滋賀県人会「淡水会」とカレー

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▪️昨日は職場の滋賀県人会でした。「淡水会」という県人会です。昔は滋賀県出身者しか参加できなかったそうですが、今は居住者、居住経験者も参加できる緩やかな親睦会になっています。以前は、厳しい?!入会のためのセレモニーもありましたが、現在は、もう「今は昔」のことになっています。県人会も、時代にあわせて変化してきています。私は、10年前に滋賀県に転居したことから、「淡水会」に入れていただきました。そして、今年の春から1年限りの会長を務めさせていただいています。退職前の思い出作りに?!、という県人会のご配慮かと思います。大変きちんと組織化されている県人会で、幹事さんたちがテキパキと準備と当日の進行、そして二次会の手配までしてくださいました。私は、挨拶をして後は座って飲んでいるだけです。

▪️写真は、昨日のお土産です。レトルトのカレーですが、龍谷大学の発のカレーです。このような説明が箱に書いてあります。仲良しの朝見先生がご尽力で実現したようです。

BEEF CURRY
滋賀県大津市カレータイム✖︎龍谷大学農学部朝見研究室(給食経営管理学研究室)
龍谷大学農学部とカレー専門店「カレータイム」がオリジナルスパイスを使い、食材にこだわり、スパイシーなビーフカレーを開発しました。農学部の学生が実習で作る「龍谷米」に合ったカレーを滋賀発として皆様へお届けします。ホロホロになった近江牛をふんだんに使った商品をお楽しみください。
カレータイムは大津市青山に店舗を構えるカレー専門店です。国産牛肉と野菜ソムリエが厳選した野菜とフルーツをたっぷり使い3日間かけてじっくり仕込んだ商品を提供する大人気店です。ぜひ訪ねて欲しい滋賀の名店です。長期保存に対応するために、お店の味よりスパイスが効いています。このパッケージは農学部の学生が携わり、美味しさのイメージが伝わるように しました。

▪️近江牛を使用しているため、レトルトカレーとしては高級品になりますかね。でも、ぜひお買い求めください。こちらからご購入していただけます。残念ながら、糖尿病の私は食べられないですね。残念。まあ、少し職場の宣伝をさせていただいた上で、もう少し昨日のお話を。昨日は、ふたつの素敵なお話をすることができました。いろいろ、悶々と考えていたことが、ぐぐぐっと前に進みそうな感じです。昨日のワクワク感がまだ持続しています。「まだ酔っ払っているだけじゃ…」ということはありませんwww。

社会共生実習「地域エンパワねっと・大津中央」、カヌー体験教室のサポートを行いました。


▪️担当している社会共生実習のプロジェクト「地域エンパワねっと・大津中央」を履修している学生さんたち、頑張っています。現在、8人の学生(4回生3人、3回生5人)の皆さんが履修しています。3回生のうちの3人は、龍谷大学短期学部・こども教育学科から編入されてきた方達です。お話を聞いてわかったのですが、短大時代に取得した単位が全て認められるわけではありません。社会学部のカリキュラムで読み替えが可能な教科だけ単位が認められます。ということで、編入して卒業に必要な単位をたくさん取得しなおさなければなりません。私が担当している実習は金曜日の2限にあるのですが、この方達、金曜日については朝1限から5限まで授業が詰まっているのだとか。大変ですね。

▪️こども教育学科で学ばれてきたので、幼稚園教諭や保育士の資格をお持ちですし、幼い子どもの教育のための学習をしてこられてきたからだと思いますが、私が担当している実習では、地域の子どもたちに寄り添いその成長を見守る団体の活動に参加されています。こどもさんたちへの接し方はさすがだなと思います。また、そのことが、元々社会学部に在籍している実習の仲間にも良い影響を与えています。素敵なことですね。

