干し柿に…
■昨日は、老母の世話をしにいきました。世話を終えて帰宅しようとすると、庭の柿の木に実がたくさんなっていました。おそらく、このままでは渋い柿のはずです。私が結婚した後に、父が建てた家なので、そのあたりのことがよくわからない。どういうわけか、この柿に加えてイチジクの木も植えてあります。そちらも、たくさんの実がなります。うちの両親がこちらに移り住んだのは28年程前のことかと思いますが、私の知る限り、両親がこれらの果樹の世話を湛然にやっていた…ようには思えません。ましてや、年老いてから、父は亡くなり、母だけになってしまっては、とても庭の世話など、まして果樹の世話などできません。すべて私に回ってきます。しかし、私にも果樹の摘果を行うだけの余裕もなく、これまではほったらかしでした。ときどき、自己流に剪定するだけです。
■こまったな…とfacebookに投稿したところ、「実の成る木があっていいじゃないですか?渋柿なら干し柿に、無花果は白ワインでコンポーネントに、取っている暇がないですか?」とコメントをいただきました。暇というか、精神的な余裕がないのですね。とはいえ、干し柿については、比較的簡単にできそうなので、頃合いをみて摘果して、自宅で干し柿にしてみようかと思います。妻に聞いてみたところ、「そんなものは簡単。皮を剥いて紐で干すだけ」とのことでした。自分でも調べてみました。「グラグラと沸騰した鍋に柿を5秒間入れて引き上げる」とか出てきますね。殺菌して、カビがはえにくくするだそうです。そして、干したら、「1週間位して外皮が固くなったら、指で押すようにして軽くもむ」、「数日後またもむ。こうすると表面は固いけどまだ中が渋いということを防ぎます。渋が早く抜けて早く甘くなります」とのことです。なるほどね〜。どうも3週間ぐらいで、食べられるようになるようです。チャレンジしてみます。
夏も終わり…
■週に1回、老母の世話に通っています。生活介護です。買い物とか、庭の草刈りとか、生協の宅配の注文表を作成するとか…、その他諸々。介護保険でお願いできない部分を、週1回ではありますが、頑張ってフォローしています。私がいけないときは妹が、妹も無理なときは妻が、世話にいってくれます。さらにさらに、みんな都合がつかず、いろいろ大変なときは、娘・息子も、とりあえず行って世話をしてくれることにはなっています。
■今日も、いろいろ雑用を処理しながら、母親のところに行きました。いつものように、庭の草刈りをして、買い物をして、生協の注目をして…その他諸々、世話を終えて帰宅しようとしたとき、動きののろいセミが眼に入りました。普通だと、そばに寄ると飛んで逃げていきますが、このセミはほとんど動きません。おそらくは、土の中からこの世に生まれて子孫を残し、生きるエネルギーをほとんど使いきっているのかなと思います。
■夏も、そろそろ終わりですね…。このセミを見て、そう思いました。セミの姿に、老母や、還暦が近づいてきた自分を重ね合わせました。
阪急そば
■10日間の夏休みをいただき、さっそく「仕事モード」に入っています。来月の韓国での国際会議の原稿、遅れていたましたが、なんとか書き上げ事務局に送りました。「マザーレイクフォーラム」の「びわコミ会議」も無事に終了しました。ということで、大学の仕事に戻ってきました。今日は、瀬田キャンパスで「大津エンパワねっと」の6期生の1つのグループ指導をしました。9月に開催される「報告会」でのプレゼンに関する指導です。一度に済ませることができればよいのですが、そういうわけにもいきません。しかし、今週は、明日が甲賀市で調査、明後日から明々後日まで秋田県の八郎湖の視察・調査と、スケジュールが込み入っています。「エンパワ」6期生の皆さん、早くモード全開になって、「報告会」に関して面談をいたしましょう。
■今日は、「エンパワ」チームの指導を終え、教務課で簡単な連絡をしたあと、老母の生活介護をするために、滋賀県から兵庫県まで移動しました。昼食をとる暇もなかったので、こういうときは大阪梅田でインデアンカレーということになるのですが、超遅い昼食だったものですから、ヘビー過ぎるカレーをさけて、駅の構内にある「阪急そば」にしました。昆布そばに卵トッピング。ノルウェー旅行とか、「晴れ」の気分で過ごしてきましたが、この「阪急そば」で完全に日常に戻りました。しかし、関西やのに、なんで「阪急うどん」やないんかな…と、改めてですが、ふと思ってしまいました。そういえば、別の立ち食いの店も「都そば」でしたしたね。
■ということで、調べてみました。wikipediaですけれど。
全国一般的には「そば・うどん」などと表記されており、「そば」と「うどん」が扱われている。富山県のJR高岡駅の「今庄」には、丼に「そば」と「うどん」が一緒に入った「ちゃんぽん」というメニューがある。首都圏では、そばが7-8割を占めているが関西では4-5割とされ、また、同じ関西でも「阪急そば」は6割を占めており、売り上げが伸びないうどん専門店をそば店に転換して軌道に乗った店もあり、「駅の立ち食いはそば」という概念が確立している。
