サルスベリ

20250913sarusuberi.jpg▪️今日は土曜日ですが、大学で仕事があり出勤しました。自宅近くの公園のそばを通りかかった時、ピンクの花がたくさん咲いているのが目にはいりました。サルスベリ(百日紅)です。すでに少し花が散っていましたし、種も落ちていました。でも、見事に花を咲かせています。夏から秋にかけて長い間花をさかせるので漢字で書いたら百日紅になります。名前の由来ですが、サルスベリの幹はとてもすべすべしていて滑らかなので、木登りの上手な猿でも滑り落ちてしまうから…和名にこのような名前がついたのだとか。また、百日紅という漢字が与えられているのは、このサルスベリにまつわる悲恋の物語が由来になっているのだそうです。猿がうっかり滑り落ちるシーンと、若い男女の悲恋とでは、なんとなくバランスが悪いのですが…。

▪️個人的に、サルスベリと聞いて頭に浮かんでくるのは梨木香歩さんの『家守綺譚』という小説です。その第1章が「サルスベリ」なのです。時代は明治30年代、山科駅の北側、琵琶湖疏水の近くにある一軒家の庭に、サルスベリがはえていて、主人公の男性に思いを寄せるのです…。まあ、奇譚ですから。私は、この手の不思議なお話が大好きなのです。「山科駅の北側、琵琶湖疏水の近く」、それなりに知っている地域でもありますし、明治30年代という大昔の話ではありますが、読んだときの感じ取り方が少し違っていました。最近は心に余裕がなく小説を読まなくなっていますが、この『家守綺譚』については、友人に紹介されて読みました。梨木さんの世界観に惹かれてたくさんの作品を手元においてあります。まあ文庫本がほとんどですけど。退職したら、ゆっくり読みます。

タマスダレ

20250912tamasudare.jpg▪️今日も研究室に行こうかと思っていたのですが、明日も大学の入試の仕事があり深草キャンパスに行くので、自宅での仕事に切り替えました。猛暑の間、我が家の狭い庭なんですが、水撒き以外、世話が全くできていなかったので、今日は少し手入れをしました。ずっと気になっていたのです。まあ、雑草を抜くことがメインなんですが。すると、タマスダレが咲き始めていることに気がつきました。ということで秋に入りましたかね、という感じです。可憐な花なんですが、毒があるんですよね〜。まあ、食べたりしませんけど。これから、次々と花を咲かせてくれるのだと思います。

深草キャンパスのイヌタデ

20250911inutade.jpg ▪️勤務する龍谷大学深草キャンパスの施設整備の創造コンセプトは、「深草を森にする」です。新しい建物のあちこちに緑地が配置されています。低木や草本が植栽されているのですが、それ以外のいわゆる「雑草」の類も勝手に生えてきます。今日は、業者さんが入って少し手入れをされていました。

▪️「雑草」の類、自宅の庭で必死になって抜いているメヒシバも、たくさん生えています。うちのは生えていてもみつけしだい抜いてしまうので、可愛らしいものなのですが、キャンパスのメヒシバは巨大です。こんなに大きくなるのかと思うくらい大きいです。業者さんによってメヒシバは取り除かれるのではないかと思いますが、写真のイヌタデは残して欲しいです。どこにでも普通に咲いているわけですが、とても可愛らしい花を咲かせてくれています。俳句では秋の季語なのだそうです。

▪️最近、いろいろ秋を感じ始めました。

庭に秋を感じる。

20250909mygarden1.jpg ▪️今日も出勤して仕事をしました。自宅で仕事をしても良いのですが、出勤するとメリハリがついて、仕事に集中できます。まあ、往復の通勤時間、およそ2時間ですが、その時間で仕事ができなくなるわけですが、身体的には通勤で歩くことは身体に良いように思います。今日、自宅を出発して帰宅するまでの歩数は、歩数計の計算では「9095歩」でした。研究室についてからも、図書館に2回、教務課にも1回、キャンパス内をウロウロ歩いたせいでしょうね。

