晩秋の深草
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■昨日は、午前中は老母の生活介護。昼食に梅田三番街の「インデアンカレー」でパワーを注入し、肥後橋経由・京阪で深草キャンパスへ。会議2連チャンでした。けっこう長くなりました。疲れました。物理的な時間の長さというよりも、議論の中身かな。これ以上は書きません。
■まあ、とにかくです、ちょっと気持ち的に疲れたのです。こういう時は、ぶらりとどこかに立ち寄るわけですが、そういう気持ちにもならず、まっすぐに帰宅しました。京阪深草の駅に向かう最中に撮った写真です。満月ではありませんが、月が出ていました。見慣れた風景ですが、こうやって写真に撮ると風景の奥にある姿がみえてきます。その風景に気持ちが投影されます。
■写真はiPhone5で撮ったものです。画質が荒いですが、どうかご容赦ください。上の写真は、キャンパスの門を出たところにある「大洋」という会社です。その右は、跨線橋の上から撮った京阪深草駅。左は、琵琶湖疎水でとった町家。錆びたトタンの壁に「魚治」の看板がお気に入りなのです。
2015 びわ湖レイクサイドマラソン
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■第6回「びわ湖レイクサイドマラソン」が開催されることが決定しました。発表が、いつもより少し遅かったです。このレース、これまでは最長でも15kmでしたが、今回からハーフマラソンになりました。また、これまでは2月末の日曜日に開催されましたが、今年は1月末です。
■前回は、岐阜県に出張していたために、第5回「びわ湖レイクサイドマラソン」には参加できませんでした。今回は、例年通り、いつも通っている大津駅前の居酒屋「利やん」からチームで出走します。一応、キャプテンです。おそらく、龍大関係者と「利やん」関係者あわせて10数名が走るはずです。楽しみにしています。といいますか、ランの練習を再開しなくては…。焦る。
再投稿・金才賢先生と堀昭一さんの出会い
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(異常が発生し、ご迷惑をおかけしております。とりあえずの対応でしのいでいます。本日投稿したエントリー「金才賢先生と堀昭一さんの出会い」ですが、私のデータ操作が悪かったためでしょうか、フリーズしてしまっています。そこで、1ページに表示できるエントリー数を減らし、問題が生じたエントリーをダミーのエントリーで次ページに移動させることにしました。このエントリーの本文、後で書きます)」
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■少し前のエントリー「金才賢先生(韓国・建国大学)の来日」にも書きましたが、これから滋賀の農産物を活かした石釜ピザの店を開店される「Ishigama」の堀昭一さんにも、金才賢先生とインタビューしていただきました。この写真は、堀さんにお許しいただき、堀さんがfacebookにアップされたものを転載させていただいています。facebookの投稿のなかで、堀さんは、次のように述べておられます。
昨日は、龍谷大学脇田先生からの、ご依頼を受けて
韓国からお越しの頂いた金教授のインタビューを受けて参りました。
『地域の中でどのような位置付けでありたいか』
『生産者との関係をどのように表現していきたいか』
普段から思い描いていることを、しっかりと言葉にすることがとても大切だと改めて気がつきました。
■「普段から思い描いていることを、しっかりと言葉にすることがとても大切だ」。私もその通りだと思います。言語化、概念化して自分たちの活動をきちんと説明できることが、「地域づくり」においてはとても大切だと思います。先日、3年生のゼミで読んでいる延藤安広先生の『まちの再生の述語集』には、冒頭の部分に、次のような4つのデザインに関する説明があります。
・状況にいかに「やたかなふくらみ」を与えるかという「戦略デザイン」
・人と人[code][code]・状況にいかに「やたかなふくらみ」を与えるかという「戦略デザイン」
