線状降水帯のこと
▪️昨日は自宅で、自分の仕事に加えて、早くも提出された卒論の草稿を丁寧に読みました。提出された学生さんに、長いコメントを返しました。そのように自宅で過ごしている間に、大変な災害が発生しています。先日の「令和8年8月千葉豪雨」に驚きましたが、昨日は北陸地方で線状降水帯が発生しました。石川県を中心に多くの地域で被害が出ました。秋田にも線状降水帯が発生しそうとの報道がありました。秋田の八郎潟の干拓地、大潟村の知り合いの農家にも連絡をしてみました。稲が倒れ始めて、困った収穫になりそうだとのことでした。
▪️まんべんなく日本列島に雨を降らしてくれたらいいのに、そうではありません。どっと降るか、まったく降らないか。「極端気象」です。温暖化・気候変動のせいで、これからは、そういうふうに、さらに極端になっていくのでしょうか。今日、海外からはチベットとネパールの猛烈な土石流のニュースが届きました。ショックでした。「これ、ほんまに起こったことなんか…」と思いました。まだ、今回の災害の全容はまだはっきりしませんが、こういうことのようです。行方不明の日本人家族がいらっしゃるとの情報もあります。
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・標高約5200メートル付近で氷河の一部が崩れ、大量の氷や岩石が谷へ一気に落下した。
・その後、土砂を巻き込みながら川へ流れ込み、水や土砂、巨大な岩石を含んだ猛烈な流れが発生。
・土砂などが川を一時的にせき止め、これによって「天然のダム」のような状態になった可能性があり、川が一時的に湖のようになった後、大量の水が流れ出した可能性がある。
▪️私が暮らしているところには、今年はなかなか雨が降りません。しかし、19時過ぎにやっと雨を降らしてくれました。ただ、あっという間でした。事前に庭に水を撒いておいてよかったです。その水巻のあと、雨が降る前に、ウォーキングをしました。自宅にいたら、300歩にも満たない歩数だったので、買い物に行く際、その前後にウォーキングをしました。ウォーキングだけで歩いた距離は、だいたい7,800m。ということで、一日総合計の歩数ですが12,000歩にとどきそうです。気持ち的にウォーキングの歩数を投稿している場合ではないのですが、大学の「ウォーキングキャンペーン」に参加しているので、とりあえず記録を残しておきます。
伊吹山3合目の観察会
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▪️昨日の午後は、「特定非営利活動法人霊峰伊吹山の会・ユウスゲと貴重植物を守り育てる会」が主催された観察会に参加してきました。伊吹山は、滋賀県の最高峰(1377m)であり、伊吹山地の主峰でもあります。この伊吹山の3合目(標高720m)で咲いている貴重な花を楽しんできました。そして、楽しみつつも、伊吹山の災害の深刻さを間近にみて、これは思っていた以上に大変なことだと思い直しました。ちなみに、現在、通常は伊吹山に立ち入ることはできません。禁止になっています。昨日は、観察会ということで、会の皆さんのガイドで立ち入ることが許されました。伊吹山頂では春から秋にかけて、たくさんの植物たちが花を咲かせます。「伊吹山山頂草原植物群落」は国指定天然記念物です。そして、山頂だけでなく、今回私たちが訪れた3合目あたりの穏やかな傾斜の草原地帯でも早春から秋まで非常にたくさんの種類の花々が咲くのです。この季節に咲く代表的な花は、ユウスゲです。
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▪️しかし、そのような貴重な植物たちが、どんどん増えた鹿によって食べられて激減してしまいました。なぜ鹿が増えたのか。まず指摘されているのが地球温暖化による気象変動で、積雪量が激減したということです。加えてハンターの減少です。伊吹山は元々豪雪したいなのです。日本の積雪量の観測史上、日本一かつ世界一の記録が残っているのは、1927年2月14日の伊吹山です。その時は、伊吹山山頂に11メートル82センチ(1182cm)という驚異的な積雪量がありました。そのような豪雪地帯であったにもかかわらず温暖化であまり雪が積もらないようになってしまい、冬を越して生き残る鹿が増えてしまったのです。しかも、他の地域からもこの伊吹山に鹿が流入してきたのだそうです。しかも、鹿の食害が発生した時に駆除するハンターの人数も高齢化と減少で、駆除が追いつきませんでした。
