140,000アクセス感謝!!

■アクセスカウンターが、「140,000」を超えました。皆様、ありがとうございます。以前は、毎日、どの程度の方達にご覧いただいているのか、チェックをして励みにしてました。最近は、更新もなかなかできず、本当に申し訳ありませんでした。

■調べてみるとアクセスカウンターが「130,000」を超えたのは、2017年11月22日でした。「100,000」アクセス増えるのに「209日」かかりました。あまり更新ができていないにも関わらず、ご覧いただいた皆さん、心より感謝いたします。

「CIVIC TECH FORUM 2018」に参加してきました!!

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■6月2日(土)、東京の六本木にある「六本木ヒルズ森タワー」にある「Google Japan」を会場に、「CIVIC TECH FORUM 2018」が開催されされました。私は、この分野のことを何も知らないのですが、関係者の方に強く勧められて、日帰りで参加させていただくことにしました。

■おそらくですが、多くの皆さんには「CIVIC TECH」「シビックテック」という言葉は、まだ聞きなれないものなのではないでしょうか。「CIVIC TECH FORUM 2018」の公式サイトでは、「シビックテックとはテクノロジーを活用した市民・社会課題の解決を目指す取り組み」と説明されています。シビック=市民が主体となり、テック(テクノロジー)を活用して、自分たちの身の回りにある地域課題を解決していこう…そのような市民活動(ムーブメント)のようです。実際、ITエンジニア、NPO職員、行政職員、大学教員…様々な業種の方達が参加されているようでした。

■冒頭で強く勧められてと書きましたが、私がこの「CIVIC TECH FORUM 2018」に参加しようと思ったきっかけは、琵琶湖・南湖の水草の有効利用を目指す市民団体「水草は宝の山」プロジェクトに参加したことがきっかけです。現在、このプロジェクトの事務局機能を担当されているITベンチャー企業「近江ディアイ」の藤澤栄一さんから「シビックテック」のお話しを伺ったことが最初の大きな刺激になりました。もうひとつのきっかけは、また過去のエントリー「チャレンジ!オープンガバナンス2017」公開最終審査会(琵琶湖の水草問題に取り組むプロジェクト(その11))」とも関係するのですが、私たちのプロジェクトチームと同様、「チャレンジ!オープンガバナンス2017」の公開審査にファイナリストとして残ったチームの多くが、行政が提供する様々なデータを活用しながら市民自ら地域の課題解決に取り組む「オープンガバナンス」の取り組みの中で、ここの「シビックテック」を活用されていることを知ったことでしょいうか。最初は、ITを一個人として利用することはあっても、自らスマホのアプリを開発して地域課題を解決しようとは思ったこともなかったので少々驚きましたが、何も専門的な技術がなくても、技術を持った専門家の支援を受けながら、あるいはネット上で提供されている様々なサービスを活用しながら、いろんな地域問題解決の取り組みができるんだ…ということが、だんだんわかってきました。

■今回の「CIVIC TECH FORUM 2018」では、スピーカー52名により10分間のライトニングトークが行われました。ライトニングトークとは、こういったフォーラムで開催される短時間プレゼンテーションのことのようです(私のような年寄りは、使い慣れない新しい言葉についていくだけでも、結構、大変です…)。 ライトニングトークは2会場で行われましたが、行ったりきたりしながら、いろいろ興味深いお話しをお聞かせいただけました。その全てをご紹介できません。すでに「CTF2018」をキーワードに「YouTube」で検索していただくと、全てのライトニングトークをご覧いただけますが、一つだけシェアしておきたいと思います。「CTF2018 シニアとスマホの素敵な関係~講座1440時間から見えたホントの問題」です。

■まだまだ「シビックテック」を語れるだけのレベルではありませんが、いろいろ勉強になりました。琵琶湖で取り組んでいる「水草は宝の山」プロジェクトの藤澤さんからは、「こういうシビックテックは、社会学や経済学を勉強している社会科学系の学生さんにこそ取り組んでもらいたい」とおっしゃていました。社会学部の学生の皆さん、もしご関心がありましたら、私の方までご連絡をください。

