『斜め論』

20251124nanameron.jpg▪️『斜め論 空間の病理学』の書評。何か困り事を抱えた人びと(他者)に、自分の側から関わっていく(他者へのケア)ときの姿勢。中井久夫さんのいう「ちょっとした垂直性」が気になりました。以前、環境社会学会の編集委員長をしているときに、学会誌『環境社会学研究』で「市民調査」という特集を組みました。その特集の中の蔵治光一郎さんの論文で、一般の市民による「市民活動」(環境調査)を、専門性からズレていて質問されてもちょっと自信がないぐらいの人が手伝うとうまくいって(市民は楽しみを優先している)、バッチリ専門性のある人が手伝うとうまくいかない(科学的な精度を求める)…随分前のことなので記憶が曖昧ですが、そのような話が論文の中に出てきました。きちんと確認していないんですけど。この「斜め論」、「ちょっとした垂直性」というのは、私の研究や実践の文脈では、そういうふうなことに重ね合わせて理解することになります。筆者には「違うよ」って言われるかもしれないな…。もっとも、この本の中に出てくる信田さよ子さんのお話のような迫力は、自分には全くありません。以下は、書評の中の一部。

しかし、臨床的な意味での治癒は、むしろ水平方向において、つまり他者との横のつながりの回復などによって起こるのではないか。このことは、中井久夫が統合失調症患者がその急性期から「共人間的世界(身近な他者との関係)」の再構築において回復に向かうとしたことにも通ずる。ただし中井は、治療者が権威的ではないやり方で患者を導くこと、つまり「ちょっとした垂直性」の必要性に触れていた、と著者は指摘する。
そう、水平方向はケアにおいて重要な意味を持つが、そこには平準化(横並びに埋没させること)に陥る危険も潜んでいる。垂直方向の批判から水平方向の全面賛美に向かうのではなく、「斜め」を目指すこと。ここに、ラ・ボルド病院の実践において垂直と水平の次元を乗り越えようとしたガタリの「斜め横断性」の概念が重ねられる。

ブロムシュテットさん


▪️昨晩は、NHKの「クラシック音楽館」で、ヘルベルト・ブロムシュテットさんが指揮をされた、ブラームスの2つの作品を鑑賞しました。「ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83」と、「交響曲 第3番 ヘ長調 作品90」です。ピアニストは、レイフ・オヴェ・アンスネスさん。ノルウェーの方です。このピアノコンチェルト、きちんと批評することなど私にはできませんが、素敵な演奏でした。この方については、ここに詳しいことが書いてあります。ヘルベルト・ブロムシュテットさんともお若い頃から一緒に演奏をされてきたようです。このブラームスのピアノコンチェルトとともに、メインの交響曲3番も熱演でこれもとても素敵でした。98歳のブロムシュテットさんが椅子に座って指揮をされました。今は移動も歩行器が必要でお若い時の指揮のように身体は動かないのでしょうが、N響はマエストロの音楽的意図を十分に汲み取って演奏されたのではないかと思います。N響の団員の皆さんは感動されたでしょうね。98歳で、よく頑張って日本まで来てくださいました。心より感謝します。ブロムシュテットさんは、16年前に亡くなった父と同い年です。父も生きていれば、100歳近いわけですね。もう何十年も前のことになりますが、ブロムシュテットさんの指揮によるN響の演奏をTVでみていて、父は「この人は鷹のような顔しているな」とよく言っていたことを思い出しました。

目指せ甲子園ボウル


▪️昨日は、全日本大学アメリカンフットボール選手権の準々決勝でした。関西学院大学ファイターズと中京大学イーグルスが対戦しました。ライブ配信で観戦しました。結果は、母校関西学院大学が63―21で勝利しました。点数だけから見たら圧勝という感じなんですが、前半は中京大学が次々と「奇策」を繰り出してきて、関学側はなかなかすぐには対応できていなかったのでヒヤヒヤしました。今日は、中京大学側の攻撃で、ロンリーセンターというフォーメーションを初めて拝見しました。びっくりしました。こういうのがあるんですね。なんというか、実力が上の関学に対して、中京大学は、知恵を絞って、意表を突くような戦いで挑んでこられたわけです。