▪️そのような鹿の食害が発生するようになり、当初は「貴重な高山植物が食べられている」ということを会の皆さんは問題視されていたようなのですが、貴重な植物だけでなく鹿の食害が進み、裸地化もどんどん進行していきました。そこに温暖化を背景にした豪雨です。大量の降った雨が山肌を削り深い谷筋が何本も生まれてしまいました。加えて、とうとう土石流が山麓にある集落に流れ込む災害まで発生してしまったのです。このような災害を防ぐためには、行政が土木事業を行う以外にありません。昨日も、急峻の山の斜面で防災工事が行われているのが目視で確認できました(休日で作業自体はお休みのようでしたが)。パワーショベルのような重機も停車していました。また、麓の方では、土石流の流入を防ぐ砂防ダムの建設も進んでいました。しかし、毎年のように豪雨が発生する昨今、このような防災工事のスピードではたして間に合うのかなと…あくまで私はただの素人でしかありませんが、とても心配になりました。では、根本の鹿の対策はどうなっているのでしょうか。これも行政が罠を仕掛けて駆除するようになり、数が減ってきているようです。その点については良かったと思っています。
▪️では、「特定非営利活動法人霊峰伊吹山の会・ユウスゲと貴重植物を守り育てる会」の皆さんはどうされているのでしょうか。もちろん、防災工事に取り組むことはできません。それは専門家に任せるしかありません。ただ、会の皆さんは、以前から自分たちでできることをしようと、頂上や3合目あたりの貴重高山植物が生えてくる地域を獣害柵で囲むことに取り組んできました。もちろん、痛んだ山道も整備されてきました。獣害柵、当初は、ネットで囲んでいただけだったのですが、鹿に噛み切られたり、経年劣化してしまうことから金網柵に取り替える作業を行ってきました。この作業を化粧品会社の資生堂が応援されました。費用負担だけでなく、社員さんが現地でボランティアとして金属柵設置作業に取り組まれました。また、スーパーマーケットの平和堂が設立し公益財団法人平和堂財団で環境保全市民団体を助成する「夏原グラント」という仕組みからも助成金を獲得されています。一昨年度、昨年度、金属柵の設置に取り組まれていました。今年度はこれからです。私は、この「夏原グラント」の選考委員長なのですが、助成という仕組みに関わり、こういう大変なお仕事の応援ができたことを、昨日はしみじみと良かったと思うことができました。
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【左:コオニユリ、右:ヤマハッカの仲間】
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【左:カワラナデシコ、右:クサフジ】
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【左:イブキフロウ、右:シモツケソウ】
▪️昨日、3合目では3つのグループに別れて貴重な植物を観察しました。私たちのグループでガイドをしてくださったのは高橋滝治郎さんです。高橋さんは、以前、滋賀県庁の農政水産部長をお勤めの時に、私が「世界農業遺産」の申請作業に関わったことから、お付き合いがあります。今回の観察会でもお声がけいただきました。ありがとうございました。高橋さんは、貴重植物に関して驚くほど豊富な知識をお持ちです。県庁に一般行政職として勤務されていたわけですから、植物を専門に研究されてきたわけではないのでしょうが、伊吹山の麓で生まれ育ってきた方だからこその豊富な知識をお持ちでした。
▪️今年は、ユウスゲに大量のアブラムシが発生して、例年と比較して花の数がかなり少ないのだそうです(ここではアブラムシが気持ち悪いと感じる方もおられるでしょうから写真をアップしていませんが)。花を咲かせる前に、アブラムシに栄養を吸われて花を咲かせることなく枯れてしまったようです。ユウスゲは、一日しか咲かない花です。草むらの中から長い茎を伸ばして夕方から咲き始めます。そして朝には閉じてしまいます。甘い香りがします。こうやって競合相手の少ない時間帯に昆虫を引き寄せて子孫を残しているようです。黄色いユウスゲの花と青い空がとても美しくマッチしていました。ちょっと、ウクライナの旗を連想しました。