▪️研究室のある聞思館に行きましたが、まだ同僚の皆さんはあまりやってきていません。ご自宅でお仕事をされているか、夏期休暇中にフィールドワーク等をされているかのどちらかだと思います。事務的な連絡で、ある同僚の教員にメールを送ると、海外にいるとのことでした。みなさん、夏期休暇を有効に使われていますね。キャンパス内を歩いていると、ひさしぶりに幹部の事務職員さんとお会いしました。職場の奈良県人会でお付き合いがあります。炎天下のもとで、諸々仕事関連の雑談をさせていただきました。「また、呑みに行きましょう」といってお別れしました。こういう親しく話せる事務職員の方たちがいてくださること、ありがたいことだと思っています。

▪️さて、夏期休暇も残り少なくなってきました。授業や学生の指導等もなく、仕事に集中できるのもあとわずかです。図書館で資料を取り寄せてもらい(書籍ですが)、その他の資料も含めて目を通して大切な部分に付箋を貼り、パソコンに向かい…するともう夕方です。雨が降るんだったらもう少し仕事をしたのですが、降らないようなので帰宅して庭で水撒きしました。最近は、ネットで雨が降るかどうかわかるので助かります。帰宅した後、汗をかいてもかまわない庭の世話をするための服装に着替えました。腰には、太巻きの蚊取り線香をぶら下げて。腰から少しずつ煙が出ているせいでしょうか、今日は蚊に刺されることもありませんでした。
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20250909mygarden4.jpg ▪️空を見上げると、夏が続いているようです。でも、日陰に入るとふっと涼しい風が吹いてきて、「あれっ、秋、そばまで来ている?」と思える時もあります。で、今日は気がついたのですが、庭にワレモコウ(吾亦紅)の花が咲いていました。2段目の左です。ワレモコウって秋の花です。花らしくないのですが、蕾のような赤い花を咲かせます。高校生の頃に読んだ庄司薫の小説に、この花がでてきたことを思い出しました。このワレモコウ、『源氏物語』にもでてくるようですね。時間ができたら調べてみます。

▪️ツリバナにもたくさんの実が成っています。2段目右です。まだ1ヶ月ぐらい先のことだと思いますが、鮮やかな赤紫色となって、5つに殻が割れてオレンジ色の種子がぶら下がったような姿をみせてくれます。楽しみです。それから、3段目になりますが、コムラサキにピンクの実が成っていました。まだまだ暑いのですが、秋が近づいていることを教えてもらいました。でも油断をしていると、またドーンと暑さがぶり返すかもですね。

フジの盆栽

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▪️猛暑の夏が続きます。我が家の庭、小さな庭なのですが、それでもその維持管理に苦労しています。猛暑に負けてしまったのは、シュウメイギクでした。このシュウメイギク、毎年、一部が枯れてしまいます。シュウメイギクは、庭のあちこちに花を咲かせてくれるのですが、場所によっては熱に勝てないのでしょうね。それから、ツワブキ。ツワブキも猛暑が続くと萎れてきます。水遣りを丁寧にしなくてはいけません。でも、地植えしてあるものだけではありません。

▪️写真は、今年の春に娘からプレゼントされた盆栽です。フジです。野田藤という種類だそうです。いつか花を咲かせてくれますかね。来年は少し期待しています。ところがです。猛暑により、葉が焼けてしまって、そして茶色のパリパリになって、散ってしまいました。「ああ、枯れちゃった…、かわいそうなことをした」と悲しんでいたのですが、気がつくとまた葉を復活させていました。枯れてからもひょっとして…と思い、水遣りだけは丁寧にしていました。そして、先日雨が降った頃のことです。復活していました。気温が低めになった頃に復活したのだと思います。すごいな。元々は、鉢の土の上に苔が乗せてあったのですが、うまく定着しませんでした。これについては、また、いろいろ試してみます。ところで、これ、剪定をしなくてはいけないのですが、そのやり方がイマイチわかっていません。今は、YouTubeで勉強できるので、まあ、そのうちに。