▪️解説のお一人は、かつてQBとして活躍された関学OBの小野宏さんでした。解説のなかで小野さんは、地方の大学と関西や関東の大学との差が縮まってきていると言っておられました。たしかに、中京大学はこの日のためにたくさんの種類の攻撃のパターンを用意して試合に臨んでこられたように思います。これも小野さんの解説ですが、今日の関学は対中京大学であらかじめ準備をする時間は全くなかったようです。アメリカンフットボールは、準備と作戦のスポーツですし、今日のような試合展開があちこちで見られるようになれば、ファンももっと増えるのではないかと思います。

▪️とはいえ、準決勝は、立命館大学と早稲田大学。それから、関西大学と関西学院大学の対戦ということになりました。関西の3強が出揃うことになりました。関東の大学にもっと頑張って盛り上げてほしいなと思います。とはいえ、私、個人はですが、当然、関西リーグ1位の関西学院大学が、関西リーグ3位の関西大学を大差で破り、決勝である甲子園ボウルでも関西リーグ2位の立命館大学を破って優勝して欲しい。あっ、立命館大学が早稲田大学に勝つことを前提としていますが…。

▪️ちなみに、準々決勝の東北大学と早稲田大学の対戦は、7対31で早稲田大学が勝利しました。

最近の「基礎ゼミナールB」

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▪️木曜日1限は、1回生の「基礎ゼミナールB」。このクラスで共通のテキストを決めてあります。『「日本」ってどんな国? ──国際比較データで社会が見えてくる』という新書です。その新書を時間をかけてじっくり丁寧に読んできました。この新書の存在は、同僚の教員のfacebookへの投稿で知りましたが、ご本人がおっしゃるには、別の同僚を通してこの信書のことを知ったとのことでした。

▪️全部で7つの章から構成されていますが、基本、毎週1つの章を取り上げてきました。学生の皆さんは、各自、あらかじめその章を精読して要約を提出することになっています。演習は、基本、グループワークで進めています。グループに分かれて、まずグループの他の学生さんがどのように要約しているのかをお互いに確認します。その上で、ひとつの章に書かれている内容に関して、感想を述べあい意見交換をしてもらいます。それぞれのグループの感想や意見交換の結果についても報告してもらいます。要約の提出も、感想や意見交換の結果の集約も、すべてmanabaというクラウド型の教育支援サービスを使って行なっています。だから、学生さんたちは、授業では新書とスマートホン(あるいはパソコン)を使って授業を受けることになります。筆者の指摘にハッとしたり共感したり、時には反発したり疑問を持ったり…いろいろな感想や意見が出てきますが、それらもすべてmanabaに残していきます。

▪️学生の皆さんは、こうやって時間をかけて活字に向かい合うような経験はしてこなかったようです。最初は、グループワークという形式に慣れていないせいか、どこかぎこちない雰囲気もありましたが、今はスムースに授業が進んでいるように思います。

▪️ 12月6日には、魚見航大さんが経営されている「革靴をはいた猫」を訪問し、お話を伺います。こちらの会社は、靴磨きと靴修理の会社です。「革靴という『手をかける文化』を通して、ひきこもりやハンディキャップのある方々が自らの意志で一歩を踏み出すチャレンジを後押しし、共に手を動かしながら学び合う実践の場」でもあります。普通の?!大学生だった魚見さんが、どのようなプロセスを経て学生時代の最後にこのような会社を起業されたのか。モヤモヤした気持ちを形にして行動にしていくことができたのか。学生さんたちの大きなヒントになればと思っています。また、定年退職前の私は担当しませんが、来年度から学生さんたちが履修することになる、「公共社会学」の授業にも関連づけていければと思っています。

▪️グループワークでは、たくさんの蓄積が生まれした。それらは全てmanabaに記録されています。それを元に、この新書に関して少し長めの書評を各自で執筆してもらうことになっています。冬休みの宿題になると思います。そして、その書評が、この基礎ゼミナールBの最終レポートにもなります。