▪️どうして、このようなアブラムシが増えてしまったのか、その原因はまだよくわからないようです。今は、対処療法的にアブラムシが呼吸できないようにする薬をひとつひとつ手作業でスプレーされようですが、すぐに根っこの方から新しいものが登ってきてキリがないとのことでした。また、ススキのような背丈が高くなる植物をそのままにしておくと、貴重な植物が花を咲かせられなくなることから、これも鎌を使って刈り取っているそうです。そこが、奈良の曽爾高原などとは異なるところです(曽爾高原では人が関わることであのススキの景観が維持されています)。この鎌を使う作業、エンジンのついた草刈機でやれば早いのかもしれませんが、それだと知らない間に貴重な植物も一緒に刈り取ってしまいます。ということで、金属柵の中で、大変な手間と時間をかけて作業に取り組まれているのです。
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【3合目から見える琵琶湖。竹生島もはっきり見えます。】
▪️高橋さんや会のお仲間からは、地元の方ならではのお話も伺わせていただきました。昔、伊吹山にスキー場があった頃、冬の間、地元の人たちはゲレンデの方にある民宿の小屋に移動した。夏場は農業、冬場は観光業ですね。子どもたちは、そこからスキーで通学した…とか。麓の自分の家から、ゲレンデでスキーをしている人が転ぶのが見えた…とか。スキー客が降りる駅は、近江長岡駅で、後ろにスキー板を積めるよにしたバスが、スキー場との間を一日に何往復もした。今は、無人駅だが…とか。伊吹小学校の校歌の2番は、「光さやかに 田の面輝き こだまも楽し 工場の響き」とあるように、地元にとっては伊吹山の麓にあるセメント工場の存在はとても誇らしく大きな存在だった…とか(伊吹山西側を開発してい原料を採掘していた)。別の仕事をしていた父親が、給料が良いのでセメント工場に再就職した…とか。ひとつひとつは、何気ない昔話のようですが、この地域の近現代史に関わる大切なエピソードだと強く思いました。どうしてセメントの原料取るために伊吹山を削って禿山になるのを認めているのだろうと考えてしまいます。というのも、伊吹山は「琵琶湖国定公園」の中にあるからです。でも、資源開発と自然保護が隣り合わせなっていることの歴史的経緯に対する理解が必要なのでしょうね。
▪️貴重な植物のお話、伊吹山の環境問題のお話、この地域の近現代史につながるお話、ずいぶん勉強させていただきました。会の皆さん、高橋さん、ありがとうございました。この伊吹山の観察会は、1回だけでなはなく、何度も来て楽しみながら勉強する必要を強く感じました。伊吹山は滋賀県と岐阜県の県境にある山だけあって、岐阜や愛知からもお越しの皆さんが多数おられました。ちなみに、校歌の中で伊吹山が入っている学校の数は、愛知県、岐阜県、滋賀県の順番に多いのだそうです。
▪️3合目からは、琵琶湖が輝いて見えました。竹生島も、シルエットですが、よく見えました。天気が良ければ、ここから私が暮らしている大津の方面までも見通すことができるはずです。私の方からは空気が澄んでいるとよく伊吹山が見えますから。琵琶湖大橋、その向こうに沖島、そして一番奥に伊吹山が見えるのです。反対側、昨日は見えませんでしたが、空気が澄んでいれば伊勢湾も見えるそうです。
防災・減災リテラシー
▪️理事と農作業のサポーターをしている「仰木地域共生協議会」では、仰木の耕作放棄地を畑に復活させて有機農業に取り組んでいます。その仰木の棚田で、先日来の大雨により被害が出てしまいました。協議会が活動している場所ではありませんが、深刻です。地元の方たちも、「これほどひどいのは初めて」といっておられるそうです。
▪️この「『大気の川』流量8%増 40年で、温暖化が影響か」という記事にある「大気の川」が原因なんでしょうか。記事では「太平洋高気圧が日本の南に張り出している時に、高気圧の西の縁に沿って水蒸気が流れ込み、西日本や東日本の上空で流量が強まることが分かった」とあります。では、これから予想を超える雨量があるとして、棚田などの場合、どのように予防的に対応すればよいのでしょうか。被害を無くすことが一番ですが、自然の脅威の中でそれは無理だとしても、せめて被害を軽減することも含めて地元でできる何か知恵や方策はないのかなと思います。そのようなローカルな状況に対応した方策がもっと流通して欲しいなと思います。
