焼酎のカード
■先日、韓国の建国大学から金才賢先生と、先生が指導されている院生の方達が来日されました。その時のことは、「金才賢先生(韓国・建国大学)の来日」でエントリーしました。11月1日は、東近江市の一般社団法人「kikito」でのヒアリングを終えたあと、大津に戻りました。そして夕食を、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」でとりました。韓国の皆さんにも、とても喜んでもらえました。
■写真は、そのときにキープした芋焼酎のボトルです。「利やん」では、焼酎の1升瓶をボトルキープするたびに、そのときに一緒にいるお客さんたちとの「記念写真」を撮ってくださいます。そして撮影した「記念写真」をパウチカードにして、1升瓶のボトルにリングでぶらさげてくれます。私がボトルを最初にキープしたのは2004年。その後11年間のあいだに、かなりのカードが溜まっています。1枚1枚が、思い出深いものです。今回は、韓国からの皆さんとの「記念写真」が付け加えられました!!
■「利やん」さんが、いつ頃からこのようなシステムを取り入れられたのか私にはよくわかりませんが、なかなか興味深いシステムです。先日は、同僚の原田先生の「大阪マラソン完走を祝う会」が「利やん」で開かれました。「大津ジャズフェスティバル」の現実行委員がお1人、そしてかつて実行委員をしていた方達お1人と私が集まり、4人で小さな宴会をもちました。そのときに、たまたま横のテーブルにいらっしゃったグループの方。どこかでお会いした方だな〜…と思って、焼酎の一升瓶にぶら下がっているカードをめくってみたところ、何年も前に、一緒に写真に写っていただいた方でした。カードを見ていると、私のような「老人力」がついて記憶力がなくなっている者でも、いろいろ思い出されてくるのでした。その方のお務めの会社まで思い出し、お声掛けさせていただきました。原田先生の「大阪マラソン完走を祝う会」であるにもかかわらず、隣のテーブルの方達と盛り上がってしまいました。
■「利やん」は、私にとっては異業種交流の場、「まちの『縁側』」でもあるのです。まちの『縁側』」については、このエントリーをお読みください。
卒論指導
■ゼミ4年生の齊藤くんです。私のゼミでは、それぞれが自らの調査地を決定し、その調査地でのフィールドワークをもとに卒論を執筆することになっています。そのため、個人面談を非常に重視しています。個人面談で、こと細かに、フィールドでの調査結果を聞かせてもらいます。私は、どんどん質問します。そうすることで、調査から見えてきた大切な事柄の輪郭が、しだいにはっきり見えてくるようになると思うからです。ということで、個人面談重視なのです。
■今日は、齊藤くんが卒論指導を受けにやってきました。齊藤くん、滋賀県内のフィールドワークからとても興味深い発見をしています。卒業論文に限りませんが、実証的研究においては「フィールドからの発見」がとても重要になります。「発見」をするには経験と知識もいります。そこをサポートします。この日は齊藤くんの「発見」と関連する文献も紹介しました。「文献-フィールド-指導の三角形」のなかで、少しずつ前進しています。こういう良いパターンになると、学生自身も、卒論の調査や執筆が楽しくなってきます。楽しい…というのはちょっと違うかもしれませんね。「やりがい」を感じるようになる…という方が正確かもしれません。
■私が勤務する龍谷大学社会学部のモットーは「現場主義」です。この「現場主義」をどう理解するのかは人それぞれでしょう。私自身は、講義のような座学ではなく、文字通り学生が現場でもまれながら成長していくことにこそ、この「現場主義」の真骨頂があると考えています。私のゼミでは、学生たちはネットや新聞の記事等断片的な情報から自分の調査地を選びます。自分で選んだ調査地の関係者にお話しを伺わせてもらうために丁寧に手紙を書き電話をかけます。調査地に出かけお話しを伺い、また別の関係者を商会していたただく。