スーパーキッズ・オーケストラ

スーパーキッズ・オーケストラ
指揮・芸術監督 佐渡裕
「ホルベアの時代から」(ホルベルク組曲)グリーグ作曲
第1曲:前奏曲 Allegro vivace、
第5曲:リゴドン Allegro con brio

■たまたま、YouTubeでみつけました。清々しい気持ちになります。指揮は、佐渡裕さんです。以前、ノルウェー旅行をして、グリーグゆかりの地を訪問しました。それから、グリーグを意識して聞くようになりました。この曲をきちんと練習して演奏したことはありませんが、確か大阪府立北野高校のOBOGの皆さんがやっておられるオケの新年会か何かで弾いた記憶があります。私にとっては初見大会だったので、全く弾けませんでしたが(^^;;。約40年前のことですかね。

「琵琶故知新」の法人登記

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■設立の準備を進めてきた特定非営利法人「琵琶故知新」、先日、事務局の藤澤栄一さんのところに、滋賀県庁から認証書が届きました。そこで、藤澤さんと一緒に、26日の午前中、大津市にある法務局で法人登記をすませました。何も問題の指摘がなければ、ぎりぎり令和元年の設立ということになります。そのことは、正月明けにもわかるようです。この日、藤澤さんから、NPOの名刺を渡されました。いよいよですね。年末のドタバタでまたまたメニエール病のめまいがしているのですが、無理のない範囲で頑張ります。みなさん、私たちの「びわぽいんと」の活動にご賛同ください。また、応援してください。よろしくお願いします。

■「びわぽいんと」は、市民団体「水草は宝の山」(水宝山)のメンバーで琵琶湖汽船社長である川戸良幸さんが報告されたアイデアから生まれました(川戸さんは、「琵琶故知新」の副理事に就任されます)。この「水宝山」から、今回の「びわぽいんと」のような新しいアイデアが、また出てくれば良いなあと思っています。

龍谷大学吹奏楽部 第46回定期演奏会

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■昨日は、龍谷大学吹奏楽部の第46回定期演奏会でした。素晴らしい演奏に、大変感動いたしました。今回は、私もよく知るクラシックの曲がプログラムに入っていました。最後の曲は、ワーグナーの歌劇「リエンツィ」序曲。学生時代にオーケストラで演奏しているので、個人的にも格別な感動がありました。アンコールの「ダニーポーイ」も心に音が染み込むようでした。部員の皆さん、ありがとうございました。龍谷大学吹奏楽部は、このようなクラシックから現代曲、そしてポップスに至るまで、非常に幅広い音楽的表現のできる素晴らしバンドだと思います。若林監督をはじめとして、指導者の先生方が、全国屈指の学生バンドに育て上げてくださったおかげです。

■今年の4月に部長に就任して、できるかぎり吹奏楽部の活動に伴走してきました。とはいっても、基本は「ただ、いるだけ…」の部長です。どれだけ実質的に吹奏楽部に貢献できたのかなあ、その辺りのことはよくわかりません。長い目で見てください。とはいえ、4月から12月までの9ヶ月で、ずいぶんたくさんのことを経験させていただきました。たくさんのステージを拝見することができました。降誕会の提灯行列にも一緒にくっついて京都の街中を歩きました。練習場にも何度も通って、部員の皆さんの練習の様子を見守ってきました。吹奏楽コンクールの京都府大会、関西大会、そして全国大会へと進んでいくプロセスを部員の皆さんと一緒に体験できました。部員の皆さんが、演奏だけでなく運営に関しても相当な努力や苦労をされていることを知ることになりました。だからでしょうか、最後の演奏会を終えて、ステージ上で涙を流す4回生皆さんの気持ちが伝染してちょっともらい泣きしてしまいました。まあ、元々、涙脆いということもありますが…。

■今年の演奏会、昨日の定期演奏会が最後になりますが、新年になりますと、アンサンブルコンテスト、京都府精華町の中高生とのジョイントコンサート、関東の大学吹奏楽部とのジョイントコンサートと、いろいろ演奏活動が予定されています。ちなみに明日は、他大学との吹奏楽関連の会議があります。コンクールを中心に大変盛り上がっている中高の吹奏楽部とは異なり、大学の吹奏楽部は全国的にやや停滞気味です。大学の吹奏楽部の数自体も減少しているそうです。また、吹奏楽部として活動をしていても、コンクールには参加しない大学多数あります。個別の大学を超えて連帯しながら、もっと大学の吹奏楽を盛り上げて行こう…明日はそのような会議です。もっとも私は吹奏楽の世界は超初心者でしかないので、関係者の皆さんのご意見から学ばせていただくことになります。