▪️NHKの「明日をまもるナビ」という番組で、「都市部の擁壁の崩壊」が取り上げられていました。擁壁と盛り土で造成された住宅地。大雨で大量の水を含んだ土砂が、老朽化した擁壁に強い圧力をかけて破壊するらしいです。これ、深刻だなと思いました。擁壁は住宅地だけではありません。「明日をまもるナビ」でも、ドライブレコーダーに残っていた画像だと思いますが、車の運転中、道路沿いの擁壁が突然崩壊するのを拝見しました。運転している人、心臓が潰れる思いだったんじゃいのかな。そのような場所は、いくらでもありますからね。都市水害(内水氾濫)のことも含めて、こわいですね。
▪️これからの時代、どのような「防災・減災リテラシー」が必要になるのでしょう。危ない場所には近づかないということは基本でしょうが、どこが危ないのか「目利き」できないといけません。地下鉄や地下街、アンダーパスが危ないのは当然として、あとは地形を理解できないと危ない目に遭うかもしれません。それぞれの地域の特性を理解しなくてはいけません。普段からハザードマップを確認しておくことが大切なのかな。それと天気図の理解、気象情報の理解でしょうか。大変な時代になりました。気象予報の精度がさらに高くなった時、あらかじめ大雨が発生する確率がかなり高い場合は、事前により安全度の高い場所に移動しておく…というような時代が目の前に迫っているかもしれません。
▪️実は、暮らしている住宅地の中ではないのですが、その住宅地に隣接する運動場の法面が土砂崩れしていました。人身被害が出なくてよかったです。ただ、今、土砂崩れと書きましたが、崖崩れかもしれません。なんだか、よくわかっていませんね。国の国土地理院は、わかりやすい説明を公開しています。「地図で学ぶ防災 ~災害から学ぶ(土砂災害編)~過去の災害から災害危険性を学ぼう!」です。この説明では、土砂崩れという言葉を使っていませんね。土砂災害の中に、①崖崩れ、②土石流、③地すべりの3種類の災害があるという説明です。ということは、近所の「土砂災害」は「崖崩れ」にあたるのでしょうか。定義は、「高さ5m以上、角度が30度以上のがけ地形」ということになっています。おそらくは、小さな「崖崩れ」なのではないかと思います。それから、国土地理院ですから、地形と災害の関係について丁寧に説明してあります。
冬が近づいてきました。
▪️気象予報士の森田正光さんが、「とうとう1054hPaがでた。昔からバイカル湖付近に1050以上の高気圧がでたら冬が近いと先輩諸氏に聴いている」とXにポストされていました。調べてみると、1050まではいっていませんが、冬に近づいているわけですね。昨日から、寒くなってきました。昨日は、Tシャツの上にパーカーを着ているだけだったので、ちょっと肌寒く感じました。それじゃ暖房に切り替えようとおもったら、各部屋では切り替えができないようです。ああ、芋焼酎の湯割りを飲みたい気持ちでした。もちろん、仕事が終わってからですが。
▪️ある気象学者は、「日本は四季から二季になった」と言っていましたが、まさにそのような感じですね。快適な春や秋の期間がとても短くなってきています。つい先日まで、建物の中では冷房が効いていて、半袖のTシャツで快適に働いていたのですが、昨日あたりから寒くなり、今日はより冬に近づいているように思います。寒いです。今日は、Tシャツ、中袖シャツ、パーカー、そしてその上にジャンバーを羽織っています。外を歩く時には、これでちょうど良い感じです。これからさらに寒くなっていくのでしょうか。こういう急に気象状況が変わると増えるのが学生さんの欠席です。なかには、単なる「サボり」の人も混じっているのでしょうが、私のような年寄りからすると、「若者はすぐに体調を崩すな~」という印象になります。服装を調整して、体調の管理に気を遣ってほしいです。そもそも、栄養きちんと摂っておられますかね。抵抗力も弱っているのではないかと心配になります。
「重ねるハザードマップ」