『滋賀の農業水利変遷史』

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■今週の火曜日、授業が終わったあと、滋賀県庁農政水産部農政課を訪問して、農政課の方達と一緒に取り組んでいる事業に関して、諸々の打ち合わせを行いました。その際、この報告書をいただきました。素晴らしいですね。 龍谷大学農学部の野田公夫先生が中心となってまとめられたものです。インターネットでもご覧いただけます

■以下は、その目次です。

1滋賀の水利変遷 概要
01社会的背景と水利の変遷
技術の向上と水利
むらの成り立ちと水利
水利の近代化と開発
環境保全と自然との共生

02特徴的な滋賀の農業水利
琵琶湖の水位変動と湖辺のかんがい
古来より開発が進んだ河川農業水利
補給水として開発が進められた地下水
Part1 安定した水利のもと古来より発達した農村のむら社会
Part2 安定した水利のもと古来より発達した農村のむら社会
Part1 伝統を誇る持続可能な稲作文化
Part2 伝統を誇る持続可能な稲作文化

2 地域毎の水利の変遷
01湖南地域
湖南の水利マップ
祇王井の伝説
Part1 野洲川流域の水利施設
Part2 野洲川流域の水利施設
杣川流域のため池
棚田地域の水利と保全

02湖東地域
湖東の水利マップ
湖辺の水郷における半農半漁の生活と田舟の伝承
Part1 古来から続く井堰と現在の新しい形態…愛知川流域
Part2 古来から続く井堰と現在の新しい形態…愛知川流域
大中の湖の干拓と開拓
日野川流域の大規模なポンプによる揚水かんがい
ほ場整備とむらの景観の一大変化…宇曽川流域
地域水利への誇り…犬上川流域

03湖北地域
湖北の水利マップ
高時川流域の水利
姉川流域の水利
西野水道の大工事
湖北の農事文化

04湖西地域
湖西の水利マップ
安曇川流域の水利施設
鴨川流域の水利事業
いまでも残る条里地割
淡海湖築造の苦労

あとがき

いよいよ「地域デビュー」

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▪️5月25日(金)は、「大津エンパワねっと」の第5回目の授業でした。今日は、瀬田東学区を担当するチームと中央地区(中央学区を中心とした中心市街地)を担当するチームとで、それぞれの活動に取り組みました。

▪️中央地区担当チームの方は、以前の投稿にも書きましたが、地域の皆さんが学生たちと一緒に取り組みたいテーマを事前に調整されていたこともあり、高齢者の問題と子どもの問題に、地域の皆さんと一緒に取り組んでいくことになります。この日の晩は、子どもの問題に取り組むチーム(「しんごうブラザーズ」)が、中央学区で開催される「団体連絡協議会」の会議(総会と役員会)に参加し、議論を傍聴させていただきました。いよいよ地域で活動を始めることになります。「大津エンパワねっと」では、伝統的にこのことを「地域デビュー」といってきました。ということで、この日の授業で取り組んだのは、「大津エンパワねっと」の報告書に掲載されている先輩たちの活動の中身を読み込むことです。担当教員である私の方からは、先輩たちが課題を発見して具体的な活動に取り組むまでのプロセスについて解説しました。いずれも、私が指導した学生チームです。地域活動に取り組むための「コツ」のようなものですね。11期生の「大津エンパワねっと」の今後の取り組みにご期待ください!! 写真は、中央地区担当チームです。屋外のベンチとテーブルを使って野外授業です。気持ちの良い季節になりました。

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▪️さて、「しんごうブラザーズ」の男子学生3人が、地元の皆さんの会議(「団体連絡協議会」の総会と役員会)に出席したときのことも。地域の皆さんのシビアな議論を傍聴しつつ、人口減少社会の中での地域自治の難しさを、改めリアルに理解しました。また、学生たちも少し自己紹介程度の発言の機会があったのですが、なかなかしっかりしていて、担当教員としては安心することができました。無事に「地域デビュー」することができました。ということで、大津駅前のいつもの居酒屋「利やん」でちょっとした慰労会。二十歳の学生は生ビール、未成年の学生はアルコール抜きの酎ハイ。学生たちは、お店のご常連にもご馳走になり、なんと無事に「利やんデビュー」も果たすことができました。ご常連のTさん、ありがとうございました。