そして調査のたびに結果をまとめて、研究室に報告にいき、面談のなかで質問の嵐をあびて、様々なアドバイスや指摘を受けて、また調査地の赴く。卒論の原稿を執筆しながら、補足調査も行う。私自身サポートはしますが、基本的にはこの一連のことを学生1人でやってもらいます。そうすることで、「ここまでやったぞ!」と自分で納得のいく卒業論文を執筆し、自信をもって卒業していってほしいのです。また、卒論の調査・執筆の過程で、自分自身を鍛えてほしいのです。生涯学習の時代ですが、「学校」という制度で成長するのは大学が最後の段階になります。この最後の段階でどれだけ成長できるのか、学生にとって非常に大きな問題かと思っています。
■私は、地域連携型教育プログラム「大津エンパワねっと」も長年担当していますし、ゼミでは「北船路米づくり研究会」の活動にも取り組んでいます。研究会の活動にいたっては、単位も出ませんし評価もありません。こういった活動に対して、社会人の多くの皆さんは、「学生時代からいろんな体験をすることができて、今の学生さんたちは幸せですね。羨ましい」とよくおっしゃいます。こういう話しに対しては、現役の学生は嫌な顔をするのかもしれません。しかし、卒業生たちの話しを聞くと、社会に出てみて「あの時の経験」の意味がわかるというのです。まあ、自分自身を振り返ってみても思うのですが、人生とはそういうものなのかもしれません。
愛用の丸メガネが…
■ああ…。愛用の丸メガネのツルが折れてしまいました。じつは、この折れた部分、かなり弱っていました。というのも、少し前のことになりますが、キャンパス内でいわゆる「歩きスマホ」をしていて、つまづいて転けてしまい、顔面から地上にぶつかったのです。そのときに、メガネのツルがねじまがってしまいました。その部分がとうとう折れてしまった…というわけです。非常に残念です。
■で、今はどうしているのか。パソコンや読書のときに使う遠近両用メガネをかけています。こちらは、近くを見るために使用するメガネなので、遠くがぼやけてしまいます。はやく、なんとかしなくては…なのです。
【追記】■この丸メガネ、いつ頃から使っているのかというと、2007年9月からでした。以下は、長い間更新をせず、現在は「塩漬け状態」になっているブログエントリーからの転載です。
2007/9/20 「遠近両用○眼鏡」
■30歳代、体がなまったな~という感じでした。40歳代からは体が老化してきているよな~と実感するようになりました。40歳代後半からは、坂を転げ落ちるようにその老化が加速し、最近は、特に眼の調子が…。そう、「老眼さん」がいらっしゃったというわけです。もともと私は近眼です。近眼の人は老眼になりにくいなどという話しを時々聞きますが、近眼の私にもとうとう「老眼さん」がやってこられたのです(来なくてもいいのに…)。今年の春先のことです、満員電車のなかで無理して新書本を読もうとしたのですが、読めません(満員電車のため、眼と新書との距離を確保できなかった)。これはいけません。眼も疲れます。さらに、それまで使っていた眼鏡が壊れてしまった…。老眼対策も含めて、新しい眼鏡を新調する必要が出てきました。ところが、いろいろ私に特殊な問題があるのです…。
■私は集合写真が、好きではありません。頭が大きいからです。背も体も比較的大きいほうなので、1人で写るばあいはそれほどでもないのですが(あくまで自分の主観的判断に過ぎませんが…)、集合写真で小顔の方と横にならぶと、出来上がりの写真を見たときに、ちょっとため息が出ます(ふ~っ…)。じつは、小学校に入学するときに、サイズのあう帽子がなく、仕方なく中学生がかぶる帽子を流用したほどなんです、私って(たしか、その当時で56cmだった…)。しかも、当時、後頭部はかなりの絶壁。一緒に住んでいた叔父には「けんいちの頭はラッキョ」とからかわれていました。そんな悲しい歴史を背負いながら生きてきたわけなのですが、これは仕方がない、運命として諦めることができます。しかし問題なのは、頭が大きいと、なかなかピッタリ合うサイズの眼鏡がないということなのです!