全日本大学アメリカンフットボール選手権


▪️今日は全日本大学アメリカンフットボール選手権で、注目していた2試合が行われました。

▪️兵庫県の神戸ユニバー記念競技場では立命館大学と法政大学の試合が、神奈川県の富士通スタジアム川崎では明治大学と関西大学の試合が行われました。結果ですが、立命館大学44-法政大学22で立命館大学が、明治大学28-関西大学42で関西大学が勝利しました。大方の予想通りの展開かと思います。立命館と法政の試合は少し観戦していましたが、ランの立命館とパスの法政の戦いはおもしろかったです。法政も頑張りましたが、ジリジリと点差が広がっていきました。

▪️これで、立命館大学は、準決勝で早大―東北大の勝者との戦うことになります。東北大学の関係者には本当に申し訳ないのですが、これまでの実力からすると、おそらく早稲田大学との対戦になるのではないかと思います。そして、早稲田大学の関係者にも申し訳ないですが、立命館大学が勝利するのではないかと思います。

▪️一方、関西大学は準決勝に進出しました。関西学院大学-中京大学の勝者との戦いになります。これも中京大学の関係者には本当に申し訳ないのですが、母校の関西学院大学が準決勝に進出するのは間違いないと思います。そうなると、関西の大学同士での準決勝になります。関西リーグでは、関大は関学と引き分けました。私は母校の勝利を信じていますが、寛大も今後こそ関学に勝利すると準備をしていると思います。関学も気を引き締めて頑張ってくれると思いますが。そして、私の予想通りだと、決勝の甲子園ボウルは、関西の大学同士の戦い、立命館大学と関西学院大学の戦いになります。そうなって欲しいです。立命館は、関西リーグのリベンジを誓って挑んでくるでしょうから、非常に楽しみな試合になります。

▪️学生アメリカンフットボールで、あと注目している試合があります。11月29日の、龍谷大学と京都産業大学の試合です。両校とも全勝です。龍谷大学シーホースには、Div.2で優勝し、その勢いで入れ替え戦にも勝利して、Div.1に復帰して欲しいです。頑張って、シーホース。

▪️しかし、大学アメリカンフットボールは、大学間の実力が拮抗しているともっと面白いことになるのと思うのですが、なかなかそういうふうにはならないのですね。実力差が大きいです。私が学生の頃、関西リーグで常勝だった関西学院を京大が破って甲子園ボウルに行ったとき、そして同じように立命館が台頭して来たとき、アメリカンフットボールはマイナースポーツではありますが、一般の方達の関心も高まったように思います。母校の関西学院には勝ち続けて欲しいですが、そういった時代がまたやってきて欲しいという気持ちもあります。とはいえ、実力ある高校生は、強いチームに進学したいと思うでしょうね。これも仕方のないことかなと思います。だから駅伝は東高西低ですが(みんな箱根マラソンを走りたい)、アメフトは西高東低です。

安曇川河辺林内の竹林の整備

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▪️今日は、特定非営利活動法人「コミュニティねっとわーく高島」さんが取り組まれている「安曇川の河辺林をみんなの森に」の活動の日でした。滋賀県の湖西地域を流れる安曇川沿いの、綾羽工業さんの敷地内にある河辺林を、市民の手で整備して素敵な森にしていこうという活動です。今は人の手が入らず、荒れ果ててしまい、鵜の巨大なコロニーになってしまっています。これをなんとかしようというわけです。

▪️広大な河辺林のうち、竹が枯れているエリアがあるのですが、まずその枯れた竹をノコギリで切り出して、森の中に入っていける通路を作っていくことになっています。切り出した竹は活用します。枝については切り取って、竹チップにします。そうやって人が手を加えながら、生き物の調査も進めていくようです。5年ほどの期間をかけて整備していく予定になっています。少しずつ、参加される皆さんの想いのこもった素敵な森に変わっていくことを楽しみにしています。

▪️こちらの河辺林には車で行くのですが、秋の行楽シーズンということもあり、渋滞に巻き込まれてしまいました。ということで遅刻してしまいました。また、午後から家族が車を使うということもあり、作業は1時間ほどしかできませんでした。残念。良い汗をかかせていただきましたが、最後まで頑張ったみなさんにちょっと申し訳ない気持ちです。電車と徒歩だと1時半ほどで行けるので、これからは車はやめるかもしれません。最寄の駅は湖西線の新旭駅です。新旭駅から綾羽工業さんまでは2kmほどです。天候が良ければ気持ちよく歩けそうです。

