「大津エンパワねっと」6期生の集まり

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■社会学部の「大津エンパワねっと」コースについては、このブログでもその活動について時々報告してきました。今日は、ひさじふりに「大津エンパワねっと」の話題です。

■2015年度の卒業式が近づいてきたある日、「エンパワ6期生」の五十嵐拓くんが、関係者宛てに、卒業式の前に「大津エンパワねっと6期生・卒業式の集い」を行うので集まってほしいというメールを送ってくれました。以前は、公式行事として、「卒業式の集い」を開催していたのですが、様々な理由があるのですが、昨年度から中止になりました。五十嵐くんは、それが残念で仕方なかったらしく、自ら音頭をとって関係者を集めてくれました。五十嵐くん、ありがとうございます。集まることができた学生の皆さんには、6期生を担当した4人の教員が、卒業をお祝いするスピーチを行いました。

8期生報告会・「大津エンパワねっと」の「共有」ってどんなことなのだろう…

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■1月17日(日)の午後、瀬田キャンパスの8号館で、地域連携型教育プログラム「大津エンパワねっと」コースのイベントが開催されました。8期生による「地域エンパワねっとⅡ」の報告会です。以下は、その報告会で配布された報告書に書いた挨拶文です。

 2007年から始まった地域連携型教育プログラム「大津エンパワねっと」は、今年度で9年目を迎えました。来年度は、いよいよ節目の10年目ということになります。これだけの長期にわたり「大津エンバワねっと」を継続することができたのは、中央地区と瀬田東学区の皆様、関係諸機関・諸団体の皆様が、いつも暖かく、そして時には厳しく学生たちをご指導してくださったおかげだと思っております。心より御礼申し上げます。

 この報告書は、今年度活動してきたエンパワ8期生(46名)の活動の過程と結果をまとめたものです。8期生は、中央地区5チーム(27名)、瀬田東学区4チーム(19名)にわかれて活動を行ってきました。学生たちが、悩み、苦労しながら取り組んできた過程を、この報告書の中から読み取っていただければ幸いです。

 「大津エンパワねっと」は、(1)学生の目線から地域の課題を探す「発見」、(2)地域の皆様とともに発見した課題に取組む「解決」、(3)得られた成果の「共有」、この3つの段階から構成されています。しかし、学生たちが、この「発見」・「解決」・「共有」の3つの段階をスムーズに移行できたかといえば、そのようなことは全くありません。

 まず、「発見」の段階でつまずきます。それは、学生たちが、自分たちの勝手な思い込みや世間に流布する常識に縛られているからです。地域の皆さんの元に何度も通ってお話しを聴かせていただき、地域を歩きまわり、様々な活動に参加させていただくなかで、やっと意味のある課題の「発見」に至ります。しかも、その課題を「解決」するためのアイデアが簡単に頭に浮かんでくるわけではありません。地域づくりに正解はありません。ここでも学生たちは大変苦労します。この解決の段階でも、地域の皆さんから何度もご指導をいただきながら、やっと小さなプロジェクトの企画が生まれます。企画を実施していくのも大変です。自分たちが思い描いたようには進められません。様々なアクシデントが生じます。そのような苦労を経験することで、小さなプロジェクトのささやかな成果を、やっと地域の皆様と「共有」できるようになるのです。

 このような苦労とともに経験したことが、学生たちの人生にとってどのような意味を持っているのでしょうか。また、拙い学生たちの活動を受け入れていただくことは、地域社会にとってどの様な意味を持っているのでしょうか。さらに、大学にとって、地域社会と協力しながら地域連携型教育プログラムを推進していくことの意味は、どこにあるのでしょうか。来年度は、節目となる10年目になります。初心に帰るとともに、多くの皆様と、その様な根本的なところにある問題を改めて考えていければと思います。

 社会学部の諸事情から、2015年度より「大津エンパワねっと」のカリキュラムが変更することになりました。「地域エンパワねっとⅠ」が、2年生の前期から始まることになりました。そのため、「地域エンパワねっとⅡ」に取組む7期生と「地域エンパワねっとⅠ」に取組む8期生が、同時に地域で活動することになりました。中央地区と瀬田東学区の皆様には、いろいろご負担をおかけいたしました。ありがとうございました。いろいろ課題を抱えている「大津エンバワねっと」ですが、どうかこれからもよろしくお願いいたします。