・人と人のつながりをいかに仕掛けるかという「参加のデザイン」
・どんなモノを配慮しどんな親密な場所にしていくかという「空間のデザイン」
・「ヒト・モノ・コト・トキ」をいかに仕組むかの「マネジメント・デザイン」
■延藤先生が指摘されているこの4つの「デザイン」は、金才賢先生のインタビューでの堀さんに対する質問とも重なっています。ゼミの3年生にもいったのですが、自分たちがやっている「北船路米づくり研究会」の活動をこの4つのデザインの考え方に重ね合わせてみたときに、どういうふうに自己点検・評価できるのか。堀さんの言葉でいえば「しっかり言葉にする」ことをやってもらいたいと思うのです。話しを、この日のことに戻しましょう。
■金才賢先生は、堀さんにインタビューしたあと、「韓国にも、ピザ店を開店して地域の活性化の取り組む若者達がいますよ」と教えてくれました。「清風商会」というお店を古い伝統的な地域の市場のなかに開店させた若者たちの話しです。ピザ店がメインなのですが、それ以外にも、フットバスやシェアハウス・ゲストハウスの経営もされていすま。ところで、この若者たちは、ある韓国のシンクタンクで学んだ人たちです。韓国には、「希望製作所」というシンクタンクがあります。現在、ソウル特別市の市長であり、弁護士をされていた朴元淳さんが中心とり、2006年、市民が社会デザインの担い手となることを目指す市民参加型シンクタンク「希望製作所」(ヒマンチェジャクソ、The Hope Institute)を設立しました。ネーミングがいいですね。「希望製作所」です。この「希望製作所」でインターンをした若者が、自分の故郷である江華島に帰って、江華島の古い市場のなかで「清風商会」を開店したのです。「清風商会」の経営は、2人の若者がやっているわけですが、そのうちの1人、金土日さんの記事をみつけて、翻訳してみました。もちろん、「エキサイト翻訳」を駆使しての翻訳です。それを少し編集しました。ですから、必ずしも正確ではありません。しかし、大筋はわかると思います。大変興味深い活動だと私は思います。
こんにちは。 「希望製作所」뿌리センター28期インターン金土日です。「希望製作所」のインターンを修了してすでに1年が過ぎました。「希望製作所」での4ヶ月という時間は、自分自身、これから何をしていくべきかについての方向性を、はっきりと捉えることのできた非常に大切な時間でした。
私は江華島(カンファド)で幸せな学生時代を送りました。ソウルにある大学に通う間にも、常に私の胸中には、いつか自分が暮らして地域に戻って何かしてみたいという強い想いがありました。多様な活動によって地域を再生し、コミュニティを活性化していくための仕事をする、뿌리センターのお手伝いをすることになったのも、私が暮らしてきた地域で、自らの人生を育みたいという私の欲求を満足させるためでした。
江華島(カンファド)で何かをしたいという漠然とした考えだけを持っていましたが、ルーツセンターでインターン生活をして地域活動事例に接しました。実際に活動に参加して多様な経験をしました。今私たちがしていることも、このルーツセンターで研修し、研究員の方達の後を付いて回って得たアイデアを活用し、そのアイデアに接木させたのです。 それでは今からルーツセンターで学んだことを基に、私が江華島(カンファド)でどんなことをしているのか紹介し、宣伝させていただこうと思います! ^^
インターンを終えた後、 강화풍물市場に文化観光型市場育成事業団ができたことを知りました。「江華島(カンファド)で地域活性化、市場活性化活動をすることができるとは!」と、嬉しくて浮き立った気持ちになり、すぐにその事業団に参加することにしました。江華島(カンファド)を感じることができる小さい旅行を企画して、市場全体で進める面白い遊び文化を作り、地域民を伝統市場に誘導するための祭りも企画しました。
