武生の街

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20130813takefu9.jpg■12日(月)、午前中で福井大学での集中講義を終え、午後からは「越前鉄道」と「福井電鉄」を乗り継ぎ武生の街に移動しまいした。武生は越前市の中心になりますが、今、とっても「熱い街」なのです。左にあるチラシをご覧ください(クリックすると大きくなります)。いわゆるB級グルメで盛り上がっているのです。B級グルメと書きましたが、そのカテゴリーにぴったりはまるわけでもないように思います。この武生の街の歴史や風土のなかから生み出され、当たり前のようにあったものを、再発見し、それを磨き、プロデュースする…そんな食の「まちづくり」が行われているのです。

■その筆頭は、「ボルガライス」です。オムライスのうえにトンカツを乗せ、そこにソースをかけたものです。街のなかの洋食屋のメニューが発祥だったと思いますが、現在では、中心市街地の様々なお店のメニューに登場しています。私は、一昨年、「武生のボルガライス」の噂を聞き、実際に食べてにいきました。最近では、全国的にも有名になりつつあり、期間限定ですが、コンビニの商品にもなりました。また、横浜発祥の「ナポリタン」と友好関係を結んでいます。「ボルガライス」には「日本ボルガラー協会」という団体があり、「ナポリタン」には「日本ナポリタン学会」という団体があるのです。この2団体が、互いに協力し、地域の洋食文化による地域活性化をさらに推し進めていくため「地域発祥“洋食文化”友好協定」を締結したのです。

日本ボルガラー協会

■この「ボルガライス」に続けとばかりに、現在、武生の街でもうひとつ盛り上がってきているのは、「駅前中華そば」です。いわゆるラーメンとは、違うのです。以下のように定義されています。

1.JR武生駅からチャリンコで11分以内で行ける距離にある
2.おしながきに「中華そば」または「中華」と明記されている
3.スープが透き通っている

たけふ駅前中華そば

■というわけで、私も武生の「駅前中華そば」を食べにでかけたのです。武生にいった目的は、ずばり、この「駅前中華そば」を食するためです。そのために、今回は、「福井電鉄」にも乗ることができました。さて、数ある「駅前中華そば」の食堂の中で私が選んだのは「若竹」という食堂です。駅前とはいえ、歩いていくと15分程かかりました。暑いなかを歩き、熱い中華そばをいただく。すばらしいではありませんか。こちらのお店の中華そばは、トップの写真のような感じです。スープはスッキリ味で透明です。いいですね~。私は、この手のものが好きなのです。特徴は、チャーシューに加えて、ハムが入っていること。高級ハムではなく、いわゆる街中の普通のスーパーや肉屋に売っているあのハムです。おもしろいですね~。

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■駅前中華そばをいただいたあと、また、駅に戻っていきました。暑い…。暑い中、街中の風景を堪能しました。武生の街には、「ちょっちと懐かしい」雰囲気が濃厚に漂っているのです。結果としてですが、これは街の大切な財産になっていますね~。どこなのかよくわからない地方都市が日本中に多々ありますが、こちらは武生固有の雰囲気を街全体で漂わせておられます。すばらしいと思います。

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