■大学という組織が、地域社会と連携して活動しようとするときに、様々な課題が生まれます。一つは、活動の持続性・継続性です。数年で、終わってしまうようなプログラムや活動が多いからです。「大津エンパワねっと」は、文部科学省の現代GP「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」の審査を受けるさいに工夫をしていました。社会学部のカリキュラムの中にきちんと正課の授業として位置付け、単位を出し、成績もつけ、さらには学長が認定する資格(まちづくりコーディネーター)も出すようにしました。そのような意味で、カリキュラムの中に位置付けられた一つの資格課程となっています。また、文科省の支援が終了した後もプログラムを動かすことができるように、事業費を確保することが大学の中でも認められていました。教学的にも、財政的にも、きちんと準備をして挑戦したのです。用意周到に準備をしたこともあつて、「大津エンパワねっと」は、一定程度、活動の持続性・継続性が維持されてきたように思います。しかし、その持続性・継続性とは何を指すのでしょうか。

■「大津エンパワねっと」は、(1)学生の目線から地域の課題を探す「発見」、(2)地域の皆様とともに発見した課題に取組む「解決」、(3)得られた成果の「共有」、この3つの段階から構成されています。しかし、学生たちが、この「発見」・「解決」・「共有」の3つの段階をスムーズに移行できたかといえば、全くそのようなことはありません。まず、「発見」の段階でつまずきます。それは、学生たちが、自分たちの勝手な思い込みや世間に流布する常識に縛られているからです。地域の皆さんの元に何度も通ってお話しを聴かせていただき、地域を歩きまわり、様々な活動に参加させていただくなかで、やっと意味のある課題の「発見」に至ります。しかも、その課題を「解決」するためのアイデアが簡単に頭に浮かんでくるわけではありません。地域づくりに正解はありません。ここでも学生たちは大変苦労します。この解決の段階でも、地域の皆さんから何度もご指導をいただきながら、やっと小さなプロジェクトの企画が生まれます。企画を実施していくのも大変です。自分たちが思い描いたようには進められません。様々なアクシデントが生じます。そのような苦労を経験することで、小さなプロジェクトの「ささやかな成果」を、やっと地域の皆様と「共有」できるようになるのです。この「発見」・「解決」・「共有」のプロセスの中で、「ささやかな成果」が地域の中で、そして上の学年から下の学年へと手渡しされていくことこそが、持続性・継続性なのではないでしょうか。

■では、さらに…ですが、「小さな成果」を「共有」するとはどのようなことなのでしょうか。ここが一番重要かなと私自身は思っています。たとえ小さな活動でも、ある瞬間、「ああ、素敵だ…」とか、あるいは「こういうことが大切なんだよね…」と思う出来事があります。そのような出来事は、誰かに命令されたわけでもなく、強制されたわけでもなく、学生と地域の皆さんとが共に活動する中から、自然に、創発的に生まれてくる、湧いてくる…そんな感じのものなのです。なぜそういう出来事を、「素敵」で「大切」だと思うのでしょうか。どのような条件があれば、そのように「素敵」で「大切」な出来事が生まれてくるのでしょうか。そのような出来事は、口の中に入れたコットンキャンディのようにあっという間に消えてしまいます。でも、「またこんな『素敵』で『大切』なことが生まれたらいいな〜」とか、「地域のあちこちに生まれたらいいな〜」とか、さらには「どうしたらそうなるのかな〜」…そのような思いをできるだけ多くの皆さんと一緒に考えるたり思ったりできた時、それが「共有」なのかもしれない…。まだ曖昧な言い方しかできないのですが、最近、そんなふうに考えています。

韓国ソウルの聖公会大学校から

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■昨年の12月の最初に、韓国の聖公会大学の学生さんから1通のメールをいただきました。メールの内容は、龍谷大学社会学部の地域連携型教育プログラム「大津エンパワねっと」に関して聞き取り調査をしたいので対応してもらえないかというものでした。メールを送ってくれたのは経営学部の学生Rくんでした。私は、韓国のコミュニティビジネス研究の第一人者である建国大学の金才賢先生と、研究・教育交流に関して深めてきましたが、彼は、金先生から私のことを紹介してもらったとのことでした。聖公会大学校は、別名「NGO大学校」とも呼ばれているそうです。学外の市民団体NGO/NPOと多様なネットワークをつくり社会的に評価される活動を展開しています。まだ歴史の短い大学ですが、80年代末に韓国が民主化していくさいの起点となった大学というふうに聞いています。