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▪️国土交通省が「重ねるハザードマップ」を公開しています。これは国土交通省が制作している、災害リスク情報や防災に役立つ情報を、全国どこでも重ねて閲覧できるWeb地図サイトのことです。先日の首都圏の「記録的短時間大雨情報」が出た地域のことが気になってこの「重ねるハザードマップ」調べてみました。貼り付けた画像の「品川区」と書かれたあたりが、戸越銀座です。ここは地形的に見ると谷筋なんですね。いわゆる「谷戸」です。こういった谷筋だから、低い方向に上手く排水できず、その排水の能力を超えてしまうと、水が溢れてしまいますね。凡例を見ると、この色は「氾濫平野」です。その下流、東側は濃い目の緑になっていますが、この色は「後背低地・湿地」なんだそうです。JRの東京総合車両センターですか。この「後背低地・湿地」、一般にはですが、次のように説明されています
河川の氾濫によって周囲よりも長期間浸水し、水はけが悪い。地盤が極めて軟弱で、地震の際は揺れが大きくなりやすい。液状化の発生傾向がやや強い。
▪️このような性格の場所であることを、もちろんJRさんもわかっていて、すでに対処しておられるとは思いますが。東京は地形が複雑だし、暗渠になった川も多くて、そこにたくさんの方達が暮らしているので、今回のような「記録的短時間大雨」が発生した時は大変だなと改めて思いました。それじゃ、関西はどうなんでしょう。確認しないといけませね。
▪️以下は、YouTubeで配信されたTVのニュースです。半地下になったお店もこちらの商店街には多いようですね。そのことが被害を大きくしているようにも思いました。動画のタイトルは「谷底地形に雨水集中か…都市型水害“見えない川”のリスク“第二の下水管”で対策急ぐ【報道ステーション】(2025年9月12日)」です。動画では、古い明治時代の地図も使って説明されていました。道のように見えていますが、暗渠になっているのです。ここに昔から暮らす方達は、そのような土地の歴史をよくご存知のようです。
▪️登場されたのは、戸越銀座商店街連合会の方です。江戸時代は、品川用水という人工の川が流れていた場所で、もともと水捌けが悪いのだそうです。「今回は、自分たちが思っている以上の短い間の雨量だったので、側溝に流れずにあふれてきている感じがする」と印象を述べておられます。災害の問題を考える上で、その土地の開発の履歴、過去の災害の履歴等について知っておくことが大切ですね。もちろん、こういった災害に対する技術的な対策も進められています。近くでは、第二戸越幹線整備事業が進められていて、地域のあふれた雨水を目黒川に流すようになるのだそうです。すでにある戸越幹線の両方で1時間に75mmの雨に対応する計画のようですが、今回は1時間に120mmも雨が降りました。実際の雨に対策が追いついていないとニュースでは解説していました。気象の激甚化に対策が追いついていないのです。地域で力を合わせて、足らない部分をどのように減らしていくのか、共助による減災が必要になるのではないかと思います。
▪️以下は、「重ねるハザードマップ」の解説動画です。わかりやすいかな。自分が暮らしている場所や勤務している職場のある場所が、どういう災害リスクを抱えているのか知っておくことは大切です。また、転居する際には重要になるのではないかと思います。
「記録的短時間大雨情報」と落雷
▪️昨日、猛烈な雨で東京が大変なことになりました。気象庁によると、昨日の午後2時50分過ぎから、首都圏で短時間に猛烈な雨が降っているということで、東京都と神奈川県に「記録的短時間大雨情報」を相次いで発表したとのこと。局地的に積乱雲が発達し、雷も鳴り響いた。東京都目黒区では午後3時20分までの1時間に134ミリを観測したようです。
▪️ニュース動画を拝見していると、川が氾濫していました。びっくりです。立会川という品川区の小さな川のようです。3面コンクリートの川だと思います。水位が上がり、橋の欄干にぶつかって欄干を超えて水が道路に溢れていました。驚きました。30分程度の雨なのですが、恐ろしいことです。「品川区の洪水ハザードマップ」を見てみました。
▪️このハザードマップ、防災の勉強をしていなかったら、ハザードマップに示された情報を、きちんと理解できないのではないのかなと思います。私もそうですが。防災のリテラシーが必要ですね。今は、スマホで雨雲レーダーとハザードマップを比べながら、リスクが高まりそうな場所にいると判断したら、より安全な場所に移動するなんてことが必要になるのでしょうか。ところで、東京の立川市では、集合住宅で落雷があり、それが原因で火事になりました。自宅にいても落雷にやられるなんて…防ぎようがあるのかな、どうでしょうか。
