9月卒業

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20250918-2.jpg▪️今日は、深草キャンパスで卒業式と入学式が行われました。普通は、3月で卒業する人が多いのですが、さまざまな事情で3月に卒業できなかった方達のために、9月でも卒業できる仕組みになっています。また、海外からの留学生だと9月に入学することになります。私は、卒業式の方に出席しました。今回の卒業生のなかに、ゼミ生がいたからです。

▪️ご本人からお許しを得ているし、私もとても嬉しいので投稿しますが、ゼミ生のIくん、このたびめでたく卒業することができました。なかなか単位を取得することができなかったのですが、このままではダメだと気持ちを入れ替えて、まじめに授業を受け、9月に卒業できることになりました。現在は、キャリアセンターで指導を受けながら、就職活動に勤しもうとしています。

▪️Iくんのご両親もかなり心配されていたようですが、最後まで息子さんを信じて応援してくださったようです。Iくんも、そのようなご両親のお気持ちにきちんと報いることができるように、しっかりと社会人として頑張っていく覚悟を語ってくれました。今日は、ご両親も卒業式に参加されていました。おめでとうございます。

▪️卒業すると、卒業生の皆さんは校友会(龍谷大学の同窓会組織)に加わることになりますが、今日は、その歓迎パーティも学内で開催されました。ひさしぶりに、前学長、今は理事長をされている入澤崇先生ともお話しをすることができました。その様子を見ていたIくん、「僕も理事長先生とお話がしてみたいです」と言ったので、入澤先生にIくんを紹介させていただきました。これからのIくんの人生を応援してくださるようです。ありがとうございます。

新しいプリンター

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▪️2017年に研究室に入れたプリンターが、突然、全面的に反抗しはじめました。プリンターの寿命って、メーカーの言うことを信じるとすればですが、3~5年なんだそうですね。それ以上をすぎると、修理するにも部品の在庫がなくなることが多く、修理もできないのだとか。「なんだよ~!!」って世界です。もう9年目だから、むしろ「よく頑張ったね」と優しく言ってあげるべきなのかな。

▪️今回は、いろいろ勉強することになりました。インクについては、純正の製品を使わないと故障することが多くなるらしいですね。知人が教えてくれたのですが、きれいな印刷を保つ為、プリンターが自動的にクリーニングで吸い出したインクを、プリンター内部の「インク吸収体」に吸収させるのだそうです。インク吸収体は満杯になると交換しなければなりません。その場合、修理代金は15,000円から20,000円が必要なのだとか。そうなると、新しいのに買い替えますよね。これも、「なんだかな〜」って気持ちになります。吸収体も自分で交換できたらいいのにな。

▪️そんなわけで、9年も使ってきたから、新しいものに買い換えることにしました。大学生協に行くと、これを勧めてくれました。brotherの製品です。1万5千円ちょっとの値段です。今までのメーカーだと倍以上になります。なんでも、大学生協で新入生用に大量に発注したんだとか。たぶん、龍谷大学だけでなくて、全国の大学生協で…だと思いますが。もちろん仕事用なので、研究費で。で設定なんですけど、大学のPCサポートセンターの職員さんにやっていただきました。ありがとうございました。助かりました。ああ、退職したら、こういうみことは自分でやらないといけないのに…人に頼ってばかりいるとあかんよね。で、どういうわけか、大学生協の店長さんから、「お買い求めくださりありがとうございました」と連絡がありました。これにもびっくり。

▪️写真の左側の黒いの、これが故障したものです。右側の白いのが新しいものです。

光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部✖️龍谷大学吹奏楽部 JOINT CONCERT

▪️先日の9月15日、愛知県岡崎市にある聖カタリナ学園光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部と龍谷大学吹奏楽部とのJOINT CONSERTが、岡崎市民会館あおいホールで開催されました。光ヶ丘女子校等学校吹奏楽部は、日本吹奏楽コンクールの全国大会でいつもすぐれた成績を残す実力校です。龍谷大学吹奏楽部にも光ヶ丘の出身者がいらっしゃるように思います。以下は、龍谷大学吹奏楽部によるXへの投稿です。写真を拝見すると、ものすごい人数です。盛り上がったのだと思います。光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部の公式サイトでは、今回のJOINT CONSERTで演奏した部員の皆さんの感想がすでにアップされています。大学生と一緒に演奏することで、ずいぶん勉強になったし、とても感動されたようですね。

