丸屋町商店街の夜市に!

20130719yoichi.jpg ■ゼミでおこなっている「北船路米づくり研究会」では、毎月第三土曜日、大津市の丸屋町商店街にある大津百町館前で「北船路野菜市」を開催しています(ただし、野菜生産の端境期である4月と9月は、出荷する農産物が少なく、開催していません)。今月も、7月20日に開催しますが、その翌週、7月27日にも丸屋町商店街で「野菜市」を開催させていただきます。ただし、こちらはの方は、丸屋町商店振興組合主催の「ナカマチ夜市」への出店です。すでに商店街には看板が立てられています。そこには、「北船路野菜市」とあります。昨年に引き続き、今年で2回目になります。継続的に活動しているからこそ、商店街との関係が太くなり、このようなお申し出をいただけることができるのだと思います。

■この「ナカマチ夜市」、龍谷大学のたくさんの学生が応援しています。「NPOボランティアセンター」の皆さん。「ナカマチ夜市」の運営をサポートされます。それから、ヨサコイサークル「華舞龍」と手話サークル「DAY」が踊りや歌を披露されます。そして、私たちの「北船路米づくり研究会」。龍谷大学瀬田キャンバス、頑張っています!!

都会と農村をつなぐ実践

20130701greensmile.png
■都会と農村をつなぐ様々なプロジェクトが、全国各地で展開されています。私のゼミでも、ささやかな活動ですが、「北船路米づくり研究会」に取り組んでいます。さて、今日は、私が関心をもっている2つのプロジェクトを紹介させていただきたいと思います。ひとつは、「greensmile」(グリーンスマイル)、もうひとつは「セガレセガール」です。

■まずは、いまなかてつや さんを代表とする「greensmile」。以下のことを目的に活動されています。

都会(ニーズ・消費地・情報)と田舎(シーズ・生産地・担い手)を
コネクトし、日本のこれからのために挑戦するひとたちすべての、
夢実現へ向けたサポート活動をします。
参加する人すべての、清々しい笑顔を作るのが、
グリーンスマイルプロジェクトであり、
参加メンバーをグリーンスマイルプロジェクトメンバーと呼びます。

■で、具体的には…。下の動画をご覧ください。

【greensmilムービー2012夏】

【greensmilムービー2012冬】

■いかがですか。活動の仕組みについては、こちらに説明してあります。グリチャレ( greensmile Challenger)が、自ら都会と農村をつなぐ構想や事業を提案すると、それをグリサポ( greensmile Supporter)と呼ばれる多様なサポーターの皆さんが、資金、情報、広報、マネージメント、開発の面で応援する…、またグリボラ( greensmile Volunteer)と呼ばれるボランティアとして応援する…、ということのようです(これで正しい理解なのか…ちょっと不安だけど)。現在、東京都檜原村、奈良県桜井市、福島県会津地方(予定)等で、1㎡からのレンタルファームである「平米ファーム」という事業に取りくまれています。また、「平米ファーム」及び地域の特産を媒体に、地域(田舎)の情報発信と、販売地区(都会)の周辺情報を発信し、双方のファン作りをするための野菜を通じたコミュニケーションセンター「全快野菜ちゃん」も運営されています。さらには、情報交換コミュニティーとしてリアルなたまり場「TAMARi BAR」(地域活性型飲み会)や、品川を拠点にした燻製イベント「全快燻製ちゃん」を定期的に開催されています。すごいですね。盛りだくさんです。

20130701segaresegirl.png
■もうひとつは、「セガレセガール」です。「セガレセガール」とは、都会で暮らす農家の息子(セガレ)や娘(セガール)たちの実家や地元のものを売る活動のことです。このセガレセガールを運営「地元カンパニー」という会社では、都会で暮らす農家の息子(セガレ)や娘(セガール)が地元のことを思い親孝行をするために、月1回マーケットを開催し場所を年会費(有料)で提供しているのです。「都会の企業に勤めながら、それでも限られた時間だけでも、実家のためや地元のために、何かしたいなって人」のためにチャンスを提供するビジネス…ですね。これも面白い試みですね。

【20130519_セガレセガール_マーケット】

「地元カンパニー」では、「地元準備室」という事業も展開されています。「地元に戻りたい人が集まって、地元に戻る「準備」を」し、「地元に戻った際に始めるビジネスモデルを蓄積し、発信」することにも取りまれています。

■「greensmile」、「セガレセガール」、どちらも都市と農村・地方をつなぐ興味深い社会的企業(Social Enterprise)ですね。卒業後、力を蓄えて、このような取り組みにチャレンジする卒業生が現れてきてほしいと、心から願っています。

