ジューンベリーと小さな草花

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■先週の土曜日、朝からずっと庭の世話をしていました。気になっていたことを、一気にやり終えました。カバーグラスのタイムが茂りすぎなのでちょっとカット。花はとっくに枯れたけれど、光合成でずっと球根に栄養を溜めていたスイセンやスノーフレークも、葉が枯れてきたので鎌で刈り取りました。庭樹の剪定も少し行いました。

■最後は、庭のジューンベリーの実が赤くなりつつあるので、鳥に食べられないようにネットをかけました。昨年は、残念ながらあまり実りませんでした。庭師さんによると、そういう年もある…とのことでした。今年はしっかり実を付けてくれています。ジャムにして、隣の家の子どもたちや、孫たちにもプレゼントしようと思っています。ところで、ネットをかけている最中に、隣のブラシノキにヒヨドリがやってきました。人間がそばにいても平気です。平気でブラシノキの蕾を食べようとしていました。強気です。私は人間ができていないので、どうしても腹が立ってしまいます。人間ができている人は、「美味しいかい。お腹いっぱいお食べ」と言うんでしょうね。
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20210524mygarden4.jpg■いろいろ庭の世話をしていると気がつくことがあります。砂利を敷いてある我が家の駐車場、生えてくる雑草を抜く程度しか世話はしていませんが、この砂利しかない駐車場の所々にスミレの仲間が花を咲かせます。もう、とっくに花のシーズンは過ぎましたが、小さな可愛らしい花を咲かせてくれるのです。このスミレ、私の頭の中では雑草に入りません。ですから抜きません。しかも、タイヤに踏みつけられてしまう可能性がある株は、今日、安全な場所に移植しました。

■そのすぐ近くに、とても小さな黄色い花が咲いていました。調べると、セダム・セクサングラーレというようです。和名は六条万年草。和名だと覚えやすいですね。また、別のところには、リシマキア・ミッドナイトサンが。庭の暗渠排水の排水パイプのあたりに生えています。半日影で湿り気のある場所が好きなようです。なるほど、という場所に生えています。もうじき、黄色の(正確にはブロンズ色)小さな花を咲かせます。セダムもリシマキアも、勝手に生えてきているのですが、私の頭の中では雑草には入りません。

■庭の方ですが、誤って抜いてしまっていたドクダミが、なんとか生き残って花を咲かせていました。「ごめんね。これからは、気をつけます」。このドクダミも勝手に生えてきたものです。もちろん、このドクダミも雑草のカテゴリーには含まれません。一般には、ドクダミはどんどん増えていくそうで、駆除の対象です。雑草のカテゴリーに入るのですね。みんな同じ植物ですが、人間の(私の)好き勝手で線引きされ、雑草に入れられたものは抜かれてしまいます。可愛い花を咲かせたら、庭の雰囲気にあう程度に増えるのであれば、抜かれなくてもすむのにね。ごめんね。

素敵な版画

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■自宅の庭の改修や樹木の剪定でお世話になっている庭師さんのお宅では、時々、クラフト作家さんの展示販売会が開催されます。昨年、版画のカレンダーを購入しました。2ヶ月で1作品。すべて琵琶湖の周りの風景です。写真は「冬の琵琶湖」です。竹生島と雪の積もった湖岸…かな。湖北の風景ですね。今は5月なので、カレンダーとしては、1・2月の作品と3・4月の作品が役目を終えたことになります。素敵な版画なのでもったいないなあと思い、額縁屋さんでこの版画にあう額縁を買ってきました。家の中のどこに飾ろうかと思案中です。こういうのも「ささやかな楽しみ」です。

