阪急梅田駅。宝塚線。


■鉄道マニア…とまではとてもいきませんが、それなりに鉄道が好きです。いわゆる「乗り鉄」というやつかもしれません。昨日は、大学院の入試業務のあと老母の生活介護にいきました。瀬田駅から大阪までJRで移動。その後は、阪急宝塚線を利用しています。動画は、帰りに撮ったものです。どういうわけだか、終着駅に到着する時が、それも建物のなかに吸い込まれていくときが好きなのです。なぜか?私にもわかりません。

近鉄大阪難波駅の観光特急「しまかぜ」

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■先週の土曜日、入院していた老母が急遽退院することになりました。ということもあり、土・日・月と、3日連続で介護をすることになりました。片道2時間半近くかかるため、なかなかハードなGWになりました。それでも、小さな幸せ…っていうんでしょうか、偶然にも、素敵な出逢いがありました。母の家にいこうと近鉄・大阪難波駅に降りたときです。反対側のホームに停車しているのは…、そうです、観光特急「しまかぜ」です。大阪や名古屋と三重県の賢島とを結ぶ特急電車です。実際にしっかり見たのは今回が初めてでした。カッコイイですね〜。

■この「しまかぜ」、相当に人気があるらしく、だいぶ先まで予約でうっています。賢島にいくために乗るというよりも、賢島にいく電車の旅を楽しむ…というほうが正確かもしれません。「しまかぜ」の公式サイトでは、「伊勢志摩の晴れやかな空をイメージして、車両はブルーを基調にカラーリング。先頭車両の6枚のガラスを用いた多面体のフロントデザインは、シャープさと躍動感を表現しています」と説明していますが、とってもカッコイイのです。日帰りでもよいから、ちょっとしたプチ家族旅行をしてみたいのですが、できるかな〜…。新緑の季節に乗車すると、風景は最高なんでしょうが…そんな時間はとることができませんね〜。残念。ということで、広告の動画でを貼付けておきます。乗りたいな〜。本当に…。

近江鉄道

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■滋賀県には、レイカディア大学というシニア対象の生涯学習の施設があります。このレイカディア大学の方から、「シニアの皆さんに、龍谷大学の社会学部で学生さんたちが取り組んでいる『大津エンパワねっと』のことについて話しをしてほしい」というご依頼があり、昨日は米原校で、本日は草津校で講演をしてきました。レイカディア大学は、60歳以上の方たちが2年間にわたって様々なことを学びます。卒業後は、地域の担い手になることが期待されています。シニアの学生の皆さんたちにとって、地域住民の皆さんと一緒に地域の課題解決に取り組む「大津エンパワねっと」は参考になる…ということなのだと思います。

■さて、米原まで行きは急いでいたので京都から新幹線に乗りました。帰りは普通であれば、在来線の新快速で帰ることになるのでしょうが、それでは面白くありません。せっかく米原に来たのだからと、「近江鉄道」に乗ってみることにしました。部分的には乗ったことがあるのですが(近江八幡から八日市)、昨日は、米原から八日市を経て貴生川まで延々と私鉄ローカル線の旅をしてみようと思ったのです。しかし、急遽、かつての職場の上司とお会いいることになったため、今回は「とりあえず乗りました」程度にしておくことになりました。米原から彦根まで、4駅ほどを乗ってみることにしたのです。

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■列車は、2両編成。午後16時頃という時間帯のせいでしょうか、それともいつもこんな感じなのか…乗客はごくわずか。「近江鉄道」の鉄道部門は、赤字だと聞いているので心配になります(バス部門もあります)。湖東の内陸地域を縦断する唯一の鉄道ですから、消えてしまうと、通学・通勤、そして通院等でなくて困る方達もたくさんいらっしゃのではないかと思います。

■あっというまに、私鉄ローカル線の旅も終わりました。彦根駅では、改札口が気に入りました。木製の懐かしい乗車券箱も発見。しかも「近江鉄道」は、懐かしい硬券です(硬券というふうに呼ぶことを、facebookを通して教えていただきました)。なんだか、いろんなところでレトロな雰囲気です。建物を新しくするお金を、鉄道の安全走行に経営を集中させているせいでしょうか、レトロな駅舎が多いと聞いています(本当は?)。このあたりも、個人的には魅力なんですよね〜。

