京都で慰労会
■昨日は、朝から留学生の入学試験の仕事がありました。その仕事が終わったあと、社会学の学術雑誌『ソシオロジ』の編集委員会に向いました。『ソシオロジ』は、日本社会学会の学会誌『社会学評論』とならび、伝統のある社会学の学術雑誌です。編集委員は1年に3回開催され、委員の任期4年になっています。私は、来年の3月で委員の任期を終えることになっています。
■『ソシオロジ』は、『社会学評論』とは異なり、査読を担当する専門の委員がいません。編集委員会のなかだけで査読をしています。そのため、狭い意味での自分の専門分野以外の投稿論文も読まなければなりません。そしてコメントを書き、掲載可能かどうか他の委員と議論をしなくてはいけません。しかも、担当する論文がかなりの本数になります。相当にエネルギーを消耗することになります。
■そんなこともあり、編集委員会が終わったあとは、毎回、慰労会をもっています。仕事を終えて、他大学の教員の皆さんと交流するのはなかなか楽しいものです。昨日は、祇園にあるお店で慰労会をもちました。祇園というと、なんだか敷居が高そうに思いますが、現在の祇園は、私たちのような普通の人がいくお店がたくさんあります。秋の観光シーズンということもあり、昨晩は、たくさんの観光客らしき皆さんが、祇園のエリアを歩いておられました。観光地化しているんですね~。
名古屋で味噌煮込みうどん
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■今日は、朝一番に奈良の自宅を出て、愛知県のある大学に勤務されている方を訪問しました。環境経済学を専攻されているSさんです。じつは、これから動き始める流域管理に関する研究プロジェクトに、生態系サービスの経済的評価に関する専門家としてご参加いただきたく、愛知県まで出かけてお願いにあがったのです。Sさんの研究室では、プロジェクトの全体像や、その背景にある近年の世界的な研究のトレンドや環境政策の動向等についてご説明させていただきました。今回は、研究プロジェクトの仲間で、ともにプロジェクトのコアメンバーとして頑張っている京都大学生態学研究センターの谷内さんと一緒でした。谷内さんには、私の拙い説明をフォローしていただきました(谷内さん、ありがとうございます)。ありがたいことに、Sさんには、研究プロジェクトへのご参加を快諾していただくことができました。感謝!!
■本当は、せっかく愛知県まで来たのですから、もう少しウロウロしたかったのですが、谷内さんも私もそれぞれ午後から仕事があり、新幹線ですぐに戻らねばなりませんでした。ということで、せめて昼食ぐらいは「名古屋めし」…ということで、名古屋駅の地下街にある「山本屋本店」という店で「味噌煮込みうどん」をいただくことにしました。本当は、「ひつまぶし」をいただきたかったのですが、その値段に「これは、我々の昼食の値段ではない・・・」と腰が引けてしまい、結果、「味噌煮込みうどん」に落ち着いたというわけです。それでも、写真の「味噌煮込みうどん」、名古屋コーチンの鶏肉がはいったもので2,205円!! びっくりのお値段ですが、おいしくいただきました。
■ある方から教えていただいたのですが、「味噌煮込みうどん」には、名古屋ならではの食べ方があるのだそうです。調べてみると、①蓋をとって、それを小皿にして食べる、②卵は余熱で固めて後から食べる、③ごはんも注文し、まずはうどんから、そして味噌味のスープとごはんを一緒にいただく…これが、名古屋の「通」の食べ方なのだそうです。
武生の街
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■12日(月)、午前中で福井大学での集中講義を終え、午後からは「越前鉄道」と「福井電鉄」を乗り継ぎ武生の街に移動しまいした。武生は越前市の中心になりますが、今、とっても「熱い街」なのです。左にあるチラシをご覧ください(クリックすると大きくなります)。いわゆるB級グルメで盛り上がっているのです。B級グルメと書きましたが、そのカテゴリーにぴったりはまるわけでもないように思います。この武生の街の歴史や風土のなかから生み出され、当たり前のようにあったものを、再発見し、それを磨き、プロデュースする…そんな食の「まちづくり」が行われているのです。
■その筆頭は、「ボルガライス」です。オムライスのうえにトンカツを乗せ、そこにソースをかけたものです。街のなかの洋食屋のメニューが発祥だったと思いますが、現在では、中心市街地の様々なお店のメニューに登場しています。私は、一昨年、「武生のボルガライス」の噂を聞き、実際に食べてにいきました。最近では、全国的にも有名になりつつあり、期間限定ですが、コンビニの商品にもなりました。また、横浜発祥の「ナポリタン」と友好関係を結んでいます。「ボルガライス」には「日本ボルガラー協会」という団体があり、「ナポリタン」には「日本ナポリタン学会」という団体があるのです。この2団体が、互いに協力し、地域の洋食文化による地域活性化をさらに推し進めていくため「地域発祥“洋食文化”友好協定」を締結したのです。
■この「ボルガライス」に続けとばかりに、現在、武生の街でもうひとつ盛り上がってきているのは、「駅前中華そば」です。いわゆるラーメンとは、違うのです。以下のように定義されています。
1.JR武生駅からチャリンコで11分以内で行ける距離にある
2.おしながきに「中華そば」または「中華」と明記されている
