トンカツとインデアンカレー
■先週の23日の午前中、大津市役所で仕事があったので、昼食は、市役所の向かいの豚カツ屋さんに行きました。お気に入りのお店ですが、コロナのせいか、値段が約1.5倍になってしまったのがね…。でも、超ひさしぶり。美味しゅうございました。
■24日は、龍谷大学吹奏楽部の定期演奏会のリハーサル。ザ・シンフォニーホールに行く途中、阪急梅田三番街の「インデアンカレー」で昼食を摂りました。この前このカレーを食べたのはいつになるでしょうね。亡くなった母親のところに介護で毎週通っていた頃は、気合を入れるためにこのカレーを食べていました。介護には気合がいるのです。その母が、介護保険でヘルパーさんに入ってもらっても、もう一人では暮らせなくなって、次は介護老人保険施設に入りました。しばらくしてその老健も難しくなって滋賀の有料老人ホームに移ったのですが、その滋賀の老人ホームに移るまでは、ほぼ毎週のようにインデアンカレーを食べていたように思います。
■今回も、もちろん、以前と同じように「ルー大盛り&卵」を注文しました。ただ、ずっと食べていなかったので、その辛さに胃袋が少しびっくりしたようです。
龍谷大学吹奏楽部「第48回定期演奏会」
■一昨日、大阪のザ・シンフォニーホールで開催いたしました第48回定期演奏会、無事に終演いたしました。コロナ禍で十分な練習時間が取れなかったにもかかわらず、部員の皆さん方の頑張りと集中力、そして音楽監督を中心とした指導者の先生方のお力により、今回も素晴らしい演奏を披露することができました。ご来場くださった皆様、オンラインでご視聴くださった皆様、ありがとうございました。
■終演後のことについて少し。今回の定演で卒部される(吹奏楽部を引退される)4回生の皆さんが、楽屋で、指導者の先生方に挨拶をされていました。なかには、涙を流しながら感謝の気持ちを伝えているリーダーもおられました。プロの音楽家・演奏家でもある指導者の皆さんの丁寧なご指導と、ご本人の日々の努力がうまく結びつき、楽器の演奏のレベルが格段に向上したのです。また、下回生の部員を音楽的にまとめてリードする重責も全うすることができたのです。そういう経験ができるって本当に幸せなことだと思います。おそらく、非常に濃い4年間を過ごしてこられたのではないかと思います。
■龍谷大学は、課外活動は、「正課授業とあいまって大学教育の重要な一環である」ということを基本理念としています。そのような基本理念のもと、課外活動は、「人格形成・人間形成に役立つ教育の場であり、学部の枠を越え、多様な人間性を有した集団生活の場、社会的訓練の場である」との考え方にも立っています。私も、吹奏楽部の部員の皆さんが、日々の練習や運営の中で、様々な課題や大きな困難と格闘されている様子を拝見したりお聞かせいただきながら、「課外活動は若者たちが自ら成長していく場でもある」ということを実感しています。
■以下、最初の2枚はリハーサル時の写真です。リハーサルは2日に及びました。最下段の写真は、ミーティング時のもの、そして広報用動画撮影時のものです。
【追記】■卒部された前・幹事長の方から報告をいただきました。人数制限したホールにお越しくださった皆様、オンライン配信でご視聴いただいた皆様、あわせて1223人の皆様に演奏をお楽しみいただけました。
スンデクッパ
■寒いですね。暖かいものをいただきたくなります。先日、YouTubeで美味しそうな韓国料理の動画を見つけました。「ノスタルジック KOREA by花緒Kao」というチャンネルです。ソウル在住のご家族の食べ歩きの動画です。この動画は、お子さんたちのご希望で「スンデクッパ」を食べているところです。じつに美味しそうに食べておられます。
■スンデとは、「豚の血液、餅米、刻んだ香味野菜、唐麺(デンプンで作った麺。チャプチェなどに使われる)などを練り上げた物を豚の腸に詰め込み、蒸して作った腸詰」(wikipedia)とのこと。豚の血液が入った食材は、日本料理では知りません。ヨーロッパだとソーセジに豚の血が混じったものがありますね。ちょっと気になります。ということで、知り合いに、京都でスンデクッパを食べられるお店はないか尋ねてみました。日本でも食べられたらいいな〜。
ゲーミフィケーションと大学の授業、そして卒論。
