糖尿病、肝臓のこと。
▪️佐野慈紀さんは、元プロ野球選手です。引退後、糖尿病を悪化させて、腕や足の指を切断されました。壊疽です。人工透析にも通われています。そのようなご自身を受け入れて、前向きに生きておられるようです。そして、自ら糖尿病の怖さを伝えようとされているようにも思います。この記事を読みました。
▪️きちんとコントロールすれば、健康な人と同じように生きることができるわけですが、定期的なチェックが大切です。佐野さんは、引退後はフリーランスの野球解説者になったので、プロ野球選手当時のように定期健康診断を受けなくなってしまったようです。私も、忙しさを理由に定期健康診断を受けずにいた2年間で(職場的には大問題ですが)、糖尿病が一気に進行したらしく、立派な糖尿病患者になってしまいました。深く反省しました。血糖値が高めのみなさん。ぜひ、この記事をお読みください。
▪️昨晩のNHK「あしたが変わるトリセツショー」は、「改訂版!「肝臓」のトリセツ」でした。簡単に言えば、血液検査で調べる肝機能の指標ALTの数値が30を超えたら診察を受けるべし、という内容でした。ALTは、肝臓の細胞の死んだ量です。「放っておくと、スカスカになった肝臓を補強しようとコラーゲン線維が出てきて肝臓をしめつけ、肝臓が硬くなる『肝硬変』や、『肝がん』まで進行することが」あるようです。30を超えると炎症を起こしている可能性が高いのだそうです。脂肪肝、ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎などですね。日本肝臓学会は、昨年「奈良宣言2023」を出して、「ALT値が30を超えていた場合、まずかかりつけ医等を受診することを」勧めておられます。
▪️ふーんと思って、自分の過去のALTの数値を調べてみました。驚きました。「以前」は軽く30を超えていました。以前というのは糖尿病と診断される以前のことです。自覚はありませんでしたが、すでに糖尿病予備軍だったのですね。糖尿病と診断された時のALTは41。それから昨年の「びわ100」完歩直後のそALTが38でした。これは身体に負荷がかかったせいでしょう。糖尿病とALTやγGPTといった肝機能の指標と糖尿病は深く関わっています。自覚がなかったことが恐ろしい…。でも糖尿病の治療を始めて、血糖値を下げ、HbA1cも低くコントロールすると、ALT等の肝機能の指標も大幅に改善されました。身体は正直です。
▪️今日は定期健康診断の結果を大学で受け取りました。血糖値は改善されても、また悪いところが出てきました。今度は眼科で診てもらいなさいと指示が出ました。歳をとるってこういうことなんですね。近日中に眼科に行こうと思います。