驚きました…
■昨日は、このホームページのアクセスカウンターが「234」になりました。ふだんは、多くても「80」程度なのですが…。何があったんでしょうね。
国際家族農業年(IYFF2014)がスタート
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■上記は、FAO日本事務所のサイトの記事です。FAOとは、「国際連合食料農業機関」のことです。この記事のなかで、そのFAOのグラジアノ・ダ・シルバ事務局長は、「我々は、2014年を国際家族農業年と制定することにより、ポスト2015開発アジェンダとゼロ・ハンガー・チャレンジに関する議論と共にミレニアム開発目標に沿った食料安全保障の改善そして天然資源を保全するといった、世界が今日直面している二重の緊急性に対応する上で、家族農家が中心的な存在であることを認識する」と述べています。
以下は、この記事からの引用です。
本国際年を推進する中心的な機関であるFAOを代表して、グラジアノ・ダ・シルバFAO事務局長は、「家族農業以外に持続可能な食料生産のパラダイムに近い存在はない。通常、家族農家とは、特化しない多様な農業活動によって環境と生物多様性を持続的に保全する上で中心的な役割となっている農業を意味する。」と述べた。
彼は、この国際年が対象とするものは、家族農家だけでなく、漁民や牧畜民、先住民の伝統的なコミュニティといった、世界で最も脆弱な人々であることを述べた。
「我々は、国や地域の開発において、家族農業を中心とした計画を実行する必要がある。また、各国政府が支援においてリーダーシップを果たすことで、家族農業の可能性を引き出すことができる。
これには、家族農家の生産性向上を支援する技術支援と方針を提供すること、適切な技術に農民達がアクセスできるようにすること、農民達が土地や水、クレジットや市場へのアクセスできるように改善すること、そして、更なる投資を可能にする環境の構築が含まれる」と付言した。
家族農家団体やネットワーク、国際及び地域機関、民間部門、市民社会、学界を含む誰もが家族農業の可能性を満たす中で果たすべき役割を有していると述べた。
■このようなFAOの主張が、どこまで実現するのかはわかりませんが、とても大切な主張だと思いました。私が参加している研究プロジェクトでは、流域ガバナンス、生物多様性、健全な栄養循環…といったことをキーワードにしていますが、「家族農家とは、特化しない多様な農業活動によって環境と生物多様性を持続的に保全する上で中心的な役割となっている農業を意味する」という部分は大いに共感します。人間と自然環境とを媒介する農業。人と自然環境との関係のあり方、農業を媒介として人と人の関係のあり方。その両者の関係のあり方が交叉するところに、注目する必要があります。そして、社会・文化と生態系からなる複合的なシステムのレジリエンスを維持・強化するという意味においてもとても重要だと思います。
■現代社会では、地球規模で、農業が貨幣経済的な利益をあげることに特化していく強い傾向があるように思います。また、生産された農産物は投資の対象にもなっています。そういった「金儲け」の手段に特化していく農業を、人びとの生活を維持していくために必要な基盤として取り戻すためには、ローカルな家族農家、そしてその家族農家の比較的近くに居住し、様々な意味で生産者である家族農家をサポートできる消費者。両者の相補的なネットワークの構築。そういったこれまでも地道に取り組まれてきた実践が、もっともっと注目されてよいのではないかと思います。「産業の論理」に支配された<大きな農>を政策的強化していくのではなく、「生活の論理」に基礎付けられた<小さな農>をネットワークのなかで育んでいくことに、未来の可能性は存在していると思います。
深草キャンパスにスターバックス!!
■私自身は、スターバックス…って、あんまり好きではないのですが、でも羨ましい。龍大のキャンパスにできるのですが、本部のある深草キャンパスにできるのです。学生が「溜まる」ことのできるスペース、いろんなところに必要かなと思っています。私のいる瀬田キャンパスにも、はやくできたらいいな〜。
純米大吟醸「湖風」
■先日、朝、研究室につくと、ドアのノブに紙袋がぶら下がっていました。中をみると、日本酒です。お世話になっているある方が、1本わけてくださっていたのです。写真がその日本酒です。これは、滋賀県立大学の学生チームがプロデュースし、喜多酒蔵さんで醸した純米大吟醸「湖風」です。「こふう」と読みます。彦根市の八坂という琵琶湖の湖岸にキャンパスがあるので、そこからのネーミングだと思います。以下は、この「湖風」の発売に関する滋賀県立大学のホームページの記事からの引用です。
このたび、学生が商品企画から販売プロモーションまで携わる産学共同企画「滋賀県立大学日本酒プロジェクト」による、2年目の純米大吟醸「湖風」が完成し、4月上旬より発売を開始します。
第2期プロジェクトは昨年10月から始動し、酒造見学・酒造研修・新酒しぼり、学内試飲会などを実施してきました。今作の「湖風」では、大学付近の農家と契約栽培した、環境こだわり農産物認証を受けた「日本晴」を使用し、味にふくらみを持たすことができました。
■概要
分 類 :純米大吟醸
精米歩合 :50%
アルコール度数:原酒17.4%,生酒・火入れ16.3%
日本酒度 :+4.4
酸 度 :1.6
アミノ酸度:1.1■容量・小売希望価格
720ml 1,575円(税込)
1,800ml 3,150円(税込)■商品・販売に関する問い合わせ
滋賀県立大学生活協同組合本部
Tel:0749-25-4830■酒造元
喜多酒蔵株式会社
滋賀県東近江市池田町1129
Tel:0749-22-2505
■この「湖風」、親しい人たちと美味しくいただきました。
社会学入門演習2014
