秘密の花園
■今日の2限は「地域再生の社会学」です。履修者の人数に比べて教室が少しだけ狭いのが気になりましたが、いよいよ講義も始まりました。授業が終わっあと、キャンパスの中を歩いていると、噴水横にある樹のそばで、たくさんのスミレが咲いているのに気がつきました。コロナ感染に対する危機管理レベルが1になり、基本、授業は対面式に戻りました。ということで、たくさんの学生さんたちが歩いているのですが、みんな気がついていないというか、見向きもしないというか…。ということで「私は。ちゃんと気がついたよ。もっと綺麗に咲いておくれ」とそっと心の中で語りかけてみました。私だけの「秘密の花園」でしょうか。もっとも、ガーデニングが趣味になっていなければ、私もたくさんのスミレが咲いていることに気がつかなったかもしれませんね。ちなみに、このスミレ、葉の形からするとホコバスミレかな…と思っています。難しいです。
■さて、授業は対面式に戻っているのですが、会議は基本的にteamsを使ったオンラインで行われています。今日は、第1回目の教授会だったからかもしれませんが、対面式での出席も可能でした。もちろん、事前に申し込まねばなりません。私は、対面式で出席しました。ただ、実際には集まったのは、学部執行部、事務局、対面式の教員も合わせて15名でした。大多数はオンラインでの出席を選択されていました。こうなると、もう対面式の会議ってできなくなっているような気もします。皆さん、オンラインの方が便利なのでしょうね。
春の琵琶湖
産卵に集まった大きな魚。もうじき代掻きが始まる。水中はこの季節が一番楽しい。琵琶湖の春はあっというまに終わってしまう。琵琶湖-1.0m pic.twitter.com/NKGWu171pd
— イノウエダイスケ (@zarigani1984) April 9, 2022
■京都の河川、滋賀の琵琶湖や琵琶湖に流入する河川で、淡水魚の映像を撮っておられるイノウエダイスケさんのtweetです。琵琶湖の湖岸、水深1mほどのところに集まったフナですね。産卵のタイミングを待っているのでしょう。こうやって今年も命が再生産されます。
春の庭
■1段目。ジューンベリーが満開になりました。昨年はたくさんの実が収穫できましたが、今年はきちんと実がなってくれるかな。
■2段目左。ツンツン目を伸ばしていたギボウシが、葉を広げはじめました。ツンツンした芽の中に赤ちゃんのような葉が最初からできているんですね。2段目右。しばざくら。庭の法面にシバザクラを植えてありましたが、少し弱ってきた部分があり、庭師さんに手を入れてもらっています。法面なので、土も流れてしまっていました。土留の工事も合わせてしてもらっています。
■3段目左。黄色いのは、ヒカゲツツジ。造園の専門家が教えてくださったのですが、「あなたの庭の黄色いツツジはヒカゲツツジというて、シャクナゲに近い種類なんやで」…なのだそうです。シャクナゲもつつじかの低木なんですね。3段目右。わかりません…。
■4段目左。オオエゾムラサキツツジです。濃いピンク色の花が複数集まって咲いています。エゾムラサキとオオエゾムラサキって種類が違うのかな…。よくわかりません。4段目右。常緑ガマズミです。たくさんの小さな花が集まって咲きます。蕾は赤いのですが、咲くと真っ白になります。
■5段目左。シャガです。特に世話はしていませんが、毎年、たくさんの花を咲かせてくれます。5段目右。ドウダンツツジです。とんがった芽が開くと、中から複数の花が飛び出して膨らみます。そういう自然界の仕組みを見て、本当にすごいな〜と思います。
■こうやって春の庭を楽しみつつ、ベンチに座っているととても幸せになります。もっと老人になった春のある日、このベンチに座ったまま、静かに息を引き取る、寿命を全うする…なんて具合にはならないでしょうかね。難しいでしょうが、そうなったらいいな。そういう願望があります。
中之島香雪美術館・企画展「来迎 たいせつな人との別れのために」
■5月22日まで。企画展「来迎―たいせつな人との別れのために―」中之島香雪美術館企画展「来迎 たいせつな人との別れのために」。これはぜひ行かないといけません。以下は概要。
「死後、人はどこに行くのだろうか?」
人間誰しもが抱く根源的な問いです。それに出された仏教的な答えの一つが、阿弥陀如来のいる極楽ごくらく浄土に往生おうじょうする、というものでした。遥か西方のきらびやかな極楽世界に生まれる自分、あるいはたいせつな人を思い描くことは、死という恐怖に向き合う人々に晴れやかな希望を与えたことでしょう。こうした心情に基づく浄土信仰の高まりの中で、阿弥陀如来が多くの聖衆しょうじゅを率いてお迎えに来るのを描いた「来迎図」も、死後に向かう極楽のありさまを描く「浄土図」も、数多の作品が生み出されてきました。抗いがたい別れの痛みは、今も昔も変わりません。その心情に寄り添いつつ、浄土信仰の美術を眺めてみましょう。
■この概要を読むと、この世に残された側の方達が、亡くなった方のことを偲んで…という前提になっているような気がします。これは残された人たちの立場と言い換えることができるかもしれません。ただ、私が知りたいなと思うことは、亡くなる人の立場…になるのでしょうか。死んでしまったら、立場も何も無いじゃないか…とのご意見もあるでしょうね。でも、自分が死んだらどうなるのかを、生きている間に先取りして強いイメージを抱き、何かの実感を持つこと。死を先取りして生きるための作法。うまくいえませんが、この企画展で展示される絵画を通して、人びとは何を考え行動したのか、その辺りのことなのかな。