▪️28日(月)には、「しんごうブラザーズ」のうちの1人の学生が、中央学区の「学区社会福祉協議会」の会議を傍聴させていただく予定です。

NHKスペシャル「縮小ニッポンの衝撃 労働力激減 そのとき何が」

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▪️先日放送されたNHKスペシャル「縮小ニッポンの衝撃 労働力激減 そのとき何が」を見て、まさに衝撃を受けました。番組の内容は、以下の通りです。公式サイトからの引用です。

人口減少がもたらす過酷な現実を映し出し、反響を呼んだNスペ「縮小ニッポンの衝撃」の放送から1年半。さらなる衝撃の未来図が見えてきた――労働力不足だ。約30年後には人口1億に迫る日本。生産年齢人口(15-64才)はピーク時と比べ3500万人減少する。その時、誰が社会を支えるのか?鍵の一つが高齢者だ。「一億総活躍」が叫ばれる今、会員数73万人・平均年齢72歳のシルバー人材センターでは派遣労働が年5割のペースで拡大している。宅配、保育補助、調理、送迎、配車などあらゆる分野で戦力となり、フルタイムで働くことも可能に。変貌するシルバーの実態が全国調査で明らかに。もう一つの鍵が外国人だ。東京の中心部で進む大規模開発では外国人が現場を仕切り欠かせぬ存在となっている。しかし、見通しは楽観できない。現在、最大の労働力供給源となっているベトナムでは、台湾、韓国、欧州各国などとの熾烈な争奪戦が起きている。AIやロボットによる代替策は?日本は生き残れるのか?徹底ルポで迫る。

3回生ゼミで「私の推薦図書」

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■今日は3回生のゼミでした(社会学演習IA)。今日は、自分が取り組む卒業論文のテーマを決めていくための、準備作業のようなグループワークを行いました。やったことは、自分が取り組みたいテーマに関係しそうな書籍を探して、その中から「しっかり読んでみたい」ものを1冊選び、その内容をゼミの仲間に紹介するというグループワークです。学生の皆さんは、あまり本を読む習慣がありません。それでは、卒業論文を書くことができませんからね。こういうグループワークで読書に「慣れてもらおう」ということです。

■ゼミ生の皆さんには、あらかじめ簡単な資料を用意してもらいました。

①選んだ書籍のタイトル
②なぜこの書籍に自分は注目したのか
③本のテーマ(概要)
④目次
⑤卒業論文にどう繋がっていくのか

…といったことを書いてもらいました。学生の皆さんにお願いしたのは、「自分が推薦したい本の中身を、ゼミの仲間に熱く語ってくれ!!」ということです。しっかりグループワークに取り組んだ人から、とりあえず「宿題」だからやってきましたという人まで、中身は様々ですが、なかなか面白いグループワークになりました。

■1つだけ紹介しておきましょう。『だれが墓を守るのか-多死・人口減少社会の中でー』。岩波ブックレットです。著者は、第一生命経済研究所の小谷みどりさんです。高齢者の生活問題、現代人の死生観、終末医療、葬送問題を専門にされています。たびたび、マスコミにも登場されているのでご存知の方も多いかと思います。で、この岩波ブックレットを選んできたのは、1人の男子学生です。どうしてこのようなテーマに関心を持ったのか、個人面談ではじっくり聞いてみたいと思います。私自身もとても関心のあるテーマです。

2018年度「創立記念・親鸞聖人降誕会法要」

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■昨日は、龍谷大学の創立記念日でした。大宮キャンパスでは、2018年度「創立記念・親鸞聖人降誕会法要」が挙行されました。浄土真宗本願寺派・西本願寺に隣接する大宮キャンパスは、大学発祥の地でもあります。写真に写っている建物は、大宮キャンパスの本館です。1879(明治12)年に竣工した、大宮キャンパスのシンボル的建物です。国の重要文化財にも指定されています。この本館を中心とした大宮キャンパスに来ると、「場所の力」を強く感じます。気持ちがピシッとするのです。そして同時に、とても心が落ち着き安らぎます。そのことが写真からも伝わるでしょうか。法要では、入澤崇学長の法話を、教職員の皆さん、同窓生の皆さんと一緒にお聞きしました。大宮キャンバスでの法要の後は、深草キャンパスに移動しました。真宗佛光寺派大行寺住職の英月さんの記念講演「人生は素晴らしい」をお聞きしました。こうやって創立記念日の行事に参加するって、とても大切なことですね。といいますか、私立大学の教職員にとって、こういう行事に参加して「建学の精神」を毎年きちんと再確認することは必要なことだと思います。