ひさしぶりの「インデアンカレー」

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■年末、いろいろ仕事が混んできてストレスが溜まったせいでしょうか、背中→肩→首→リンパの流れが悪くなり→内耳に悪影響といういつものルートでまたまたメニエール病が発症中です。軽度ではありますが、フラフラして少し気持ちが悪い状態です。本当に深刻になると、ひどい吐き気がして病院に運ばれるということもあるらしいですが(知人の話)、今のところそこまでは行っていません。ただ、フラフラし始めると仕事になりません。困りました。

■とはいえ、食欲だけはまだかろうじてあります。昨日は、大阪の福島にあるザ・シンフォニーホールで龍谷大学吹奏楽部の定期演奏会が開催されることで、午前中の用事を済ませて午後から駆けつけました。大阪を通過することから、それならばと下車しで、阪急三番街にある「インデアンカレー」を堪能することにしました。「インデアンカレー」をいただくのであれば、万全の体調で臨みたかったのですが、仕方がありません。

■今年の1月に亡くなった母親が一人暮らしをしているときには、毎週、世話をしに通っていました。その時、大阪の街を通過するので、よく「インデアンカレー」をいただいて気合を入れていました。「インデアンカレー」をいただくと、あの介護真っ只中だった頃のことを思い出します。いろいろありました…。それはともかく、甘くその後に辛さが襲ってくるあの「インデアンカレー」の独特の味は、もちろん健在でした。ちょっとフラフラしながらも、美味しくいただきました。

「新名神大津SIC(仮称)利活用等地域活性化委員会」

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■昨日は、午前中が卒論の指導でした。時間がかかり、午後からの仕事に少し遅れてしまいました。午後からの仕事は、「新名神大津SIC(仮称)利活用等地域活性化委員会」でした。現在、建設が進む新名神では「大津スマートインターチェンジ」が大津市の南部にある大石地区に建設される予定になっていますが、そのこととあわせて、大石・田上のエリアをもっと活性化させていこう…というのが、この委員会の活動の目的になります。NEXCOとも連携しています。委員として参加されている方達は、瀬田川流域環境協会、叶匠寿庵、大津商工会議所、びわ湖大津観光協会、石山観光協会…の皆さん、事務局は、大津市政策調整部企画調整課です。

■昨日は2回目の会合(部会)で、田上と大石の現地を視察させていただきました。田上の農業法人(長谷工あんしんデリ)、農事組合法人(農〜夢(ノーム)せきのつ)、大石スポーツ村、寿長生の里を視察して、意見交換を行いました。長らく滋賀県で仕事をしていますが、意識は琵琶湖の方に向いていました。そのため、大津市の南部のこの地域のことが、よくわかっていません。今回は、そのような私にとってありがたい機会になりました。

■ひとつひとつは素敵な場所や活動であっても、そのような点がつながらないと地域全体の力になりません。地域の魅力や可能性、地域の課題、それらが地図の中に整理されて関係者の皆さんと共有できるようになればと思います。また、若い方達が参加されて地域の調査を実施するようです。この手の会議は、私のような「おじさん」達が中心になってしまいがちですが、そうではなく、若い年齢の方達、女性の方達の参加が絶対に必要です。今後の展開が楽しみです。

■写真ですが、田上のキャベツ畑です。農事組合法人「農〜夢(ノーム)せきのつ」さんが生産されています。甘い美味しいキャベツが育っていました。お好み焼きや焼きそばに使っても、シャキシャキ感がしっかり残っているそうです。手前の方、日向ぼっこをされているのは関津(せきのつ)の高齢者の皆さん…ではなく、案山子の皆さんです。
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■「新名神大津SIC(仮称)利活用等地域活性化委員会」の後は、有名な和菓子店「叶匠寿庵」(「寿長生の郷」)の職員の方達からお話をうかがうチャンスをいただくことができました。まだフワッとしたレベルですが、地域コミュニティ と企業(叶匠寿庵)と大学(龍谷大学)のコラボ(協働)に関する相談をうけました。「寿長生の郷」の皆さん、頑張っておられますね〜。熱い思いが伝わってきました。とても魅力的なお話だったので、前向きにいろいろ考えてみようと思っています。ところで「叶匠寿庵」さんの創業は1958年だと知りました。ああ、私と同級生ですね。写真ですが、「叶匠寿庵」さんの広報誌です。素敵ですね〜。表紙の絵は日本画家の河本万里子さんの作品です。