前期最後のゼミ、そして面談と面談の後のウォーキング

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▪️前期の授業は昨日で最後でした。昨日の最後の授業は4限の「社会学演習IIA」、4回生のゼミでした。4回生は、卒業論文の提出に向けて、それぞれの研究テーマで調査研究を進めています。昨日は、2人がその進捗状況をパワーポイントを使って報告してくれました。そのプレゼンに他のゼミの仲間がコメントや質問をしながら、改善すべき点を浮かび上がらせていきます。いわゆる「ダメ出し」を行うのではなく、「より良い方向に改善していく」ための協働作業です。そのような意味で、卒論は個人で執筆するわけですが、同時に、そこに至るまでの過程はチームワークでもあるわけです。

▪️「社会学演習IIA」のあとは、1人のゼミ生との面談をすることになっていました。面談は、できるだけ事前に予約してもらうようにしています。面談以外にも、メールでの相談等もあります。聞き取り調査の依頼文のチェックとか、アンケートの文言のチェックとか、そういう相談がメールであります。できるだけすぐに対応するようにしています。で、昨日の面談の学生さんですが、調査に行ってきたことの報告でした。自分1人で調査を行うことには、心理的なプレッシャーがあります。その学生さんは、そのプレッシャーを乗り越えることができたようです。調査では、多くの皆さんに親切にしていただいたようで、何度もそのことを話してくれました。良い笑顔をしていました。

▪️さて、その面談も終わり少し日も傾いてきたので、昨日も京都駅まで歩くことにしました。歩き始めると知り合いの事務職員の方がおられました。女性です。その方は、朝、京都駅から歩いてこられるのだそうです。その結果、日傘をさしていても、片方ばかりが日焼けしてしまうとぼやいておられました。日焼け度もあまり効かないとのことでした。私は夕方です。その事務職員さんと別れて京都駅までスタスタと歩き始めました。3kmほどの距離なので、まあ歩かないようりも歩いた方が健康に良い程度の距離ですが、なんとか目標の1万歩を超えました。

▪️ところで、こうやって暑い中を歩いているのは、大学の保健管理センターが主催れている「ウォーキングキャンペーン」に参加しているからです。7月1日から9月末まで、毎日、歩数を計測して、それをエクセルの表に入力してセンターの方に提出することになっています。センターの方では、歩いた歩数と10月に行われる定期健康診断の様々な数値との相関を確認されるのではないかと思います。そのセンターから時々メールが送られてきます。今日送られてきたメールには、次のようなことが書いてありました。

★屋外を歩くときは早朝や夜間の涼しい時間帯に歩きましょう。※特に10~15時は避けましょう。
また暑さ指数(WBGT)をチェックする習慣もつけましょう。
暑さ指数31以上(危険)…運動は原則禁止
28~31(厳重警戒)…激しい運動は禁止

▪️暑さ指数が31までだとウォーキングはOKだけど31を超えると禁止しなくてはいけないようですね。あくまで「原則禁止」ではありますが。おそらく、アスリートの皆さんは、あまり気にしておられないのではないかと思います。暑さに対して身体ができていますかね。また、熱中症予防の知識もしっかりお持ちのようですから。一番あかんのは、私のような中途半端な者なのかもしれません。この暑さ指数というのもよくわかっていませんでした。

石田泰尚さんの「雨の歌」(ブラームス ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op. 78)


▪️「定年退職したら再び楽器に取り組む」宣言を繰り返しています。宣言は1回でいいのに。それはともかく、早く退職までの諸々のことに見通しがついたらいいんですけどね。まだ時間がかかりそうです。さて、楽器に取り組むとして、しっかり勉強したい作品があります。そのなかのひとつが、ブラームスの「ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op. 78『雨の歌』」。「ながら族」でYouTubeやApple Musicでいろんなヴァイオリニストのを聴いていますが、今とても気になっているのが石田泰尚さんです。こういうと大変失礼ですが、見た目は、おっかない乱暴な方のような雰囲気ですね。しかし、この石田さんの「雨の歌」の演奏はすごく繊細で大変細かなところまで神経が行き届いた素晴らしい演奏だなと思いました。勉強になります。