【追記】■以下の動画は、最近のgreensmileの活動。「東京ゴマ01プロジェクト」。ゴマも栽培されています。

沖島が離島振興法で指定される

20130628okishima.jpg
■6月8日、1年生の必修の授業「社会学入門演習」の現地実習で滋賀県近江八幡市沖島町に行きました。沖島町は、琵琶湖に浮かぶ離島です。琵琶湖は淡水湖ですが、淡水の湖で人が暮らす島は、世界的にみても珍しいのだそうです。写真ですが、その現地実習のときのものです。沖島の西福寺*の本堂で、沖島町自治会の方たちにお話しをうかがっているところです。

■さて、その沖島ですが、昨日の報道によれば、国の離島振興法に基づく「離島」に指定される方針が決まりました。離島振興法が約半世紀ぶりに見直され、湖の離島でも、この法律により支援を受けることができるようになったのです。「離島」の指定を受けるためには、様々な条件が必要なようです。たとえば、約60年前に比べて50%以上減少している…といったような条件です。沖島は伝統的に琵琶湖の淡水魚を対象にした漁業を生業としてきました。しかし、現在、水産業者は相当に高齢化しています。子どもの世代の多くは、漁業とは違う職業につき、島を出ているのです。そのため、沖島は、人口の減少と少子高齢化が急激に進行しています。新聞報道によれば、今回の「指定」により、公共事業の補助率引き上げ、自治体が行うソフト施策への交付金の支給、雇用創出が見込まれる設備取得のための低利融資といったことが可能になります。沖島町のある近江八幡市では、地元の意見を大切にしながら、旧石切り場を活用した防災拠点兼観光施設、観光船が寄港可能な港湾、島内周回道路の整備を検討しているようです。そのような整備のなかで、定住を促進していこうとされています。

■急激に高齢化が進むこの沖島町で、もうひとつ期待されていることがあります。それは医療の充実です。島には、診療所が1か所ありますが、週に1日、医師がやってくるだけで、緊急の病気のばあいは対応できる体制になっていません。緊急のばあいは、自治会の消防艇で対岸まで運び、そこから病院まで救急車で運ぶということになります。沖島町の自治会の方は、今回の「指定」で、そのような医療面での不安が解消されることを、一番に望んでおられました。

*この沖島には蓮如上人の伝説があります。また西福寺には、蓮如上人の御真筆「虎斑の名号」・「正信偈」が伝えられています。

勢多唐橋東西大綱引合戦

20130628karahashi.jpg
勢多唐橋東西大綱引合戦

大津エンパワねっと「パズル新聞」

20130623empower.jpg■ 龍谷大学社会学部の地域連携型教育プログラム「大津エンパワねっと」、現在5期生たちが、大津市の中心市街地のエリア「中央地区」と瀬田キャンパスに隣接する「瀬田東学区」の2ヶ所で、地域の皆さんと様々なテーマのもとで活動を展開しています。写真は、「中央地区」で活動するチーム「パズル」が発行している新聞「『パズル』新聞」です。

■チーム「パズル」は、これまで「中央地区」の様々な方たちから、この地域の課題等についてお話しを伺ってきました。そしてお話しを伺うなかで、新しく引っ越してきこられたマンションの住民の皆さんと、元々ここにお住まいの地付きの旧住民の皆さんとの関わりはどうなっているのかな…ということが気になってきたのでした。そこで、中央学区自治連合会の会長さんに、あるマンションの自治会長さんを紹介していただき、そのマンションの自治会の皆さんとの意見交換会や、アンケート調査等を実施しました。すると、大津の中心市街地に暮らしていても、この地域のことをよく知らない…という事実が浮かび上がってきたのでした。そのため、マンションの住民の皆さんがこの地域との交流が深まればと、「歩こう会」というまち歩きのイベントを企画したのでした。

■大津の中心市街地は、江戸時代の宿場町からの伝統をもつ歴史情緒あふれる街です。たくさんの町家が残っている街でもあります。その中心市街地を、マンションの住民の皆さんと自治会長さん(12世帯18人)、そして自治連合会長さん、中心市街地で活動している市民団体「大津の町家を考える会」のAさんも参加して、5月19日にまち歩きのイベント「歩こう会in中央学区」が開催されたのでした。「大津エンパワねっと」からは、チーム「パズル」の3名、そして同じく「中央地区」で活動しているチーム「くれよん」4名が参加しました。全員で27名、かなり大所帯のまち歩きになりました。イベントは午前中に無事終了しました。マンションの皆さんにとって、中心市街地の歴史の深さを知る貴重な機会になったようですし、同時に、参加したマンション住民の皆さん同士の親密度もぐっと深まっとのことです。