3.スープが透き通っている
■というわけで、私も武生の「駅前中華そば」を食べにでかけたのです。武生にいった目的は、ずばり、この「駅前中華そば」を食するためです。そのために、今回は、「福井電鉄」にも乗ることができました。さて、数ある「駅前中華そば」の食堂の中で私が選んだのは「若竹」という食堂です。駅前とはいえ、歩いていくと15分程かかりました。暑いなかを歩き、熱い中華そばをいただく。すばらしいではありませんか。こちらのお店の中華そばは、トップの写真のような感じです。スープはスッキリ味で透明です。いいですね~。私は、この手のものが好きなのです。特徴は、チャーシューに加えて、ハムが入っていること。高級ハムではなく、いわゆる街中の普通のスーパーや肉屋に売っているあのハムです。おもしろいですね~。
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■駅前中華そばをいただいたあと、また、駅に戻っていきました。暑い…。暑い中、街中の風景を堪能しました。武生の街には、「ちょっちと懐かしい」雰囲気が濃厚に漂っているのです。結果としてですが、これは街の大切な財産になっていますね~。どこなのかよくわからない地方都市が日本中に多々ありますが、こちらは武生固有の雰囲気を街全体で漂わせておられます。すばらしいと思います。
「環境社会学」の集中講義
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■先週の金曜日から昨日・月曜日まで、福井大学教育学部で「環境社会学」の集中講義をおこなってきました。一昨年に続いて2回目です。日本列島が猛烈な暑さになっていた時期の集中講義、なかなか厳しいものがありました。もちろん、教室のなかは冷房が利いているのですが、建物の中と外を出たり入ったりしていると、気温差から、なんだか体力をそがれるような気持になりました。で集中講義の方ですが、昨日の午前中に、無事、終了しました。成績も授業終了後にきちんとつけて、あちたらの事務室に提出してきました。
■写真は、初日、駅の構内にある食堂でいただいた「おろし蕎麦」です。福井県の「おろし蕎麦」大変有名です。また、蕎麦のレベルも大変高い。ということで、福井に滞在しているあいだ、昼食は、すべてこの「おろし蕎麦」でした。今回の集中講義のお世話をいただいた教育学部の伊藤勇先生が、大学のまわりの蕎麦屋さんを連れて行ってくださったからです。伊藤先生ありがとうございました。写真の「おろし蕎麦」、これは観光客向けですね。焼鯖寿司がセットになっています。駅の構内の食堂ですが、それでもそれなりにきちんとした水準にあると思います。
■ところで、この「おろし蕎麦」、県外ではむしろ「越前蕎麦」で有名です。なぜ有名になったのか…。昭和天皇が、戦後、福井県を巡幸されたさいにお召し上がりになり、たいへん気にいられ「越前の蕎麦」とおっしゃられたことが、「越前蕎麦」の名前のはじまりと聞きました。たしかに、地元の方々が、わざわざ「越前蕎麦」とは言いませんものね。本来は、人びとの暮らしのなかに、当たり前のようにあった郷土料理なのでしょう。当たり前にあったけれど、ここにしかないものをみつけて、それをゆっくり育てていくと、福井の「おろし蕎麦」のようになるのかな。
孤独のグルメ
■『孤独のグルメ』は、原作・久住昌之さん、作画・谷口ジローさんによる漫画です。私が最初に谷口ジローさんの漫画を読んだのは、『「坊っちゃん」の時代』です。しかし、作品自体には感動しながらも、漫画を描いておられる谷口さんのことは頭に入っていませんでした。その後、知り合いの建築家や写真家の皆さんと一緒に東京のいろんな街を歩くようになり、たまたま東京の北の玄関口にある赤羽の居酒屋に行ったのですが、その居酒屋が谷口さんの作品である『孤独のグルメ』のなかに描かれていたのでした(第4話 東京都北区赤羽の鰻丼)。そこで、初めて谷口ジローという漫画家の存在を強く意識したのでした。
■その谷口さんの『孤独のグルメ』、テレビで放映されているのですね。そして、DVDにもなって売られている。それだけファンが多いという証拠でしょうか。テレビドラマの『孤独のグルメ』の主人公・井之頭五郎、漫画の主人公とはずいぶん雰囲気が違うのでが、ちがっていてもこの俳優さん(松重豊)とっても存在感があります。眉間に深く刻まれた2本の深い皺がいいですね~。DVDやBlu-rayも発売されていますね…。気になるな~。
■この動画の存在、職場の職員さんであり、マラソン(というか、駅伝)仲間でもある畑田知也さんのブログ゜「ソラトデンセン」で知りました。畑田さん、ありがとうございました。 畑田さんも、『孤独のグルメ』ファンなんでしょうね~。おじさんは、みんな大好きだな~。学生の皆さんは、よくわからないんでしょうね。もし、わかる!!…という人がいたら、連絡をください!!この『孤独のグルメ』の魅力はどこにあるのか、聞かせてほしいな~。
伝説の食堂
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■3年生ゼミの有志と一緒に、ある店に夕食を食べにいきました。昭和の雰囲気が溢れているお店です。すごいです。壁には、このお店を取材したテレビ局や芸能人のサイン入り色紙が、所狭しと額に入れて飾ってあります。ということで、です。さて、この男子学生たちは(私も含まれていますが…)、何をスマホで撮っているのでしょうか?