会議後のウォーキング

20260723walking.jpg▪️昨日は、前期最後の教授会と研究科委員会が開催されました。長丁場でした。しかも、昨日の教授会では大切な役を担っていることもあって、ちょっと緊張しました。まあ、無事に役を終えることができました。教授会も研究会員会もオンラインでの参加になりましたが、それでもずっと椅子に座ったままでした。身体に悪いですね。ということで、日没後ですし、京都駅まで歩くことにしました。

▪️朝の通勤時は暑すぎてとても歩く気持ちになれないのですが、帰りは大丈夫です。京都駅までは3km弱の道のりです。ただ昨日は、正確には、京都駅のもう少し先の京都タワーの横にある呑み屋さんまで歩きました。龍谷大学関係者なら多くの皆さんがご存知のお店です。会議で大切な役を無事に終えることができたので、少し「休憩」してから帰宅することにしたのです。ちなみに、Google Mapの大学から京都駅までの経路では、私の歩いたコースは45分となっていますが、スタスタ歩くのでこんなに時間はかかりません。30数分になります。

「気づかない新語」

▪️今年度末で定年退職するので、前期、担当している演習は4年生と1年生のゼミだけです。後期は、これらの演習に加えて、再履修の演習のクラスを担当することになります。4年生の演習では、卒業論文の提出に向けて各自の調査研究の進捗状況を報告してもらっています。90分の授業時間で3人が報告を行います。最近、気になることがありました。それらの報告のなかで登場する「深掘りしていきたい」という言い方がふと気になったのです。もちろん意味はわかりますが。この違和感はなんだろうねと思って調べてみると、「気づかない新語」のうちのひとつにあげられていました。昔だと、「深く掘り下げていきたい」という言い方になるのでしょうが。

▪️「気づかない新語」とは、昭和後期から平成以降に定着・変化した比較的新しい言葉のことを指すそうです。いろいろありますね。たとえば、「夜ご飯」。かつて「晩ご飯」や「夕ご飯」が一般的でしたが、一日の時間帯の捉え方が「朝・昼・夜」にシフトしたことで、ごく最近になって定着したのだそうです。そのような言葉には、「食感」、「目線」、「真逆」…といった言葉もあるのだとか。この3つは私も違和感なく使っています。このことと関連して思い出したのですが、大学教員になりたての頃、親子ほど年齢の違う年上の教員の方が、「最近は、パソコンを起動するときに、『立ち上げる』っていう言葉を使うんだね。立ち上がるという言葉わかるけどね」と首を傾げておられたことを思い出しました。これなども、「気づかない新語」だったのかもしれません。今は、この「立ち上げる」は『広辞苑』にも掲載されています。もともとは、「立つ」や「立ち上がる」は自動詞なので、「立ち上げる」は間違いという時代もありましたが、そういう考えは消えていきました。

▪️ゼミの報告のなかでは、「気づかない新語」ではありませんが「気づかない方言」もありました。学術的な報告にはあまり向いていないとそのことをアドバイスすると、「えっ、これ方言なんですか」というリアクションが。少々、私のほうも驚きました。私自身も、知らないあいだに使っている可能性がありますね、この「気づかない方言」。

個人研究室前の観葉植物が成長してきました。

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▪️深草キャンパス聞思館4階。個人研究室の前に置いてある観葉植物です。上(1枚目)が本日撮ったもの、下(2枚目)が5月14日に撮ったものです。大きく成長してきました。左の2つの鉢、パキラとモンステラですが、成長のスピードが速く、そろそろ鉢を大きなものに替えたり、支柱で支える必要がでてきました。試験期間か夏期休暇中にやっておくことにします。

