滋賀県内の様々な活動が、世界農業遺産「琵琶湖システム」の中に位置付けられることについて。
▪️大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」で、当時の滋賀県庁農政部長をされていた安田全男さんと出会ったことから、その後、FAO(国連世界農業機関)が認定する「世界農業遺産」に滋賀県がチャレンジしていくことを、側面からサポートをさせていただくことになりました。偶然です。そのことは、このブログにも何度も書かせていただいたので、もう繰り返しません。結果としては、滋賀県のFAOへの申請は、「森・里・湖に育まれる 漁業と農業が織りなす 琵琶湖システム」として認定されることになりました。嬉しかったです。
▪️ここからは、個人的な意見になりますが…。この琵琶湖システム、森・里・湖の「つながり」が琵琶湖システムを育み、漁業と農業との「つながり」が琵琶湖システムを織りなすのです。前半と後半が両方とも大切なことなのです。そして、琵琶湖システムを構成する様々な要素の「つながり」が大切なのです。そして、その「つながり」を維持できているのは、その個々の要素を維持するために懸命に頑張っている人びとがいるからという理解が大切なのだと思っています。
▪️そのような「つながり」を維持している人びとに、もっともっと光を当てて社会的に評価していく(感謝して、応援していく)べきなのかなと思っています。そのような社会的に評価していくような仕組みができると、世界農業遺産「琵琶湖システム」がもっと認知されるはずです。また、「つながり」を維持している人びと自身に、「自分たちは琵琶湖システムに貢献しているのだ」という気持ちをさらに持っていただけるのではないかと思います。多くの皆さんに巨大な琵琶湖システムに、自分も部分的に関わっている、部分的に関係しているけれど、琵琶湖システムに貢献している…そう思っていただけるのではないかと思います。
▪️以下のリンクは、facebookからのリンクです。ひとつは、滋賀県と福井県の県境の地域、高島市朽木生杉で取り組まれている清水美里さんの「タネカラプロジェクト」の活動です。もうひとつは、琵琶湖博物館の学芸員である金尾滋史さんの投稿です。湖畔の水田でナマズが散乱している動画を投稿されています。清水さんの実践的な活動と、金尾さんの研究活動は「琵琶湖システム」を通してつながっています。清水さんのような森を元気にするために頑張っている方たちと、金尾さんのような水田の生き物が元気になることを期待されて研究されている方たちが、個々の活動に真剣に取り組まれていることの結果として、世界農業遺産「琵琶湖システム」は、初めて維持されているのではないかと思うのです。すごいことだと思います。清水さんや金尾さんのように、琵琶湖システムを支えてくださっている方達の活動をもっと評価(感謝、応援)しつつ、そのことを個々の当事者の皆さんに強く思っていただけるような仕組みが必要なのでは…と、「琵琶湖システム」をサポートしてきた私としては強く思うのです。