スミレの種
■自宅の庭の雑草をまめに抜いています。小さなうちに、時間を見つけては、数分間だけですがヒョイヒョイと抜いています。慣れてくると、それほど大変なことでもありません。まめに抜いていると、雑草に困ることもありません。
■ところで雑草って何…ということなのですが。「雑草である/雑草でない」の境目は、けっこういい加減というか、もう完全に人間に主観です。自然に生えてきたものでも、これは美しい…とか、これは可愛い…とか、雑草でないことにして可愛がって育てたりするのですから。
■私はこういった野草の類を少し勉強するまでは、全部、雑草という方ゴリーの中に封じ込めて、徹底して抜き取っていました。腱鞘炎になるぐらい草抜きを徹底してやっていました。ところが、ある時、我が家にはスミレの花がけっこう咲くことに気がついたのです。タチツボスミレです。小さなスミレです。可愛らしい花なので、頭の中で雑草のグループからそうでない可愛がるグループの方に移動させることになりました。頭の中の作業です。知らないうちに移動していました。このタチツボスミレを残して周りの他の雑草を抜いてやると、けっこうあちこちに増えてきました。そして、今日、初めてこのタチツボスミレの種を観察することができました。
■写真は、タチツボスミレの種です。たくさん種が詰まっています。これがこぼれ落ちて、アリによってもう少し遠くまで運ばれるのだそうです。もし、雑草のままだったら、こういった観察もしていなかったと思います。周りには砂利が敷き詰めてあり、その砂利の石の大きさからもお分かりと思いますが、この種、かなり小さいです。今日は、スミレの種に気がついてとても嬉しかったです。
「『この種がいいね』と私が思ったから五月二十六日はスミレ記念日」。
■ということで「スミレ記念日」です(^^;;。しばらくしたら、忘れていると思いますが、おじいさんですし、許してください。
【追記】スミレ記念日…何のことやらという方は、俵万智・サラダ記念日で検索してみてください。40歳を超えていないとわからないです、たぶん。
「社会学演習IA」で「まわしよみ新聞」(3)
■3年生のゼミ「社会学演習IA」で「まわしよみ」新聞に取り組みました。完成しました〜。来週はできあがった「まわしよみ新聞」をもとに、みんなでディスカッションを行います。そして、次のグループワークに進みます。今年も「まわしよみ新聞」のお世話になりました。この「まわしよみ新聞」の発案者である陸奥賢さん、ありがとうございました。
■この「まわしよみ新聞」のゼミの中での位置づけですが、以下のとおりです。
●ゼミのグループワークで、「まわしよみ新聞」の作成に取り組み、自分は社会
のどのようなことに関心があるのか、自分のなかに眠っている問題関心の傾
向をさぐります。●「まわしよみ新聞」のグループワークの後は、卒業論文にむけて、各自の問題
関心を絞り込んでいきます。●卒業論文に資すると思われる書籍を2冊選び、まずはその書籍の内容や魅
力をゼミの仲間に紹介します。●夏休みの課題として、その2冊の書籍の書評を書いてもらいます。
240,000アクセス感謝!!
■アクセスカウンターが、本日の深夜に「240,000」を超えました。皆様、ありがとうございます。アクセスカウンターが「230,000」を超えたのは2022年1月22日でした。「200,000」から「210,000」までは「154日」、「210,000」から「220,000」までは「97日」、「220,000」から「230,000」までは107日にかかりました。今回、「230,000」から「240,000」までは「123日」です。平均すれば、毎日81人の方にご覧いただきました。春休みの期間を含んでいたので、少し少なめです。
■このブログを開始したのは、2012年の7月25日です。当時、社会学部に勤務されていた笠井賢紀先生(現・慶應大学)にいろいろご指導いただき、このブログ(そしてホームページ)を開設することができました。今年の7月がやってくると10年、この日記のようなブログを続けてきたということになります。何か多くの皆さんの役に立ちそうなことを書いていれば良いのですが、私自身、そのようなことを書くタイプではありません。申し訳ないですが日記のようなことしか書けません。いつも書いているように、一人の大学教員の日記のようなブログですので、ご覧いただけるだけでありがたいと思っています。心より感謝いたします。
農学部・古本強先生の養蜂を見学。
■火曜日の2限は、「社会学入門演習」です。昨日は、農学部の古本 強先生に、瀬田キャンパスに隣接する田上の堂という集落まで連れて行っていただきました。古本先生は、堂で、大学院生と養蜂に取り組んでおられます。その様子を拝見しにいきました。