▪️この個人研究室前の観葉植物、個人的な趣味で置いてあります。街中を歩いていると家の軒下にたくさんの鉢が並んでいるお宅がありますが、あれと似ているのかもしれません。個人的なものですが、この観葉植物の横を通る教員や学生の皆さんに少し心の癒しなれば思っています。観葉植物たちに声をかけてあげてください。喜ぶと思います(…知らんけど)。

【関連投稿】個人研究室前の観葉植物を増やしました。

公益財団法人淡海環境保全財団「学生×企業 ネットゼロチャレンジ」

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▪️滋賀県の公益財団法人「淡海環境保全財団」が、「学生×企業 ネットゼロチャレンジ」という企画で学生さんたちを募集しています。

伊吹山3合目の観察会

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▪️昨日の午後は、「特定非営利活動法人霊峰伊吹山の会・ユウスゲと貴重植物を守り育てる会」が主催された観察会に参加してきました。伊吹山は、滋賀県の最高峰(1377m)であり、伊吹山地の主峰でもあります。この伊吹山の3合目(標高720m)で咲いている貴重な花を楽しんできました。そして、楽しみつつも、伊吹山の災害の深刻さを間近にみて、これは思っていた以上に大変なことだと思い直しました。ちなみに、現在、通常は伊吹山に立ち入ることはできません。禁止になっています。昨日は、観察会ということで、会の皆さんのガイドで立ち入ることが許されました。伊吹山頂では春から秋にかけて、たくさんの植物たちが花を咲かせます。「伊吹山山頂草原植物群落」は国指定天然記念物です。そして、山頂だけでなく、今回私たちが訪れた3合目あたりの穏やかな傾斜の草原地帯でも早春から秋まで非常にたくさんの種類の花々が咲くのです。この季節に咲く代表的な花は、ユウスゲです。
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20260720ibukiyama11.jpg▪️しかし、そのような貴重な植物たちが、どんどん増えた鹿によって食べられて激減してしまいました。なぜ鹿が増えたのか。まず指摘されているのが地球温暖化による気象変動で、積雪量が激減したということです。加えてハンターの減少です。伊吹山は元々豪雪したいなのです。日本の積雪量の観測史上、日本一かつ世界一の記録が残っているのは、1927年2月14日の伊吹山です。その時は、伊吹山山頂に11メートル82センチ(1182cm)という驚異的な積雪量がありました。そのような豪雪地帯であったにもかかわらず温暖化であまり雪が積もらないようになってしまい、冬を越して生き残る鹿が増えてしまったのです。しかも、他の地域からもこの伊吹山に鹿が流入してきたのだそうです。しかも、鹿の食害が発生した時に駆除するハンターの人数も高齢化と減少で、駆除が追いつきませんでした。

▪️そのような鹿の食害が発生するようになり、当初は「貴重な高山植物が食べられている」ということを会の皆さんは問題視されていたようなのですが、貴重な植物だけでなく鹿の食害が進み、裸地化もどんどん進行していきました。そこに温暖化を背景にした豪雨です。大量の降った雨が山肌を削り深い谷筋が何本も生まれてしまいました。加えて、とうとう土石流が山麓にある集落に流れ込む災害まで発生してしまったのです。このような災害を防ぐためには、行政が土木事業を行う以外にありません。昨日も、急峻の山の斜面で防災工事が行われているのが目視で確認できました(休日で作業自体はお休みのようでしたが)。パワーショベルのような重機も停車していました。また、麓の方では、土石流の流入を防ぐ砂防ダムの建設も進んでいました。しかし、毎年のように豪雨が発生する昨今、このような防災工事のスピードではたして間に合うのかなと…あくまで私はただの素人でしかありませんが、とても心配になりました。では、根本の鹿の対策はどうなっているのでしょうか。これも行政が罠を仕掛けて駆除するようになり、数が減ってきているようです。その点については良かったと思っています。