■多くのマンション住民の皆さんにとって、利便性等、様々な条件から選択した住居が、たまたま大津市の中心市街地にあった…ということなのだと思います。そこでは、多くの皆さんとって、大津の中心市街地は単なる「空間」でしかありません。中心市街地の様々な歴史を知り、暮らしている大津の街のことを気にしながら、旧住民の皆さんとの交流も深まっていくうえうちに、単なる「空間」であったものが、しだいに意味や価値を感じ取ることのできる「場所」になっていくはずです。チーム「パズル」のイベントは、ささやかな活動ではありますが、マンション住民の皆さんにとって、大津の中心市街地が「空間」から「場所」へと変容していくきっかけになったのではないかと思います。

モリオカ自由大学

20130619morioka.jpg
モリオカ自由大学

■「モリオカ自由大学」、かつて岩手に暮らし、盛岡が大好きな私にとっては、大変魅力的です。で、少し調べてみました。宮城県の仙台に、「センダイ自由大学」という「地元の人が地元を語るための市民講座コミュニティー」があるのです(ですから、学校教育法上で定められた正規の大学ではありません)。それぞれの東北各地の「地元」で、このような市民講座コミュニティーを増やしていこう、「自分のところでもこういう市民講座をやりたい」という人たちを応援していこう…というの取り組みのようです。というわけで、盛岡にも「モリオカ自由大学」らしいのですね〜。ホームページの開設、心待ちにしています。

地方都市のミニコミ誌

20130617tekuri2.jpg■10年近く前、2004年3月まで、岩手県の県庁所在地である盛岡市に住んでいました。盛岡は、とても美しい街です。そのような街に、ミニコミ誌が登場しました。「てくり」です。創刊号は2005年5月です。このミニコミ誌のコンセプト、公式サイトでは、次のように説明されています(太字は私が注目した点です)。

岩手県盛岡市の「ふだん」暮らしをテーマに、既存の情報誌や広報誌には載ることがない、 ちょっとうれしいこと、おもしろい人、紹介したいものごと…そんな日常の物語たちを集め、紹介する本があったらいいなあ。。。

そんな想いからできたのが、「新世代ミニコミ誌・てくり」です。

「ミニコミ」というと活字だらけで写真が無い、ガリ版刷り(?)なイメージですが、その「綴る」という気持ちを残しつつ、「タウン誌」でもなく「情報誌」でもない、ほっと一息つけるような「カフェ的」雰囲気のビジュアル誌をイメージしています。

盛岡は「みちのくの小京都」とよばれる、城下町の面影を残した地方都市です。
近年、県外資本の大型店舗やマンションが目立つようになり、風景も人も、ずいぶん様変わりしてきたように思います。

そんなこの街で、スタッフ達のアンテナにひっかかった選りすぐりの物語たちは、全国の方々にも読んでいただきたいものばかり。

きっとそこには、時代や場所に左右されない、 普遍的な何かが隠されているのかもしれません。

てくりてくりゆっくりと、年2回の発行を目指していますが、 やりたい企画はもりだくさん。
楽しみながら続けていければいいなあと思っています。

「生活」という冒険の世界へ、 「てくり」と一緒にでかけましょう。

■昨日、facebookに「てくり」のことを投稿すると、政策学部のT先生からは、「私は、恵文社一乗寺店にて時々買っています。盛岡の文化水準の高さを感じます」とのコメントをいただきました。本当に、そうなんです。この「てくり」、2005年に創刊して、今年1月には「パンとごはん」という特集の第16号を発行されています。コツコツと息の長い仕事をなさってほしいと思います。今の時代、小さな自分たちで扱うことのできる仕組みをつくり、維持し続けていくことが大切だと思うからです。

20130617kalas2.jpg ■もうひとつ、ご紹介します。三重県津市で発行されている「kalas」です。「kalas」は、2006年12月にプレ創刊号が発行され、今年の4月に19号が発行されています。こちらの編集部では、ミニコミ誌ではなくて小冊子とおよびになっています。盛岡の「てくり」と同じように、この津市の「kalas」もとっても素敵なのです。私の個人的な趣味…といってしまえば、それまでですが、先日は、社会学部CM学科の笠井先生にお貸ししたところ、ゼミ生の皆さんも大変気にいっている…とのことなのです。世代を超えた魅力があるのだと思います。公式サイトでは、この小冊子について以下のように説明されています。

kalas(カラス)について

津の暮らしを見つめる小冊子
小冊子kalas(カラス)は三重県津市発の小冊子です。
人間に飼い慣らされないカラスの鋭い視点で、
地域の魅力や日々の暮らしを観察しています。

