秘密の花園

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■今日の2限は「地域再生の社会学」です。履修者の人数に比べて教室が少しだけ狭いのが気になりましたが、いよいよ講義も始まりました。授業が終わっあと、キャンパスの中を歩いていると、噴水横にある樹のそばで、たくさんのスミレが咲いているのに気がつきました。コロナ感染に対する危機管理レベルが1になり、基本、授業は対面式に戻りました。ということで、たくさんの学生さんたちが歩いているのですが、みんな気がついていないというか、見向きもしないというか…。ということで「私は。ちゃんと気がついたよ。もっと綺麗に咲いておくれ」とそっと心の中で語りかけてみました。私だけの「秘密の花園」でしょうか。もっとも、ガーデニングが趣味になっていなければ、私もたくさんのスミレが咲いていることに気がつかなったかもしれませんね。ちなみに、このスミレ、葉の形からするとホコバスミレかな…と思っています。難しいです。

■さて、授業は対面式に戻っているのですが、会議は基本的にteamsを使ったオンラインで行われています。今日は、第1回目の教授会だったからかもしれませんが、対面式での出席も可能でした。もちろん、事前に申し込まねばなりません。私は、対面式で出席しました。ただ、実際には集まったのは、学部執行部、事務局、対面式の教員も合わせて15名でした。大多数はオンラインでの出席を選択されていました。こうなると、もう対面式の会議ってできなくなっているような気もします。皆さん、オンラインの方が便利なのでしょうね。

春の庭

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■1段目。ジューンベリーが満開になりました。昨年はたくさんの実が収穫できましたが、今年はきちんと実がなってくれるかな。

■2段目左。ツンツン目を伸ばしていたギボウシが、葉を広げはじめました。ツンツンした芽の中に赤ちゃんのような葉が最初からできているんですね。2段目右。しばざくら。庭の法面にシバザクラを植えてありましたが、少し弱ってきた部分があり、庭師さんに手を入れてもらっています。法面なので、土も流れてしまっていました。土留の工事も合わせてしてもらっています。

■3段目左。黄色いのは、ヒカゲツツジ。造園の専門家が教えてくださったのですが、「あなたの庭の黄色いツツジはヒカゲツツジというて、シャクナゲに近い種類なんやで」…なのだそうです。シャクナゲもつつじかの低木なんですね。3段目右。わかりません…。

■4段目左。オオエゾムラサキツツジです。濃いピンク色の花が複数集まって咲いています。エゾムラサキとオオエゾムラサキって種類が違うのかな…。よくわかりません。4段目右。常緑ガマズミです。たくさんの小さな花が集まって咲きます。蕾は赤いのですが、咲くと真っ白になります。

■5段目左。シャガです。特に世話はしていませんが、毎年、たくさんの花を咲かせてくれます。5段目右。ドウダンツツジです。とんがった芽が開くと、中から複数の花が飛び出して膨らみます。そういう自然界の仕組みを見て、本当にすごいな〜と思います。

■こうやって春の庭を楽しみつつ、ベンチに座っているととても幸せになります。もっと老人になった春のある日、このベンチに座ったまま、静かに息を引き取る、寿命を全うする…なんて具合にはならないでしょうかね。難しいでしょうが、そうなったらいいな。そういう願望があります。

ジューンベリーと阿弥陀如来

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■「南・無・阿・弥・陀・仏」。

■今、東京国立博物館で特別展「空也上人と六波羅蜜寺」が開催されています。そこには、運慶の四男である康勝が空也上人の姿を写実的に表した「空也上人立像」が展示されています。私は観覧したわけではないのですが、この立像を360度どこからでも鑑賞することができるようです。東京国立博物館の公式サイトでは、次のように説明しています。

この像が制作されたのは鎌倉時代で、上人がこの世を去ってから200年以上が経過していましたが、つねに市井の人々と共にあった上人への畏敬の念と、口から6体の阿弥陀仏が現れたという伝承を表したものです。

■とても有名ですね。私がこの立像のことを知ったのは、確か高校の日本史の教科書だったと思います。高校生だった私には、「口から針金が出ていて、そこに小さなお地蔵さんが並んでいる…」という見た目のままの不思議な印象でした。高校生の私は、仏教のことも、阿弥陀仏のことも、何も知らなかったのです。そもそもお地蔵様は菩薩ですね。

