「創立記念・親鸞聖人降誕会法要」
▪️ 本日は、「創立記念・親鸞聖人降誕会法要」が行われました。式典は仏式で行われます。開会の辞、真宗宗歌、献香偈、敬礼文、三帰依、慶讃文奉読、さんだんのうた、念仏、恩徳讃と続き、学長の式辞の後は、記念公演でした。JT生命誌研究館名誉館長の中村桂子先生が、「『私たち生きものの中の私』として生きる」のテーマでご講演くださいました。平易な言葉でお話くださいましたが、同時に、生命に関する深い「本質的な問題」を聴衆に問いかけておられました。そのような問いかけは、仏教や浄土真宗の思想とも共振し合うことのように思いました。ありがとうございました。このような生命に関する「本質的な問題」に関しては、細かなディシプリンを超えて、大学全体としても取り組むべきことなのかなと思いました。
▪️「創立記念・親鸞聖人降誕会法要」のあとは、「龍谷大学校友会賞授与式」でした。校友会は龍谷大学の同窓会組織です。今回、個人としては、先端理工学部の学生さんが、国内学会、国際学会の2つで受賞されたことで、そして柔道部の学生さんが2つの国際大会で優勝したことで授与されました。毎年、課外活動での活躍に対して授与されますが、今年は、国内・国際学会での受賞に対しても授与されました。先端理工学部教務課の課長さんにもお話したのですが、どういう動機で先端理工学部に入学されたのか、そしてどのような経験を経て学会で受賞されるような研究に真摯に取り組むようになったのか、そのプロセスに関して丁寧にお話を伺いたい思いました。入試広報的にも重要なポイントだと思うんですよね。団体は、龍谷大学吹奏楽部です。部員の皆さんによるサクソフォン四重奏が、全日本アンサンブルコンテストにおいて金賞を受賞したことに対して授与されました。おめでとうございました。私は、このみなさんのコンテスト出場の際に、部長として同行しました。その時の思い出もあり、とても嬉しかったです。
▪️「沼田奨学金・学業奨学金授与式」も行われました。沼田奨学金は仏教を専門的に学んでいる成績優秀な留学生を支援するための奨学金です。ミャンマー、ベトナム、韓国、中国、アメリカの留学生の皆さんが授与されしまた。写真は、ミャンマーの尼僧の大学院生の方です。文学研究科の博士課程で研究をされています。最後は、名誉教授の称号の授与、そして永年勤続表彰が行われました。15年、25年、30年、35年…普段お世話になっている方達が表彰されました。私も、15年勤務した時に表彰していただきましたが、定年まで働いても私の場合は23年です。そこからすると、35年ってすごいなあと思います。いつもありがとうございます。
▪️式典の後は、職員懇親会でした。教員、職員、いろんな方達とお話ができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。こういう「場」必要ですよね。本当にそう思います。
▪️今日は、中村桂子先生の記念講演に始まり、学長がスピーチでお話しくださった「初心忘るべからず」の本当の意味、そして安藤副学長の最後のスピーチが印象に残りました。学長のスピーチについては、皆さん、ご自身でお調べいただいたら良いのですが、ここでは安藤副学長のスピーチについて少し。「伝統、伝統っていうけれど、老舗の鰻の蒲焼屋さんのタレは、ずっと昔の味と美味しさを継承しているようで、実質には、数ヶ月で中身は入れ替わっているし、味も昔とは変化しているかもしれない、伝統ってそういう感じなんじゃないですかね…」。そのようなお話でした(^0^)。深く、納得しました。日々の努力が、伝統を育みつつ新たな革新をも生み出していくわけです。職員懇親会の後は、同僚の教員ともう少しだけ京都駅近くの店で飲み直しました。普段、あまり話をすることがない方だったので、いろいろお考えをお聞きすることができて良かったです。いろんな意味で、今日は充実した日でした。大学の式典に出て、良かったなと思えること自体を、幸せなことなのだと思います。
【追記1】▪️深草キャンバスでの式典の様子がYouTubeにアップされました。以下からご覧いただけます。
【追記2】▪️写真の説明もしておきます。
2段目右: 吹奏楽部の太田恵梨香さんが、代表してスピーチをされました。素晴らしい。
3段目左: 沼田奨学金・学業奨学金授与式です。沼田奨学金は仏教を専門的に学んでいる成績優秀な留学生を支援するための奨学金です。ミャンマー、ベトナム、韓国、中国、アメリカの留学生の皆さんが授与されしまた。
3段目右: 仲良しの職員、吹奏楽部の副部長もされている栗田さんです。おめでとう。
4段目左: 入澤学長も、昨年度末で文学部教授は退職されました。ということで、副学長から名誉教授の称号を授与?!されました。制度上は、定年退職された入澤先生を、入澤学長が称号を授与するということになります。1人で授与できないので、副学長が。
5段目左: 今年、入職された皆さんです。マイクを持っているのは、社会学部教務課に配属になった藤原優芽さんです。昨年度まで、吹奏楽部の副幹事長をされていましたので、よく存じ上げている方です。優秀な方です。これから頑張って龍谷大学に貢献していただきたい思います。
5段目右: マイクを持っておられるのは、昔からよく存じ上げている松澤秀夫さんです。以前は、大津市役所で部長を務められ、その後、龍谷大学に赴任されました。大津のまちづくりの縁の下の力持ちのようなお仕事をされていました。引き続き、よろしくお願いいたします。