山椒の下拵え

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■しんどかった…。山椒の佃煮やちりめん山椒を作るために、今年も近くの生協のスーパーで山椒を一箱買ってきました。山椒の下拵えが、本当に大変でした。写真、左は除いた枝や軸です。この写真からもわかるように、気力の勝負です。うち2人家族なので力を合わせてやりましたが、私は枝はきちんと取ったものの、軸はかなり残しました。まあ、自宅で食べる分には、軸が残っていてもあまり気になりません。まず、連れ合いが下拵えした山椒の半分で佃煮を作り、そしてちりめん山椒も作ってくれました。残りは、冷凍です。「ささやかな楽しみ」です。日常生活の衣食住の中に、こういった「ささなかな楽しみ」があることが、大切なのではないかと思います。そして「ささやかな楽しみ」のために、しっかり生きることが、歳をとっていく際には大切になってくると思います。

創立記念・親鸞聖人降誕会法要


■先週の金曜日、創立記念・親鸞聖人降誕会法要がYouTubeのライブ中継で行われました。ネットを通してですが、私も視聴させていただきました。また、法要のあとは、浄土真宗本願寺派熊本教区勝明寺副住職である木下明水さんの記念講演を拝聴いたしました。

■法要で式辞で入澤崇学長は、学生時代に仏教の思想を理解するために「補助線」としてエーリッヒ・フロムの『生きるということ』を読んだ経験を話されました。以下は、学長のツイートです。

異常なアクセス数

■このホームページ&ブログ、18日には244、20日には267のアクセスがありました。普段は、多くても70程度のアクセスでしかないのですが、どうしたことだろうと、ちょっと心配してしまいます。以前も、私のホームページ&ブログに機械的にリサーチを行う人がいました。1日に1,400くらいのアクセスが続きました。誰がそんなことをやっているのか突き止めなかったのですが、ブログには「そういうことをして欲しくない」と書いて投稿しました。今回は、244と267です。微妙ですね。たまたま、ブログの中にある言葉がヒットしたのでしょうか。例えば、2つ前の投稿、「ハイブリッド型の演習『社会学入門演習』」などでしょうか。「ハイブリッド型」演習がヒットしたのかな…、その辺りよくわかりません。何がおこったのだろうと少し心配しています。しばらく様子を見ることにします。

■ホームページタイトル下の青色のメニューバーには、プロフィールや教育の方針、そして研究成果等の情報をアップしています。大学教員としての説明責任があると考えるからです。説明責任と書くと、ずいぶん堅苦しく聞こえるかもしれませんね。でもブログの方は、あまり役立つことは書いていません。日々の出来事を淡々とアップしているだけです。それでも、時々、評価してくださる方がおられます。本当に、たいしたことは書いていないのに。そういうふうに思っていただけると逆に恐縮してしまいます。というわけで、どうかそっとご覧になってください。

総務省統計局長からの令状

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■先月、半年間続いた総務省が実施している家計調査が終了しました。家計調査って何だろうと思っている方、以下は統計局のホームページから引用したものです。

家計調査は,一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9千世帯の方々を対象として,家計の収入・支出,貯蓄・負債などを毎月調査しています。

家計調査の結果は,これら調査世帯の方々の御理解・御回答によって得られており,我が国の景気動向の把握,生活保護基準の検討,消費者物価指数の品目選定及びウエイト作成などの基礎資料として利用されているほか,地方公共団体,民間の会社,研究所あるいは労働組合などでも幅広く利用されています。

調査をお願いしている皆様へ

調査をお願いしている皆様から御回答いただく情報は、統計データに集計・加工され、インターネット、報告書などで直接御覧いただけるほか、政府・地方公共団体、企業、学界などで活用されることにより、様々な行政施策、商品・サービス、研究成果などとなって広く国民に還元されます。

このような利活用のされ方から、「統計は国民の共有財産」と言われますが、私たち統計作成者は、国民に有用性の高い統計を提供することはもとより、調査をお願いしている皆様から御回答いただいた情報の保護に万全を期すとともに、御回答の負担にも常に配慮してまいります。

