石山駅
■昨日は、午前中が社会学研究科執行部会議、午後からは事務仕事をして、院生の指導、そして夕方前に農学部設置委員会に出席するために深草キャンパスに移動というスケジュールでした。京都にむかう電車を石山駅のプラットホームで待っているとき、いつも見ている風景なのですが、ふと「そうだ、iPhone5のアプリWaterlogueで京都の風景を撮ってみよう」と思い立ったのでした。
■思ったとおり、素敵な水彩画に仕上がりました。Waterlogueは、先日のエントリーでも説明しましたように、iPhone5で撮った写真を水彩画風に加工してくれるアプリです。こんな水彩画がスラスラっと描ければよいのですが、そのような才能はありません。アプリではありますが、まるで人間が描いたように微妙な水彩画の雰囲気を再現しています。すごいな〜。夕日の反射など、「おっ…!!」と思ってしまいます。下の写真が、元になった写真です。
■こういうアプリ、たしかにすごいんですが…。また、場合によっては便利かもしれません。たとえば、年賀状にわざと使用するとか…。しかし、そうすることで、人間の能力はますます劣っていくわけでして。なにか、もっとクリエイティブな使い方できませんかね。
京都で春の予感
■今日は、『ソシオロジ』という社会学の専門雑誌の編集委員会がありました。編集委員の任期は4年間なのですが、今日が最後の編集委員会でした。編集委員会は、年に3回ほどですが、1回につき投稿論文を5〜6本、査読しなくてはいけません(A42枚ほどのコメントを書いて学術雑誌への掲載の可否を判断する)。また、他の編集委員と論文の掲載にあたって議論をすることになります。そういう意味で、なかなかハードな仕事でした。
■いつも編集委員会は、京都大学医学部の同窓会館である芝蘭会館別館で開催されてきました。最寄りの駅は、京阪電鉄の神宮丸太町駅です。地下の駅から地上に出たとき、「そうだ、iPhone5のアプリWaterlogueで京都の風景を撮ってみよう」と思ったのでした。昨日、ダウンロードしたばかりのアプリです。そのアプリで風景を撮って水彩画風に加工したのが上の画像です。どうです、なかなか素敵ですよね〜。神宮丸太町駅から地上に出ると、目の前に鴨川が流れています。今日はとても暖かい日でしたが、その雰囲気が水彩画風に加工した画像でも「春の予感」として感じられるでしょうか。
Waterlogue
■facebookで妹が素敵な水彩画をアップしていました。妹はグラフィックデザイナーなので、ひょっとして彼女が描いたのかな…と思って聞いたところ(facebookのコメント欄で…)、iPhoneアプリで撮影した写真を加工したものなのです。このアプリ、「Waterlogue」といいます。カスタマーレビューをみると…
写真を水彩画風にするフィルターは、滲みすぎて細部がなくなってしまうものが多い中で、きれいに輪郭が取られ、さらに、水彩画ならではの余白・塗り残しの味わいがきれいに出ます。
使っていてうれしくなるアプリです。水彩画風に加工するソフトは数多くあるものの、輪郭抽出とにじみ効果がとても自然で美しい。
Photoshop等の各種フィルタを駆使してもとてもここまで出来るものではない。
ぜひ、MacOSXで高解像度の画像を加工するときに使いたいので、AppStoreから買えるようにして欲しいと切に願います。画像の仕上がりもですが、『複数用意されたテンプレート』、『微調整のオプション』など作り込まれていることにも満足感があります。
なにより変換中の演出が秀逸で、待たされている感を払拭してくれています。
■ということで、さっそく自画像を作成してみました。左が「自宅のリビングでくつろぐ私」。右はその写真をもとに加工したものです。いや〜、いいですね〜、このアプリ。この「〜私」っというのは…。ひさしぶりに、自宅で休養することができたものですから、どうかご容赦を。明日から、いろんな風景も、水彩画風に加工して楽しんでみたいと思います。
湯たんぽ
■先日、中津川市に出張したさい、割烹旅館「上見屋」に宿泊しました。交流会で地元の美味しいお酒をいただいたので、部屋にもどってすぐに眠くなり、布団に入りました。すると、なにやら暖かいものがあります。湯たんぽです。懐かしいですね〜。湯たんぽを使って眠るなんてことは、幼児の時以来ではないかと思います(電気あんかは使っていましたが…)。もっとも、私が幼児のときに使った湯たんぽはブリキ製でした。今は、こういうったプラスチック製が生産されているのですね。この湯たんぽ、なかなか快適でした。最初のうちは、低温やけどをするのではと思うほど熱く、ふとんの隅において眠っていましたが、明け方あたりには、足裏で気持ち良い暖かさを感じる程度までになっていました。