20251122adogawa_kahenrin3.jpg▪️ところで綾羽という名前を聞いて、滋賀県民でなくても、高校野球を愛しておられる方であれば、今年の夏の高校野球に出場した綾羽高校を思い出すでしょう。その綾羽高校を設立したのが綾羽工業さんです。綾羽工業さんは繊維会社なので、高度経済成長期の頃は、九州等から集団就職でたくさんの女工さんたちがやってきて、この工場で働いておられました。そして、働きながら勉強して高卒の資格を得たわけです。写真は元々は分校だった建物なのだそうです。今は使用されていません。このようなことを綾羽工業さんの敷地内を歩きながら、社員さんからいろいろ説明していただきました。今はどのような繊維製品を製造されているのですかとお尋ねしたところ、タイヤを強くする繊維であるとか、それから鉄道の枕木も製造されているとのこと。びっくりしていると、「ぜひ、ホームページをご覧ください」ということで、確認しました。合成木材エースウッドスリーパー(AWS)というようです。ガラス繊維強化硬質発砲ウレタンを主原料とする新素材なんだそうです。

槇島音楽祭

20251119maxima_ongakusai.jpg▪️この前の土曜日のことになりますが、龍谷大学吹奏楽部の音楽監督をされている若林義人先生を囲む会があり、吹奏楽部のOBOGの皆さん、そして現役部員の幹部の皆さんが参加されました。先生のお誕生日に合わせて、コンクールでの6年連続金賞受賞に導いてくださったことを感謝しようと「若林監督お誕生日会&日本一おめでとう会🎂🥇✨」が開催されました。私は、OBOGではないのですが、副部長さんに呼ばれて参加することにしました。

▪️その際、OBOGの吉田周晃ご夫妻とお話をさせていただくことができました。音楽一家で、お子さんたちも楽器をされています。素晴らしい。そして吉田さんは、宇治市で槙島音楽祭を開催に向けてご尽力されているようです。このような音楽祭です。

令和7年12月7日(日)13:00 宇治市立槇島小学校体育館にて、地域のブラス仲間による「槇島音楽祭」を開催します。 宇治市を、槇島を、音楽の力で盛り上げて、地域を活性化させたい!しばらく楽器は触ってないけど、またみんなと一緒に演奏してみたい!子どもたちの音楽活動を一緒に支えたい!親子共演したい!

▪️地域の吹奏楽のお好きな人たちが集まって、地域を活性化させようという思い、素敵ことだと思います。親子で参加というのもいいな〜。出演団体の中に、龍谷大学吹奏楽部のOBOGバンドである「龍谷シンフォニックバンド」も入っています。そういえば、このバンドの団長さんともお話をすることができました。お若い女性の方が、頑張ってバンドを取りまとめておられます。今回は音楽、そして吹奏楽ですが、自分たちの得意なことをもとに、地域に貢献していく活動って、いろんな活動が考えられますね。

広上淳一指揮京都市交響楽団演奏会「ローマ三部作」

20251117junichi_hirokami.jpg▪️親しくさせていただいている方から、京都コンサートホールで開催されるコンサートのチケットを譲ってもらいました。ありがとうございました。前半は、まずアメリカの作曲家バーバーの作品、「オルガンとオーケストラのための祝典トッカータ」。このバーバーの作品を初めて聴きました。バーバーは有名な「弦楽のためのアダージョ」しか知らないので、勉強になりました。