■昨日は、家で仕事をしていました。気分転換に少し庭の手入れをしたときに、庭のジューンベリーの蕾が膨らんでいることに気がつきました。そして、じっと眺めていると、蕾のひとつひとつが、空也上人立像の小さな阿弥陀仏のように見えてきたのです。ものすごくたくさん阿弥陀仏が乱舞。はっとしました。そんなふうに見えて、なんというか、とても幸せな気持ちになりました。

■たくさんの阿弥陀仏の蕾、もうじき広がって花を咲かせます。

リラックスできない年度末

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■子どもの頃、春休みの思い出と一緒にあるのはモクレンの花です。春休みって、宿題もないし、暖かくなって気持ちが良いし、なんとなく春の香りが漂っています。なんていうのかな、生き物が目覚めた感じの香り…かな。本当にリラックスできました。昨日は、最寄駅から自宅に帰るときに、近くのお宅のモクレンが咲いていました。素敵ですね〜。とはいえ、子どもの頃とは違い、春休みも朝から働いています。年度末ですから、それなりに忙しいです。大人ですからね。そんなにリラックスできないな…。って、還暦を超えた爺さんが言うことではありませんね。

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■昨日は午前中は、朝9時半から大津市役所で「大津市協働を進める三者委員会」でした。これは、「大津市『結の湖都』協働のまちづくり推進条例」の規定に基づく委員会です。この条例に掲げられた「協働によるまちづくり」の推進を実効性あるものにし、時代の流れに対応したものとなるよう、協議・検討をしています。2017年の秋にこの委員に就任して、委員長を勤めてきましたが、もう1期頑張って他の委員の皆さんと良い議論をして、大津市役所と市民の皆さんとの協働を進捗させていきたいと思います。

■委員会の後は大学に移動し、高島市からの委託調査(高島市棚田地域調査・広報資料作成業務委託)に参加しもらったゼミ生への謝金の手続きを研究部で行いました。引き続き、そのゼミ生と卒論の相談を行いました。4月から4回生になる学生さんですが、真面目に卒論の研究を進めようとされています。指導教員としては嬉しいです。今日は、きちんと自分の調査をしようと思っているフィールドを見つけて来られました。こういうふうに前向きに、少しずつ取り組んでくれると、指導教員としても嬉しいんですけどね〜。でも、こういうゼミ生ばかりではありませんのでね。

■ゼミ生を指導した後、すぐに農学部に移動しました。龍谷大学「食と農総合研究所」の共同プロジェクト「琵琶湖水草の有機肥料としての表とその普及」の研究成果報告会が開催されました。農学・経済学・社会学の文理融合の研究プロジェクトの報告会です。私、今日は、社会学部教員の立場ではなく、特定非営利活動法人「琵琶故知新」の理事長として、これから運営していこうと準備をしている「びわぽいんと」や、NTT西日本滋賀支店との協働事業に関して報告を行いました。

■こんな感じで、今日も一日が終了。午前中の委員会、学生の指導、午後の報告会、いずれも有意義でした。とはいえ、年度末でいろんなことが立て込み、気持ち的には辛いところがあります。春休みだから、リラックしたいのですが。キャンパスは春休みでのんびりしているんですけどね〜。

我が家の小鳥たち

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■少し傷んだ不知火(みかんの一種)、いつもは傷んだところをカットして食べるんですが、今日は、庭にやってくる小鳥たちのために奮発することにしました。半分は植木鉢の受け皿に、残り半分はシマトネリコの枝から針金でぶら下げました。これまで、針金の方しかなかったので、メジロが食事をしているところにヒヨドリがやってきて、メジロを追い払って不知火を独占していましたが、今日は2箇所あるので争うこともなく、ヒヨドリのツガイは受け皿の方の不知火を、メジロは針金の方の不知火を美味しそうに食べていました。

■この不知火とは関係なく、庭の法面で餌を探しているのはジョウビタキです。昨日、冬になって色が茶色になった法面のビョウヤナギを刈り取り、隙間に溜まっていた落ち葉もきれいに取り除きました。そこにジョウビタキがやってきたのです。落ち葉の下に隠れていた虫を探しているようです。もしジョウビタキに餌を少し与えるとすると、魚の餌のワームの類が良いようです。ペットショップに売っているのかな。やってみますかね。

■話は小鳥からかわりますが、不知火とデコポンは同じ品種なんですね。JAから出荷される不知火の中でも、糖度13度以上、クエン酸1%以下などの条件をクリアしたものがデコポンなんだそうです。個人的には不知火で十分に美味しいけれど。
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雪の日のメジロ

