私にとってのソーシャルメディア2-「地域SNS」

私にとってのソーシャルメディア1-「事の始まり」の続きです。)

■「ブログ」で私が経験したこと、「ブログ」での交流がリアルな世界での交流も生み出す…これは、私にとっての「web2.0」的経験です。このような経験は、「地域SNS」の登場でさらに深まっていきます。リアルな世界での活動も生み出すことになつたからです。

■「地域SNS」との出会いの最初は、「おおつSNS」でした。「mixiがあれば地域SNSは、いらないのではないのか…」といって疑問も浮かびます。しかし「地域SNS」の魅力は、mixiなどよりも地元に密着した情報がSNS内に飛び交うことです。私は、その事に気がつき、かなり積極的に「おおつSNS」を利用していた時期があります。「おおつSNS」を立ち上げたのは大津市役所です。行政が、地域コミュニティのいわばセーフティネットの役割を「おおつSNS」に期待していたのだと思います。ただし、ここには詳しくは書きませんが、運営主体である大津市役所の「おおつSNS」への関わり方・スタンスの問題、そして財政上の理由から市役所からNPOに移管される…という問題が発生したときから、しだいに「おおつSNS」から距離をおくようになりました。

■もっとも、現在でも大学の授業の関連で、「おおつSNS」のコミュニティ機能を積極的に利用しています。ゼミ活動の一環として行っている「北船路米づくり研究会」の活動も、この「おおつSNS」を通して指導農家とのつながりが生まれたことがきっかけでした。指導農家から「自分が住んでいる農村活性化に大学の学生たちと一緒にできないか」というお誘いがあったからです。私が「ブログ」や「地域SNS」で経験したことは、「ネット上での交流が、実際の交流につながり、それが地域活性化や様々な地域の活動に展開していく…」というパターンです。私の個人的な意見ですが、このあたりに「web2.0」の時代のソーシャルメディアがもつ潜在的可能性があるのではないかと思うのです。

北船路米づくり研究会
北船路米づくり研究会facebookページ

■「地域SNS」に関しては、いくつかの地域のものを経験してみました。そのなかで、「これはすばらしい運営が行われている」と感じたのが、千葉県松戸市に「ラブマツ」です。最近は時間もなく、参加できていない状況ですが、「ラブマツ」の皆さんにとは、大変親切にしていただきました。また、実際に松戸にいって「ラブマツ」に登録している皆さんとも交流を行いました。私にとって、大変良い思い出です。また、時間をみつけて、松戸の皆さんと交流してみたいと思います(続きがあります)。

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