■まず、眼鏡の横幅があうものが少ない。ツルの長さも短く、きちんとフィットしない。ツルがコメカミにくい込む。睫(まつげ)が長いため、睫がレンズに触れてしまう(冬の寒いときに眼鏡が曇ったばあい、睫が車のワイパーのようになってしまう…)。いろいろな問題が発生してしまうのです。さらに、丸眼鏡が好きなものですから、非常に限られてきます(第三者的な立場から見て、丸眼鏡が似合っているかどうかの判断はまた別問題ですが…)。いろいろ試してはみるのですが、なかなかあうサイズがありません。顔のサイズとのバランスも難しくなります。丸眼鏡って、しょせんは小顔の人たちのためのものなのよね~と、諦めかけていたのですが、ネットで情報を検索してみると、私のような「大頭」の人たちにもピッタリくる丸眼鏡を販売されている眼鏡技術者の皆さんがいらっしゃいました。「丸メガネ研究会」です。オリジナルフレームを販売されています。
■先日、この「丸メガネ研究会」に参加されている京都伏見区の眼鏡店「京都メガネ館」を訪れ、いろいろ相談にのっていただきました。ほぼ1時間近くかけて、じつに丁寧に眼の検査をしていただきました。フレームは、「丸メガネ研究会」オリジナルのフレーム。そして、レンズはNikonの遠近両用レンズです。おかげさまで、私にピッタリの丸眼鏡を入手することができました。「実は丸メガネほど、レンズの大きさ、顔の大きさ、目と目の距離などの調和が必要なメガネはないのです。(丸メガネ研究会会員店ではそのポイントを適切にアドバイスいたします。)その調和こそが、粋な感じに見せるか、マンガチックに見せてしまうかの分かれ目なの」だそうです。1時間も検査に時間をかけていただいた理由がよくわかりました。「京都メガネ館」さん、どうもありがとうございました。
■ところで、「丸メガネ研究会」のサイトにある「丸メガネ販売記」に、どうも私らしい人物のことが登場しているのです!!「ThinKing32でお喜び」です。これ、絶対に私です。間違いない!
■自分の書いた文章ですが、なんだか懐かしいな〜。
総合地球環境学研究所での研究会議(その2)
■総合地球環境学研究所の研究プロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会─生態システムの健全性」の全体会議、2日めです。午前中、朝一番に、友人でもある秋田県立大学の谷口吉光さんが、報告をされました(写真左)。秋田県立大学では、八郎湖の環境問題やガバナンスに関する研究を企画され、科研に申請されました。採択されれば、私たちの研究プロジェクトとマッチングファンド方式で取り組んでいかれることになります。
■谷口さんの報告のあとは、京都大学生態学研究センターの谷内茂雄さんが、IPBES(Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services /「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)のなかのWGの1人としてオランダの会議に出席したことを報告するはずだったのですが、谷内さんはIPBESの報告書の執筆に忙しく、かわりにプロジェクトリーダーの奥田さんが説明をしました。IPBESの一連の報告書は、多様な空間スケール、多様なステークホルダー、多様な価値に配慮した内容になる予定らしく、過去にこのブログでお知らせてしたFuture Earthに呼応したものになるはずです。私たちの研究プロジェクトの理念を支持するものです。こういった世界のトレンドを常にきちんとおさえる必要があります。
■私たちの研究プロジェクトでは、滋賀県の野洲川を中心に研究を進めますが、同時に、国内の湖沼、宍道湖、八郎湖(八郎潟)、印旛沼との比較研究も進めます(国外ではフィリピンのラグナ湖)。今日のワークショップでは、自然科学的な観点からの比較だけでなく、それぞれの湖沼の環境ガバナンスがどのように変遷してきたのか、そのあたりの比較研究も進めることになりました。まだ詳しくは書くことができませんが、それぞれの湖沼を専門に取り組んで研究者たちがディスカッションするなかで、大変興味深いことが浮かび上がってきました。研究プロジェクト内の社会科学系の研究者による「人間・社会班」(ちょっとヒドいネーミングですが…)では、来年度中に、この国内湖沼の環境ガバナンスの比較研究を論文にまとめることにしました。若い優秀な研究者が参加してくれているので、このあたりは非常にフットワークが良く、頼もしい限りです。その若い研究者Oさんは、最初から海外のジャーナル(査読付きの学術雑誌)に投稿しようといってくれました。さすがですね。今回も、自然科学と社会科学の研究者が集まって取り組む研究プロジェクトの、その面白さというか妙味を今回も味わうことができました(まあ、個人的な特殊体質かもしれませんが…)。
