNS」を利用していた時期があります。「おおつSNS」を立ち上げたのは大津市役所です。行政が、地域コミュニティのいわばセーフティネットの役割を「おおつSNS」に期待していたのだと思います。ただし、ここには詳しくは書きませんが、運営主体である大津市役所の「おおつSNS」への関わり方・スタンスの問題、そして財政上の理由から市役所からNPOに移管される…という問題が発生したときから、しだいに「おおつSNS」から距離をおくようになりました。

■もっとも、現在でも大学の授業の関連で、「おおつSNS」のコミュニティ機能を積極的に利用しています。ゼミ活動の一環として行っている「北船路米づくり研究会」の活動も、この「おおつSNS」を通して指導農家とのつながりが生まれたことがきっかけでした。指導農家から「自分が住んでいる農村活性化に大学の学生たちと一緒にできないか」というお誘いがあったからです。私が「ブログ」や「地域SNS」で経験したことは、「ネット上での交流が、実際の交流につながり、それが地域活性化や様々な地域の活動に展開していく…」というパターンです。私の個人的な意見ですが、このあたりに「web2.0」の時代のソーシャルメディアがもつ潜在的可能性があるのではないかと思うのです。

北船路米づくり研究会
北船路米づくり研究会facebookページ

■「地域SNS」に関しては、いくつかの地域のものを経験してみました。そのなかで、「これはすばらしい運営が行われている」と感じたのが、千葉県松戸市に「ラブマツ」です。最近は時間もなく、参加できていない状況ですが、「ラブマツ」の皆さんにとは、大変親切にしていただきました。また、実際に松戸にいって「ラブマツ」に登録している皆さんとも交流を行いました。私にとって、大変良い思い出です。また、時間をみつけて、松戸の皆さんと交流してみたいと思います(続きがあります)。

私にとってのソーシャルメディア1-「事の始まり」

20120811iwatesanroku.jpg ■みなさんは、ソーシャルメディアを、どのように使い分けておられますか?ソーシャルメディアといっても、いろんな種類があります。少し古いものでいえば「電子掲示板」、「ブログ」、そして比較的新しいものでは「mixi」、「GREE」、「Facebook」、「Twitter」、「Google+」等のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などがそうでしょうか。「YouTube」、「ニコニコ動画」、「 Flickr」などの動画共有サイトもソーシャルメディアの範疇に入るのではないかと思います。

■私のばあい、事の始まりは「ホームページ」でした。IBM社のホームページビルダーを使って自分で「ホームページ」をつくっていました。「環境社会学 岩手山麓発」です。しかし当時の「ホームページ」は一方的な情報発信でしかありませんでした。ですから、その当時は電子「掲示板」を併設していました。2004年の龍谷大学に異動し、新しいホームページ「環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」を立ち上げるとき、新しいソーシャルメディアが注目を浴びていました。「ブログ」です。さっそく、私も「ブログ」が気になって始めることにしました。「Blog版 環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」です。

20120811blog.jpg ■初めはやり方がよくわかりませんでした。いわゆる、「Web 2.0」というものがわかっていなかったのです。「Web 2.0」とは、誰もが情報発信する側であり情報を受け取る側のなるようなwebの利用状態のことを指します。送り手と受け手が流動化するといいますか…。しかし、「ブログ」でコメントをいただいたり、逆にコメントを書かせていただいたりするうちに(トラックバックの機能もそうですが)、しだいによくコミュニケーションするブロガーの皆さんが増えていきました(仲間内では「ご近所ブロガーさん」なんて言い方もしました)。自分の「ブログ」にエントリーするよりも、お仲間の「ブログ」に長々としたコメントを書かせていただく…なんてこともありました。

■私がブログに目覚めたのは、写真家masaさん(村田賢比古さん)の「Kai-Wai散策」に、しばしば長々としたコメントを書かせていただくようになってからです。この「Kai-Wai散策」を通して、東京在住のたくさんの皆さんと交流するようになりました。建築家である秋山東一さん、玉井一匡五十嵐進さん…といった建築家を中心とした皆さんです。ブログでの交流だけでなく、「JEDI」というグループを組織し、東京や周辺の地域を「まち歩き」してきました。JEDI は Japan Earth Divers Institute の略であり、映画「Star Wars」 の JEDI のもじりでもあります。詳しくは、この「JEDI」の隊長である著名な住宅建築家・秋山東一さんのブログ「aki’s STOCKTAKING」にある 「JEDI」」に関連するエントリーをご覧ください。このようなネット上の交流は、私の人生にとって、かなり大きな出来事だったのではないかと思います。同時期、「mixi」にも登録しましたが、どちらかといえば、閉じた仲間内のコミュニケーションという印象が強く、あまり積極的には利用してきませんでした(続きがあります)。

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