秋刀魚と黒潮大蛇行の関係 海水温の上昇と真昆布の関係
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▪️今年のサンマは豊漁なのだそうです。しかも、大きいし、脂が乗っていてとても美味しいです。昨晩は、今年「お初」のサンマでした。いやいや漢字で表現したほうがよいですね、そう秋刀魚です。昼間は暑くて「猛烈な残暑」という状況ですが、味覚については秋が到来しつつありますね。ここ数年、秋刀魚を買う気になれませんでした。値段が高いし、痩せていて小さくて、見るからに不味そうに思えたからです。そのようになったのは、海流が関係にしているのだそうです。
▪️本来ならば、日本列島に沿ってまっすぐに流れる黒潮が、大きく南に迂回する「黒潮大蛇行」という現象が起きて、温かい海流が三陸沿岸に北上して、冷たい海水が好きなサンマ(ここではカタカナ)は温まった三陸沿岸の海域を避けて、冷たい水のある沖合を南下したのではないかと言われているようです。しかし、今年の秋刀魚の豊漁は、その黒潮大蛇行が終了したため、三陸沖に冷たい海水が流れ込んできて(親潮)、サンマの豊漁につながっているという説明です。
たしかに、気象庁は「黒潮大蛇行」が今年の4月に終息したと発表しています。ただし、その余波がまだ続いているという研究者もおられますが。
▪️さて、秋刀魚は美味しくいただいていますが、最近心配しているのは北海道の天然真昆布です。温暖化で海水温が上昇したことと、真昆布をたべるウニの食害が原因なのだそうです。「水温が上がるとウニの食欲が増し、食害が進むという」ことらしいです。じゃあ、そのウニ食べてしまえばと思のですが、そういうわけにもいかないようです。
▪️こちらのブログの記事、大阪で昆布を商っておられる店主さんのブログのようです。真昆布が消えていく無限ループです。
『海藻がない』⇒『ウニのエサが足りない』⇒『ウニの卵巣が成熟しない』⇒『漁師さんが採らない』⇒『個体数が減らない』⇒『多数のウニが少ないえさを取り合う』⇒『わずかに残った未成熟な海藻まで食べられる』⇒『磯焼け』
天皇海山列
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▪️昨日の午前8時25分ごろ、ロシア極東のカムチャツカ半島沖を震源とする大規模な地震がありました。すぐに、津波の注意報や警報が出されました。まだ、注意報が解除されていない地域もあります。今回の地震で発生した津波に関連して、初めて「天皇海山列」の存在を知りました。繰り返し、津波が日本列島に到達したのは、さまざまな報道によれば、最初の津波は震源から日本に向けて流れていくわけですが、この「天皇海山列」に反射してくる津波があったからと説明されていました。「天皇海山列」ってなんだろうと思って調べてみました。
▪️トップはGoogle Earthの画像ですが、カムチャツカ半島からハワイまで連なる海底火山が列になっています。これが「天皇海山列」というのだそうですね。しかし、どうして「天皇」というのが付いているのでしょうね。調べたてみたら、すぐに「天皇海山列 一 発見・命名のいきさつと生成の謎一」という記事に辿り着きました。2005年の「地球科学 59 巻 72〜79」に掲載された記事です。著者は、杉山明さん。この記事によるとアメリカの研究者が命名したようですね。記事には、以下のように書かれています。
Dietz (1954)が海山につけた名 は、天智(38 代 )、神武(初代 )、推古( 33 代)、仁徳(16 代)、神功(14代仲哀天皇の后 )、応神(15 代)、欽明(29代)、雄略(21 代) 、桓武 (50代)に当たるが、米国人であるDietzが、戦後間もない時期になぜ日本の天皇・皇后名を、しかも系図とは無関係に付けたのだろうか。
▪️杉山さんは、このように疑問を示して、いくつかの説を紹介されています。Dietzさんは、日本の古代の天皇に関心があったようですが、どうしてなんでしょう。不思議だ。
雪のこと