202年度の「地域エンパワねっと・大津中央」
2022年度の面談の記録
■このエントリーでは、2022年度のゼミ生や実習生との卒業論文やゼミ報告、原稿執筆に関する面談の予約状況を記録として残していきます(「社会学入門演習」の履修者、大学院の方との面談も必要があれば付け加えていきます)。ただし面談の詳しい内容については、ここには書きません。
■私のこれまでの経験では、卒論に関していえば、面談の回数と卒論の進捗状況とは比例しています。また、面談の回数と卒論のレベルも比例しています。きちんと準備をして面談に臨んでください。また、自分のペースメーカーとしてこの記録を時々見るようにしてください(「しばらく面談に行っていないな…、これはマズい」という感じです…)。面談の予約・終了のみここに書き込んでいきます。このページは、「2022年度」4月からの面談記録です。
■記録に残せなかった面談も多々ありますので、抜けている場合は申し出てください。
■面談終了後、「卒論カード」をメール添付書類で送ってもらうことになっています。
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【2月】
(71)2023/03/23/13:30: 1回生OM(みつき)進路。終了。
【2月】
(70)2023/02/27/13:00: 1回生SH(はると)進路。終了。
(69)2023/02/25/13:00: 1回生OR(れいな)進路。終了。
【1月】
(68) 2023/01/28/10:00: 2回生TM(むねのり)ゼミ報告。終了。
(67)2023/01/27/11:00: 3回生YH(ひろただ)海外講演の指導。終了。
【12月】
(66)2022/12/24/13:30 : 4回生MM(みかこ)卒論の指導。終了。
(65)2022/12/16/15:15 : 4回生KM(まゆか)卒論の指導。終了。
(64)2022/12/16/15:15 : 4回生TT (たろう)卒論の指導。終了。
(63)2022/12/09/16:15 : 4回生KM(まゆか)卒論の指導。終了。
(62)2022/12/09/15:55 : 4回生TT(たろう)卒論の指導。終了。
(61)2022/12/09/15:35 : 4回生TJ(じゅんや)卒論の指導。終了。
(60)2022/12/09/15:15 : 4回生TT(たくや)卒論の指導。終了。
(59)2022/12/09/15:15 : 4回生TT(たくや)卒論の指導。終了。
(58)2022/12/09/14:00 : 4回生NT(たつき)卒論の指導。終了。
(57)2022/12/09/13:30 : 4回生NY(ようた) 卒論の指導。終了。
(56)2022/12/06/13:30 : 4回生YI(いつき)卒論の指導。終了。
(55)2022/12/05/10:00 : 4回生TJ(じゅんや)卒論の指導。終了。
(54)2022/13/04/20:30 : 4回生KM(まゆか)卒論の指導。終了。
(53)2022/12/04/20:00 : 4回生MM(みかこ)卒論の指導。終了。
(52)2022/12/02/16:45 : 4回生NT(たつき)卒論の指導。終了。
(51)2022/12/02/13:30 : 3回生YH(ひろただ)調査の指導。終了。
【11月】
(50)2022/11/21/10:00 : 4回生KM(まゆか)調査の指導。終了。
(49)2022/11/15/13:30 : 4回生TJ(じゅんや)調査の指導。終了。
(48)2022/11/14/21:00 : 4回生MM(みかこ)調査の指導。終了。
(47)2022/11/11/13:00 : 4回生TT(たろう)調査の指導。終了。
(46)2022/11/10/10:00 : 4回生YI(いつき)調査の指導。終了。
(45)2022/11/07/10:00 : 4回生SH(はやと) 調査の指導。終了。
(44)2022/11/06/10:00 : 4回生NT(たつき)調査の指導。終了。
【10月】
(43)2022/10/31/13:30 : 4回生TT(たろう)調査の指導。終了。
(42)2022/10/25/16:30 : 4回生NT(たつき)調査の指導。終了。
(41)2022/10/20/20:30 : 4回生NT(たつき)調査の指導。終了。
(40)2022/10/20/20:00 : 4回生KM(まゆか)調査の指導。終了。
(39)2022/10/02/21:00 : 4回生MM(みかこ)調査の指導。終了。
【9月】
(38)2022/09/30/14:00 : 4回生TH(ひなこ)調査の指導。終了。
(37)2022/09/30/13:30 : 4回生NT(たつき)調査の指導。終了。
(36)2022/09/26/10:10 : 4回生MM(みかこ)調査の指導。終了。