第30回地球研地域連携セミナー「『楽しさ』がつなぐ森里川湖 ~身近な環境 守る楽しみ つながる喜び~」

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■明日は、総合地球環境学研究所が主宰する地域連携セミナーで、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの佐藤祐一さんと一緒に、進行役を勤めます。最近は、そういう仕事をモデレーターっていうんですね。会場は、滋賀県立琵琶湖博物館で開催です。メニエールとか諸々で身体の調子は今ひとつですが、会場全体で盛り上がることができるように頑張りたいと思います。これで、地球研の地域連携セミナーのお手伝いは3回目になります。あと1回、来年の2月にも大津で開催されますが、そちらにも参加します。ただ、その時は、新しく設立するNPOの理事長の立場で参加します。ところで、明日の基調講演ですが、兵庫県立人と自然の博物館主任研究員の三橋弘宗さんです。市民と一緒に小さな自然再生に取り組まれています。また、地域の皆さんからも地域での活動の報告があります。ユニークなお話を伺えることも楽しみにしています。

【概 要】
 近年、身近な水辺環境の豊かさを守ろうとする取組みが各地で進められています。かつては水質汚染や開発による自然の急激な改変などを背景として、「環境を守らなければならない」という意識が人びとの行動を駆り立てる原動力となっていました。
 しかし近年は、「楽しみながら身近な環境を守りたい」という気持ちや、身近な環境がよくなったと実感できる充足感を期待して活動に参加する人たちが増えてきました。
 キーワードは「楽しさ」です。本セミナーは、琵琶湖に流入する最長の河川である野洲川流域を中心とした地域で、楽しみながら活動を進めている団体が発表し互いに交流しあい、これからの時代の環境を守る「新たな形」について模索します。
 
入場無料・申込不要
 
 
【プログラム】
13:30-13:40 挨拶・趣旨説明
 
13:40-14:10 基調講演
三橋 弘宗 兵庫県立 人と自然の博物館 主任研究員 兼 兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 講師
 
14:10-14:30 話題提供
岩田 智也 山梨大学 准教授
 
14:30-15:25 地域の活動紹介
地域1 甲賀木の駅・大久保里山再生委員会・SATOYAMA+中島 教芳
地域2 小佐治環境保全部会 橋本 勉 小佐治環境保全部会 代表
地域3 湖南流域環境保全協議会
地域4 杣川と親しむ会・滋賀県立甲南高等学校
 
休憩(15分)
 
15:40-16:30 総合討論
〈モデレーター〉
 脇田 健一 龍谷大学 教授
 佐藤 祐一 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 専門研究員
 
16:30 閉会

 

社会共生実習のニューズレター『Infinity Vol.02』

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■龍谷大学社会学部では、社会学部の3学科が共同で運営している地域連携型の教育プログラム「社会共生実習」では、社会共生実習のニューズレター『Infinity Vol.02』を発行しています。今回、2号が発行されました。今回は、昨年度、この実習のなかのプロジェクト「『子どもに優しいまち』を作ろう」に参加した、中村さんと奧村さんのインタビュー記事が掲載されています。

日テレニュース「大学生80人が安く快適に暮らす高齢化団地」


■日テレのネットニュースです。たまたまこの記事をみつけました。これは愛知県春日井市にある高蔵寺ニュータウンでの取り組みです。高度経済成長期には、このニュータウンの中にある団地に5万人が暮らしていたそうですが、全国と同様に、こちらの団地でも高齢化が進んでいるようです。そのような高齢化が進んだ団地の5階と4階に、中部大学の学生の皆さんか80人が暮らしておられます。大学生の皆さんに安く部屋を提供する代わりに地域活動に参加してもらう、そのような取り組みが4年前から始められているのです。同様の取り組みは、東京にもあったように思います。

■このニュースの中では、日曜の早朝に、学生の皆さんが地域の皆さんと一緒に、廃校になった小学校のグラウンドの草刈り作業をされています。草刈り作業以外にも、防犯パトロール、学生の皆さんが企画したコーヒーサロンの活動など様々な地域活動があるようです。作業を終えるとポイントがもらえる仕組みになっていて、年間5ポイントで谷内が2割引になるとのこと。面白い取り組みですよね。ニュースの中で一人の学生さんが語っておられますが、学生が地域住民の皆さんと交流するチャンスはなかなかない中で、「得難い経験」ができているようです。

■調べてみると、これは文部科学省平成25年度「地(知)の拠点整備事業」選定取組「春日井市における世代間交流による地域活性化・学生共育事業」なのだそうです。中部大学のこちらの記事には以下のように説明されています。この団地の取り組みは、中部大学・春日井市・UR都市機構の連携によって取り組まれているようです。