▪️日本海側の雪が大変なようですね。滋賀県も湖北の長浜市余呉町等の中山間地域は福井県のすぐそばですから、けっこうな積雪があるのでないかと思います。どうかお気をつけください。私の暮らしているところは、湖西の南部ですので、そのような降雪は今のところ起きていません。こちらの解説によれば、湖北の上空1500mあたりの気温が-3℃以下なら山地で降雪、-6℃以下なら平地で降雪、-10℃以下なら大雪になるのだそうです。加えて、以前にも投稿しましたが、1500mが西風になっていると長浜など北部の雪となり、北西の風になるとなると大津など南部の雪になります。これから風向きはどうなりますね。天気図からすると西から吹いているように思います。
▪️私の暮らしているような地域でも、車のタイヤはスタッドレスにしています。ただ、雪国のように庭の樹木の雪対策をしていません。ということで、何年か前の大雪の時には、庭に植えてあったラベンダーが成長して低木のように木質化していたのですが、雪の重みでダメになってしまいました。今日の午前中は晴れていたのですが、午後からは晴れたり曇ったり、時々雪がちらついたりしています。そしてまた雪が降り始めました。対岸の守山市がしばらく全く見えませんでした。猫の目のように天候が変化していきます。この辺り、滋賀らしいなと思います。
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▪️写真は、今日は午前中、近くにある丘の上の公園に行って撮ったものです。いつもの公園です。湖北の山々や伊吹山の頂が白くなっていました。それから、山の形から名前がよわかれば良いのですが、おそらく霊仙山の頂が、それから御在所岳の頂が白くなっていました。明日あたりは、それ以外の山の頂も白くなっているのではないかと思います。
▪️最近、大雪の原因 としてJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)のことがよく言われます。いまさらなんですが、きちんとNHKの説明を読んでみました。記事によれば、「等圧線が何本も『くの字』のようにくぼんでいる」と、「こうした状況ではJPCZが形成され、平地にも大雪が降りやすくなります」とのことです。確かに、今日の12時の天気図では「くの字」のようにくぼんでいます。引き続き注目することにします。このJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)についてさらに検索してみると、温暖化との関係についても解説している記事がありました。
2022年末に発生し大きな被害をもたらした大雪もJPCZによるものでした。大きく関係しているのが、2022年夏の猛暑と考えられています。記録的な暑さで海水が温まってしまったため、12月になっても平年より海水温が高い状態が続いていました。このため海面から上昇する水蒸気の量も例年より多く、発生したJPCZの影響もあり記録的な大雪が降ったものと思われます。
▪️温暖化は、海水を温めて、夏には「ゲリラ豪雨」や「線状降水帯」を発生されますが、やはり冬になっても水温が高いと、「JPCZ」と重なって大雪を降らせるわけなんですね。ところで、気象庁のサイトには、「今後の雪」というのがあるんですね。これは便利です。
北雪・中雪・南雪
▪️滋賀県は雪国です。NHKのこちらにニュースでは、山に囲まれた盆地の中に琵琶湖がある滋賀県だからこその大雪のパターンがあると解説しています。1500m上空の風がどちらから吹いてくるかによって大雪のパターンは、北雪型、中雪型、南雪型の3つになるとのことです。以下は、記事からの引用です。
▼はじめに北雪型です。
上空1500メートルの風が西風のとき、主に長浜市の北部で雪が降ります。
▽西風から北西の風のときは、少し南に下って高島市や米原市でも大雪になるおそれがあります。▼次に中雪型です。
北西から北北西の風のときで、高島市からびわ湖をまたいで彦根市、近江八幡市、東近江市などで大雪になるおそれがあります。
▽さらに北よりの風になれば、甲賀市でも大雪のおそれがあります。▼そして南雪型です。
北北西から北風のときで、大津市北部や守山市など湖南地域で大雪になるおそれがあります。
▪️今日は、私の住んでいる大津市の湖西地域でも雪が降りました。積もるほどではありませんでしたが。今日は、上のパターンのどの型だったんでしょうね。冬の間に、どかっと雪が降りそうな気がします。毎年、雪かきをしているような気がします。まあ、雪かきといっても大したことはないのですが。ということで、南雪型の場合は、大津北部まで大雪になるというのはよくわかります。私が暮らしているところは、「大津市北部」の「南限」なのかなと思います。