■とはいえ、私のいる社会科学系の班は、まだまだマンパワーが不足しています。その一方で、いろいろ「宿題」は増えるばかり…。疲れました。体制づくりもいろいろ考えなければなりません。さらに3人ほど、流域管理に強い関心のある熱心な若手・中堅研究者が必要だ…と思いつつも、なかなか難しいのが現状です。研究費が欲しいから参加したい…という人はいるでしょうが、そういう人は…困ります。自分の研究分野の殻のなかに閉じこもらず、そして自然科学の研究者と積極的・生産的なコミュニケーションすることを厭わず、研究プロジェクト全体のミッションに貢献できる熱意のある人でないと困るからです。いろいろ手を尽くして頑張ってみます。
【追記】■昨日は、帰宅して夕食をとると、9時には眠ってしまいました。月曜日、ちょっとお休みをいただきたいところですが、そういうわけにはいきません…ちょっとトホホな気持ち。学内のいろいろ仕事が溜まったいます…。
総合地球環境学研究所での研究会議(その1)
■今日と明日は、総合地球環境学研究所の研究プロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会─生態システムの健全性」の全体会議です。研究プロジェクトは複数のグルーブで役割分担をしており、それぞれのグループのリーダー(コアメンバー)が報告をしました。私は、社会科学系のグループのリーダーとして報告をしました。ディスカッションでは、いくつかの「宿題」をいただきましたが、グループ内の優秀な若手のメンバーの協力もあり、なんとか「宿題」として与えられた壁を超えることができそうです。
■今年度の秋からは、予備研究(FS)からプレリサーチ(PR)、来年度からはいよいよフルリサーチ(FR)の5年間が始まります!! プロジェクトの予算がドンとつき、いろんなメンバーを誘って本格的に研究に取り組むことができます。精神的なプレッシャーはかなりありますが、地域社会との連携、他分野との連携をより深め、良い成果を出せるように頑張ります。
■以上の総合地球環境学研究所の研究プロジェクトは、滋賀県の野洲川流域を中心取り組むことから、龍谷大学の政策学部が中心となって取り組む「LORC」による「限界都市化に抗する持続可能な地方都市の『かたち』と地域政策実装化に関する研究」とも部分的に連関するところがあります。私は、この「LORC」にも参加しているので、両者の関係者の「出会い」があればなとも思っています。「LORC」の研究テーマの最後に「地域政策実装化」とありますが、地球のプロジェクトも、単なる科学的な研究ではなく、野洲川流域での新たな流域管理の方法を科学的な研究をもとに構想し、それらをモデル的に取り組む地域社会との連携実践を通して、将来的には「実装化」していくことを目指してるからです。
【関連ページ】生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会─生態システムの健全性
【関連エントリー】 限界都市化に抗する持続可能な地方都市の「かたち」と地域政策実装化に関する研究
【追記】■晩は、京都四条で懇親会をもちました。朝9時から夕方17時までずっと会議でした。みなさん、お疲れさまでした。このあとは、多くの皆さんが二次会へ。私は、二次会の途中で奈良の自宅に戻りましたが、総合地球環境学研究所の施設に宿泊する皆さんは、深夜まで楽しまれたようです。個人的な考えですが、こういう懇親会は研究プロジェクトの凝集性を高めていくためには必要なことだと思います。
iPhone6 Plus 初めての写真
iPhone6 Plus
■満身創痍の「iPhone5」を使い続けてきました。バッテリーはまったくアウト状態。スリープボタンも機能しません。じつは、スリープポタンやバッテリーに欠陥があり、無料で修理してもらえる対象にもなっていますが、修理に出さずにいました。はやく、「iPhone6」ないしは「iPHone6 Plus」に機種変更したかったからです。先日、やっと機種変更の予約をしました。選んだのは、デッカイ方、「iPhone6 Plus」です。いつ入荷の連絡が入るのかと、イライラしていたら、本日の昼過ぎに突然、「入荷したので取りにきてください」との連絡が入りました。
■仕事を終えて、いそいそと、注文をした「ヨドバシカメラ京都店」に向かいました。大変丁寧な説明とともに、機種変更の手続きをしていただけました。そして、とうとうゲットしました。これから、バッテリーのことを気にしなくてもよくなりました。「iPhone6 Plus」は、大きいけれど、それだけに見やすいわけです。私のような老眼の者にも優しいスマホです。「iPhone6 Plus」に変更したあとも、今まで使ってきた「かわせみ工房」のストラップを使っています。私の手は大きいですが、それでもストラップは必須のように思います。ちなみに、カバーは握りやすいもの、丈夫なものにしました。カバーのウエストのあたりが、若干細くなっています。「iPhone6 Plus」のデザインを潰しているかもしれませんが、落としたくないし、リスクを減らすことを優先しました。明日は、同期させてバックアップをとっている職場のiMacにつないで、これまでの「iPhone5」で使ってきたアプリを「iPhone6 Plus」でも使えるようにします。