中部大学は、地元・春日井市と連携し、さまざまな構想のもと、大学の持つ人材や技術、知の資産を活用して地域再生・地域活性化に取り組みます。これらの取り組みを地域の方々や学生と共に実践し、創造・協働・自立の精神を身につけた、あてになる人間、地域創成メディエーターを育成します。

【関連記事】
学生80人超が住む「愛知県のある団地」の仕掛け 世代間交流を深める高蔵寺ニュータウンの今

来年度のゼミ

■来年度、私のゼミ(学部・3回生)に所属したいとの希望者が、社会学科の教員間での取り決めである定員を超えたとの連絡が入りました。予定通り、志望理由書をもとに選考することになります。

鳴門の第九100年 都内でフラッシュモブ


■日本の年末は、「第九」(ベートーベンの第九交響曲「合唱付き」)ということになります。確か、戦後の話だったと思いますが、どこかの楽団の団員のボーナス(餅代)を稼ぐために年末に始まった…と聞いたことがあります。どうなんでしょう。ということで調べてみました。すると、すぐにこんな記事が見つかりました。帝京科学大学の石橋裕子先生の解説です。以下に、引用してみます。

日本での初演は、1918年6月1日、徳島にあった捕虜収容所で、第一次世界大戦の青島攻略戦で捕虜となっていたドイツ人たちによって演奏されました。

太平洋戦争の敗戦後、どのオーケストラも財政難でした。そんな中、日本交響楽団(現NHK交響楽団)が1947年12月9、10、13日にレオニード・クロイツァー指揮で3夜も第9の演奏会を開催して観客を集めました。これを「その手があったか」と他のオーケストラが真似し、その後設立されたオーケストラも右へならえしたのが、「年末の第九」の始まりだといいます。つまり、「餅代稼ぎ」で演奏されていたのです。

「第九」には、オーケストラのほかにコーラスも参加するので、出演者の総人数がとても多いです。その出演者たちの知人が客として来れば、普段より多くの来場者が期待できます。コーラスもプロを雇ってしまうとコストはかさみますが、学生などのアマチュアに頼めば出演料もあまりかからず、オーケストラの収益はアップします。年末に演奏され始めた1940年代後半、「第九」はとても人気のある曲でした。第二次世界大戦直後の日本はとても貧しく、多くの人が苦労をしていたので、『歓喜の歌』の名前でも親しまれる前向きなイメージの「第九」のメロディが、日本人の心をとらえたのではないかと言われています。

■なるほど…です。で、3年前にアップされたYouTubeの動画を貼り付けます。

「全ての人々は兄弟になる」―。ベートーベン最後の交響曲「第九」は人類愛など、希望に満ちたメッセージを世界中に送り続けてきました。この第九を日本、そしてアジアで初めて奏でたのは、第1次世界大戦中のドイツ兵捕虜でした。1918年6月1日、場所は徳島県鳴門市の板東俘虜(ふりょ)収容所。敵国で、捕虜たちはなぜ第九を演奏できたのか。そこには心温まる〝奇跡〟のような史実があります。9月13日、そのことを伝えたくて、東京・二子玉川で鳴門の市民合唱団を含む関係者が、高らかに歓喜の歌声を響かせました。

指揮】平井秀明 【演奏】東京アカデミック管弦楽団
【合唱】 日本合唱協会、平井秀明オペラ合唱団、徳島『第九』合唱団、会津『第九』合唱団、公募有志 約80名
【阿波踊り】娯茶平(徳島)、飛鳥(東京 高円寺)約60名
【主催】徳島新聞社、福島民報社

■このフラッシュモブのイベントは、日本で初めて第九が演奏されたのは徳島県(鳴門)であり、鳴門の板東俘虜収容所の所長であった松江豊寿(1872年7月11日- 1956年)さんが福島県の会津若松の出身であったことを、広く知らせるために開催されたようです。wikipediaの情報ですが、松江豊寿さんは、「ドイツ人の俘虜達に人道に基づいた待遇で彼らに接し、可能な限り自由な様々な活動を許した。賊軍としての悲哀を味わった会津藩士の子弟に生まれた体験が、大きく彼の良心的な人格形成に影響したといわれる」…そうです。素敵ですね。今回、松江豊寿のことを初めて知りました。

■ところで、この動画の中では、第九の4楽章で徳島の阿波踊りが登場します。最初は、ちょっとびっくりしましたが、なかなか、どうして、不思議なものですね、面白いなと思ってしまいました。このイベントでは、最後に、福島県いわき市のフラダンスチームも参加されたようです。

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