■盛岡と津、ずいぶん離れていますが、「てくり」と「kalas」をみていると、日本の地方都市がかかえる共通の問題が浮かびあがってくるような気がします。「てくり」では、「県外資本の大型店舗やマンションが目立つようになり、風景も人も、ずいぶん様変わりしてきた」と書かれています。一方、「kalas」の説明では、「人間に飼い慣らされないカラスの鋭い視点」というふうに書かれています。「人間に飼い慣らされない…」、印象深い表現ですよね。

■私には、地方都市を均質化し空洞化させていく資本のシステムに対するさりげない批判とともに、そのような資本のシステムでは簡単には根絶やしにされない地方都市のもつ可能性を、そして地域社会に根付いた人びとの「生活」や「暮らし」のもつ創造性を、「てくり」と「kalas」は掘り起こそうとされているようにも思うのです。

市場と文化

20130611fukuishinbun.jpg 20130611atarashiishijou.jpg
■facebookで東海大学政治経済学部で教員をされている三宅秀道さんの講演会の記事がアップされていました。この記事を興味深く読みました。たとえば、「資本や技術力がなくても、新たな暮らし方や文化を提案することで市場をつくれる」、「『問題だ』『改善する必要がある』と思う心がモノに価値を生み出す」、「暮らしや文化をデザインする重要性」、「問題開発」「認識開発」…とても興味深いですね。これは「地域づくり」「まちづくり」とも重なりあう指摘です。もちろん、そのばあいは必ずしもモノ…ではないとは思いますが。

■以下は、三宅さんのインタビュー記事から抜き出したものです。「『新しい市場のつくりかた』を書いた三宅秀道氏(東海大学政治経済学部専任講師)に聞く」

「製品としても生産技術としても抜きんでたところはないが、その製品によって、以前は需要さえなかったところで需要が作られ、そのマーケットでトップを占めるようになるというような、技術の優位性では説明がつかない成功例」。

「社会につねにある生活文化の変化に作り手が追いついていない。生活者の変化を先取りして、たとえばトイレでは尻は洗うものという習慣が生まれたように、主導権をもって生活文化の「家元」になることが大事だ」。

「この自分の中で創案した価値観にいつも照らす。問いの設定と解決手段の開発の両方をやってしまうのだから、これは発明といえる」。

「自分のわがままな考えをわがままと思わずに、こんなことがあっていいと考えついたら、できそうにないという無意識の自己規制を外せばいい」。

「コストパフォーマンスの比率をよくする方向ばかりに意識が偏る。それを使ってこんな楽しみもあるといった別の暮らし方を提案するようなことは弱い。(中略)それを組み合わせて暮らしの中で喜ばれるサービスに結び付ける提案はお留守になっている。今まで文化を開発することをなめてきた。暮らしの幸せは米国製を借りてきて、それを軽薄短小、省エネで実現しようとした」。

「技術でのソリューションの開発の前に、文化として世の中を受け入れることが重要だと全社的に認識させることだ。その役を誰かに振らなくてはいけない。そういうチーフ・カルチャー・オフィサー(CCO)がいていい。MOT(技術経営)があるのだから、MOC(文化経営)もあってしかるべきだ」。

■さきほど、これは「地域づくり」「まちづくり」とも重なりあう指摘だと述べましたが、いかがでしょうか。みなさんも、そうお思いになりませんか?三宅さんが出版された『新しい市場のつくりかた』、実は、すでに購入済みでした。ただ、まだ手にとって読み始めていないのです。これは急がねばなりませんね。

【追記】■参考ブログ記事。「新しい市場のつくりかた」(「新しい市場のつくりかた」)

防災訓練

20130603bousai1.jpg ■昨日は、暮らしているマンションの一斉清掃の日でした。幸いなことに天候にも恵まれ、1時間半ほどで清掃を終えることができました。草抜きなどは、日常的に管理人のご夫婦がやってくださっているので、私たち住人の仕事は、主に、マンションに面した道路の側溝の落ち葉や、たまった土砂を掘り出すことでした。