20220121mejiro.jpg ■リビングの窓に合わせて、鉢が置けるように台を置いています。窓の下にはエアコンの室外機も置いてあるので、それを少し隠すようにもなっています。昨日の晩、そこにミカンを半分に切って置いてみました。すると、朝、さっそくメジロがやってきていました。カーテンの隙間から写真を撮りました。手を伸ばせば届いてしまうすごく近い距離です。今日は雪の中で餌を見つけにくいでしょうね。美味しく食べてね。

■さて、昨日は、午前中は理事長をしている特定非営利活動法人「琵琶故知新」の理事の皆さんと、zoomを使って協議を行いました。私たち琵琶故知新にとってみると、ちょっと困ったこと、憤慨することが起こったからです。その対応について協議を行いました。研究者の世界であれば、人のアイデアを別の言葉を使ってさも自分のアイデアのように語って横取りするようなことは、時と場合によるでしょうが、研究倫理違反になり厳しく批判されます。社会的活動でもそれに似たようなことがあります。その場合は、どうでしょうね。微妙かな。でも仮に悪気はなくても、けっして褒められることではありません。それだけでなく、場合によっては社会に混乱を与えることになりますしね。私たちはとても小さなNPOで、吹けば飛ぶような存在です。しかし、それでもできる範囲で対応をしていこうと思います。これは、しっかり書いておきますね。

■午後からは、深草キャンパスに出かけました。来年度、学内の仕事をお願いされたのですが、引き受けるかどうか悩むことになりました。その相談をするために深草キャンパスに行きました。私は退職まで後5年しかありません。すでに退職された教員の先輩(優しい女性の先生でした)からは、「脇田さん、上手にフェイドアウトしていくのですよ」とアドバイスをいただいていました。まあ、私のこれまでの様子をご覧になってきた上でのアドバイスかと思います。「若い教員の方たちに任せて、退職した後、現役の皆さんが困らないようにしなさいね…」という意味なのかもしれません。まあ、そのようなこともあり引き受けるかどうか、逡巡しました。1人で考えていてもしょうがないので、その仕事の具体的な中身について、それをよく知る方にいろいろ情報を提供していただきました。その上で、やっと踏ん切りがつきました。来年度1年間だけですが、頑張ろうと思います。もう少し暖かい季節になったら、具体的にブログに書くことができるかもしれません。

メジロの夫婦の朝食

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■今日は4時過ぎに目が覚めまてしまいました。仕方がないので、まずはいろいろメールを送りました。こんな早朝にメールを送ると、びっくりされたかもしれませんね。いずれも、来年度の大学内の仕事のこと、そして理事長をしているNPOの事業に関わることでした。メールを送りながら、今、とても大切なポイントに立っているのだなと改めて自覚しました。もう歳をとってきたので、いろんな事を同時にこなせるのか少々心配です。

■メールのあとは、授業の準備をし、そして資源ゴミ(大量のビールの空き)を出しました。この資源ゴミは発生源は全て私なので、自己責任ということで。それから、庭のミカンも取り替えました。すると、早速、メジロの夫婦(⁈たぶん)が朝食を摂りにやってきました。啄んでいる様子を観察していると、果汁が滴り落ちています。美味しそうです。

オンラインと対面式

20211114mygarden2.jpg■昨日は、溜まっていた庭仕事を午後に3時間ほどかけて行いました。枯れたものを取り除き、落ち葉を集め、ユリの球根を鉢に植え、収穫が終わったプランターの土を処理しました。プランターの土には、たくさんミミズがいましたた。ミミズからすると、食べ応えのある土だったのかもしれません。それから水も撒く。3匹のクサガメを飼っていますが、その飼育箱の水を交換してあげました。カメたちは、気温が下がってきて、もう餌を食べることもありません。これから、冬眠に向かっていきます。

■今朝は、少し庭がましになったので、写真を撮ってみました。我が家の小さな庭サラサドウダンがオレンジ色に美しく紅葉しました。そして、サザンカが咲き始めました。晩秋ですね〜。

■今日は入試業務のある日でした。同僚の教員の皆さんが集まってきました。普段、会議はオンラインですので、実際にお会いするのは本当にひさしぶりです。ところで、朝、たまたま横に座った方のお顔を存じ上げませんでした。ご挨拶をすると、すでに昨年から社会学部で勤務されているとのこと。もちろん、あちらも私のことをご存知ないかなと思います。違う学科なので、よくわかっていなかったのです。コロナ感染拡大で、昨年度から会議は全てオンラインでteamsを使って行われるようになりました。teamsでは、普段、教授会では司会をする学部長以外の方の顔を拝見することもありませんし。まあ、仕方ないですね。