■「がちゃんこ鉄道」と呼ばれていますが、電車内への自転車の持ち込みが可能なサイクルトレインを実施しています。これも素晴らしい。沿線をサイクリングしながら移動することもできます。もちろん、そのばあいは「近江鉄道全線1日乗り放題」の「1デイ・スマイルチケット」を使わねばなりませんね。このチケットと自転車を利用して、沿線の地域を楽しむと面白そうです。

いなり、こんこん、恋いろは。

20140311inari.jpg ■時々、京阪を利用します。少し前から気になっていたのですが、あちこちの京阪の駅に、この写真のような看板がたっています。いつもサッと通り過ぎていましたが、これはアニメ看板なんですね。『いなり、こんこん、恋いろは。』というアニメです。どんなアニメなのか、まったく知らないので、少し調べてみました。

公式サイトがありました。「よしだもろへ」という漫画家の作品のようです。こんな、ストーリーです。伏見稲荷大社や京阪電鉄とタイアップしているようですね。

京都伏見に暮らす女子中学生・伏見いなりは、クラスメイトの丹波橋くんに片思いする少し内気な女の子。ある日、助けた子狐の恩返しとして「おいなりさん」こと宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)から手違いで変身能力を授かってしまい…!?
変身能力を手に入れたいなりが、京都を舞台に繰り広げる波瀾万丈恋模様!恋に友情に悩みながらも成長していく少女のまっすぐな姿に胸打たれる、青春の全てがつまった作品です。

■アニメの主人公の名前は「伏見いなり」というのだそうです。ちょっと、まいりました…。ちなみに、アニメ中で伏見稲荷大社は「伊奈里神社」となっています。そして、この「伏見いなり」が片思いしているのは「丹波橋紅司」(たんぱばし・こうじ)。その他にも、「三条京子」、「丸太町ちか」「墨染朱美」「出町柳一」なんて名前の人物が登場しているようです。京阪沿線の駅の名前が名字になっているのですね。ちょっと気になるのは、龍谷大学の本部のあるまは深草駅の「深草」って名前は登場しないのだろうか…ということなのんですが。それはともかく、伏見稲荷大社だけでなく、京阪電鉄ともタイアップしていることがよくわかりますね。

■最近のアニメのようですが、すでに「コンテンツツーリズム」や「聖地巡礼」の対象になっているのでしょうか…と思って調べてみると、すでに聖地巡礼マップなんてのがネット上にアップされています。こういうのもあるんだ。最近は、新しいツーリズムとして関心をもつ学生が増えています。こういうツーリズムが地域活性化にどのように結びついているのか、そのあたりの問題関心です。ということで、ちょっとだけでも勉強しておかないと…。

【追記】■学生の皆さん。以下の文献が研究室にあります。
『n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性』
『物語を旅するひとびと―コンテンツ・ツーリズムとは何か』

神戸電鉄

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■先週の金曜日、「神戸シルバーカレッジ」での講義のために出張しました。そのさいには、神戸電鉄(以下、神鉄)を利用しました。おそらく、「神戸シルバーカレッジ」を利用する人たちは、もっと別のルートでアクセスされるのではないかと思います。にもかかわらず、なぜ、時間のかかる(と思われる…)神鉄を利用するルートで、あえて出張したのか…。それは、この電車には思い出があるからです。

■私は、広島市にある広島県立皆実高校に入学しました。しかし父の転勤のために、高校1年の夏、神戸の長田区にある兵庫県立兵庫高等学校に編入学することになりました。転校当時の住まいは、六甲山系の裏側にある神戸市北区にありました。通学は神鉄を利用していました。自宅の最寄りの駅であった「山の街」から、高校の最寄りの駅「電鉄長田」までこの電車で通学していたのです。