■昨日は、Rくんを代表とする4名の学生グループが大津にやってきました。彼らは日本語ができないので、聖公会大学からの交換留学で日本に来ている日本語が得意な学生仲間が通訳をしてくれました。今回の来日調査の研究費は、すべて聖公会大学から出ているそうです。大学の審査を通って、今回の研究費がついたとのことでした。彼らの研究の目的は、日本のコミュニティビジネスに関すること、そして社会学部の「大津エンパワねっと」に関して調査をすることにありました。自分たちの聖公会大学にも、「大津エンバワねっと」のような地域連携型の教育プログラムを導入したいと考えたからです。

■昨日は、大津市の中心市街地を見学した後、社会学部の町家キャンパス「龍龍」で、「大津エンパワねっと」の概要について説明しました。いろいろ質疑応答をした後、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」で彼らの歓迎会を行いました。他のお客さんとも交流するなど、「利やん」をとても楽しんでくれました。本日は、1限から瀬田キャンパスにやってきて、「大津エンパワねっと」の担当教員や履修している学生たちにインタビューを実施しました。良いインタビューができたようです。彼らとは、近い将来、ソウルで再会する約束をしました。楽しみです。また、聖公会大学に「大津エンパワねっと」を参考にした地域連携型の教育プログラムが導入された際には、今度は私たちの方が聖公会大学に学びたいとも思っています。

大津エンパワねっと・チーム「あるぷら」

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▪︎12月12日(土)、大津百町館で、チーム「あるぷら」が「町家を知ろう!楽しもう!」という親子参加のイベントを開催します。今日は、リハーサルです。

▪︎午前中から午後にかけて、様々なプログラムを用意しています。参加される親子の皆さんは、見学して知識として町家を知るだけでなく、町家を体験して味わうことなるでしょう。お釜でご飯を炊いて、みんなでオニギリを作ったり、火鉢でお餅を焼いたり、昔の遊びを経験したり…。五感を通じて、町家を味わっていただけそうです。今回のイベントは、中心市街地に転入してこられた若いご家族の親子を対象に企画されました。ご自分たちが暮らしている町の文化を深く知り、もっともっと地域に愛着をもっていただこう…それがこのチームの狙いです。同時に、広報のために、町家体験をアピールする新聞「町家新聞」も発行しています。

▪︎ところで、写真のなかに、パワーポイントのスライドが壁に投影されているものがあります。これは、このチーム「あるぷら」が製作したものではなく、すでに卒業したチーム「かけっこ」が製作したものです。チーム「あるぷら」は8期生。チーム「かけっこ」は5期生。先輩が製作したパワーポイントのスライドに少し改良を加えて、今回のイベントで再活用しているのです。こういう形でも、先輩から後輩へと活動が継承されているのです。

エンパワ学生チームが「びわ湖放送」に出演しました!

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▪︎「現場主義」を理念とする龍谷大学社会学部が、4学科共同で運営している教育プログラム「大津エンパワねっと」。現在、8期生9チームが、瀬田キャンバスに隣接する瀬田東学区と、中心市街地である中央地区の2箇所で、地域の皆さんと一緒に活動に取り組んでいます。

▪︎昨日、11月24日(火)の夕方、指導している8期生のチーム「あるぷら」とともに、「びわ湖放送」の番組「キラりん滋賀」の「湖国情報列伝オンパレ」のコーナーに出演しました。このコーナーでは、滋賀県内で発刊されている情報誌やフリーペーパーを紹介されていますが、今回は、「大津エンパワねっと」の「エンパワねっと通信」を取り上げていただきました。コーナーのなかでは、番組の司会者である牧田もりかつさんと鎌田香奈さんのリードのもと、「エンパワ通信」はもちろんのこと、学生たちの活動の内容についても説明させていただくことができました。ありがとうございました。

▪︎チーム「あるぷら」は、12月12日に、中心市街地にある「大津百町館」で親子で町家体験を楽しむイベントを実施します。「大津百町館」は、大津の中心市街地に残る伝統的な木造建築の町家で、市民団体「大津の町家を考える会」が運営されています。イベントの準備にあたっては、「大津の町家を考える会」の皆さんはもちろんのこと、中央学区自治連合会の皆様にもお世話になっています。

▪︎下の写真は、出演前の控え室でのものです。司会者のお2人の質問に、どのように答えようかと必死で考えています。また、緊張してまいす。結果ですが、なんとかうまく説明できたのではないかと思います。司会の牧田さんからも、「リハよりも本番の方が良かったよ。良い経験ができたね!」と、学生たちは褒めていただくことができました。
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京都駅で