■ちなみに、未読のメールが多いわけですが、仕事関連のメールはきちんと読んでいます。いろんな業者から送られくる情報を読まずにいたり、ゴミ箱に入れずにいたりと、整理整頓ができていないため、こんな数字になっています。これから、「iPhone6 Plus」の性能をいろいろ確かめてみようと思います。
卒業生の皆さん、瀬田キャンパスの紅葉もあともう少しかな
■卒業生の皆さん。瀬田キャンパスの紅葉もいよいよあともう少しかな…という雰囲気になってきました。今日は曇っていもすが、もし晴れていたら、もっと紅葉も美しく撮れたと思います。さて、私は2004年に龍谷大学に赴任しましたが、最初の頃に指導した卒業生の皆さんのなかには、お母さんになって、育児に専念されている方もいらっしゃるでしょう。ぜひ、美しい母校のキャンパスで同窓会やってみてください。皆さんがいたときにはなかった施設があります。キャンパスの状況も所々違っています。
■「智光館」という建物ができました。もうできて何年もたっていますが、この中に、コンピニ風の生協の売店があります。地下では、学生が日常的に英語で交流し、グローバル社会で求められる英語コミュニケーション力を向上させるための「イングリッシュラウンジ」があります。駐車場には、2階建ての「テニスコー」トができました。2階が「テニスコート」、1階は駐車場です。以前、「テニスコート」のあった場所には、来年の4月に開学する「農学部」の新棟が建設中です。少しずつキャンパスは変化していますよ。
研究会議の打合せ
■昨日は、朝1限の講義のあと、事務仕事や4年生の卒論指導、そして大学広報の取材対応(「北船路米づくり研究会」)。夕方からは、大津の中心市街地にある町家キャンパス「龍龍」に移動しました。月1回開催されている中央地区の皆さんと「大津エンパワねっとを進める会・中央」。進める会の最後に、地域の高齢者のサロン活動や、学区の運動会を手伝うために、卒業してからもやってくるエンパワ修了生のことが話題になりました。喜んでいただいています。
■そのあとは、引き続き「龍龍」に残り、京都大学生態学研究センターの谷内茂雄さんと今週末の土日に総合地球環境学研究所で開催される研究会議のためのミーティング。研究プロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会─生態システムの健全性」に関するミーティングです。
■土日の研究会議で話す内容に関して、アウトラインを相談しました。そのさい、オランダで開催された「IPBES」(Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services /「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)の会議に参加してきた谷内さんから、そこでの議論に関して、話し聞かせてもらいました(谷内さんは、IPBESの報告書の執筆者)。環境ガバナンスに関して、地球の裏側(南米)からやってきた研究者が、私たちの「階層化された流域管理」の考え方と似たような問題意識を持っていたと聞いて、ちょっと嬉しくなりました。このIBPESや以前にもこのブログでふれたFuture Earth等、世界のトレンドや動きをにらみつつ、プロジェクト進めていくことになります。そのあとは、「今日も一日ご苦労さん…」ということで、ちょっとだけいつもの店、大津駅前の居酒屋「利やん」です。いや、ほんまにちょっとだけ。急遽行くことになったものですから、ちょっとしたアテの他はひたすら呑み。食事は家に帰ってから。体に悪いです〜。
■谷内さんの職場の宣伝になりますが、「データベースの構築と活用から見えてきた! 新しい生物多様性のサイエンス」という市民向けの講演会が「みやこメッセ」で開催されます。写真、クリックして拡大してみてください。市民向け…というには、少々内容は小難しいですけど、サイエンスが好きな方にはね面白い内容だと思います。
■谷内さんとは、ずいぶん長い付き合いです。15年程になるでしょうか。「利やん」では、ちょっと思い出話しにもなりました。最初の出会いである日本学術振興会の未来開拓学術研究推進事業のプロジェクトや、その後の総合地球環境学研究所の以前のプロジェクト。そして、そのときにお世話になったプロジェクトの秘書であるYさんや Kさんのこと。仕事がとろくて怒られたこと…いろいろあったなと…トホホ。ということで、お2人には、facebookでメッセージも送りました。台湾の大学教員であるYさんとはfacebook上で、ちょっとした同窓会になりました。便利な世の中になりましたね。「谷内さんと一緒に、台湾で癒されたい〜」と伝えると、大歓迎とのことでした。嬉しいな〜。「実現したらいいな台湾の温泉と美味しい料理」。