▪️最後に演奏されたのは、イタリアの作曲家レスピーギが作曲した交響詩「ローマの松」です。高校生と大学生の合同の演奏だったようです。できれば聴きたかったですね。素晴らしい演奏だったのでしょう。指揮は、龍谷大学吹奏楽部音楽監督の若林義人先生です。以下は、光ヶ丘女子校等学校の関係者がXに投稿されたものです。「ローマの松」の最後の部分、「第4部 アッピア街道の松」を練習しているところです。少しだけですが、雰囲気は伝わってきます。

▪️この「ローマの松」、自分自身も大学院生の時に演奏したことがあります(オリジナルはオーケストラの作品)。学部生の時に所属していた学生オーケストラでOBのエキストラとして演奏したのです。吹奏楽では、吹奏楽部の部長になる前に、ファンの1人として定期演奏会に通っていた頃、2011年の定期演奏会で演奏されました。とても印象に残っています。今から、14年前の演奏になりますね。YouTubeで視聴できます。関心のある方は、ぜひどうぞ。若林監督、若い!!

最近の瀬田キャンパス

▪️最近の瀬田キャンパスの出来事です。1号館のなかに、新たに24時間営業の無人決済店舗をオープンしたということのようです。大学のホームページでもニュースとして掲載されています

龍谷大学瀬田キャンパスは、先端理工学部、社会学部、農学部の学生や大学院生をあわせて、約6,700名の学生が在籍しており、なかでも先端理工学部、農学部の学生や大学院生は、夜遅くまで研究に取り組んでいます。これまで、キャンパス内のコンビニや食堂は24時間営業ではないため、店舗閉店以降は、キャンパスの外で食料などを調達する必要がありました。

そこで、龍谷大学は株式会社ファミリーマート(代表取締役社長 細見研介氏)と「ファミリーマート龍谷大学店」を運営する株式会社不二家商事(代表取締役 馬場益弘氏)と連携し、新たに24時間営業の無人決済店舗をオープンしました。ファミリーマートの無人決済店舗の設置は西日本の大学で初となります。

本店舗は、天井AIカメラと棚に設置されたセンサーで商品を認識するため、レジでスムーズに会計をすることが可能です。有人店舗やあわせて設置したファミリーマートの自販機コンビニとの相乗効果を図りながら、理系キャンパスにおける食環境を充実させ、学生の研究活動を支援します。

PFAS問題に関する東京新聞の記事。

▪️PFASの問題、とても気にしています。これは東京新聞の記事「「記者も「汚染水」を飲んでみた 永遠の化学物質 PFAS スクープ記者が明かす舞台裏【新聞記者ラジオ】」です。また、こちらは音声ラジオの「前編」になります。そのうちに、「後編」もアップされるのではないかと思います。

▪️大変丁寧に取材を積み重ねてこらています。そのような取材をもとに、記事のなかでは、松島記者、そして同僚の小川記者が以下のように語っておられます。私がとても気になったところです。

長らく見過ごされてきた問題なんです。資料を詳しく見ると、東京都水道局がPFASの検査を始めた2005年ごろから、すでに現在の暫定目標値を超えるPFAS濃度が検出され続けていたことが分かります。つまり、急激に汚染が始まったのではなく、かなりの期間、高い濃度のPFASが検出されていたということです
これはつまり、住民が水道水を通じて経口摂取し、体内にPFASが蓄積されてきた可能性が高いことを意味します。このことから、次に血液検査の重要性が浮上し、2023年1月からは血液検査の取材に力を入れるようになりました。

小川記者 そうですね、健康被害や環境への被害の「見えにくさ」が大きな課題だと感じています。目に見えて何かが悪くなっているわけではないため、報道する側も控えめになりがちでした。放射能問題などにも近い感覚で、被害が見えにくいと行政も動かず、読者もなかなか関心を持ってくれない、というもどかしさを感じていました。

松島記者 私はPFAS問題を、「環境問題」ではなく、「消費者問題」だと考えています。もちろん環境汚染は問題ですが、健康被害が起きるのは、PFASを体に取り込んでしまうからです。

小川記者 松島記者はこの2、3年間、「見えない被害」や「見えない汚染」に真摯(しんし)に向き合い、それを掘り起こし、見えるようにする仕事を続けてきました。行政の縦割りの問題などもまた「見えないもの」ですが、それを可視化していくのは記者の仕事の醍醐味(だいごみ)だと思います。本当に素晴らしいです。