(35)2022/09/22/11:10 : 4回生TH(ひなこ)調査の指導。終了。
(34)2022/09/15/20:30 : 4回生KM(まゆか)調査の指導。終了。
(33)2022/09/15/20:00 : 4回生NT(たつき)調査の指導。終了。
(32)2022/09/13/10:00 : 4回生YI(いつき)調査の指導。終了。
【8月】
(31)2022/08/26/18:00 : 4回生MM(みかこ)調査の指導。終了。
(30)2022/08/16/20:00 : 4回生NT(たつき)調査の指導。終了。
(29)2022/08/16/13:15 : 4回生TT(たろう)調査の指導。終了。
(28)2022/08/05/9:30 : 4回生NT(たつき)卒論のテーマの指導。終了。
(27)2022/08/01/17:00 : 3回生TS(しゅうと)卒論のテーマの指導。終了。
(26)2022/08/01/16:30 : 3回生BR(りょうと)卒論のテーマの指導。終了。
【7月】
(25)2022/07/29/13:30 : 3回生YR(りゅういち)卒論のテーマの指導。終了。
(24)2022/07/29/15:30 : 3回生HT(たいき)卒論のテーマの指導。終了。
(23)2022/07/29/15:00 : 3回生KT(たけし)卒論のテーマの指導。終了。
(22)2022/07/29/14:30 : 3回生KS(しんご)卒論のテーマの指導。終了。
(21)2022/07/29/13:00 : 3回生NK(けんと)卒論のテーマの指導。終了。
(20)2022/07/29/11:00 : 3回生YR(れいじろう)卒論のテーマの指導。終了。
(19)2022/07/29/10:30 : 3回生SY(ゆうせい)卒論のテーマの指導。終了。
(18)2022/07/28/14:00 : 3回生NT(つかさ)卒論のテーマの指導。終了。
(17)2022/07/28/13:30 : 3回生TJ(はやと)卒論のテーマの指導。終了。
(16)2022/07/28/13:00 : 3回生YH(ひろただ)卒論のテーマの指導。終了。
(15)2022/07/26/18:00 : 4回生TT(たろう)卒論調査の指導。終了。
(14)2022/07/20/18:00 : 4回生TT(たろう)卒論調査の指導。終了。
(13)2022/07/19/14:00 : 4回生YI(いつき)卒論調査の指導。終了。
(12)2022/07/19/13:30 : 4回生TT(たくや)卒論調査の指導。終了。
【6月】
(11)2022/06/21/18:00 : 4回生MM(みかこ)卒論調査の指導。終了。
(10)2022/06/06/19:30 : 4回生KM(まゆか)卒論調査の指導。終了。
【5月】
(9)2022/05/26/16:30 : 4回生IR(りん)卒論調査の指導。終了。
(8)2022/05/26/16:00 : 4回生NY(ようた)卒論調査の指導。終了。
(7)2022/05/19/13:30 : 4回生YI(いつき)卒論調査の指導。終了。
(6)2022/05/07/16:08 : 4回生TT(たろう)卒論調査の指導。終了。
【4月】
(5)2022/04/23/21:00 : 4回生YI(いつき)卒論調査の指導。終了。
(4)2022/04/23/20:40 : 4回生MM(みかこ)卒論調査の指導。終了。
(3)2022/04/23/20:20 : 4回生KM(まゆか)卒論調査の指導。終了。
(2)2022/04/23/20:00 : 4回生TH(ひなこ)卒論調査の指導。終了。
(1)2022/04/07/21:00 : 4回生NT(たつき)卒論調査の指導。終了。
ジューンベリーと阿弥陀如来
■今、東京国立博物館で特別展「空也上人と六波羅蜜寺」が開催されています。そこには、運慶の四男である康勝が空也上人の姿を写実的に表した「空也上人立像」が展示されています。私は観覧したわけではないのですが、この立像を360度どこからでも鑑賞することができるようです。東京国立博物館の公式サイトでは、次のように説明しています。
この像が制作されたのは鎌倉時代で、上人がこの世を去ってから200年以上が経過していましたが、つねに市井の人々と共にあった上人への畏敬の念と、口から6体の阿弥陀仏が現れたという伝承を表したものです。
■とても有名ですね。私がこの立像のことを知ったのは、確か高校の日本史の教科書だったと思います。高校生だった私には、「口から針金が出ていて、そこに小さなお地蔵さんが並んでいる…」という見た目のままの不思議な印象でした。高校生の私は、仏教のことも、阿弥陀仏のことも、何も知らなかったのです。そもそもお地蔵様は菩薩ですね。
■昨日は、家で仕事をしていました。気分転換に少し庭の手入れをしたときに、庭のジューンベリーの蕾が膨らんでいることに気がつきました。そして、じっと眺めていると、蕾のひとつひとつが、空也上人立像の小さな阿弥陀仏のように見えてきたのです。ものすごくたくさん阿弥陀仏が乱舞。はっとしました。そんなふうに見えて、なんというか、とても幸せな気持ちになりました。
■たくさんの阿弥陀仏の蕾、もうじき広がって花を咲かせます。