また、青年たちの活動基盤になる青年モールを作る仕事にも参加しています。 青年たちが持続的に地域で活動をするためには青年モールと同じ基盤がなければならないと考えた末に参加しました。そこで、仁川(インチョン)で文化芸術活動をしていた友達、永らく商売をしていた友達、そして私が一緒に集まって「清風(チョンプン)商会」という名前のお店をつくり、市場で商売を始めました。 「清風(チョンプン)商会」は、現在の実行している取り組みだけでなく、計画中の事業についても色々あります。まず 강화풍물市場に「かまど食堂」を開いてかまどピザを焼いて売っています。
地域の伝統的な市場にどうしてピザなのか。私たちは、伝統な地域市場にピザ屋ができれば、地域の若者たちが市場のなかを探すだろうと考えてピザ屋を開いたのでした。4名全員、料理のできる青年ではありません。市場のお母さんたちが私たちに関心をもってくださり、彼女たちがアドバイスをくださったおかげで、ピザのメニューがひとつひとつ完成していきました。まだ数は少ないけれど、来店されるお客さんのアドバイスについても、ひとつひとつに耳を傾けて味をアップグレードしています。「かまど食堂」を再訪されたお客さんは「かまど食堂」の成長を自らのことのように喜んで応援してくださいます。「かまど食堂」は、青年たちの力だけで成長するのではなく、市場の商店の皆さんと江華島(カンファド)の市民が一緒に育てる食堂になっています。「安い価格と素敵なサービスで、市場を生き残るようにしよう!」という考えで商売をしてみると、「青年たちが他の皆さんに与えるだけでは滅びてしまう…」とたいへん心配して訪ねてくる方たちもいます。
江華島(カンファド)は他の地域に比べて、地域で活動する青年がいません。 ソウルと1時間の距離にあるため距離上で首都圏ですが、江華島(カンファド)だけを切り離して見れば、首都圏のイメージは探すことが難しく、よく言われる田舎っぽい雰囲気が漂っています。そのため、青年たちは江華島(カンファド)に留まることはなく、ソウルや仁川(インチョン)に出て行って活動をするので、他の地域に比べて青年の数がさらに少ない状況にあります。このような状況のためでしょうか、私たち青年が自発的に江華島(カンファド)で住み着いて活動していることを、江華島(カンファド)年配の方は好奇心が入り交じった良い目線で眺めて下さっています。
この前は「清風(チョンプン)商会」の2番目事業である足浴カフェ(フットバス)「足漬けて」がオープンしました。足を漬けて旅行の開始と仕上げができる空間です。バスターミナルそばにあって、旅行客が行き来しやすい 강화풍물市場で、暖かい水に足を漬けて飲み物を楽しみながら旅行の始まるを楽しみ、旅行を終えて家に帰るばあいは、その前に旅行の疲労をとって旅行をふりかえるような空間になるでしょう。もちろん旅行客だけのための空間ではありません。 市場で商売をされているかたたちと江華郡(カンファグン)の人びとのための空間でもあります。市場での仕事は神経を使いとても疲れます。商売されている方たちが、一日の仕事を終えて足をお湯に漬ける、そういった一日の日課を近隣の商店の方たちと共有すると、商売をされる方たちの間の結束力を確かめることになります。江華島(カンファド)は歴史的文化的に多くの資源を有していますが、これらの資源がうまく活用されずにいます。「清風(チョンプン)商会」はこういう豊富な資源を活用できる方法を悩んでいます。
私を除いた残り三人の青年たちは、江華島(カンファド)で暮らしたことがないのですが、今は江華邑(カンファウプ)に家を得て一緒に生活しています。今後、私どもが暮らしている空間を改造してシェアハウスとゲストハウスを運営する計画です。江華島(カンファド)は、歴史のある場所だと呼ばれる程、韓国の歴史から除くことはできない重要な地域であり、そこに自然の海と山が組み合ったとても美しいところです。
江華島(カンファド)はソウル近郊に位置しているため、観客数が多いわけですが、観光客の大部分はペンション旅行や観光地だけさっとみて戻る場合が多いのです。それで私たちは、江華島(カンファド)に住んでいる青年と観光客が交流して、地域に関して話しを交わすことができるゲストハウスを運営することにしました。ペンションが並んでいる江華島(カンファド)には、外国人が一日二日泊まって旅行しにくるでしょう?このゲストハウスを活用した外国人観光客誘致は、地域に風変わりさを提供しますし、ごちゃごちゃした町商圏を活性化させる役割をはたすでしょう。ゲストハウスは朝鮮末期の哲宗が過ごしたヨンフングンがある路地にあります。ここは、江華島(カンファド)に住んでいる学生たちもしばしばやってくる路地です。今後は、ゲストハウスの周辺路地を中心に、地域内文化芸術家らと交流して文化芸術を共有することができるような場所にしていくつもりです。