▪️この曲のオルガンのカデンツァの部分ものすごかったです。びっくりです。オルガニストの石丸由佳さん、演奏の際に座っている椅子の両端をがっしり掴んで、パイプオルガン用の靴を履いて、踵や爪先を同時に使いながら、両足で複雑な演奏をされていました。手鍵盤、足鍵盤や、演奏したいパイプを選ぶストップ等が一体になった演奏台、今回は指揮台の横に置かれていました。そのためカデンツァの難しさと大変さがよくわかりました。石丸さんが舞台転換の際に、指揮者の広上淳一さんとステージでお話をされていた時におっしゃっておられましたが、腰に悪いそうです。なるほどでね〜。京都コンサートホールのパイプオルガンは、ドイツ製、国内最大級の規模です。興味深いことに、京都らしく、竹製のパイプで尺八や笙といったわがっきの音も出せるとのこと。石丸さんはリハーサルの前日、4〜5時間かけてどのパイプを組み合わせて演奏するのか、事前に、音作りに取り組まれていました。オルガニストは、みなさんそうやって音作りをされるようです。パイプオルガンって、大変です。

▪️前半の後の曲は、イタリアの作曲家レスピーギの「ローマの祭り」でした。休憩の後は、レスピーギの「ローマの噴水」、そして最後は「ローマの松」でした。ということで、レスピーギのローマ三部作を、一度に堪能することができました。CDではそのような経験がありますが、実際のコントートでは初めての経験でした。そして最後の「ローマの松」はやはり盛り上がりました。まあ、そういう作品なんです。小柄な広上さんは、いつものように指揮台の上で踊ったり飛び跳ねるようにしながら、肩から腕全体を使って指揮されていました。個人的には広上さんの指揮の姿そのものも楽しめました。お元気です。同い年とは思えません。指揮者って、元気になる仕事なのかな。

▪️そうそう、レスピーギでは、石丸さんがオルガンを演奏されました。今度は、オーケストラの後ろの演奏台で。よく見ると石丸さんの左側にモニターが見えました。モニターの中の指揮者を確認しながらえんそうされているのですねあ。もうひとつ。コントラバスの団員さんが急病になり、急遽、知り合いの方のお連れ合いが客演として演奏されていたそうです。でも、プログラムの印刷には間に合いませんよね。

神戸マラソンと収穫祭

20251116kobe.jpg 今日は神戸マラソンの日です。龍谷大学吹奏楽部OB・OGで、親しくさせていただいている前田美寿穂さんと廣瀬貴生さんも走られることがわかっていました。本当は、神戸の街の沿道から応援できれば良いのですが、今日は、前田さんから教えていただいたアプリ「応援navi」を使って応援しました。便利なものができているんですね。

▪️おそらく、神戸マラソンを走る選手は、どこかにGPSをつけて走ることになっているのでしょう。地図上をお2人の小さな⚪︎が少しずつ移動していきます。私は神戸出身なので、地図上で移動していくお2人の⚪︎を確認しながら、頭の中に神戸の街の風景が浮かんできて、応援しながら楽しむことができました。もっとも私の頭の中に浮かんでくる風景って、阪神淡路大震災以前の風景何ですけどね。実際には、ビルやマンションだらけだと思います。神戸の中心市街地はタワーマンションがたくさん建設されていますからね。ただ、西の方に進むと須磨や垂水のあたりは、まだ昔の風景が残っているのではないかと思います。

▪️コースは、明石海峡大橋を潜り抜けた後、明石の手前で折り返して神戸の街中に戻ってくることになります。以前は、高い橋を渡らないといけなかったと思うのですが、新しくなったコースでは、平坦な道だったのではないかと思います。それでも、今日は気温が高く、屋外を歩いているのには快適でしたが、フルマラソンを走っている人たちには暑すぎたのではないでしょうか。予想よりも遅いタイムでのゴールとなったようです。暑い中、お疲れ様でした。前田さんは、来月は奈良マラソンが、2月には大阪マラソンが控えています。すごいですね。大阪マラソンで自己ベストが出るように調整されています。頑張っていただきたいです。
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20251116mygarden.jpg▪️さて、アプリでお2人を応援しながら、私はといえば、暮らしている新興住宅地に隣接する農村、仰木で開催された「仰木大収穫祭」というイベントを見学してきました。開催場所は、一般社団法人仰木地区活性化委員会が経営する直売所「わさいな仰木」の敷地でした。仰木の集落内にある様々な団体が出展されていました。食べ物だけでなく、織物や可愛らしいグッズの販売も行われていました。加えて、外部の業者さんのキッチンカーもやってきていました。また、どういうわけか自動車販売会社のブースもあります。警察のパトカーや消防自動車の見学もできるようになっていました。イベントに訪れた皆さんの様子を拝見しながら、買い物もさせていただきました。餅まきや抽選大会もあります。去年はお米があたりましだ、残念ながら、今年は抽選には当たりませんでした。(持病のこともあり糖質制限をしていることもあり、ご飯はいただくわけにはいかないので、昨年当たったお米は親戚にプレゼントしました)。写真は、「わさいな仰木」から撮った比良山系です。写真ではあまりわかりませんが、山の上の方は紅葉しています。