▪️では、「特定非営利活動法人霊峰伊吹山の会・ユウスゲと貴重植物を守り育てる会」の皆さんはどうされているのでしょうか。もちろん、防災工事に取り組むことはできません。それは専門家に任せるしかありません。ただ、会の皆さんは、以前から自分たちでできることをしようと、頂上や3合目あたりの貴重高山植物が生えてくる地域を獣害柵で囲むことに取り組んできました。もちろん、痛んだ山道も整備されてきました。獣害柵、当初は、ネットで囲んでいただけだったのですが、鹿に噛み切られたり、経年劣化してしまうことから金網柵に取り替える作業を行ってきました。この作業を化粧品会社の資生堂が応援されました。費用負担だけでなく、社員さんが現地でボランティアとして金属柵設置作業に取り組まれました。また、スーパーマーケットの平和堂が設立し公益財団法人平和堂財団で環境保全市民団体を助成する「夏原グラント」という仕組みからも助成金を獲得されています。一昨年度、昨年度、金属柵の設置に取り組まれていました。今年度はこれからです。私は、この「夏原グラント」の選考委員長なのですが、助成という仕組みに関わり、こういう大変なお仕事の応援ができたことを、昨日はしみじみと良かったと思うことができました。
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【左:コオニユリ、右:ヤマハッカの仲間】
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【左:カワラナデシコ、右:クサフジ】
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【左:イブキフロウ、右:シモツケソウ】
▪️昨日、3合目では3つのグループに別れて貴重な植物を観察しました。私たちのグループでガイドをしてくださったのは高橋滝治郎さんです。高橋さんは、以前、滋賀県庁の農政水産部長をお勤めの時に、私が「世界農業遺産」の申請作業に関わったことから、お付き合いがあります。今回の観察会でもお声がけいただきました。ありがとうございました。高橋さんは、貴重植物に関して驚くほど豊富な知識をお持ちです。県庁に一般行政職として勤務されていたわけですから、植物を専門に研究されてきたわけではないのでしょうが、伊吹山の麓で生まれ育ってきた方だからこその豊富な知識をお持ちでした。

▪️今年は、ユウスゲに大量のアブラムシが発生して、例年と比較して花の数がかなり少ないのだそうです(ここではアブラムシが気持ち悪いと感じる方もおられるでしょうから写真をアップしていませんが)。花を咲かせる前に、アブラムシに栄養を吸われて花を咲かせることなく枯れてしまったようです。ユウスゲは、一日しか咲かない花です。草むらの中から長い茎を伸ばして夕方から咲き始めます。そして朝には閉じてしまいます。甘い香りがします。こうやって競合相手の少ない時間帯に昆虫を引き寄せて子孫を残しているようです。黄色いユウスゲの花と青い空がとても美しくマッチしていました。ちょっと、ウクライナの旗を連想しました。

▪️どうして、このようなアブラムシが増えてしまったのか、その原因はまだよくわからないようです。今は、対処療法的にアブラムシが呼吸できないようにする薬をひとつひとつ手作業でスプレーされようですが、すぐに根っこの方から新しいものが登ってきてキリがないとのことでした。また、ススキのような背丈が高くなる植物をそのままにしておくと、貴重な植物が花を咲かせられなくなることから、これも鎌を使って刈り取っているそうです。そこが、奈良の曽爾高原などとは異なるところです(曽爾高原では人が関わることであのススキの景観が維持されています)。この鎌を使う作業、エンジンのついた草刈機でやれば早いのかもしれませんが、それだと知らない間に貴重な植物も一緒に刈り取ってしまいます。ということで、金属柵の中で、大変な手間と時間をかけて作業に取り組まれているのです。