■私の住んでいた「山の街」は、いわゆる裏六甲の丘陵地を造成してできた新興住宅地です。そこから、神戸の街中にむかって神鉄で「下っていく」(最初だけは少し上りますが…)感じで通学していました。どうして「下っていく」感じなのがというと、ものすごいと急勾配を神鉄は走っているからです。神鉄は「全国登山鉄道‰会」という団体に加入しています。これは、日本の登山鉄道を経営する日本の鉄道事業者の親睦団体です。団体名のなかに「‰」とあります。これは、1000分の1を1とする単位のことで、「パーミル」と読みます。すなわち、1000mあたりの高低を表示するさいに使用します。電車が1000m進んで高度が20m高くなるとすれば、それは「20‰」ということになります。ちなみに、神鉄は、「新開地」駅のあとは「湊川」駅になります。ここまで地下ですが、そのあと地上に出ます。そして、「長田」駅にむかって一気に坂道を駆け上っていきます。そのときは、「50‰」なんだそうです。道路ではたいした勾配ではありませんが、鉄道ではかなりのものです。さて、ここまで説明させていただいたことからわかりますが、私は、高校時代(高2までですが)は、「登山鉄道」で通学していた…ということになります。


■この動画は、帰宅する際、「鵯越駅」と「長田駅」とのあいだを撮ったものです。「登山鉄道」であるかことが、少しは実感していただけるのではないかと思います。いかがでしょうか。さてさて、冒頭に「この電車には思い出がある」…と冒頭に書きましたが、それはどのような思い出か。それは別の機会に…。

阪神三宮駅

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■現在、私が住んでいる奈良と、私の故郷である神戸は、意外に近い関係にあります。といっても、それは鉄道を通してです。2009年、阪神なんば線が開通しました。そのことにより、近鉄と阪神が相互乗り入れできるようになったのです。私の奈良自宅の最寄り駅からだと1時間15分前後で阪神三宮駅までいくことができます。便利になったものです。トップの写真は、昨日の夕方に撮ったものです。新しいけれど、どこか少しレトロな雰囲気が漂っています。ただ、神戸を離れてからもう30年ほどたつのですが、一般的な意味でレトロというだけでなく、私の記憶とどこかで結びついているのです。そこで調べてみました。
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■wikipediaの「三宮駅」を調べてみると、「3011形が特急運用を開始した1954年の阪神三宮駅プラットホーム全景」という写真が掲載されていました。ウィキメディア・コモンズの写真です。おお、見事に重なりあいます。昔の阪神・三宮駅の記憶が、私の脳みそのどこかに残っていたのですね。その一方で、淡路大震災の被害のために、阪急三宮駅のあった「神戸阪急ビル東館」は解体されました。「ビルの1フロアに駅と軌道が貫通している」とってもユニークな建築でした。三宮といえば、この阪急駅だったのですが…。今や、鉄道を通して私の記憶にある三宮をたどるには、この阪神三宮駅しかないのかもしれません。

■神戸だけでなく、すべての街には、集合的な意味での「街の記憶や履歴」を担保するスポットがあちこちにあるのだと思います。外部の人にもわかるものもあれば、その土地の人にしかわからいものもある…。それらの多様なスポットが、相互に関係をもっているばあいもあるかもしれません。もちろん、街自体は新陳代謝していくわけですが(変化していく…)…。しかし、そのような新陳代謝のなかでも、街のアイデンティティを保持していくためには、多様なスポットをなんらかの方法で担保していくことが必要です。また、そのことに多くの市民が自覚的であることも必要だと思います。阪神三宮駅も、少なくとも私にとっては、そのようなスポットのひとつなのかなと思っています。

西宮北口、「春の唄」、そして「涼宮ハルヒ」。

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■昨日は、前回のエントリーにも書きましたように、後輩である坂本勝くんの「絃楽器工房MASARU」を訪ねました。写真は、坂本くんの工房から見える阪急の西宮車庫です。工房は、阪急・西宮北口駅の近くにあるACTA西宮にあることから、このような景色を眺めることができます。もちろん、このような景色をみて「萌える」のは、鉄道好きだけですけどね。