■うちのマンションも、高齢化が進んでいます。おそらくは昨日作業に出てこられた男性のなかでは、私が一番若かったのではないでしょうか。もちろん、小さなお子さんのいらっしゃるご家庭の若いお母さん方は出てこられるのですが、30歳代、40歳代の男性の参加率が極端に少ないといいますか、参加者がゼロだったように思います。各世帯から1名の参加が求められているので、まだ参加されているだけヨシとせねばなりませんが、少し寂しいですね。もっとも、現役で働いているときは、なかなか自治会活動に参加しにくいことは確かです。私のマンションで、自治会活動に積極的に参加されている男性の方も、58歳で早期退職されるまでは一切自治会活動に参加していなかったとおっしゃっていました。きちんと調査したことはありませんが、都市の自治会活動の担い手は、この男性のように、退職する60歳前後から前期高齢者の75歳頃までなのではないかと思います。元気印の前期高齢者が地域コミュニティを支えているように思います。

20130603bousai2.jpg ■ところで、うちのマンションの駐車場には、毎日、介護ヘルパーさんの車がずらりと並びます。これは、介護サービスを必要とされている方が、お住まいだということです。また、自治会での調査からは、1人暮らしの高齢者の方が多いこともわかっています。大きな災害や火事等がおこったときに、ご近所で助け合って避難しなければなりません。そのようなこともあり、昨日は、一斉清掃のあと防災訓練を行いました。うちの自治会には、防災委員会があり、毎年、一斉清掃のあとに、消防署の職員の方たちにも来ていただき防災訓練を行っているのです。まずは火事発生という想定で、避難訓練から始め、そのあとは模擬消化器を使った消化訓練、最後にAED(自動体外式除細動器)を使った救命訓練も行いました。トップの写真は、訓練用の人形です。私も、実際にこの人形を使って心臓マッージと人口呼吸をしてみました。また、AEDの使い方や、周りの人たちへの協力の呼びかけ方についても学習しました。こういうのは勉強になりますね、本当に。今年も訓練に参加してよかったと思います。

■防災訓練のあとは、炊き出し訓練。とはいっても、1年で交代する自治会の役員さんたちをサポートしている実行委員というボランティアの男性たちを中心にした交流会・慰労会のようなものでしょうか。本当は、もっときちんとした訓練になったほうがよいと思いますが、こうやって一緒に汗を流して働き、そのあとに一緒に食事をして親睦を深めることも大切なのだと思います。昨日は、コンクリートブロックで竃をつくり、そこで米を炊いたり、鉄板をおいて料理を作ったり…まあ、実態は飯盒炊爨のようなものですね。来年は、「子ども会の皆さんにカレーを作ったりしててもらったら、もっといいね〜」という意見も出ました。多くの皆さんができるだけ参加できる工夫をしていこうということですね。

■夕方からは、これは本当に実行委員のおじさんたちの交流会(酒盛り)でした。最年少は私55歳。最年長は85歳の男性。多くのみなさんは、マンションが建設された当時からお住まいの方たちばかりです。長年の信頼関係がここにはあります。ただし話題は、年金や健康のこと、高齢化に関連する話しがどうしても多くなりますね。しかし同時に、管理組合の将来のことや、その他、マンションに一緒に暮らす上で大切な話題もたくさん出てきました。こういう「場」から、様々なアイデアが創発的に生まれたり、問題が共有されたりすんですね。おそらく、もう少し暑くなったころ、こんどはマンションの夏祭りの準備の会議で、このような交流会が開催されるのではないかと思います。

第15回「高槻ジャズストリート」

20130430takatukijazz.jpg
■5月3・4日、高槻市の阪急高槻市駅・JR高槻駅周辺・全52会場で、第15回「高槻ジャズストリート」が開催されます。私は2010年にはボランティアとして、昨年は一般来場者として、このジャズフェスティバルに参加しました。近年、日本各地で地域を盛り上げようとジャズフェスティバルが開催されていますが、この「高槻ジャズストリート」は、全国的にも大変名の知れたジャズフェスです。私は、5月3日に「高槻ジャズストリート」に行く予定にしています。

■詳しくは、以下のサイトをご覧いただければと思います。
高槻ジャズストリート(公式サイト)
高槻ジャズストリート(wikipedia)

■今は、塩漬け状態になってしまっている個人ブログにも、2010年のことをエントリーしています。今読み返してると、「高槻ジャズストリート」の雰囲気に、かなり興奮していますね。それほど、素敵なジャズフェスなのです。それで、今、気がつきました。このエントリーのコメントに、「大津ジャズフェスティバル」の実行委員長をされていた、今は亡き小山清治さんが、Seijiさんのお名前でコメントをくださっています。
高槻ジャズストリート(Blog版 環境社会学/地域社会論 琵琶湖半発)

カテゴリ

管理者用