▪️会場では、「仰木地域共生協議会」の方にお会いしました。今年度から仰木は農水省の「農村RMO」の補助金を受けられるようになり、その受け入れ団体として、昨年度末に「仰木地域共生協議会」を立ち上げたのです。理事長をしている特定非営利活動法人「琵琶故知新」も参加している事業です。「仰木地域共生協議会」では、隣接する新興住宅地から農業ボランティアを募っており、現在、5名ほどの皆さんが参加されています。「みんなの愛土農園」という名前が付けられています。今日、私もそこに加えていただくことができました。簡単です。LINEグループに登録させて頂いたのです。このLINEグループで農作業に関する連絡が入ってくるようです。また、いつボランティアに入るかを知らせる、つまりシフトですね、そのシフト用のアプリもあるそうです。それについては、後日教えていただくことになりました。

▪️白い花、我が家の庭のカンツバキです。今日、一輪咲いていることに気がつきました。今日は暖かい日でしたが、冬が近づいています。

11月14日は「世界糖尿病デー」なんですって。


▪️一昨日、月1回の糖尿病のクリニックへ行きました。薬が切れてしまうので。週末の土曜日が仕事もなく都合が良いのですが(日曜日は休診)、土曜日は午前中だけで、しかも予約のみということで、すでに予約でいっぱいでした。仕方なく、水曜日に診察を受けることにしました。診察といっても、血液と尿の検査をするだけです。分析の機械がクリニックにあって、技師の方が30分ぐらいで分析して、その結果を機械が紙に打ち出すわけです。その検査結果をもとに医師に診察をしていただくことになります。でも、あまり診察という感じはしません。やはり聴診器を当ててもらい、触診をしてもらって初めて診察という気になるんですけど…。私の糖尿病という病気の場合は、聴診器も触診も関係ないのでしょうね。

▪️結果ですが、今回もHbA1cは「5.3」でした。HbA1cとは、過去1〜2ヶ月の血糖値の平均を反映する、赤血球中のヘモグロビンに糖がどれだけ結合しているかの割合を示す検査値のことです。クリニックで示されている基準値は4.6〜6.2ですが、健康な人は5.6以下なのだそうです。ということで、病気ではありますが、健康な人と同じような数値になっています。かなり気をつけて糖質制限を意識していますので。この糖質制限の話を聞いて「食べたいものが食べられない、そんな人生で良いのか」。時々、そんなふうに尋ねられることがります。でも、糖質制限をしながらも、食生活では特に不満はないので、個人的には食のストレスはありません。むしろ、糖尿病はガン、心臓疾患、脳疾患、様々な病気の万病の元といわれているので、そのような病気になるリスクが減っているというふうに前向きに理解しています。とは言っても、病気になる時はなってしまうとは思いますけどね。

▪️ところで、こういうことを教えてもらいました。人間の体は、腎臓の尿細管で糖を再吸収する仕組みになっているのですが、私が服用している薬は、糖の再吸収を防ぎ、糖を尿とともに排出するように働きます。SGLT2阻害薬という薬です。ここまできちんと理解していました。ところが、この薬が、老化細胞を除去し、加齢関連疾患の治療に有効であることが発見されたというのです。この記事をご覧ください。う〜ん、喜んで良いのかな微妙。

▪️最後に、今日、11月14日は「世界糖尿病デー」なんですって。知らなかったな。こちらから、「世界糖尿病デー」の趣旨についてお読みいただけます

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