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■かき氷のように見えますが、これはカツ丼です。【上段左】これはSくんが注文したカツ丼です。大きな丼に、ご飯がまず大盛。さらに卵とじの具がテンコ盛りです。はじめて、このようなカツ丼をみました。メガ級ですね。これで、「普通」なんです。もし、大盛を頼むと、これはギガ級かテラ級ということになります…。これが、この食堂の特徴なのです。【上段中】今回の参加者は、ゼミ有志9名+私の10名。2つのテーブルにわかれました。こちらは、女子のいるテーブル。彼女の前にあるのは、冷麺です。こちらもかなり巨大です。【上段右】彼は、カツカレーにしようか、普通のカレーにしようか迷っていましたが、自分の胃袋を勘案して、普通のカレーにしました。しかし、です。それでも最後は、ギブアップ。まわりの男子学生が救援にはいり、なんとか完食しました。【下段左】彼女の前にあるのは、カツカレーです。カツフライが2枚分乗っかっています。そのうえで、もちろん、ご飯もかなりの大盛です。とはいえ、こちらのばあいも、これで「普通」なのです。溢れんばかりのカレールーがこぼれたときのために、御盆に乗っかっています。ちなみに、彼女が1人で完食したわけではありません。彼女のテーブルの男子学生2名が頑張りました。【下段中】体育会の部に所属しているアスリートのゼミいが注文したのは、カレー焼きそば。焼きそばの上に卵の薄焼きが乗っています。そしてカレーのルーがかけてある。なんといいますか、天津麺の餡のかわりにカレーをかけたものですかね。【下段右】こちらのお店ですが、大津市や滋賀県では大変有名な伝説のお店です。京阪・石山坂本線・膳所本町駅そばにある「美富士食堂」です。お店のそばにある膳所高校の運動部の生徒さんたちに、お腹いっぱい食べさせてやりたいという先代さんのお気持ちから、このような大盛がこのお店の特徴になったとお聞きしています。しかし、みんなこれで「普通」ですから。「大盛」って、どんな感じなんだろう…。食べたくはありませんが、見てはみたいですね。
■ちなみに、私が注文したのは、焼きそばです。麺だから、私のようなおじさんでも、なんとか胃袋に全部入れることができました。もちろん、ビールも1本。事前に、知り合いの方から、焼きそばだったらなんとかお腹にはいるはず…と聞いていので、迷うことなく焼きそばを注文しました。もし、カレーやカツ丼であったら…無理だったと思います。ちなみに、この焼きそば、麺は2玉は確実にはいっていると思います。普通のお店の焼きそばの、2倍から2.5倍は量があるんじゃないかと思います。しかし、よく食べられたものです。
■結局、カツ丼が2つ、カツカレーが2つ、カレーが1つ、焼きそばが1つ、カレー焼きそばが1つ、冷麺が1つ、焼うどんが1つ。9人分を、10名で完食です。1名注文が少なかったけど…ゆるしてもらえたのかな?まあ、女子学生もいますし、どうかご容赦を。
阪神デパ地下の「イカ焼き」
■妻と甲子園球場にいく時は、必ず、阪神百貨店の地下、デパ地下でお弁当を買っていきます。我が家では、「阪神タイガースファンであれば、もちろん阪神百貨店の地下に決まっているやん」的な掟がありるからです。しかし、阪神百貨店のお弁当、その種類たるや、ものすごいです。どの店のどの弁当を選んでよいのやら…と悩みながらも、なかなか楽しいのです。甲子園の楽しみは、すでにデパ地下から始まっているのです。
■先日は、弁当を買った後に少し時間がありましたし、小腹も空いていたので、有名な「イカ焼き」を食べてにきました。地下1階の「スナックパーク」のなかにあります。いつ行っても買い求める人たちの行列ができています。「イカ焼き」は、小麦粉の生地にイカの足(ゲソ)を混ぜて、特別につくられたプレスマシンで押して焼きあげたものです。卵も入れて焼くと、「イカ焼き」の「デラックス版」です。お店では「デラ版」とよばれます。少し値段が高いです。さらに、ネギ醤油味の和風味にすると、「和風のデラ版」になります。「和風デラ」です。今回、私が注文したのも、「和風デラ」です。どうですか、美味しそうでしょう~。これも、私のMy Favorite Thingsのひとつ。