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■いよいよ、本格的に仕事が始まりました。午前中は深草キャンパスで研究部の執行部会議、午後は大宮キャンパスに移動し「世界仏教文化研究センター」の運営会議。こちらは、オブザーバーなのですが、審議事項に関連して出席。研究部の立場からある事業の今後の展開について説明をさせていただきました。本日は、一日会議の日です。

■さて、大宮キャンパスでの会議を終えて深草キャンパスに戻る途中、てくてく歩いて京都駅に近づくいたとき、懐かしいメロディーが聞こえてきました。母校・関西学院大学の応援歌「新月旗の下に」です。近づいてみてわかったのですが、関関同立4大学の応援団によるイベントでした。「四雄の宴」という関西四私立大学応援団連盟による応援団の公開のイベントです。ネットで調べてみると、wikipediaですが以下のような説明がありました。

毎年、9月末日にJR京都駅ビルの大階段広場(京都駅ビル室町小路広場)で行われる。各大学の応援団旗が一斉に掲げられるオープニングに始まり、大学校歌・応援歌の合唱や、吹奏楽部、チアリーダー部による合同ステージなどで盛り上がる。フィナーレは、関西四私立大学応援団連盟に加盟する各校の応援歌メドレーで締めくくられる。

近年では、来場者が3,000人を超えている。

また、2005年は関西四私立大学応援団連盟発足30周年ということで特別に野球部が関西学生野球連盟に加盟している、京都大学の京都大学応援団と近畿大学の近畿大学応援部を招待した。

1999年度までは各応援団の団太鼓の使用を許可していたが、1999年度のステージにおいて団太鼓の大音量により、新幹線の感震器が反応し停止するという珍事が起こって以来、使用は自粛している。

■「太鼓の使用は自粛…」そういうことがあったんですね~。ところで、応援歌「新月旗の下に」の歌詞は、昭和29年(1954年)、学院創立65周年を記念で公募の中から選ばれたものです。ちょっと道草をして、関西学院大学の応援団総武の演舞や演奏を拝見することにしました。最後の方には、校歌「空の翼」も演奏されました。京都駅で「空の翼」とは、なんたが嬉しい気持ちになりました。同窓生としてジーンときました。校歌は、作曲は山田耕筰、作詞は北原白秋です。全国の様々な学校の校歌をつくってきた名コンビですね。ちなみに山田耕筰は、関西学院の同窓生です。中学部に在籍されていました。

■今日は連続する会議と、水害のニュースに、なんとも力が入らない状況になっていました。母校の応援歌や校歌を聞いて、気合が入りました!同時に、母校のスクールモットーである “Mastery for Service”を心のなかで強く思いました。写真ですが、大階段広場の一番上から撮ったものです。下の方は、写真の撮影が禁止されていたので、こういうことになりました。しかし、小さくてよくわかりませんね。

エンパワ8期生「地域エンパワねっとⅠ」報告会

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▪︎今日は、龍谷大学社会学部の地域連携型教育プログラム「大津エンパワねっとコース」の「地域エンパワねっとⅠ」の報告会が開催されました。履修している2年生のグループが、地域の皆さんの前で自分たちの活動の成果を報告しました。報告会では、まずチームごとに6分間の口頭発表を行い、そのあとはポスターセッションで、地域の皆さんからご意見やアドバイスをいただくことになりました。トップの写真は、報告会が終了したあと、全員で撮った集合写真です。本当は、担当教員がさらに2名おられますが、午後に社会学部の教員が行う別の催しが京都で開催されることから、残念ながら写っておられません。

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▪︎多くの学生は、多くの人の前で自分たちの活動を成果を発表する…というような経験をしたことがありません。前のチームが報告をしているあいだ、次のチームが舞台の横で待機するのですが、待機中のチームの様子からは、学生たちの緊張感がビシビシ伝わってきました。しかし、準備に時間をかけて努力してきただけあって、全チームともそれなりのレベルで発表できたのではないかと思います。こういうのって、経験を積まないとなかなか慣れないものです。大学を卒業するまでに、何度も、このような経験をしてもらいたいと思います。

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▪︎口頭発表の次は、ボスターセッションです。各チームごとに、模造紙2枚のポスターを作成し、「地域エンパワねっとⅠ」の活動経過を、地域の皆さんに説明していきます。この場で、地域の皆さんから、様々な意見やアドバイスをいただき、その内容を大きなポストイットカードに書き留め、模造紙のポスターに貼り付けていきます。私自身は、この地域の皆さんとのやりとりが、非常に重要だと思っています。左の写真。ちょっと厳しいながらも愛情のこもったご意見をいただいています。学生たちの真剣な眼差しからも、そのことがわかるでしょう。

