中央学区からの連絡

20120807bonodori1.jpg■先月の27日のエントリー江州音頭の練習にも書きましたが、8月3日、琵琶湖湖岸の渚公園で「びわ湖夏まつり」のプログラムのひとつ「江州音頭総おどり」(コンテスト)が開催されました。大津市の各種団体の連(グループ)が参加するなか、私は、「大津エンパワねっと」で学生たちがお世話になっている中央学区自治連合会の連に参加させていただきました。自治連の方から、「大津エンパワねっとの学生や先生たちも参加してほしい」との要請があったからです。もっとも、学生たちの参加はなく、残念ながら私だけになりました。

■今日、中央学区の市民センター(学区公民館)職員のKさんが、「大津エンパワねっと」事務局経由で、コンテストの結果の連絡とともに、当日の写真もメール添付で送ってくださいました。結果ですが、「ベスト部門・ベストスマイル賞」に選ばれ、賞金とトロフィーを獲得されたようです。これは嬉しいお話しですね。やっと江州音頭の振り付けを覚えたばかり、しかもふだん浴衣など着たこともない私が、地元の女性に帯を締めていただき、俄か仕立の参加。心配しましたが、なんとか皆さんの足をひっぱらずにすんだようです。右の写真の茶色の浴衣が私です。もちろん、自治連から貸していただいたものです。

20120807bonodori2.jpg■中央学区自治連合会の会長さんや、参加の団体役員の皆さんには、「大津エンパワねっと」の学生たちが大変お世話になています。最近は、この教育プログラムの運営についても、「もっと 、オリエンテーションを短くして、早めに地元に入って話しをいろいろ聞いてもらったほうがよいのでは」、「エンパワを修了した先輩やOB・OGの体験談を、後輩に知らせてはどうだろうか」といったようなアドバイスをいただいています。大変ありがたいことだと思っています。

■2008年から「大津エンパワねっと」が始まった頃は、「このエンパワという授業で大学側は何をしたいのか」という質問をたびたび受けました。というのも、通常の大学の授業では、教員が具体的な授業の目的を決め、それを学生に学習させ、最後に評価を行う…というパターンが多いわけですが、この「エンパワ」では、その目的はあらかじめ設定されていないからです。このように書くと誤解があるかもしれませんが、学生たちが地元に入って「地域づくり」の活動に取り組むにしても、その課題は学生たちが地元の皆さんの活動に受け入れていただきながら、学生の目線で「発見」していくものだと考えているからです。そのような課題(あるいは、地域の隠れた魅力を伸ばしていく)を、地域の皆さんと協働しながら「解決」し、その成果を「共有」する。そのような「発見」・「解決」・「共有」というプロセスを大切にしていこう…というのが、この「大津エンパワねっと」の特徴なのです。最近では、地元の皆さんにも、この「大津エンパワねっと」の特徴をよくご理解いただけるようになりました。そして、さきほど書いたように、アドバイスや注文までいただけるようになってきました。

■地域と大学の関係づくり。「大津エンパワねっと」のように、いったんうまく出来上がった関係ではあっても、日頃から、お互いの関係を「磨き合う」ことが必要なように思っています。ちょっとしたことなのですが、江州音頭に参加させていただく…そんなことさえも、結果として、お互いの関係を「磨き合う」ことにつながっているように思うのです。

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