20211114mygarden1.jpg■そんなこんなで、今日は、オンライン会議でしかコミュニケーションがないと、教員集団はどんなふうに変化していくのかなと思いました。実は、うまく感じ取れていないだけで、すでに変化しているのかも知れませんね。学生の皆ささんも、教員の皆さんも、コロナ感染で授業や学内の業務がオンラインになったことを「良いことだ」と思う人と、逆に「困ったことだ」と思う人の両方がおれるように思います。私は「良いこと」とは思わないけれど、「仕方のないことだ」とは思っています。仮にコロナが収束しても、もうオンライン授業を無くして、全ての授業が再び対面式に戻ることはないと思います。加えて、どのようなことはオンラインで行うべきなのか、どのようなことは対面式で行うべきなのか、組織としてポリシーをしっかり持っていないとまずいなとも思っています。私は、地域連携型の教育プログラム等に熱心に取り組んでいる方なので、その辺りのことについては敏感にならざるを得ません。PBL(Project Based Learning)、CBL(Community Based Learning)のような実践的な学習は、オンラインでは困難だからです(できないわけではないけれど…)。もうひとつ。「困ったこと」といえば、学生さんや同僚の皆さんとの、どうでもよいおしゃべりやコミュニケーションが少なくなってしまったことかなと思います。無駄のように見えるコミュニケーションから、大切なものが生まれてくるからです。

ツワブキの開花と「現場主義入門」

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■満開になるまで待てば良いのに…。でも、咲き始めたら嬉しくてなったので、投稿いたしまいます。我が家の庭のツワブキ、花が咲き始めました。花が咲くには、まだ、ちょっと気温が高いような気がするんですが、とにかく咲き始めました。ツワブキが咲くと、結構、いろんな昆虫が集まってくるんですよね。我が家の庭には、9箇所に植えてあるので、これからが楽しみです。

■まあ、そういうことで、木曜日の朝は、この写真を撮って、午後、3験限の「現場主義入門」という講義の準備に取り組みました。ツワブキと全然関係ありませんが…。龍谷大学社会学部では、「理論と実践の統合的学修」(「現場主義」)を重視しており、そのことを体現する教育プログラムとして、2020年度、「社会共生実践プログラム」を開設しました。ということで、今年は2年目になります。「学生と地域との協働を通した社会共生」を学びのテーマとし、1~3年次に開講される講義科目群、2~4年次に開講される実習を系統的に履修しながら、理論と実践を円環的に学ぶことができるようになっています。この「社会共生実践プログラム」の1年次「基礎科目」のなかにの「現場主義入門」があります。昨年はこの「現場主義入門」の授業の立ち上げに頑張って取り組んでこられた猪瀬優理先生がご担当でしたが、猪瀬先生が今年度は研究専念の年ということで、「代打」で私が担当しています。本当は、もっと若い先生に担当していただいた方が良いとは思うのですが、「社会共生実習」や地域連携に長年取り組んできたことから、自ら立候補して今年度は私が担当させていただくことにしました。

■さてさて、そういうわけで午前中の準備を済ませて昼飯をかき込み、昼からのオンラインの講義に臨みました。自宅の書斎からです。ところが、です。zoomの操作でいろいろトラブってしまいました…。講義のスタートが遅れてしまいました(トラウマ級…すぐに忘れるかな)。悲しい。準備した講義内容を全て話せなくて残念。まあ、仕方がないですね。次回からは、対面式授業になります。そこで挽回します。この日は、「現場主義入門」の後は、大学院生の指導。そのあとは、夕飯の買い物と夕飯を済ませて、晩はゼミ生の卒論指導。こちらもzoomです。たいしたことやっていないんですけど、こうやって一日が終わりました。

シュウメイギク、ハギ、ツワブキ

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■我が家の庭のシュウメイギクとハギが満開になりました。こういうふうにハギを背景にシュウメイギクを配置してくださったのは、いつもお世話になっている庭師さんです。花が咲いたときの様子を心の中にイメージしながら植栽をしてくださったのでしょう。心より感謝いたします。さて、庭の7ヶ所に植えてあるツワブキにも蕾が膨らんできました。もう少し寒さが増してきた頃に花を咲かせるのだと思います。同じ秋でも、気温により花を咲かせる時期が異なります。

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