秋が深まりつつあります

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■我が家の小さな庭の花たち。秋が深まってきました。ツワブキの花が咲きました。けっこう昆虫が引き寄せられています。ツワブキ以外では、ホトトギスがたくさん花を咲かせています。

Minamata | Official International Trailer | In Cinemas 2021


■私は映画をあまり見ませんが、それでもジョニー・デップといえば、「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」という娯楽映画をすぐに連想します。そのジョニー・デップが主演する映画「MINAMATA」が公開されることになりました。デップが演じるのは、水俣病の実状を追ったアメリカ人の写真家ユージン・スミスです。

■ユージン・スミス(1918年〜1978年)は、第二次世界大戦中、写真家としてアメリカ軍に従軍し、沖縄戦で日本軍の迫撃弾の爆風により全身を負傷し、左腕と顔面(口蓋)に重傷を負いました。戦争写真家として知られるようになったスミスは、戦後は「LIFE」でもフォトエッセイを連載していたようです。そして、1971年から1974年までの3年間、水俣病患者多発地域であった水俣市月ノ浦に妻と一緒に住み込んで、水俣病患者や被害者運動の写真を撮り続けました。その時の写真は、のちに写真集になります。私もスミス夫妻の写真集の日本語版を所蔵しています。大変貴重な写真集です。ここには、有名な胎児性水俣病の少女を母親が抱いて入浴させている写真「入浴する智子と母」もおさめられています。ジョニー・デップが「MINAMATA」をプロデュースして自ら主演することになったきっかけは、この写真集を見たことにあるようです。どのような映画なのか、大変興味があります。

ひさしぶりの練習見学

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■昨日は午前中は「地域再生の社会学」の授業、午後からは3つの会議、学科会議、教授会、大学院研究科委員会に参加しました。会議のほうは、まだオンラインでとなっています。これは、いつまで続くのかな。私は授業があったことから大学に来ていましたが、水曜日に授業のない教員はオンライン会議の方が良いのかもしれません。大学院研究会委員会あとですが、吹奏楽部の練習を見学させていただきました。部長ですから、いただくというのも変なんですが、本当にひさしぶりま見学でした。ずっとコロナ禍のため練習ができず、夏休みの終わりの方から少しずつ合奏を再開するようになってきました。昨日は、11月29日に「びわ湖ホール」で開催される「オータムコンサート」の練習でした。曲は、スパーク作曲「ウィークエンド・イン・ニューヨーク」でした。メインの曲だそうです。ちょっと大人っぽいジャジーなカッコいい曲ですね。以下は、大阪市音楽団の演奏です。

紅玉

20201014kogyoku.jpg ■いつも行く自宅近所のスーパーで、どういうわけか今年は紅玉をたくさん売っています。紅玉はアップルパイやタルトタタンのような洋菓子を作る時に使うリンゴです。通常、スーパーなどでは、あまり売られていません。売られているのは、種類は違っても甘くて柔らかい点が共通点になります。それに対して紅玉は、酸っぱくて固いのです。ですから、熱で加工しても崩れることがありません。そのため、洋菓子に使われるのです。ある方からは、今年はコロナ禍のせいで、いつもであれば洋菓子の業者さんに向かって送られる紅玉が、そのルートに乗れなかったため、私たちのような一般市民のところにも届くようになったのではないかと説明されていました。なるほど、そういうことも考えられますね。

■さてさて、我が家の紅玉は、どのようになるのかな。どうもアップルパイになるようです。

龍谷大学吹奏楽部「オータムコンサート」

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■部長をしている龍谷大学吹奏楽部は、コロナ禍のため長らく練習に取り組むことができませんでした。夏休みの終わり方から、やっと徐々に練習を再開している状況です。小規模な合奏はできるようになりましたが、まだこれまだのような大きな合奏はできていません。もちろん、夏の「サマーコンサート」もできませんでした。その「サマーコンサート」に代わりに11月末に「オータムコンサート」を開催することとなりました。今年は2回公演になっています。もちろん「オータムコンサート」開催にあたっては、コロナ感染についても万全の対策を講じる予定です。詳しくは、吹奏楽部のホームページにも掲載しておりますので、ぜひご覧ください

■今回は、特別企画もあります。龍谷大学1回生・高校生の皆さんを対象に、各公演100名様まで無料でご招待いたします。先着順となりますので応募はお早めにお願いします。なお、座席の指定は出来ませんのでご了承ください。「申し込みフォーム」はこちらです。吹奏楽が大好きな高校生の皆さん。高校吹奏楽部の部員の皆さん。龍谷大学吹奏楽部のオータムコンサートに、ぜひお越しください。