お忙しいところお手数をおかけしますが、「統計」の重要性を御理解いただき、調査への御回答をよろしくお願いいたします。

■家計調査の役目はご理解いただけたかと思います。我が家は、全国の中から選ばれた約9,000世帯のうちの1世帯というわけです。どうして選ばれたのか、統計ですから、何やらきちんとした抽出の方法があるようです。内心、「どうせ当たるのだったら、もっと心がウキウキすることに当たったらよいのに」と思わないわけではありませんが、これは国民の義務で拒否することはできません。罰則もあるとのこと、やらないわけにはいきません。もっとも、私は、一日に終わりにその日使ったお金を報告するだけですが、それを整理して総務省に報告する連れ合いは大変でした。私は、財布の中にレシートを保管する習慣がついてしまいました。

■ということで、総務省から礼状が届きました。「あはは…」と力抜ける感じですかね。おそらくは、 調査員という方が我が家のポストに投函してくださったのでしょう。ご苦労様でした。この調査員,一般の人の中から,5つの要件を満たしている人が、都道府県知事により特別職の地方公務員として任命されるのだそうです。今度は皆さんのところに、依頼がいきますよ。

ハイブリッド型の演習「社会学入門演習」

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20210518nyumonensyu5.jpg■今日から、対面式とオンラインの両方でハイブリッド型授業をすることになりました。「社会学入門演習」という1回生対象の授業です。グループワークを中心に授業を進めています。入学した直後と比較すると、ずいぶんお互いに打ち解けて仲良くなっているように思います。オンライン参加者は、私のiPad(タブレット)のzoomを使って、ゼミに参加しました。いや〜、ハイブリッド型の演習、できないわけではありませんが、なかなか難しい…というのが正直な印象です。それでも、オンラインを使った参加者と対面式の参加者の間でディスカッションをしてもらいました。

■今日のグループワークのテーマは「素敵な大人になるために」です。履修している学生の皆さんは、まだ18歳か19歳かと思いますが、自分が30歳になったときに、どういう自分でありたいのか、そのことをディスカッションしながら考えてもらっています。大学4年間は長くていろんなことができそうですが、同時に、あっという間に過ぎ去ってしまうようにも思います。貴重な4年間です。

■ということで「素敵な大人になる」ためには、大学4年間で何をすれば良いのか…というテーマで、グループワークに分かれて意見交換してもらっています。そのために使っているのが81のマス目からなる「マンダラチャート」。30歳のときの将来の自分のことなんて、普段は考えていないようなので、お互い、良い刺激になっているようです。

S.C.O.F.のソムリエナイフ

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■先日、自宅の近くにあるチェーン店の酒屋に行きました。調子に乗って、買う予定のなかったワインも購入してしまいました。基本、日本酒党なので、ワインはひさしぶりということになります。ということで、ソムリエナイフ(ワインオープナー)をキッチンの引き出しの奥から取り出してきました。今回、初めて正しいこのソムリエナイフの使い方をマスターしました。これまで、「缶切りのような部分」の使い方がわからなかったのです。ここをワインの瓶の口に引っ掛けて、梃子の力を利用してコルク栓を抜くわけなんですね。ところで、この「S.C.O.F.」は何の略だろうとずっと思っていました。フランスに関係しているはわかっていたんですが。調べてみました。「Société de Coutellerie et d’Orfèvrerie Française」、18世紀からフランスにあるカラトリーのメーカーのようですね。

花のある暮らし

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■大津に暮らすようになって5年が経ちました。それまではマンション暮らしだったのですが、大津では戸建てとなり小さな庭を持つことができるようになりました。それ以前は、母親が暮らしていた家の庭の世話を年に何度かやっていました(その母も亡くなりました)。それは世話とはいっても、雑草との格闘でした。庭を楽しむという気持ちは一切ありませんでした。電動草刈機を使って庭をきれいにして、気持ちがすっきりすることはありましたが、あくまで「長男だから仕方がない…」という思いからやっているだけでした。大津に転居して、自分の庭をもつことができても、「両親の家のような庭にしてしまってはいけない」という思いから、せっせと雑草を抜いたり、落ち葉を集めたりと、地味な庭仕事をしていました。あえて言えば、義務感から…でしょうか。