■向田邦子の作品だったでしょうか、湯たんぽの中のお湯、朝になるとかなりぬるくなっているので、それで朝の洗面をする…なんと話しがのっていたように記憶しているのですが…。『父の詫び状』だったかな。それはともかく、寒さもゆるみ、少し暖かくなってきましたが、湯たんぽ、自宅でも使ってみたいなと思いました。
モバイルWi-Fi
■これまで、EMOBILE社のデータカードを使っていましたが、モバイルWi-Fiに機種変更しませんか…と、繰り返し繰り返しセールスのメールが届き、電話がかかってきました。ポケットWi-Fiが気になりつつあったので、思いきって変えてみました。いや、これ、なかなかよいものですね(と、今頃いっています…)。
■ちょうど、Macも13インチのMacBook Airに変えたところです。バッテリーは12時間もつそうです。これで、ちょっと怖いものがなくなったような気分です(^^;;。しばらく使い心地を確かめてみますね。これで場所にとらわれることなく、いろいろ仕事ができます。まあ、ちょっとした動機付けになっているかな。
ランニング用のサングラス
■昨年の9月だったと思います。大阪マラソンにそなえて、コーチをしていただいている職員のH課長と一緒に木津川沿いで30km走をしたときのことです。今は冬だから良いのですが、春から秋にかけて、走っているあいだに強い紫外線が眼に入ってきます。Hさんから、紫外線で白内障になりやすくなるので、サングラスをつけて練習したほうがよいとのアドバイスをいただきました。たしかに、走ったあと、眼も疲れるのですよね~。ただし、問題は私が近眼だということです。コンタクレンズを使用していれば、ランニング用のサングラスを買うだけでよいのですが、私は丸眼鏡を愛用しています。サングラスも度付きでなければなりません。困りました。
■眼鏡のことでは、いつもお世話になっている「京都メガネ館」(京都市伏見区の桃山御陵前)に相談したところ、「度付きのサングラスもありますよ」とのお返事をいただきました。ということで、すぐにいけばよかったのですが、なかなかタイミングがみつからず(ととまいすか、だんだん冬になり日差しが弱くなるので…)、つい最近、やっとお店を訪問したのでした。丁寧に相談に乗っていただき、結果として、Spaldeng社製の度付きサングラスを購入することにしたのでした。
■このサングラス、トップの写真をご覧になればわかると思いますが、度付きのインナーがついています。ちょっと、水中メガネのようなインナーです。これが透けて見えるところが、イマイチだな~ということもありますが、これから日差しが強くなっても安心して練習することができます。もうひとつ困ったことは、私の勝手な思い込みですが、こんなサングラスをかけて走るほどカッコよく速く走れないんだよな~…ということです。なんだか、恥ずかしいです…。ちなみに、このサングラス、偏光レンズです。空や雲・路面の反射もカットします。
【追記】■このサングラスのことをfacebookにも書いたところ、コーチのH課長から以下のコメントをいただきました。ビビるな~。
おォ!先生、篠山に向けて準備万端ですね。
目を保護することは結構大事ですよ!
さて、ぼちぼちマジモードでいきますかっ!😊
■う~…。マジモード…頑張ります。
九谷焼
■27年程前のことになるでしょうか、たぶん結婚したころだと思います。義父から九谷焼の二合徳利と猪口を譲り受けました。写真をご覧いただきたいのですが、徳利ほうには、老人と老婆が描かれています。「高砂」です。能の作品のひとつです。
■阿蘇の神主友成が、播磨国高砂の浦で、老夫婦に会って高砂の松と住吉(すみのえ)の松が相生(雌株・雄株の2本の松が寄り添って生え、1つ根から立ち上がるように見えるもの)、すなわち離れていても夫婦である…との故事を聞き、二人に誘われて津の国住吉に至り、住吉明神の来現を仰ぐという」筋になっています。和歌の徳をたたえ、国の繁栄を主題としているそうです。松の永遠性、夫婦が一緒に年老いていくこと、相老(相生にかけている)の仲睦まじさを、能のなかでは老人が語るのだそうです。大変、おめでたい能です。ですから、以前は、結婚式の披露宴のときに、謡の上手な人が披露することがよくありました(って、書いても今の学生の皆さんには理解不能でしょうが)*。
■義父は、毎日毎日、夏の暑いときでも、ぬる燗で日本酒を呑みます。そのさい、お気に入りの九谷焼の徳利を使っています(九谷焼とは、石川県南部で生産される色絵の磁器のことです)。よくわかっていませんでしたが、義父は、ひょっとすると「いつまでも仲よく暮らすんですよ」とこの徳利を譲ってくださったのかもしれません。さてさて、そのあたり、実際のところはどうなんでしょうね~??。まあ、それはともかくです。今年、ひさしぶりにこの徳利を出して正月に使ってみました。私は、この焼物について評価するだけの見識はをもちあわせていません。しかし、正月のようなめでたいときに出して使ってみること、大切ですね~。年を取ったせいでしょうか、あらためてそう思いました。