再び「弁当男子」…か。

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20201014bentodanshi1.jpg■朝出勤しようとすると、記憶が薄らぼんやり蘇ってきました。かつて私は、SNS上で自ら「弁当男子」と名乗って投稿をしていたような…。そういうわけで、出かけようとしていましたが、冷蔵庫を覗いて、今ある材料で弁当を作ってみました。作りながら、「ああ、そういえば、赤・黄・緑…信号機のような弁当を作っていた」ということも思い出しました。こういう彩の弁当しか作れないのですね。

■弁当に入っているのは、プチトマト、水菜のお浸し、炒り卵、ウインナー、タラコ。ご飯には、山椒昆布と胡麻。そうそう、ウインーとタラコのあたりの彩が寂しかったので、庭からパセリもとってきて飾ってみました。欲張ったので、プチトマト1個が水菜のお浸しに侵入してしまいました。この弁当加えて、冷蔵庫の中にあった冷えたお茶を水筒に入れました。これで完璧です。

■今日は、たまたま、急に弁当を作る気持ちになったのですが、明日からはどうでしょうね。自信がありません。しかし、当たり前のように弁当を作って、通勤できるようになりたいものです。何か清々しい気持ちになります。もちろん、言うまでもないことですが、弁当を作ったあとの洗い物もきちんとやります。帰宅後の弁当箱も自分で洗います。

武満徹「翼(Wings)」


■テレビのクラシックの音楽番組で、作曲家・武満徹(1930年〜1996年)が取り上げられていました。番組の中では、武満徹の合唱曲に一番惹きつけられました。以前にも聞いたことがあると思います。このハーモニーや響きに、心があらわれるような気持ちになります。そして、少し懐かしい気持ちにもなります。不思議ですね。歌詞も素敵だ。

■こちらもどうぞ。「◯と△のうた」と「小さな空」です。さすが、東京混声合唱団。

近江舞子

20201012ohmimaiko1.jpg■先週の土曜日、時間を作って大津市の北部にある近江舞子まで行きました。湖西道路を使って車で行けば、我が家からは30分ほどで行くことができます。ところで、なぜ近江舞子まで行ったのかといえば、大津を中心にジャズで活動している知人が演奏するジャズのライブが琵琶湖の湖岸にあるカフェで開催されることになったからです。ジャズオルガンの小野みどりさん、ギターのZAZOUさん、ドラムの戸田代武さんの3人による「小野みどり BIWAKO TRIO」のジャズライブです。このお3人のうち、私の知人は、ZAZOUさんと戸田代武さんになります。ずいぶん昔になりますが、大津の街中で初めてジャズフェスティバルを開催したときにお知り合いになりました。ジャズとは別に、それぞれ本業をお持ちなわけですが、様々な場所でジャズのライブ演奏をされています。

■ZAZOU(ザズー)さんのお名前、もちろん本名は別にお持ちです。ジャズのライブの時は、このようなお名前で呼ばれておられるようです。ジャズのお仲間からは、「ザさん」と呼ばれておられますが、正式にはZAZOUだったわけですね。で、ZAZOUって何?ということになります。フランス語では「ジャズマニア」、「JAZZに酔いしれている」という意味のスラングとのことです。 第二次大戦中、パリはナチスドイツに占領されていましたが、ナチスドイツに抵抗するレジスタンスに加わることはなく、もちろんナチスにも加わわることもなく、戦時中でもジャズに夢中だった若者たちをZAZOUと呼んでいたようです(ライブの中での小野みどりさんによる説明)。

■ライブは、17時からでしたが、少し早めに到着して、近江舞子の浜を散策しました。台風がやってきていたので心配してましたが、滋賀県からは離れていきました。雨は降りませんでした。近江舞子の浜から見る琵琶湖は、とても透明度が高いなと思いました。普段は、南湖と北湖の入り口しか見ていないせいか、余計にそう思いました。
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同世代の訃報

