龍谷大学吹奏楽部「第52回 定期演奏会」と鰻の「かねよ」
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▪️先日の6月7日(日)、「京都コンサートホール」で龍谷大学吹奏楽部のサマーコンサートが開催されました。いつも、サマーコンサートは、大津市にある「滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール」で開催されるのですが、大規模改修工事のため京都での開催となりました。夏のサマーコンサートと冬の定期演奏会は、吹奏楽部の部長を退いた後も毎回楽しみにしています。今回は、龍谷大学吹奏楽部のOB・OGの方たちから、「サマーコンサート前に、逢坂山の『かねよ』で鰻を食べませんか」とお誘いを受けました。そのようなわけで、日曜日は豪華な昼食になりました。
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▪️写真は、私が注目した「特きんし重」です。「きんし」というのは、錦糸卵のことです。でも、写真は普通のだし巻きですよね。これ、有名な話です。昔のことになりますが、「錦糸卵」を乗せる作業が多忙のあまり追いつかなくなって、料理人が大きなだし巻き卵をそのままドカンと乗せたのがきっかけなんだそうです。そういうわけで、だし巻き中ではなくて錦糸重です。もちろん、価格に応じて鰻の量が違ってきます。私が注文した上のクラスに、「特上きんし重」、「極上きんし重」、そして「超極上きんし重」があります。私は身の丈にあわせて「特きんし重」にしました。
▪️食器もなかなか凝っていますよね。漬物が乗った小皿は鰻、箸置きも鰻です。いいですね。それから、湯呑みもお店に関係しています。これ、茶屋ですね。「かねよ」がどうしてこの場所で開業しているのかというと、この場所にあった茶屋と関係しているからです。こちらの記事をお読みください。
伊勢から京へウナギを運ぶ仕事をしていた行商人の米吉が途中に立ち寄っていたのが、逢坂山の麓にあった茶屋「かね文」。米吉は店で「かね文」の娘「つる」と出会い、結婚。ウナギを逢坂山の渓水に入れると身が締まって臭みも抜けることに気づいた米吉は明治5年、「かね文」の「かね」と米吉の「よ」を取り、「かねよ」と名付け、旅人にウナギ料理を提供する店「逢坂山かねよ」を開業しました。
▪️これだけ温暖化して気温が高くなると涼しいところはないという感じなんですが、かつてこのあたりは避暑地でもあったようです。京都の一番東の果てという感じなんでしょうかね。そばには、蝉丸神社があります。小倉百人一首の「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」、蝉丸の歌です。京都から出ていく人、京都に帰る人、いろんな方達が出会いと別れを繰り返す「逢坂の関」の情景や人生の無常観を詠んだ歌だと言われています。この神社は、その蝉丸を祀った神社になります。
▪️最後の写真は、「特きんし重」をいただいた部屋から撮ったものです。美しい庭に面した個室を予約したのですが、そこは京阪電車京津線の大谷駅です。ホームも少だけ傾斜しています。そのような場所に「かねよ」さんはあります。