石山駅界隈

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20150411ishiyama2.jpg▪︎私的な用事ではありますが、少しだけ大津市の石山にいかなければならなくなりました。本当は、自宅でひさしぶりにゆったりしたかったのですが、そうもいかず、いつもの通勤のときと同じように出掛けたのでした。JR石山駅は、龍大社会学部のある瀬田キャンパスのむ最寄りの駅、JR瀬田駅のひとつ手前の駅です。なんだかな〜…と思いながらも、しなくてはいけない用事を済ませました。

▪︎そのあとは、老母の生活介護に向かわねばならなかったのですが、少し「道草」をしてみました。石山駅界隈の「まち歩き」を少しだけしてみました。「まち歩き」は、私の「趣味」といってもよいことなのですが、最近は、全然…なんです。時間がありません。そういうこともあり、駅の向かう途中の風景を楽しんでみました。もともと、この界隈は、何度も歩いているので、私のテリトリーでもあります。しかし、しばらく歩いていないうちに、ずいぶん雰囲気が変わってきました。石山駅界隈は、現在、道路の拡幅等で、元々あった家が建て替えられ、街の雰囲気がすごく変化しています。わかりにくい表現かもしれませんが、「生活の歴史が染み込んだ風景」がどんどん消えていっているのです。

▪︎こういうとき、「街の新陳代謝のスピード」ということについていろいろ考えることになります。街は生きていますから、変化していきます。問題は、その変化のスピードです。あるいは、街のアイデンティティのようなものを保持しつつ、人が素敵に歳をとるように、街も歳をとっていけるのか…ということでもあります。「街の新陳代謝のスピード」はどうあるべきなのか、大変気になります。日本の社会は、街のストックの持つ価値をあまり評価できない社会です。文化財的な、あるいは建築学的な価値のある風景は別にして、こういう「生活の歴史が染み込んだ風景」については、ほとんど評価されません。

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