■ここを読むかぎり、関西でも「そば」は善戦しているのですね〜。驚きました。まあ、そうい私が、「立ち食い」では、いつも「そば」をいただいています。なるほど〜…です。
■ところで、このことをfacebookに投稿したところ、学生時代の後輩で、東京で銀行員をされている方が、「とろろ昆布入りの立食い蕎麦は東京では見かけないです。関西では各家庭に必ずありますね。かく言う私の単身宅でも常備しております。とろろ昆布にしょうゆを垂らしてお湯を注いで…手抜きの吸い物(^_^;)」というコメントをくれました。そうです、関西の家庭では、確かにとろろ昆布のお吸い物をよくいただきます。「外出してて、夕飯作るの大変やし〜、海苔巻きと稲荷寿司を買うて来たわ。ほんでも、ちょっと寂しいさかい、とろろのお吸いもんとか、しよかー…」みたいなね。確かにね、これは関西の定番です。
寿司
■私は、「介護世代」です。同世代が集まれば、必ずといってよいほど、親の介護の話しになります。私も生活の介護をしている母親がいます。日々の生活に関しては、介護保険を使ってヘルパーさんにに介護していただいていますが、私自身も、母親の家に週に1回通っています。片道2時間15分程度ですので、遠距離介護とまではいきませんね。中距離?!介護ぐらいでしょうか。前回は先週の日曜日でした。妻も一緒に来てくれました。しかも、先週は、息子の方からも連絡があり、息子も一緒に来てくれました。母親は、孫(=息子)といろいろ話しができて満足したようでした。時間をきちんと確保して自分の祖母と話しをしておくことは、息子にとっても大切な経験かなと思っています。
■ところで、母親の世話を済ませ、息子の自宅に行くことになりました。息子は、今年の4月から社会人になりました。職場に近い大阪の街中にあるワンルームマンションで暮らしています。驚きましたが、周りも独身者向けのワンルームマンションばかり。私としては、ちょっと殺伐した風景です。今回は、妻が「ぜひ見学したい」と希望したことで、夫婦で「瞬間」訪問することになりましたが、室内は、私が想像していたよりもずっとちゃんと暮らしている雰囲気でした。ついこの前まで、雅な京都で大学院生をしていたので、この風景は辛くないかと思いましたが、騒音以外は、それほど苦にはなっていないようでした。仕事に慣れるのに必死…ということなんでしょうね。
■その「自宅見学」をさせてもらったあと、夫婦&息子の3人で梅田の寿司屋に行きました。ここは、私が大学院の博士後期課程のときに、妻と時々行った寿司屋です。妻のボーナスが出たときに、いつもおごってもらっていた寿司屋です。人生で初めて「おどり」をいただいたのも、この梅田の寿司屋でした。ひさしぶりに寿司をいただきながら、新社会人の息子の仕事の様子など、いろいろ聞かせてもらいました。ゆったりした時間を過ごすことができました。写真は、平目の握りと富山の日本酒「立山」です。
連休の神戸
■少しは連休らしいことをしたいと思い、老母の生活介護のあと神戸の街に行ってみました。神戸は私の生まれ故郷ですが、神戸を離れてから30年程の時間が経過し、その間には阪神淡路大震災もあり、神戸の街の雰囲気はすっかりかわってしまいました。街のなかにあった「シック」(フランス語の「chic」)な雰囲気は、もうあまりなくなってしまっている…ような気がします。
■最近の言葉でいえば、「コジャレタ」雰囲気はあちこちにありますが、街がなにやら雑誌のなかにあらわれる写真のような感じになっています。「街の雑誌化」です。元町の港の方にいってみると、かつては見えた六甲山系の山並みも高いビルに隠れがち。山と海の一体感が良かったのですが…。港も、すっかり観光地化しています。
■もともとあった港湾関係の様々な機能は、沖合の埋め立て地の方に移動してしまったからです。また、海岸沿いの海運関係のビルもなくなり、マンションにかわってしまっています…。もはや神戸に住んでいるわけでもない人間が、このようなことを言うことは控えなければいけないのかもしれませんね。
■写真は、元町のハーバーランドのモザイクと呼ばれるところから撮ったものです。カメラを持っていったので、写真は撮りましたが、内心は…。モザイクでは、ちょうど、「ドイツビールフェア」という催しをやっていました。ものすごい人出でしたが、海の気持良い風にあたりながら飲むドイツビール、酒飲みですから、これはこれで悪くはありません(^^;;。夕食は、娘が教えてくれた地元の人が通う広東料理店「順徳」へ。本格中華は、ひさしぶりでした(もちろん、日本人向けに味はアレンジしてあります)。帰りは、東亜ロードの「デリカテッセン」で美味しいハムとサンドイッチをお土産に買って帰りました。このお店だけは、ずっと昔からあります。こういうお店があると、安心しますね。
■写真は、クリックすると大きくなります。
【追記】■今日、神戸には阪急を利用していきました。西宮北口以西には、ほとんどいく用事がなくわかっていなかったのですが、夙川や岡本に特急が停車するようになっているのですね(おそくらく、ずいぶん前から…)。JRの駅も増えているそうですし。知らないことが多すぎます。