▪️こちらは、「【関連記事】ビジュアルでわかる 東京のPFAS」です

「重ねるハザードマップ」

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▪️国土交通省が「重ねるハザードマップ」を公開しています。これは国土交通省が制作している、災害リスク情報や防災に役立つ情報を、全国どこでも重ねて閲覧できるWeb地図サイトのことです。先日の首都圏の「記録的短時間大雨情報」が出た地域のことが気になってこの「重ねるハザードマップ」調べてみました。貼り付けた画像の「品川区」と書かれたあたりが、戸越銀座です。ここは地形的に見ると谷筋なんですね。いわゆる「谷戸」です。こういった谷筋だから、低い方向に上手く排水できず、その排水の能力を超えてしまうと、水が溢れてしまいますね。凡例を見ると、この色は「氾濫平野」です。その下流、東側は濃い目の緑になっていますが、この色は「後背低地・湿地」なんだそうです。JRの東京総合車両センターですか。この「後背低地・湿地」、一般にはですが、次のように説明されています

河川の氾濫によって周囲よりも長期間浸水し、水はけが悪い。地盤が極めて軟弱で、地震の際は揺れが大きくなりやすい。液状化の発生傾向がやや強い。

▪️このような性格の場所であることを、もちろんJRさんもわかっていて、すでに対処しておられるとは思いますが。東京は地形が複雑だし、暗渠になった川も多くて、そこにたくさんの方達が暮らしているので、今回のような「記録的短時間大雨」が発生した時は大変だなと改めて思いました。それじゃ、関西はどうなんでしょう。確認しないといけませね。

▪️以下は、YouTubeで配信されたTVのニュースです。半地下になったお店もこちらの商店街には多いようですね。そのことが被害を大きくしているようにも思いました。動画のタイトルは「谷底地形に雨水集中か…都市型水害“見えない川”のリスク“第二の下水管”で対策急ぐ【報道ステーション】(2025年9月12日)」です。動画では、古い明治時代の地図も使って説明されていました。道のように見えていますが、暗渠になっているのです。ここに昔から暮らす方達は、そのような土地の歴史をよくご存知のようです。

▪️登場されたのは、戸越銀座商店街連合会の方です。江戸時代は、品川用水という人工の川が流れていた場所で、もともと水捌けが悪いのだそうです。「今回は、自分たちが思っている以上の短い間の雨量だったので、側溝に流れずにあふれてきている感じがする」と印象を述べておられます。災害の問題を考える上で、その土地の開発の履歴、過去の災害の履歴等について知っておくことが大切ですね。もちろん、こういった災害に対する技術的な対策も進められています。近くでは、第二戸越幹線整備事業が進められていて、地域のあふれた雨水を目黒川に流すようになるのだそうです。すでにある戸越幹線の両方で1時間に75mmの雨に対応する計画のようですが、今回は1時間に120mmも雨が降りました。実際の雨に対策が追いついていないとニュースでは解説していました。気象の激甚化に対策が追いついていないのです。地域で力を合わせて、足らない部分をどのように減らしていくのか、共助による減災が必要になるのではないかと思います。

▪️以下は、「重ねるハザードマップ」の解説動画です。わかりやすいかな。自分が暮らしている場所や勤務している職場のある場所が、どういう災害リスクを抱えているのか知っておくことは大切です。また、転居する際には重要になるのではないかと思います。

「敬老の日」のプレゼント

20250914keiro_no_hi.jpg ▪️宅配便が届きました。奈良に暮らしている娘からです。今ごろどうしたんだろうと思いましたが、中身は美味しそうな魚の味噌漬けでした。好物です。それも普通の西京漬とは違って、だし醤油と酒粕味噌床を使用してあり、「吟醤漬」というのだそうです。いいですね〜。でも、なんで送ってくれたのかなと思っていたら、明日は「敬老の日」ということで送ってくれた、いやいや贈ってくれたようです。ありがとう。はい、おじいさんです。

▪️今日の夕食で早速いただきました。美味しかったなー。普段、近所のスーパーで購入する味噌漬けとはかなり違っていました。そもそも、原料の魚の鮮度というか、脂のノリがまったく違っているのでしょうね。残りは3切れです。賞味期限は20日までなので、急いで楽しむことにします。早い方が良いですね。