■ところで、阪神淡路大震災前のことになりますが、現在、坂本くんの工房がはいっているACTA西宮の場所には、市場がありました。本市場と復興市場というらしいのですが、古い市場が2つありました。はっきりは記憶していませんが…。当時は、この西宮北口を経由して大学に通学していたので、所属していた学生オーケストラ(関西学院交響楽団)の練習が終わったあと、市場のなかにある「お好み焼屋」によく出かけました。このエントリーに登場している連中とは、よく出かけました。当時、酒といえば、瓶ビールと燗酒しかありませんでした。みんなお金がないので、途中で「おばちゃん、いま、お勘定はなんぼぐらいになってますか?」と手持ちの資金を気にしながら、「よし、まだいける」と、焼きそばやお好み焼きをアテに呑んでいました。

■記憶にかすかに残っているこの市場のことが気になり。少し調べてみました。民俗学の森栗茂一さんのブログ「森栗茂一のコミュニティ・コミュニケーション」に「春の唄と阪急西宮北口駅商店街」というエントリーがありました。学生の皆さんは、「春の唄」といってもよくわかりませんね。戦前の歌ですから。私自身は、テレビの懐メロ番組によく登場していたので、小さい頃から耳にしていましたから、歌詞はおぼえていませんが、メロディはなんとかわかっています。それはともかく、森栗さんのブログによると、この「春の唄」の歌詞に登場する市場は、西宮北口の市場だというのです。そうか~知りませんでしたね。

■それから、もうひとつ。これは最近の話題です。最近すぎて、私にはついていけていなかった…のです。といっても、10年前ぐいかな…。ライトノベルとよばれる文学のジャンルがありますが、そのライトノベルで人気の「涼宮ハルヒ」シリーズ(作・谷川流)に登場する街のモデルが西宮なのだそうです。このシリーズ、読んだことは一度もありませんが、この小説のなかには「北口駅」が登場します。西宮北口駅がモデルなのだそうです。この「涼宮ハルヒ」シリーズは、アニメにもなっているそうですね。ネットで調べてみると、いわゆる「聖地巡礼」されているファンの皆さんのレポートがたくさんありました。

■「春の唄」は国民歌謡、「涼宮ハルヒ」は人気ライトノベル。こういった、それぞれの時代のサブカルチャーと地域社会との関係。最近、関心をもつ学生が少しずつ増えて相談にきます。自分の身近な趣味的な関心の向こう側に、社会的な現象や課題があることに気がついてくれているのでしょう。このあたりのことも、どう指導していくのか、自分自身のためにも、もう少し勉強しなくてはいけませんね…。

【追記1】■まち歩き・散歩と文学に関しては、「東京紅團」というサイトがあります。

【追記2】■森栗さんのブログのエントリーに登場した「春の唄」>市場が登場するのは2番。歌詞は、以下の通りです。坂本くんの工房のはいっているアクタ東館と、その向いの西館のあいだに広場がありますが、そこにこの「春の唄」の記念のプレートがあるとの情報をつかみました。こんど坂本くんの工房にいくときに、確認してみます。

ラララ青い野菜も 市場について
春が来た来た 村から町へ
朝の買物 あの新妻の
かごにあふれた 春の色

■「春の唄」の作詞・は喜志邦三、作曲は 内田元。森栗さんの解説によれば、2人とも東京の出身ですが、西宮北口に住んでいました。喜志は近くにある神戸女学院の教授(現在では、西宮北口のひとつ北にある門戸厄神が最寄りの駅)、内田も新天地を求めて関西に移ってきたのだといいます。阪急沿線の西宮北口に住居を求めたわけですね。「春の唄」は昭和12年(1937年)ですが、駅の開業により農村地帯が住宅開発が始まっていたのでしょうね。wikipediaの「西宮北口駅」では、こう解説されています。

開業時、駅は西宮町(1925年に市制施行で西宮市となる)の市街地から大きく離れ、武庫郡瓦木村(1942年に同市へ編入)に属する農村地帯に存在したが、当初より「瓦木」ではなく「西宮北口」を名乗った。