■ゲーミフィケーション…という言葉があるそうです。「そんな言葉も知らないのか…」と呆れている方もいらっしゃるかもしれません。「ゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用すること」なのだそうです。調べてみると、学校や大学の授業にこのゲーミフィケーションを取り入れて学習意欲を高めて、学力向上させようという議論もあるようです。もっとも、ゲームをやらない私には、いまいちよくわかりません。
■ということで、ちょっと調べてみました。ゲーミフィケーションのやり方がいくつかあげられていました。例えば、以下のようなものです。
①目的・課題の提示を明確に提示する
→ゲームだと、例えば「勇者よ、汝の目的は、王国を魔物から解放することじゃ」 というミッションを与えるわけですね。授業だと、このシラバスの「授業概要」や「到達目標」がこれにあたりますかね。でも、シラバスに「学生よ、汝の目的は、これこれしかじかを理解することじゃ」なんてふうには書きませんけどね。②現状を可視化して、つぎの一歩をわかりやすくする
→ゲームだと「この地図にしたがって川をさかのぼり、山頂にいたって、大魔王と戦え」と。これもわかります。授業だと、授業計画全体の流れを理解してもらって、「今回は、その全体のうちのここ、このテーマに関して話をします。このポイントに関して理解を深めて」という感じでしょうか。③ストーリーをつくる
→ゲームだと「数百年前から、この町は、勇者が守ってきたのじゃ」。ゲームで戦うことの背景、コンテクストを明示して、戦う意味をはっきりさせるわけですね。授業だと、この授業を学ぶことの学問的な意義のようなことを理解してもらうことかな。どうでしょう。④フィードバックは迅速に行う
→ゲームだと「効果はバツグンだ。経験値50を得た。勇者はレベル25になった」。これもわかりやすいですね。授業だと、リアクションペーパーへのコメントを書いて返していくとかがそうでしょう。⑤成功すれば、わかりやすい報酬をもらえるように
→ゲームだと「魔王を退治した勇者は、次期の王となり金10,000を与えられる」。これもよくわかる。レポートを1回提出すると何点…みたいな感じかな。シラバスだと、成績評価の方法のあたりでしょうか。⑥競争者の情報も見える化する
→ゲームだと「西の町の勇者は、魔王まで3ブロックまで迫っているぞ」。競争することで、戦う意欲が高まるのかな。
■こうやってみていくと、⑥を除いて、大学の授業の場合も、授業そのものに加えて、シラバスや現在取り入れられているクラウド型の教育支援サービスの中に、①から⑤について一定程度取り入れられているようにも思います。⑥も、個別の授業でなく、成績全体であればGPAという数値で確認できます。もっとも、「〜〜するのじゃ」みたいなゲームのノリというか、そのような表現はしていませんけど。
■以上のことは、もちろん「機能」としては…です。先ほどリンクを貼り付けたサイトの記事によれは、「おもしろいゲーム」でなければ、ゲーミフィケーションは失敗するのだそうです。あたりまえですが、おもしろい中身の授業でなければ、①〜⑤が授業の運営に取り込まれているにしろ相手にされません。しかも、全ての人にとって面白いゲームは存在しないように、全ての学生にとって面白い授業も存在しません。
■なぜ、こういうことに関心を持ったかというと、以前、ゼミで卒論の指導をしていた時に、一人の学生さんが、「こうすれば卒論が絶対にうまくできるという道筋を示してくれたら、やる気スイッチ入るんですけどね」と言ったことを時々思い出すからです。その時は、何を言っているんだろうと驚きましたが、このゲーミフィケーションという概念を知ると、彼の言わんとすることもなんとなく理解できます。そういえば、その学生さんは日々ゲームに没頭している人でした。
■授業の運営でゲーミフィケーションを意識することは、それほど難しいことではないと思います。おそらく、無意識のうちにそうやっている教員もおられるでしょうね。そもそも、シラバスがそのような構造を取り込んでいるようにも思います。で、問題は卒論ですね。ゲームの場合は、ゲームを提供する人たちがいて、その提供されたゲームを体験して消費する人がいて成立していますが、卒論は、自分自身で意味や意義のある課題をみつけて、その課題を明らかにするために研究に取り組むわけです。教員は、それを側面から支援するわけです。ですから、あえて卒論でもゲーミフィケーションという考え方にこだわるのであれば、自分で面白いゲームを作りつつ、自分でそのゲームを体験してワクワクする…ということになるのでしょうか。もっとも、研究は自らの意思で行うものです。個人的には、そもそもゲーミフィケーションは成り立たないと思っています。