■しかし、庭にそうやって関わっているうちに、四季の移り変わりに応じて、庭の草木が微妙に成長し変化していくことにも気が付くようになりました。そのような草木の成長や変化がよくわかってくると、小さな草花のちょっとしたことにも気がつき、愛おしくなってきます。たとえば、スミレ。野生のスミレです。車を停めている駐車場の砂利の隙間からたくさんのスミレが生えているのです。どうしてこんなところにスミレがと思うわけですが、他の普通の雑草はどんどん抜いていっても、スミレだけは残しておくことになります。人間の側の勝手な思いなのですが…。

■庭にはたくさんの草木を植えてあるので、1年を通して「花のある暮らし」を楽しむことができます。以前の自分は、植物にはほとんど関心がなかったのですが不思議なものですね、今ではすっかりガーデニング好きの老人になっています。花だけではなく、小さな花壇やプランターに夏野菜も植えています。花壇のほうは、今、ミョウガが葉を伸ばしています。ミョウガは根っこで増えていくようで、どんどん面積を増やしています。少し日があたりに食い場所になるので、ミョウガの成長には適しているのでしょうね。夏から秋口にかけて、相当量のミョウガが収穫できます。ミョウガの花は茎の先にはできずに、地面から花穂が伸びてそこに咲きます。花が咲く前に収穫して、食用にします。まあ、そのようなことも庭でミョウガを育てるようになって初めて知りました。下の写真は、現在のミョウガの様子です。
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■食べる植物だと、ミョウガや夏野菜以外に、サンショウ(山椒)も植えてあります。親戚の庭にあった、小さなサンショウの実生をもらってきて大切に育てました。今では、1mほどの高さになっています。サンショウは、雄木と雌木があり、実は雌木にしか生りません。うちのサンショウは、雄木なのか雌木なのかわかっていませんでした。今年は、少し実がなりました。ということは、雌木なんでしょうね。ただし、サンショウは雄木がそばにあって実がなる虫媒花ですから、ご近所に雄木を植えておられるお宅があるのでしょうか。今のところ、謎です。下の写真の真ん中が、実の成ったサンショウです。
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■上の写真。庭に咲いていたセイヨウイワナンテンを少し切って、焼き物のかびんに生けて自宅のダイニングテーブルに飾ってみました。ちょっと絵画の静物画のようですかね。庭に咲いた花を切り花にして、室内に飾るのもなかなか素敵だと思っています。

Chamtine Wanicafe高島ワニカフェ


■滋賀県の高島市にすてきなカフェがあります。「高島わにカフェ」という名前です。素敵な岡野将広さん・純子さんご夫婦が経営されています。これまでも何度か、この「高島わにカフェ」のことを投稿しました。今回は、「高島わにカフェ」と高島市の有機農家との「つながり」に関する動画を紹介したいと思います。「【干し野菜で本格スパイスカレーづくり】レシピドキュメンタリー!つくると食べるを繋ぐ「高島ワニカフェ」」というタイトルの動画です。

■前編と後編にわかれています。前編は、材料の干し野菜をつくっておられる水口淳さん・水口良子さんご夫妻が経営されている「みなくちファーム」さんが、どのような考え(思想)をもっておられるのか、どのような農地や環境で農業をされているのか…、ドライカレーの材料である干し野菜の背景がわかるようになっています。とても面白いです。「みなくちファーム」さんと「高島わにカフェ」さんが、強い絆をもっておられることも伝わってきます。後編は、「みなくちファーム」さんの干し野菜を使ったドライカレーの作り方がわかります。個性豊かな、こだわりを持って仕事をしている人たちのつながり。そのつながり(信頼関係)が醸されてできてくる物語のようなものも一緒に味わえると思います。

■「高島わにカフェ」の岡野さんご夫妻は、生産者と消費者の2つの輪をつなぐカフェを目指しておられます。店名にある「わに」の本当の意味は、こういうカフェの経営理念を表現したものなのです。これから、どのような動画をYouTubeにアップされていくのか、楽しみにしています。このスパイスカレー以外にも、お味噌の動画もあります。有機農業に取り組む堀田金一郎が生産される大豆を使った味噌に関する動画です。大豆の収穫って、とても繊細であることがわかります。

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