▪️我が家の庭とは関係ないのですが、備忘録的にこのブログに投稿しているので、高校野球で気がついたことも。京都府代表の京都国際高校の応援団、京都産業大学附属高校なんですってね。知りませんでした。素敵じゃないですが。「京産附属と京都国際とを結ぶ何かご縁でもあったのかな…と」思って、調べてみたら、こういう記事がありました。なるほどです

京産大付の吹奏楽部は、福家崇明校長が府高野連の会長を務めていることなどから、京都国際が2022年夏の甲子園に出場した際に依頼を受け、初めてスタンドで応援。その縁もあって、昨秋の近畿地区大会準決勝でも演奏した。

京産大付中や卒業生を合わせて約50人と比較的小規模な編成だが、小林さんは「音を合わせやすいので、音量を上げてみんなで甲子園を楽しみたい」と話す。3回目の応援で初めてチームの勝利を経験できるか、音でも真剣勝負だ。

▪️そういえば、滋賀県代表の綾羽高校の応援でも、近江高校が頑張っていましたね

お盆休みに

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▪️8月11日から18日まで、大学は一斉休暇中です。ですが、「自分も一緒に一斉休暇」というわけにもいかず、今日は研究室に来ています。「盆休みに働ているのは自分だけやろ」と思っていたのですが、さにあらず。同じフロアーを確認しただけでも、2人の同僚が出勤しています。みんな働き者だなあ。まあ、ワークライフバランスを厳しく問われる時代ですから、「働き者」という言葉も死語ですかね。とはいえ、職場に仕事関係の資料等を置いているので、盆休みでも研究室に来ないといけないのです。

▪️仕事ついでに、職場に潤いをと思い勝手に置いてある観葉植物の世話もしました。良い感じで成長しています。右側は、アスプレニウムというシダの仲間です。オオタニワタリとも近い種類なのかな…よくわかりません。左側は観葉植物の寄せ植え。背の高いのが、サンスベリア。まだら模様のものはピレア…かな。残りはトキワシノブ。元気に育っています。聞思館の4階、もっと観葉植物を増やしていくつもりです。

世話ができていない庭

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▪️訳あって、先日の日曜日、休日ですが出勤しました。静かな環境のなかで、集中して仕事に取り組むことができました。本当は、ワークライフバランスをきちんと考えて、自宅で休養するべきだと思うのですが、仕事の処理能力が高くないせいでしょう、仕事が溜まってしまいます。仕方なく、こういうことになってしまいました。とはいえ、事務職員の方達とは違って、教員は自己裁量でやる仕事になるので、休日の勤務が問題視されることはありません。本当は、自宅の庭の世話をしたかったのですが、朝、庭を見回って癒してもらいました。

▪️白い花は、アナベルです。アメリカのアジサイです。美しいですね。その左になりますが、キョウカノコです。盛りの頃は、ピンクの小さな小さな可愛らし花がたくさん咲いていたのですが、花はもう終わってしまいました。本当は、枯れた花を刈り取ってやらないといけないのですが、最近は庭に向き合う時間がありません。ピンクの花はユリです。一昨年に植えた球根なんですが、今年も花を咲かせてくれました。害虫にやられたせいか、葉が枯れてしまっています。世話をきちんとしてあげたら…と申し訳ない気持ちになります。長いのは、アカンサスです。今が満開です。そのうしろは、アジサイです。剪定の問題だと思いますが、今年は花が少ないです。ちょっと残念です。とはいえ、今、我が家の狭い庭は元気の良い植物たちでモリモリの状態になっています。繁りすぎですかね。もう少し鋏を入れて梳いてあげたらいいんですけどね、なかなか、時間が取れません。野菜も育ってきました。クリーム色の花はオクラです。小さな黄色の花はキュウリです。キュウリはこれからですね。ちなみに、シシトウとプチトマトは収穫しはじめました。

初夏の庭

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20250606mygarden6.jpg▪️朝、出勤前に短時間ではありますが、庭の植物を眺めたれ少し世話をすることは、私にとって癒しになります。「咲いてくれてありがとう」という気持ちになります。