『神戸みなと物語 コンテナじいさんの見た神戸港』(青山大介・谷川夏樹)

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20250914kobe2.jpg ▪️神戸で生まれました。神戸に暮らしたのは、0歳から4歳まで(5歳になる直前まで)、そして16歳から25歳まで。だから、あわせても15年ほどの期間でしかありません。でも、一応、出身地は神戸なんです。30代から琵琶湖や滋賀に関わって仕事をしてきたし、10年前からは大津に暮らしているので、今はなんちゃって滋賀県人です。でも時々、神戸のことが気になります。先日、新聞を読んでいて、青山大介さんという画家のことを知りました。鳥瞰図を得意とされているようです。その青山さんが、同じく画家の谷川夏樹さんと一緒に『神戸みなと物語 コンテナじいさんの見た神戸港』という絵本を出版されたと知り、手に入れました。

▪️登場するのは、古い古いコンテナ、コンテナじいさん(青)と、若いコンテナくん(赤)、そしてコンテナを吊り上げてコンテナ船に積むガントリークレーンのガンちゃん。コンテナじいさんとガンちゃんは、阪神淡路大震災も経験します。そして震災から5年がたった2000年に若いコンテナくんと出会います。まあ、そのようなお話なのですが、コンテナを積み込む、摩耶埠頭、ポートアイランド、六甲アイランドから見える神戸の街や六甲山系が描かれています。最後のページは、おそらく青山さんが描かれたのだと思いますが、今度は六甲山の麓から見た神戸の街が描かれています。コンテナじいさんは、現役を引退して、今は、幼稚園の園庭で子どもたちの遊び場になっています。本当に、このような幼稚園があるんでしょうか。調べてみましたが、よくわかりませんでした。

▪️神戸には、どういうわけか奈良で生まれた息子が結婚して暮らしています。相手の方は、神戸の出身です。ということで、「時々、神戸の中華料理を一緒に食べようね」と約束しています。その時、またこの神戸の風景を楽しむことができますね。
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サルスベリ

20250913sarusuberi.jpg▪️今日は土曜日ですが、大学で仕事があり出勤しました。自宅近くの公園のそばを通りかかった時、ピンクの花がたくさん咲いているのが目にはいりました。サルスベリ(百日紅)です。すでに少し花が散っていましたし、種も落ちていました。でも、見事に花を咲かせています。夏から秋にかけて長い間花をさかせるので漢字で書いたら百日紅になります。名前の由来ですが、サルスベリの幹はとてもすべすべしていて滑らかなので、木登りの上手な猿でも滑り落ちてしまうから…和名にこのような名前がついたのだとか。また、百日紅という漢字が与えられているのは、このサルスベリにまつわる悲恋の物語が由来になっているのだそうです。猿がうっかり滑り落ちるシーンと、若い男女の悲恋とでは、なんとなくバランスが悪いのですが…。

▪️個人的に、サルスベリと聞いて頭に浮かんでくるのは梨木香歩さんの『家守綺譚』という小説です。その第1章が「サルスベリ」なのです。時代は明治30年代、山科駅の北側、琵琶湖疏水の近くにある一軒家の庭に、サルスベリがはえていて、主人公の男性に思いを寄せるのです…。まあ、奇譚ですから。私は、この手の不思議なお話が大好きなのです。「山科駅の北側、琵琶湖疏水の近く」、それなりに知っている地域でもありますし、明治30年代という大昔の話ではありますが、読んだときの感じ取り方が少し違っていました。最近は心に余裕がなく小説を読まなくなっていますが、この『家守綺譚』については、友人に紹介されて読みました。梨木さんの世界観に惹かれてたくさんの作品を手元においてあります。まあ文庫本がほとんどですけど。退職したら、ゆっくり読みます。

タマスダレ

20250912tamasudare.jpg▪️今日も研究室に行こうかと思っていたのですが、明日も大学の入試の仕事があり深草キャンパスに行くので、自宅での仕事に切り替えました。猛暑の間、我が家の狭い庭なんですが、水撒き以外、世話が全くできていなかったので、今日は少し手入れをしました。ずっと気になっていたのです。まあ、雑草を抜くことがメインなんですが。すると、タマスダレが咲き始めていることに気がつきました。ということで秋に入りましたかね、という感じです。可憐な花なんですが、毒があるんですよね〜。まあ、食べたりしませんけど。これから、次々と花を咲かせてくれるのだと思います。

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