■たいした距離ではないのですが、オンライン授業のためにパソコンをリュックに入れて担いでいる人もいて、ちょっと大変だったかな。あと、自然がいっぱいが得意でない…せいなのか、ミツバチの巣箱に近づけない人も多数。そのような中、3人の女子学生が刺されないように帽子を被せてもらって、巣箱に近付いてじっくり観察してくれました。
■さて、6月9日に、この堂の養蜂で採取したハチミツのイベントが開催されます。蜂蜜の販売会です。農学部が主催ですが、指導している「社会学入門演習」の有志の学生の皆さんと私も、販売会のお手伝いする予定です。また、ハチミツや身の回りで採れる食べられる植物(たとえばヤマモモやノイチゴとか、庭でも収穫できるジューンベリーとか)を使ったイベントを、古本先生にもご指導いただきながら、秋に開催しようと思っています。いずれのイベントも、瀬田キャンパスにあるSTEAMコモンズ「Global Lounge & Kitchen」で開催することになります。「社会学入門演習」では、秋に開催するイベントの企画をグループに別れて考えてもらおうと思います。
『地図から消えた村 琵琶湖源流七集落の記憶と記録』(吉田一郎)
■最近、この写真集のことを知り、入手しました。『地図から消えた村 琵琶湖源流七集落の記憶と記録』(吉田一郎)。じっくり読もうと自宅に持ち帰りました。朝、まずはパラパラと中身を眺めていてストップしたページがありました。『驚きの介護民俗学』という本のことを思い出しました。96歳の男性が、かつて暮らした村の写真を見ることで、眠っていた記憶が蘇ると共に、元気を取り戻されました。家には土台がありますが、この男性にとってはかつて暮らした村の記憶が人生の土台なのでしょうね。
【参考リンク】
丹生ダム
丹生ダムの経緯と概要
独立行政法人水資源機構 丹生事務所
世界農業遺産申請のその後
■世界農業遺産の認定を目指して、滋賀県が国際連合食糧農業機関(FAO)に申請している「琵琶湖システム」、いよいよ来月、現地調査が行われます。「琵琶湖システム」は、日本農業遺産としてすでに認定されていますが、次は世界を目指します。日本農業遺産申請の検討段階から「世界農業遺産プロジェクト推進会議」のアドバイザーとしてお手伝いをしてきたこともあり、今回も、現地調査の折に引き続きお手伝いをさせていただくことになりました。
■ところで、この「琵琶湖システム」、2019年2月15日に日本農業遺産に認定されると同時に、世界農業遺産認定のための申請についても承認されました。ところが、コロナ禍、パンデミックのために現地調査がなかなか実施されませんでした。どうなっちゃったんだろうね〜と心配していました。少し前のことになりますが、新年度になって、いよいよ現地調査が実施されることになったとの連絡が滋賀県庁からありました。ということで、昨日は大学の授業を終えた後、滋賀県庁農政水産部に向かい、職員の皆さんと打ち合わせを行いました。
■アドバイザーとしては、世界農業遺産に認定されるに違いないと信じてはいるのですが、世界農業遺産認定がゴールではありません。いよいよスタートと捉えるべきなのかなと思っています。認定されてからが大切だといつも思っています。「琵琶湖システム」の価値を、生産者だけでなく消費者も含めた多くの皆さんと共に深く再認識・再評価して、それぞれの立ち位置から、さまざまな取り組みが始まっていったら素敵だなあと思っています。そういう取り組みに自分も関わってさらにお手伝いできたらとも思っています。とっても楽しみです。NHKの朝の連続テレビ小説風にいえば、「ちむどんどん」(胸がわくわくする気持ち)です。
琵琶湖システムについて
母校訪問
■私のゼミの出身で、滋賀県庁に就職したKさんが訪ねてきてくれました。彼女は社会学部の地域連携型教育プログラム「社会共生実習」の「地域エンパワねっと」も履修していました。2020年の3月に卒業されたので、社会人になって3年目ですかね。滋賀県庁では、若手職員をリクルーターとしてそれぞれの母校に派遣させておられるようで、今日は就活を支援するキャリアセンター へ打ち合わせに行く前に、私のところに少し立ち寄ってくれたのです。短時間ですが、お話を聞かせてもらいました。楽しく仕事をされているようです、安心しました。
Kさんとは関係ない話ですが、Tシャツを着る季節になって、緩んだ締まりのない体形がシャツの裏側から浮かび上がっていて、がっかり。対策を考えないとなあ〜。
■Kさんの勤務している県庁の出先機関が入った合同庁舎の建物のなかで、Kさんの1つ下の学年で、やはり私ゼミの出身のTくんが、滋賀県庁の職員として勤務しているという話を聞きました。でも、2人は、そういう話を聞いているだけで、まだ話をしたことがないのだそうです。私だったら、自分の方から訪ねていって仲良くなるんですけどね。で、同窓会支部を作ります(^^;;。滋賀県庁の中に、龍谷大学の同窓会組織を作ってくださ〜い。すでに、あるのかな??