■担当している1年生の「社会学入門演習」の様子です。6月7日・8日「現地実習」として、近江八幡市の西の湖のそば(水郷地帯)にある2つの農村を訪問し、村づくりの活動やかつての水郷地帯の暮らし等について、いろいろ勉強させていただく予定になっています。
■私が担当するクラスは、男子が9名、女子が10名です。写真は、5つのグループに分かれて、現地実習の地域に関して事前学習をしているところです。楽しそうにやっていますね〜。けっこうなことです。それから、もうひとつ。私をサポートしてくれる優秀なTA(ティーチング・アシスタント)のMさんも頑張っています。ちなみに、一番下の段の右側の写真がMさんです。学部の4年生です。期待していますよ〜。
近鉄大阪難波駅の観光特急「しまかぜ」
■先週の土曜日、入院していた老母が急遽退院することになりました。ということもあり、土・日・月と、3日連続で介護をすることになりました。片道2時間半近くかかるため、なかなかハードなGWになりました。それでも、小さな幸せ…っていうんでしょうか、偶然にも、素敵な出逢いがありました。母の家にいこうと近鉄・大阪難波駅に降りたときです。反対側のホームに停車しているのは…、そうです、観光特急「しまかぜ」です。大阪や名古屋と三重県の賢島とを結ぶ特急電車です。実際にしっかり見たのは今回が初めてでした。カッコイイですね〜。
■この「しまかぜ」、相当に人気があるらしく、だいぶ先まで予約でうっています。賢島にいくために乗るというよりも、賢島にいく電車の旅を楽しむ…というほうが正確かもしれません。「しまかぜ」の公式サイトでは、「伊勢志摩の晴れやかな空をイメージして、車両はブルーを基調にカラーリング。先頭車両の6枚のガラスを用いた多面体のフロントデザインは、シャープさと躍動感を表現しています」と説明していますが、とってもカッコイイのです。日帰りでもよいから、ちょっとしたプチ家族旅行をしてみたいのですが、できるかな〜…。新緑の季節に乗車すると、風景は最高なんでしょうが…そんな時間はとることができませんね〜。残念。ということで、広告の動画でを貼付けておきます。乗りたいな〜。本当に…。
感謝25,000アクセス!!
■2月5日に、アクセスカウンターが「20,000」を超えました。それから約3ヶ月、5月5日に「25,000」を超えました。ありがとうございます。1万に到達するのに、約11ヶ月かかりました。その次、10,000アクセスから20,000アクセスまで7ヶ月と7日かかりました。今回は、5,000増えるのに3ヶ月。予想では、30,000アクセスまで6ヶ月程度になるのではないかと思います。おらくは、8月上旬になります。少しずつ、アクセス数が増えています。つまらない身辺雑記ですが、これからもよろしくお願い申し上げます。
京都新聞に純米吟醸「北船路」
■京都新聞に、ゼミで行っている「北船路米づくり研究会」がプロデュースした純米吟醸「北船路」の記事が掲載されました。ぜひ、お読みください。
「篠崎バイオリン教室」のこと
■連休中、通いで母親の介護をしています。母の家でみつけた、私の子どもの頃のアルバムのなかにこういう写真がありました。
■子供の頃、私はバイオリンを習わされていました。もちろん、私が「習わせて!!」といったわけではなく、強制です。「ピアノかバイオリンか、どっちをするか」と5歳のときに母親に迫られました。「やらない」という選択はありませでした。昭和一桁生まれの両親は、若い頃は戦争でできなかったことが多かったようです。いわゆる「文化的な事柄」に対するあこがれがありました。そもそも、いわゆる「文化資本」のない家ですから、「子どもには、何か身につけさせたい」というパターンだったんだろうと思います。本当は、ボーイスカウトのような活動をしたかったのですが、これについては、即、否決されました。
■この写真は、通っていた、「篠崎バイオリン教室」の「おさらい会」の写真です。当時、暮らしていた、北九州市小倉区(現在の小倉北区)に教室はありました。写真の「おさらい会」ですが、小倉のヤマハだったように記憶している。角のほうに「於:日本楽器国小倉店8階ホール」って書いてありますね。まず、一人一人、自分が取り組んできた曲の演奏を終えたあと、全員で合同演奏しているときの写真です。何を弾いているのかは、もう記憶にありません。
■右端に立っている男の子が私です。前の列には、先生の息子さんである篠崎史紀さんが弾いています。まだ幼稚園じゃないかと思います。当時は、「ふみちゃん」と呼ばれていました。年齢が離れているので、話しをすることはあまりありませんでした。現在、ふみちゃんは、N響のコンサートマスター。「まろ」というニックネームでファンの皆さんから呼ばれています。なんといいますか、迫力のある風貌をされていますが、小さい時は、こんなに可愛らしかったんです(まあ、あたりまえですね)。しかし、将来は大物のバイオリニストになると、みんな思っていたのではないでしょうか。子どもながらも、立派な演奏をされていました。ふみちゃんの他にも、篠崎バイオリン教室からは、すぐれた演奏家が排出されているようです。バイオリンが好きでなかった(当時…)私は、この教室の劣等生でした…。いつも先生に叱られていました。ところで、私の記憶では、彼はいつもマッシュルームカットでした。お母さんが自ら鋏をでカットされていたような記憶があります。
■篠崎永育先生がどうされているのか、調べてみました。喜寿でお元気のようですね。
篠崎ヴァイオリンスクール 九州交響楽団 合同演奏会
【追記】■写真の右隅をみると、昭和44年5月5日とあります。1969年ですね。そのとき、私は博多に住んでいました。篠崎先生は、小倉と博多で教室を開いておられました。博多の教室が開かれたのは、市内の東のほうにある公団住宅の集会所だったように記憶しています。ちなみに、私の向かって左側の方は、現在、九州で活躍されているバイオリニストです。北九州交響楽団のコンサートミストレスをされていたようです。