■ああ、卒論の指導。何年もやっていますが、いつもいつも苦労しています。
芋焼酎「安田」
■先日、知り合いの方から、芋焼酎「安田」(国分酒造)をいただきました。私が毎週通っている大津駅前の居酒屋「利やん」でこの「安田」をキープしており、そのことをご存知でプレゼントしてくださったのです。ありがとうございます。この「安田」、通常の芋焼酎のように米麹ではなく、芋麹を使っている芋焼酎です。つまり、芋100%の芋焼酎なのです。
■なぜ銘柄が「安田」かといえば、杜氏さんのお名前が安田宣久さんだからです。この杜氏さんのことを、国分酒造のサイトの中で読むことができます。以下は、そこからの引用です。
平成4年、国分酒造の杜氏になった”安田宣久” 5年後の平成9年に取り組んだ芋100%焼酎「いも麹芋」が、安田にとって大きな転機となりました。以来、過去にあったものを蘇らせることにロマンを感じるようになりました。
安田宣久が杜氏になって20年後の平成24年、杜氏人生の集大成として取り組んだ芋焼酎「安田」。今までにないタイプの芋焼酎ということで予想以上の反響を頂きました。
■「今までにないタイプの芋焼酎」…。そうなんです、飲んだ時の印象がこれまでの芋焼酎と全く異なります。口に含んだ時に、柑橘系の香り、ライチのような香りが鼻に抜けるのです。焼酎に含まれるシトロネロールという物質の値が大変高く、その結果、ライチのような香りがするのだそうです。もともと甘い香りのする芋焼酎が好きですが、この「安田」は特別なような気がします。
2021年度の龍谷大学シーホース
■昨日、学生アメリカンフットボール日本一を決定する「甲子園ボウル」が開催されました。母校、関西学院大学ファィターズと法政大学の対戦になりました。この対戦を観戦した元・京都大学ギャングスターズ監督の水野弥一さんは、この試合に関して次のように印象を述べておられます。フィジカルな側面では法政大学が上回っていたけれど、関学はクレバーな試合運びで大差で勝利したという感じでしょうかね。
関学大は試合運びのうまさが目立ち、さすがの勝利だった。最初の印象ではパワー、スピードといったフィジカルで、むしろ法大が上回り、ディフェンスラインが中央に突っ込んできて圧力は強かった。関学大は立ち上がりこそタッチダウンを奪ったが、相手守備のプレッシャーを受ける場面も目立った。ただ、それも計算済みだったか。関西のリーグ戦でRB前田公が中央突破していたようなプレーは、あまりやらなかった。外に回したり、まともに相手の強い部分とぶつからずに弱点を突いた。
■では、我が龍谷大学シーホース、今シーズンはどのような試合結果だったのでしょうか。龍谷大学シーホースは、Div.1(1部リーグ)で4位になった時代もありましたが、現在はDiv.2(2部リーグ)です。この秋は、入替戦への出場をかけて神戸学院大学と対戦しました。残念ながら、28-21で敗戦でした。試合経過は、トップの動画でご覧いただけます。Div.1に復帰することは来シーズン以降に先送りになりました。なんとしても復帰していただきたいです。頑張って。
■さて、先ほど引用した水野弥一さんの記事で、水野さんは、関学ファイターズに関して以下のように語っておられます。なるほどと思います。ただし、これは何もスポーツにかぎることではないように思います。部長をしている吹奏楽部のような音楽系の課外活動においても同様のことだと思います。
これで4連覇となったが、他チームと違うのは「個人がどういうプレーをするか」ではなく、「チームとしてどうあるべきか」という規律がある。選手個々の自覚、フットボールへの情熱、努力の量が違う。自分たちで良くしていこうという文化、伝統がある。だから、選手が卒業して入れ替わっても、監督が代わっても、チームとして徹底できている。学生スポーツのお手本だ。
龍大出身の谷口将隆さんが世界チャンピオンに
CONGRATULATIONS to the new WBO Mini-Flyweight World Champion Masataka Taniguchi, who defeated Wilfredo Méndez, via 11th-Round TKO in Tokyo. https://t.co/aXL0tTneJP
— WBO (@WorldBoxingOrg) December 14, 2021
■龍谷大学ボクシング部出身の谷口将隆さんが、WBO世界ミニマム級の新王者に。