奈良オクトーバーフェスト2013
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■一昨日金曜日は、緊急に対応しなければならない仕事が発生しドタバタと一日が過ぎ…。昨日は昨日で、土曜日で休みでしたが深草キャンパスで仕事がありました。いやはや…な週末なのです。というわけで、妻に電話をして、一緒に「奈良オクトーバーフェスト2013」にいくことにしました。まあ、ちょっとした息抜きですね。先日のエントリーでも説明しましたので繰り返しになりますが、「オクトーバーフェスト」(ドイツ語でOktoberfest)は、ドイツのミュンヘンで開催される世界最大規模のビール祭りです。9月半ばから10月上旬まで開催され、600万人以上の人が訪れるといいます。その「本場のオクトーバーフェストを日本でも!!」というわけで、11年前に横浜で開催され、現在では全国各地でこのオクトーバーフェストが開催されているようです。ということで、昨日から奈良でも開催されているのです。
■近鉄奈良駅から登大路を登った興福寺近くの奈良公園内に設置されていました。一昨日までけっこうな雨がふったので、あいにく会場は少ぬかるんでいましたが(そこに、かすかに鹿の●の香りがまじる…)、私たちが到着したときは空にも少し晴れ間がうまれ、日差しが差し込んできました。ビールは、真夏の暑く湿気の高いときよりも、初夏や初秋の気候で呑むほうがうまい。昨日は、ビールにバッチリの天候でした。会場にはバンドもはいり、ビールを楽しむ方たちで大いに盛り上がっていました。
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【写真】上左、最初に呑んだ、無濾過の昔ながらのビールです。ジョッキのサイズは1l(リットル)。小さなバケツという感じですね。以下は、説明です。「地下室にある低温貯蔵庫を利用して作られた下面醗酵のビールを起源とする、ユニークなケラービール。ラガータイプなのに非加熱・無濾過!酵母のうまみがしっかりと残り、コクも十分に楽しめる味わい」なのだそうです。まあ、美味しければいいのです。上中、ガーリックバターソースのムール貝&フライドポテト。上右、2杯目の黒ビール500ml。左、定番の長いソーセージ。下の画像は、私がiPhoneで撮影してYouTubeにアップしたものです。縦と横が逆になってしまっています。すみません。でも、雰囲気はわかります。
■帰宅する頃には、すっかり暗くなっていましたが、会場はまだおおいに盛り上がっていました。
■以下は、本物?!、ドイツ・ミュンヘンでの「オクトーバーフェスト」。
奈良オクトーバーフェスト
■働いている場所は滋賀ですが(龍谷大学社会学部は、滋賀県大津市の瀬田キャンパスにあります)、住んでいるのは奈良です。片道1時間40分かけて通勤しています。大学の時間割の関係で帰宅は遅く、週末も滋賀や大津で地域づくり関連の活動に参加したり、老母の介護にでかけたりしています。奈良に暮らして27年になりますが、あまり奈良のことを知りません。大晦日の深夜から東大寺二月堂や大仏殿に初詣に出かけることぐらい…かもしれません。これはよくないと思いつつも、なかなか奈良を体験する時間的余裕がありません。
■しかし、今回はぜひとも行ってみたいと思うイベントが開催されます。「奈良オクトーバーフェスト」です。飲んべえ向けのイベントです。オクトーバーフェスト(ドイツ語でOktoberfest)は、ドイツのミュンヘンで開催される世界最大規模のビール祭りです。9月半ばから10月上旬まで開催され、600万人以上の人が訪れるといいます。その「本場のオクトーバーフェストを日本でも!!」というわけで、11年前に横浜で開催され、現在では全国各地でこのオクトーバーフェストが開催されているようです。奈良のオクトーバーフェストは、明日の21日(金)から30日(日)まで開催されるようです。これは行かねば…ですね!!
■以下は、東京の日比谷で開催されたオクトーバーフェストを紹介している動画です。