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▪︎報告会の最後は、地域の代表の方から「講評」をいただきました。写真は、中央地区(中央学区と隣接する中心市街地を指します)のUさんです。学生たちの魂を揺さぶるような熱い「講評」でした。私は、とても感動しました。「大津エンパワねっと」を通して8年間お世話になってきているからこそ、このような「講評」をいただくことができるのだと思います。本当に、ありがたいことだと思います。

エンパワねっと報告会のリハーサル

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▪︎明後日、日曜日の午前中、「大津エンパワねっとコース」・「地域エンパワねっとⅠ」の報告会が開催されます。今日は、そのリハーサルの日でした。報告会の当日、学生たちは、パワーポイントを使って口頭発表を行い、そのあとはポスター発表も行い、お世話になった地域の皆様から様々な意見やアドバイスをいただくことになっています。学生のチーム数は9チーム。着々と準備を進めてきて余裕綽々でリハーサルを終えるチームもあれば、まだポスターや口頭発表用の原稿ができていないチームもあります。なかなか大変な感じ…です。でも、この「修羅場」を乗り越えていくことで、学生たちは少しずつ成長していきます。各チームの最後の集中力、かなりあがっているように思います。最後まで、頑張り抜いてほしいものです。

瀬田の夏空

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20150710seta2.jpg▪︎本日は1・2限が、「大津エンパワねっと」コースの「地域エンパワねっとⅠ」の全体授業でした。昼休みは、瀬田の研究部で雑用をして、3限はオフィスアワーで学生の指導、4限は4年生のゼミ(社会学演習ⅡA)。やっと、研究室で自分の仕事ができると思っていたら、ゼミで行っている「北船路米づくり研究会」の活動の関連で、農水省の小さな事業に申請書を送らねばならないことが判明…。ガーンとなっていますが、仕方がありません。

▪︎写真は、1・2限に「地域エンパワねっとⅠ」の授業を行った1号館6階の会議室から撮ったものです。窓の向こうには、瀬田丘陵の森と夏空が見えます。室内とのコントラストが、余計に夏の暑さを感じさせます。空の青色が、床に反射しています。それが、少し不思議な雰囲気を醸し出しています。

▪︎右の写真は、同じ会議室の窓から撮ったものです。テニスコートです。もともと、テニスコートは、現在の 4月に開学した農学部の建物の場所にありましたが、諸般の事情から、農学部棟をテニスコートのあった場所に建てざるを得なくなりました。ということで、テニスコートは駐車場に建設されることになりました。もっとも駐車場を有効利用するために、テニスコートは鉄骨の柱の上に乗っかっており、テニスコートの下はいままで通り駐車場になっています。ボールが飛び出さないように、ネットで囲まれているので、遠くからみると巨大な鳥籠のように見えます。

▪︎今週もしんどい1週間でした。月曜日は午前中の1・2限が授業で、午後が研究部の執行部会議。火曜日は午前中が学生の指導で、午後からは研究部の用務。水曜日は午前中が学長会で、午後が校舎建設に関する会議。木曜日は午前中が部局長会議(常任理事会)で午後が研究部の打ち合わせと評議会。そして、本日金曜日。来週は、火曜日と水曜日に時間がとれそうです。学生の皆さん、面談ができますので申し込んでください。

今日の8期生「地域エンパワねっとⅠ」

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20150612empower2.jpg20150612empower3.jpg
20150612empower4.jpg▪︎金曜日の午前中は、「大津エンパワねっと」コースの「地域エンパワねっとⅠ」の授業です。今日は、8期生9チームのうち5チームが地域に出かけて活動をしています。残りの4チームは、大学でミーティング。「地域エンパワねっとⅠ」の目標は、地域団体の皆さんととともに活動をしながら、学生の立場から地域の課題を「発見」することにあります。「発見」した課題にもとづき、後期の「地域エンパワねっとⅡ」では、地域の皆さんと一緒に小さなプロジェクトを立ち上げることになります。その準備がしっかり夏休み前までにできるとよいですね。

▪︎学生たちは、地域の皆さんからいろいろお話しを伺ってきています。明確な課題「発見」には至らないものの、頭のなかにはモヤモヤと問題意識が芽生えてきている…そのような状況かと思います。「エンパワ」の最初の難しさは、自分たちで意味のある課題をきちんと「発見」できるかどうかにあります。教員は、あくまで側面から見守り、時々相談に乗るだけです。このあたりの教員の関わり方にも、難しいものがありますね。

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