▪️1段目。アメリカアジサイ、正式名称はアメリカノリノキ(Hydrangea arborescens)。別名は、アナベルです。私はのこの別名の方で覚えています。まだ咲き始めです。ということで、淡い緑がかったライムグリーン色なのですが、最盛期になると真っ白になります。そして秋になると薄いベージュっぽい色に変化します。花が枯れても色の変化を楽しめます。そのアナベルの左側、ピンク色の花を咲かせているのはキョウカノコです。ふわっとしたかたまりに見えますが、非常に小さな、しかも可愛らしいピンク色の花が集まって咲いているのです。

▪️2段目の左側ですが、これはアカンサスです。春の終わり頃から花茎を上に伸ばして花を咲かせます。花が終わると大きな種ができます。その種子が落ちて、少しずつアカンサスの株が増えてきました。とても大きく成長するので、増えすぎるのは困りますが。右側は、ホタルブクロです。これは植えたものではなくて、勝手に生えてきたものです。ホタルブクロは庭のあちこちに生えてきます。庭の法面の一部には、このホタルブクロがちょっと密集しています。わざとそうさせてきました。他の雑草は抜いてもホタルブクロはそのままにしておいたのです。これから、たくさんの花をさかせてくれるはずです。地下茎による繁殖のはずです。増えすぎるのも困るので、花が終わったら少し面積を小さくしようかと思っています。

▪️3段目と4段目ですが、いずれもホームセンターで買ったペチュニアです。小さな苗から育ててきました。いま、たくさんのはなを咲かせくれています。梅雨に入る前に切り戻しをする必要があります。そうすることで、蒸れずに、夏場にこんもりとした感じで花を咲かせてくれるはずです。うまくいくかな。

街路樹のタイサンボク

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20250529taisanboku3.jpg▪️研究室のある聞思館は、深草キャンパスの南エリアの道路沿いにあります。写真は、その道路沿いに植えられている街路樹です。特に気にしていなかったのですが、昨日の帰宅時、この街路樹の大きな葉っぱが突然上から落ちてきてちょっとびっくりしました。よくみると、これまた大きな花が咲いています。「ああ、この花、以前にも調べたことがあったな」と思い出しました。タイサンボクという名前です。このブログにも投稿していました。3枚目の写真は、2年前、自宅近くの直売所で購入して自宅に飾ったタイサンボクです。この時はよい香がしたのですが、街路樹の方の花は、高いところに咲いているので香りが届きません。臭覚が鈍感なだけかもしれませんが。

香る花

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▪️帰宅時、すでに暗くなった時間帯、自宅近くで甘い素敵な香りが漂ってきました。花の香りのようなのですが、暗くて何の花なのかよくわかりません。だったら、朝に確認すれば良いのですが、通勤とその日1日の仕事のことが気になり、甘い香りに気がつきません。気にしている余裕がないのですね。昨日は明るいうちに帰宅することにができたので、やっと確認することができました。なんの香りかわかりました。甘い素敵な香りを漂わせていたのは、ブンタンの白い花でした。もう散り始めていましたが、まだ良い香りがします。ブンタンとは柑橘の仲間で大きな実が成ります。別名はザボン。九州ではボンタンとも呼ばれます。そういえば、「ボンタン飴」ってありましたね。

▪️おそらく元の地主さんが住宅地として造成された宅地を、農地として利用されているのだと思います。基本は、いわゆる資産的保有、そして節税対策かと思いますが、このブンタンの花が咲いている農地は、高齢の農家の方が、丁寧に世話をされています。ブンタンの他にも、レモンや種類はわかりませんが、他の柑橘類も植えておられます。あと、花卉や野菜も栽培されています。60数坪の農地ですが、丁寧に栽培されています。素敵だなといつも思っています。こうやって丁寧に世話をされ収穫されたたくさんの果実は、どうされているのでしょうか。いつも気になっています。購入させていただくんですけどね。

▪️我が家の庭でも、新たに白い花が咲き始めました。総状花序というのだそうですが、小さな花が房のように連なり咲いています。コバノズイナといいます。こちらもブンタンほどではありませんが、ほのかに柑橘系の甘い香りがします。

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