私はこの頃本当に楽しいです! 正直にいって、まだ「清風(チョンプン)商会」の私たちは余裕があるような生活をするほどの金を儲けられていませんが、楽しく生きているということが私たちにとって最も重要なことなのです。私が育った江華島(カンファド)で、楽しい仕事できることを、本当に幸せなことだと思っています。
by뿌리センター28期インターン研究員・金土日
■できれば、堀さんたちと、ぜひこの韓国の「清風商会」を訪ねてみたいものです。以下の動画は、金土日さんと一緒に「清風商会」を経営されているCho Sunghyuさんです。少し、彼らの活動が理解できるかと思います。
「異常」が発生
■私がみるかぎりですが、ブログに「異常」が発生しました!! 現在のところ、ひとつ前のエントリーがフリーズして、他のエントリーがご覧いただけない状況にあります。至急、対応したいところですが、専門家にみていただかないと対応できないかもしれません。せっかくご覧いただくのに、ご迷惑をおかけしますが、どうかご容赦ください。
【追記】■その後、別のパソコンからみても、同様の「異常」が続いています。YouTubeの動画の大きさを操作したのが間違いだったのかな…。ド素人なので、どう対処してよいのかもわかりません。とりあえず、素人なりの緊急対策をしてみますか。
『空也上人がいた』
■やっと昨日、購入することができました。そして一気に読みました。新井英樹さんの漫画。原作は山田太一さん。これは、山田太一の原作も読んでみなくては…と思いました。原作は、山田さんの小説です。
■登場人物は3人。介護の仕事をやっている27歳の青年。46歳独身のケアマネージャーの女性。81歳の独居老人の男性。ケアマネさんの紹介で、青年が独居老人の介護をする…。単純なストーリーのように思えますが、この3人、それぞれに忘れようとしても忘れられない辛い過去を抱えています。そして、なかなか複雑な関係にあるのです。独居老人はケアマネさんに対して、ケアマネさんは青年に対して密かに恋している…。
■巻末には、新井さんと山田さんの対談が掲載されいました。「人の死を受け止める側のやわらかい過激さがすごい」、「状況が一変したら、我々はまったく違う人間になってしまう」、「老人の最後の性欲が二人を結びつけた」…。読んでよかったと思います。ストーリーのなかで、六波羅蜜寺の空也上人像が登場します。この漫画の底の底のところで、空也上人の存在(その向こうの究極にある阿弥陀仏)が私たち人間の「どうしようもなさ」を優しく包み込んでいるようにも思うのだが、考えすぎでしょうか…。
家棟川での現地交流会
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■滋賀県庁の「つながり再生モデル事業」(琵琶湖環境部・琵琶湖政策課)の関係で、草津市の平湖・柳平湖の再生をめざす草津市志那町の皆さんと一緒に、野洲市の「NPO法人家棟川流域観光船」の活動を視察させていただきました。たいへん充実した現地交流会=視察・勉強会になりました。平湖・柳平湖の皆さんも、家棟川の皆さんも、ともに「つながり再生モデル事業」に応募されて採択されたグループです。私は、このモデル事業の採択時の「検討会」で委員長をしていたことから、積極的に実際の現場に出て行くようにしています。今回は、環境保全の活動に積極的に取り組まれてきた「NPO法人家棟川流域観光船」から学ばせていただこうと、現地交流会に参加させていただきました。
■「NPO法人家棟川流域観光船」は、「野洲の市街化の進展に伴い、市街地や水田等からの濁水の流入、ゴミの投棄、河口部のヨシ帯消失や在来魚介類の減少など、家棟川流域にはびわ湖の水や自然環境に関する課題の多くを抱えている」という状況のなかで、「ゴミがなく自然環境に恵まれた家棟川にすることを目指して」2007年に設立されました(NPOの公式ページより)。「流域観光船」って、ちょとかわった名前ですね。しかし、ただの観光船とは違います。観光は、多くの人びとに家棟川の状況を知っていただくための、ある意味「手段」なのかなと思います。