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【3合目から見える琵琶湖。竹生島もはっきり見えます。】
20260720ibukiyama15.jpg▪️高橋さんや会のお仲間からは、地元の方ならではのお話も伺わせていただきました。昔、伊吹山にスキー場があった頃、冬の間、地元の人たちはゲレンデの方にある民宿の小屋に移動した。夏場は農業、冬場は観光業ですね。子どもたちは、そこからスキーで通学した…とか。麓の自分の家から、ゲレンデでスキーをしている人が転ぶのが見えた…とか。スキー客が降りる駅は、近江長岡駅で、後ろにスキー板を積めるよにしたバスが、スキー場との間を一日に何往復もした。今は、無人駅だが…とか。伊吹小学校の校歌の2番は、「光さやかに 田の面輝き こだまも楽し 工場の響き」とあるように、地元にとっては伊吹山の麓にあるセメント工場の存在はとても誇らしく大きな存在だった…とか(伊吹山西側を開発してい原料を採掘していた)。別の仕事をしていた父親が、給料が良いのでセメント工場に再就職した…とか。ひとつひとつは、何気ない昔話のようですが、この地域の近現代史に関わる大切なエピソードだと強く思いました。どうしてセメントの原料取るために伊吹山を削って禿山になるのを認めているのだろうと考えてしまいます。というのも、伊吹山は「琵琶湖国定公園」の中にあるからです。でも、資源開発と自然保護が隣り合わせなっていることの歴史的経緯に対する理解が必要なのでしょうね。

▪️貴重な植物のお話、伊吹山の環境問題のお話、この地域の近現代史につながるお話、ずいぶん勉強させていただきました。会の皆さん、高橋さん、ありがとうございました。この伊吹山の観察会は、1回だけでなはなく、何度も来て楽しみながら勉強する必要を強く感じました。伊吹山は滋賀県と岐阜県の県境にある山だけあって、岐阜や愛知からもお越しの皆さんが多数おられました。ちなみに、校歌の中で伊吹山が入っている学校の数は、愛知県、岐阜県、滋賀県の順番に多いのだそうです。

▪️3合目からは、琵琶湖が輝いて見えました。竹生島も、シルエットですが、よく見えました。天気が良ければ、ここから私が暮らしている大津の方面までも見通すことができるはずです。私の方からは空気が澄んでいるとよく伊吹山が見えますから。琵琶湖大橋、その向こうに沖島、そして一番奥に伊吹山が見えるのです。反対側、昨日は見えませんでしたが、空気が澄んでいれば伊勢湾も見えるそうです。

「浜大津こだわり朝市」

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▪️昨日の午前中、京阪「びわ湖浜大津」駅の改札口を出たところにある「スカイクロス」で、「浜大津こだわり朝市」が開催されました。社会学部の社会共生実習「地域エンパワねっと」を履修している4回生の2人組が、こちらの朝市でお世話になっていることから、様子を見に行ってきました。昼から、米原市に行くことになっていたので、私は出店されている方達とお話をさせていただいて、早めに帰宅させていただきました。

▪️この「朝市」には沖島の皆さんがずっと出店されていました。湖魚の天ぷらが名物でした。ところが、高齢化で月1回の出店も厳しくなってきたことから、6月が最終の出店となっていました。「朝市」に来られる皆さんの楽しみのひとつは、浜大津の小川酒店さんがいろんな近江蔵元を呼ばれて滅多に出回らない日本酒を楽しめることです(今日は、甲賀市の笑四季酒造さん)。その際、沖島の皆さんの湖魚の天ぷらは最高のつまみでした。これからどうなるのかなと心配していたら、沖島の皆さんから引き継ぐような形で、今度は瀬田の漁師さんのご家族が湖魚の販売を始められました。まずは一安心です。

▪️出店されている方達といろいろお話をして感じたことがあります。もちろん基本は商いですから、売り手にとっては売り上げが大切になるし、買い手にとっては普段手に入らない珍しい物を購入できること等が大切なんだとは思いますが、加えて、対面でいろんな方達とお話ができること、自分のやっていることを知ってもらえること、そのような副次的なことがらも、このような「朝市」にとっては大切なことのように思います。また、この「びわ湖浜大津」駅周辺の地域にお住まいの皆さんは、特に、数多くのマンションに転入されてきたお若いご家族の皆さんは、この「朝市」をどのように感じておられるのかが気になっています。

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