■先日のことになります。約40年ぶりに、大学時代のサークルの仲間Sくんと、SNSを通じてつながることができました。facebookをはじめとして、SNSは同窓生と再会する機会を与えてくれます。大学時代のサークルにも同窓会組織があるのですが、Sくんはそのような同窓組織ともずっとつながっていませんでした。大学を卒業してからは、仕事や生活に一生懸命だとそのような余裕がなくなります。私自身もそうでした。ましてやSくんは同窓生がたくさん暮らしている関西ではなく、遠く離れた地域で仕事をしていましたから余計にそうなりますね。Sくんの場合は、仕事を定年退職したことが、同窓生とつながるきっかけになったのかもしれません。そのSくんが、「先輩のTさんに、学生時代に大変お世話になったんだけれど、どうしているか知っている?」と尋ねてきました。これは、facebookの後でつながったLINEによるやりとりでした。

■さて、SくんからTさんの近況を聞かれたわけですが、私自身もTさんが卒業されてからのことは、全く伝わってきていませんでした。ということで、Tさんと同級生の先輩にもお聞きしてみましたが、ご存知ありませんでした。そうしているうちに、Sくん自身から再び連絡がありました。2年前に病死されていたというのです。そのことを聞いて、私たち同級生は一様にシッョクを受けました。同級生の1人は、「僕の周囲でも、ぽつりぽつりと同世代の人の訃報が増えつつあります」とLINEで述べていました。

■そして、そのすぐ後のことになります。高校時代の同級生Kくんが亡くなったという情報が届きました。これもLINEでした。Kくんとはクラスも違うし、高校時代は特につながりはなかったのですが、私が40数年ぶりに高校の同窓会につながるときに、いろいろ配慮をしてくださいました。感謝の気持ちでいっぱいでした。その同級生が突然亡くなったのです。どうして亡くなったのかはよくわかりません。同窓会のために尽力されておられました。非常に悲しく、残念です。統計的なデータをきちんと確認したわけではありませんが、一般に、還暦を超えたあたりから、人口は少しずつ減り方が急になっていきます。言い方を変えると、死亡率が還暦を超えたあたりから上昇し始めるのです。しかも、70歳を超えると加速度を増していくようになります。そのような現実を知っておくことは、非常に大切なことかと思います。

■私は人口学的なことはよくわかりませんが、過去のシミュレーションによれば、今年2020年は、60〜64歳の男性の人口は約370万人、女性は約380万人となっています。5年後の2025年には、65〜69歳の男性の人口は約350万人、女性は約370万人。男性は、約20万人減少することになります。おそらく、病死が増えていくのではないかと思います。その5年後2030年は、今から10年後ですが、70〜75歳の男性は約325万人、女性は約360万人。男性の方が、亡くなる方が多いですね。よく知られていますが、平均寿命も男性の方が短いですしね。孫が成人する80歳のあたりまでは健康に生き延びて、一緒に呑みに行きたいという夢を持っていますが、どうなるのかはわかりません。5年ごとに、20万人を超える人が亡くなるのですから、その中に自分がいてもおかしくありません。

■こんなことを確認するのは、後ろ向きなことでしょうか。あるいは、意味のないことでしょうか。私はそうは思いません。このブログの投稿とほぼ同じ内容の投稿をfacebookにしたところ、私の同級生からは「私も最近、こうして人生が少しずつ整理されていくんだということを経験しました。その後から生活に対する思いが変わった気がします」とコメントをもらいました。本当にそうですね。仲間が亡くなることを通して、自分自身の人生を少しずつ整理していく…、とても大切なことだと思います。

書評でグループワーク(3回生ゼミ)

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■3回生のゼミ。夏休みの宿題として、2冊の本を自分で選んで、その書評を書いてもらいました。今日は、その書評をもとにグループワークをしてもらっています。3密を避け、フェイスシールドをしてのグループワークです。

■授業では、クラウド型教育支援サービス manabaを活用しているので、書評もこのmanabaにアップしてもらいます。ということで、レジュメではなく、みんなスマホの画面を見ています。老眼のわたしには大変ですが…。自分の書いた書評をもとに、「この本の、ここが面白い❗️」と、同じグループになった人たちに熱く語ってもらいました。その報告に他のメンバーは、質問をしたり、感想を述べたりします。議論ではなく、報告者の主張を理解することを目的にしています。帰宅後も、manabaのリプライ機能を使って、それぞれの書評に短いコメントを書いてもらいます。

■通常、ゼミは「演習室」と呼ばれる小教室で行いますが、コロナ対策のために講義用の少し広い教室で行っています。ちょっと、やりにくいですが、仕方がありませんね。通常は、コロナ対策ということで、席が前後左右が重ならないように、また席に余裕がある場合は、少し離れて座るのですが、それではグループワークができませんので、マスクに加えてフェイスシールドをしているというわけです。

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