龍谷大学吹奏楽部第48回定期演奏会のオンラインチケット購入方法
■拙ブログをご覧いただいている皆様。いつもありがとうございます。今回は、龍谷大学吹奏楽部部長としてお願いがあります。龍谷大学吹奏楽部では、12月25日、ザ・シンフォニーホールで第48回定期演奏会を開催いたします。会場のチケットは完売いたしました(当日のチケットの販売もございません)。しかし、オンラインチケットはまだ販売しております。定期演奏会当日の16時30分まで販売しております。遠くにお住まいの皆さんにも、お楽しみいただけます。以下は、オンラインチケットの購入方法です。どうぞ、よろしくお願いいたします。
■今回の定期演奏会では、コロナ感染対策として出演者へのプレゼント・差し入れの受付及び、終演後の出演者のお見送り、面会等を取り止めさせていただきます。どうぞ、よしくお願いいたします。なお、当部の感染拡大防止対策情報につきましては、龍谷大学吹奏楽部公式HPをご覧ください。
https://ryukoku-windmusic.com/topics/countermeasure2
■今回は、「パントマイム」(P.スパーク)、「トッカータとフーガニ短調」(J.S.バッハ)、「組曲惑星より『木星』」(G.ホルスト)等を演奏します。ポスターやチラシで公になっている曲はこの3曲ですが、もちろんこれら以外の曲も演奏されますので、ご期待ください。さて、今日は、ひとりの部員と偶然に話をすることができました。彼は「トッカータとフーガニ短調」でトランペットを吹くといっていました。難しいんだそうです。元々は、オルガンの曲ですが、そのオルガンの曲をオーケストラのために編曲した作品を、さらに吹奏楽のために編曲した作品のようです。彼は、定期演奏会が終わっても安心できません。年が明けると卒論も提出しなければなりません…、頑張ってください。
【オンラインチケットの購入方法】
こんばんは!
オンラインチケットの購入方法を動画で説明いたします。コロナ禍で遠方から見に来られない方も、ご自宅で私たちと優雅なクリスマスを過ごしませんか?🎅🏼🎄
当日、12月25日(土)の16時30分まで販売しております⭐️#龍谷大学吹奏楽部#第48回定期演奏会 pic.twitter.com/csbYEU2T05— 龍谷大学吹奏楽部 (@ryu_windmusic) December 8, 2021
卒業論文の執筆に向けて
■火曜日の4限は「社会学演習I B」です。3回生の後期のゼミになります。夏期休暇中に、各自の卒論に資すると思われる書籍2冊を選び、その2冊に関して書評を書いてもらいましたが、後期の演習の前半では、その書評を元にグルーブワークを行ってもらいました。
■自分で執筆した書評を元に「この本のどこが面白いのか」を他のメンバーに丁寧に説明してもらいながら、各自の卒論のテーマも同時に明確にしていく…ということを目指しました。また、グループワークを通して、全員がお互いに何に関心を持って卒論執筆に向けて研究しようとしているのかを知ることができました。
■そのあと(後期のゼミの後半)は、各自の研究テーマに関して1回につき2人ずつ報告してもらいました。今年度のゼミ生は人数が少なめで12名ということで、一通り報告が終わりました。研究テーマの報告と並行して、希望するゼミ生徒との面談も丁寧に行いました。その結果、12人のうち半分ほどの人が卒論のテーマと調査フィールドが、ともに明確になってきました。就活が忙しくなる前に、まずは調査を開始してもらうつもりです。
■残りの半分の人たちは、まだテーマしか決まっていない人、またテーマもまだぼんやりとしている人たちということになります。その方達とは引き続き、面談を継続してサポートをしていこうと思います。
■トップの写真は、昨日の4限のゼミの時の様子です。これからどうやって調査を進めていくのか、各自の研究計画についてグループに分かれて説明してもらっています。もちろん、テーマがはっきりしていない人は計画の立てようがないので、仲間の研究計画に関する考えを聞くことになります。また、私から促したわけではありませんが、自分の研究と就職活動を「車の両輪」としてどうやって両立させていくのか、そういった点についても意見交換を行なっています。
■もっとも、テーマと調査フィールドが決まったとして、きちんと「自分の現場」であるフィールドに通わないと、卒業論文は書けません。このあたりがね、就活の中でだんだん後回しになってしまうんですよね。苦しむのは自分自身なんですけどね。