■もう少し、このあたりの歴史を知りたくなりました。西宮市史等、少し読んで調べてみようかなと思います。

トロッコ列車

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■中海視察のあと、車で斐伊川流域を視察しました。偶然にも、木次線の木次駅 - 備後落合駅の間にあるJR西日本で一番標高の高い駅「三井野原駅」で、2 両編成のトロッコ列車「奥出雲おろち号」に遭遇しました。
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北陸本線のループ

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■福井大学での集中講義、そして武生市(越前市)の「まちおこし」の様子を視察したあと、武生駅から特急「サンダーバード」で関西に戻りました(写真・上段・左)。敦賀駅を出発したあと、特急は、北陸本線で京都に向かいます。そのさい、勾配が急な山間部では、上り線のみ、写真・上段・右のようなルートを通ります。トンネルが、ループ状になっています。その瞬間をiPhoneの地図アプリで確認してみました。ループを進むと、途中、切れ間があり敦賀の街が少しみえます(写真・下段・左)。このループをぬけてしばらく進行すると、もうそこは滋賀県です。特急の窓から、琵琶湖が確認できました。

福井の鉄道(2)「福井電鉄」

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20130813fukui8.jpg■前回のエントリーでは、福井大学での集中講義をすませ、最寄りの駅から福井駅まで移動したときのことをアップしました。昨日は、そのあと、「福井電鉄」で福井駅前から越前武生まで移動したのでした。もちろん、JRでもよいのですが、私鉄ローカル線をもっと味わいたい…という願望があり、また武生のある越前市にも行かねばならない…用事があり、「福井電鉄」を利用したのでした。

■「福井電鉄」、以前は、現在運行している福武線の他に、鯖浦線と南越線があったようですが、経営難で廃線になっています。現在も運行されている福武線は、その名前からもわかるように福井と武生をつなぐ路線です。福井の中心市街地から郊外にかけては路面電車、途中からは通常の鉄道になります。「一粒で二度美味しい」わけですね。

■トップの3枚の写真は、郊外の田園風景のなかを走っているとき、車内から撮ったものです。素敵ですね~。すでに水田は黄金色に染まり始めています。こういう風景を味わうのが、私鉄ローカル線の醍醐味なんじゃないでしょうか。本当は、きちんとしたカメラで田園風景のなかを走っている電車を撮りたいのですが、そんなことをしている時間的余裕もありません。私のばあい、出張のついでにチョコット「プチ鉄」をすることが好きなものですから…(と、少し強がり)。

■右の写真は、私が乗車した電車です。ここは福井駅前の停車場ですから、どうみても路面電車ですね。しかし、新しい電車だけあって、少し形に特徴があります。トップ3枚の写真のうち、一番右側をご覧ください。車内が少し傾斜しているのがわかります。入口は前後と中央、3ヶ所ありますが、中央のところが低くなっているのです。ノンステップによるバリアフリー対応です。

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■終点の「越前武生」が近づいてくるとなにやら古めかしい車庫が見えてきました。現役です。素敵な味を出していますね~。こういうの、好きです。大切に保管していほしいです。車庫を。鉄道模型をやる人たちには、ジオラマを製作するさい、格好のモデルになるのではないでしょうか。終点「越前武生」に到着すると、右のような電車が止まっています。なにやら、古めかしい車体ですが、通勤・通学の朝夕に利用されているようです。

【追記1】

■途中、「FUKURAM」という最新の電車とすれ違いました。この「FUKURAM」は「ふくらむ」と読みます。「FUKUI=福井」と「TRAM=トラム」をかけあわせたネーミングのようです。街や夢が膨らむとの意味が込められているようです。うっかりしていて、気がついたのが遅かったので、撮影している時間は短いですが、3車両連結されていることがわかります。けっこう長いですね~。今年の3月31日に営業運転を始めたようです。


■きちんと撮影されたものも、アップしておきます。

【追記2】

■私が乗車したのは、新しい車両ですが、多くの皆さんは「福井電鉄」といえば、むしろこういう車両が街中を走っていることを特徴にあげられるのではないでしょうか。

【追記3】

■いいですね~。うっとり…。こういう鉄旅をしたいものです、本当は。

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