■法要の後は、大学生協の食堂で祝賀会が開催されました。龍谷大学はキャンパスが3つあり、他キャンパスの教職員の皆さんには、なかなかお会いすることはありません。こういう祝賀会のような場は、本当にありがたいものです。祝賀会の後は、別の場所に移動して教職員の皆さんと飲みながらいろんな話をすることができました。結局、二次会、三次会と続き、気がついたら四次会になっていました。さすがに、飲み疲れました。また、最後の方は何を話しているのか記憶も曖昧です。いけませんね。こういう飲み方は。とはいえ、創立記念日ですから。

「大津エンパワねっと」の全体講義

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■金曜日の2限は、「大津エンバワねっと」です。今年度は全員で12名。少数精鋭ですね。瀬田東学区と中央地区の2箇所を6名ずつで分担しています。私が指導している中央地区は、子どもの問題と高齢者の問題、この2つの問題に取り組みます。地域の子どもの問題に取り組む男子3人のチームが「しんごうブラザーズ」。高齢者の問題に取り組む男子1名女子2名のチームが「サクらんぼ」。チーム名の意味、私にもよくわかりませんが、とりあえずチーム名が決まったことは良いことです。

■今日は、「高齢者の引きこもり」「老老介護」等の問題に関して報告をしてくれました。自分の頭でリサーチした内容をしっかり消化して、自分の言葉で報告してくれました。なかなか頼もしいです。今日、報告してくれた内容は一般的なものかもしれませんが、このような土台の上に、中央地区独自の課題をきちんと位置付けていって欲しいと思います。

■そろそろ、中央地区の皆さんとの出会いの機会も作っていくようです。また、私がガイド役となって学生たちと一緒に「まち歩き」ほすることもなっています。「大津エンバワねっと」の活動については、facebookやTwitterでも随時報告していますが、こちらのブログにもアップしていくようにしたいと思います。エンパワ11規生の活躍にご期待ください。

小さな一輪挿し

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■少し前の投稿にも書きましたが、連休中、老人ホームに入所している母の見舞いに行くついでに、狸の焼き物で有名な滋賀県甲賀市の信楽に行ってきました。陶器市では、葡萄や轆轤(ろくろ)が描かれた皿を購入しました気に入った皿を購入しましたが、その際に、こんな小さな一輪挿しも手に入れました。可愛いでしょう。今週の月曜日に、時間を作って母の家の庭の世話をしに行ったのですが、その際には蔓薔薇についても剪定を行いました。剪定といっても、道にはみ出している部分を深く考えずに大胆にカットしました。もうじき花が咲きそうな蕾がたくさんついていて、なんだか勿体無かったてので、持ち帰ることにしました。写真は、その蔓薔薇を信楽の小さな一輪挿しに生けてみたものです。とはいっても生けたの私ではなくて、家人なんですけど。

寺院の掲示板

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■仏教寺院の入り口のあたりには、よく掲示板が設置されています。ときどき、その掲示板に掲示されている「言葉」をじっくり拝見しています。それぞれのお寺のご住職のお考えがよく伝わってきますし、言葉に対するセンスのようなものがキラリと光っているように思うからです。

■昨日は、龍谷大学社会学部の地域連携型教育プログラムである「大津エンバワねっと」の関連で、「大津エンパワねっとを進める会・中央」が、大津市の中央市民センターで開催されました。その帰り、浄土宗の乗念寺の前を通りかかったのですが、いつものように掲示板が気になりました。写真を撮らせていただきました。「素敵だ!!」と思いました。なんというんでしょうね。ちょっと、イケてますよね。字も個性的で素敵です。ご住職は、このトイレ清掃員のダリルさんの言葉をどこでお知りになったのでしょうね〜。

■ところで、こちらの乗念寺さん、開基は1588年(天正16年)。江戸時代以前からの歴史をもつお寺であることがわかります。知り合いの方からの情報だと、江戸時代、大津の街の中では浄土宗の本山的な存在だったそうです。ちなみに、こちらのお寺の木造聖観音立像は、重要文化財なのだそうです。

■こういうものをネットで発見しました。みなさん、気になっておられるのですね。
『こころにひびくお寺の掲示板のことば』

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