■これは一般論ですが、身近な「環境」に対して地域の「人びと」の関心が低くなっていくと(「つながり」が弱くなる/切れる)、身近な「環境」が悪化・劣化するリスクが高まります。言い換えれば、「人びと」と「環境」とのあいだにある、「物理的距離」が近くても「社会的距離」(意識しなくなる、かかわるチャンスがなくなる)が生まれてしまうと、「環境」は悪化・劣化していくリスクが高まります。この「エコ遊覧船」による観光は、家棟側に対する人びとの関心を高め、「社会的距離」を縮めていくための「手段」なのではないか…と思うのです。家棟川にすてられる不法投棄、流れてくるゴミ、これをなんとかしたいと、多くの市民ボランティアが参加してゴミの回収を行ったようですが、ゴミの量が減ることはなかったといいます。そこで、発想を転換し、家棟川に残る素晴らしい自然を楽しんでもらいつつ、この川の実態を多くの皆さんに知っていただこうと、手漕ぎによる遊覧船を始めたのだそうです。言い換えれば、観光船という「手段」を通して、家棟川と人びととの「社会的距離」を縮めようとされたのです。
■「NPO法人家棟川流域観光船」は、地元の漁師、「魚のゆりかご水田」を実践している農家など、里山・森・川・田畑・琵琶湖で活動する団体のリーダーが中心となって構成されています。代表の北出さんからは、野洲市環境基本計画を市民参加でつくるさいに、出会った地元の市民委員の皆さんが、その出会いをきっかけに、このNPOをつくったのだ…というお話しもうかがうことができました。多様な方達が参加されているわけです。ですから、以下のような強みをもっていることを自覚されています。以下は、NPOのパンフレットからの引用です。
地域の人に支えられて共に実践している
・琵琶湖周辺の6自治会(元)長が、NPOの趣旨に賛同し、会員参加している。
・漁師をはじめとした地元の21人が船頭として活躍している。
琵琶湖ならではの独自性がある
・琵琶湖とその水郷景観、漁師料理、漁師の語りなど、地域独自の宝物を提供できる。
行政の環境施策と連携した事業として実践してきた実績がある
・環境学習船として、延べ2,000人近くが乗船し、河川の現状を体験していただいた。
・これらの取組みが県知事から表彰された。
■以上のように「NPO法人家棟川流域観光船」で興味深いのは、そのメンバーの多様性です。いろんな「得意な分野や能力」をもった人びとが横につながり、「エコ遊覧船」による観光を柱にしながら、様々なテーマでの活動が可能になっていることてす。活動内容は、じつに様々です。家棟川の上流にある里山の保全(「漁民の森」整備)にも取り組んでおられます。家棟川流域のなかにある「山」、「水田」、「川」、「琵琶湖」をトータルに視野に入れて活動されているのです。活動に幅が生まれるだけでなく、家棟川をより大きな視点から捉えるように変化されています。素晴らしいことだと思います。チャンスがあれば、こういう多様な活動を展開されるようになってきたプロセスに関して、特に、レリジエンスという観点からきちんとお話しを伺ってみたいと思います。
■最後の方の写真についても説明しておきましょう。料理の写真。これは湖魚を使った「漁師料理」です。「NPO法人家棟川流域観光船」で提供されている料理です。「エビ豆」(大豆とスジエビ)、「鮎」(山椒風味)、「ウロリ」。「ビワマスの煮付け」、「鮒寿司」。「ビワマスの刺身」。ただし研修ですのでお酒はなし。ということで、ご飯を2杯もいただきました。
【追記】■逆にいえば、特定の人が、「地域づくり」活動のなかで自らリーダーたろうとして(主導権を独占したいという欲望)、情報を独占して他のメンバーを操作しようとすると、活動の持続性は急激になくなってしまいます。自分の頭のなかの青写真に、他のメンバーを資源として動員するような形に陥ってしまうことの危険性があります。「地域づくり活動」は、企業などを運営するやり方とは違うところがありますから。