*「大辞林」を参照しました。
超整理手帳
■超整理手帳を愛用しています。超整理手帳は、一橋大学教授であった野口悠紀雄さんが、1996年に考案した手帳です。「ジャバラに折られた長いスケジュール・シートのメリットは『スケジュールをひと目で確認できる』こと。ジャバラ式のスケジュール・シートを開けば、最長8週間の予定がひと目で見渡せる」ことに特徴があります。便利ではあるのですが、この機能を使い切っているかといえば…あやしいですね。もっと、頻繁にジャバラ式の手帳を広げて仕事全体の長期的な動きがどうなっているのか、日々、確認しなくてはいけないのですが、どうしても目前の仕事にばかり目がいってしまいます。
■超整理手帳は、毎年、中身のスケジュールシートだけを替えていきます。2014年度は、方眼タイプのスケジュールシートにしてみました。今頃になって2014年用(2013年11月〜2015年1月)を入手したので、すでに2013年度用(2012年11月〜2014年1月)に書き込んだりメモったりしたことを、これから転記しなくてはならないのです。面倒ですが、仕方がありません。この手帳のカバーは、ちょっとだけ豪華なものにしています。皮製。それも赤です。目立つ色にしました。忘れることがないように…という思いからです。
■ところで、皆さんは、どんな手帳を愛用されていますか?いろいろ手帳遍歴したあげくに、今は、この超整理手帳におちついています。以前は、バイブルサイズの6穴式のシステム手帳をつかっていました。少し大きいA5サイズに移行したこともあります。その他にも、「ほぼ日刊イトイ新聞」から生まれた「ほぼ日手帳」を使っていたこともあります。で、この超整理手帳が自分にとって最高なのかと問われると…。なかなか難しいものです。
iPhone5でオダサク
■ふだん、スマートフォンとしてiPhone5を使用しています。アプリケーションのなかに、「豊平文庫」(ほうへいぶんこ)というものがあります。これは、「青空文庫」に入った作品を読ためのアプリです。で、「青空文庫」ですが、これは著作権が切れた文学作品をインターネット上で収集・公開している電子図書館です。まわりくどくなりました。通勤時に、このアプリを使って、「青空文庫」に入った織田作之助の作品を楽しむことが、私の最近のマイブームになっています。
■織田作之助(1913年- 1947年)の作品には、古き良き時代の大阪の庶民の暮らしや、大阪の街が描かれています(都市を社会学的に考える上でも、役に立つ作品だと思います)。主観的な印象論にしかすぎませんが、織田独特のユーモアのなかに、ちょっとした悲しさと寂しさが入り交じっているところに、なにやら味わい深いものを感じて、病み付きになるのです。どうして、織田作之助なのかということなのですが…。今年が織田作之助生誕100年にあたるらしく、新聞等でもさかんに取り上げられており、そのような記事をたまたま読んで、記憶のなかに引っかかっていたのだと思います。ひさしぶりに、「豊平文庫」を触って「どの作家の作品にしようか…」と考えたときに、「織田作之助」の名前が一番先に浮かんできたという、たまたまの偶然だったのですが、読み進めるうちに病み付きになってしまったのですね。
■学生の皆さん。私のばあいは、たまたま織田作之助なのですが、ぜひ「青空文庫」に収められている作品を、お手元のスマホで読んでみてください。これは、考えてみればすごいことなのです。文学作品をたくさん収めた図書館が、片手で持つことができるのですから。たしかに、著作権の切れた古い作品ばかりですが、どこかに自分のハートと共振する作品をみつけることができるはずです。
チャグチャグ馬コ
■毎年6月の第2土曜日、岩手県の滝沢村にある蒼前神社から隣接する盛岡市の盛岡八幡宮までの15kmを、華やかに飾った馬たちが、小さな子どを載せて行列をして行進します。「チャグチャグ馬コ」というお祭りです。今年は、すでに終っていますね。以前、岩手県立大学総合政策学部に勤務していたとき、一度だけ、蒼前神社まで見学にいったことがあります。
■「慶長2年(1597)沢内村の馬が野良しごとの途中で暴れ出し、滝沢村まで駆けてきて死んでしまった。村人たちはこれを手厚く葬って祠を建てた。これが蒼前神社の始まりといわれ、依頼5月5日の端午の節句には仕事を休んで馬に飾りをつけ、この神社に参拝するようになった。昭和33年から新暦の6月15日、2001年からは6月第2土曜日に行われることになったチャグチャグ馬コの発祥地」(「いわての旅」「鬼越蒼前神社オニコシソウゼンジンジャ」)。
■写真は、その「チャグチャグ馬コ」の耳かきです。岩手県立大学総合政策学部のゼミ生だった学生たちが、私が龍谷大学に異動するということで餞別にプレゼントしてくれたもののひとつです。さきっちょの「馬」が少し重いので、多少使いにくいところもありますが、かれこれ10年間、研究室で大切に使っています。