ドンコ
◼︎毎月、東北各地からその土地で獲れた美味しい農産物・水産物を届けていただく契約をしています。今月は、「ドンコ」が届きました。ドンコ=冬子と書くと、肉厚の立派な干し椎茸を頭に思い浮かべる方が多いでしょう。また、綺麗な小川にいるハゼの仲間の淡水魚を連想される方もおられるでしょうね。流れが緩やかで底が砂地のような場所にいる淡水魚です。でも、今回のドンコは、海の魚です。深海魚です。深海魚だからでしょうか、写真のようにですから、釣り上げると口から胃袋が飛び出しています。このドンコ、東北地方や北海道でこの季節に漁獲される魚です。正式名称は、「エゾアイナメ」というようです。非常に美味しい魚です。水深100mのあたりにいると聞いています。
◼︎一昨日、このドンコが届きました。その日、私は「大津エンバワねっと」の懇親会があり、地域の皆さんと大津の街中で飲んでいました。気分良く帰宅すると冷蔵庫に発泡スチロールの箱が。氷詰めになったドンコでした。すぐに下処理しないと痛むようなので、3枚におろしました。ドンコは肝が美味しいので、丁寧に取り出しました。身は、ネギ・ショウガ・シソと味噌でタタキにしました。このタタキにも少し肝を加えました。ドンコのアラは味噌汁にすることにしました。ネギと豆腐、そしてこちらにも肝を加えました。食べたのは昨日でしたが、ドンコのタタキと味噌汁を大変美味しくいただきました。
守山市小さな河川
■4回生ゼミのHくんが、母校である守山市(滋賀県)の中学校にお世話いただき、教育実習を受けることになりました。今日まで約3週間、実習に取り組んできました。Hくんは、1回生の時に私が担当する「社会学入門演習」の学生でもありました。その時から、将来は教職を目指すと宣言していました。そしてスポーツに励みながらも、教職の勉強に取り組んできました。というわけで、昨日は、教育実習に取り組むHくんの巡回指導に行ってきました。指導とは言っていますが、目的は、校長先生や指導でお世話になった先生方にお礼を申し上げ、ゼミ生の授業を見学して激励することにあります。校長先生ともいろいろお話をさせていただくことができました。
■私が参観させていただいたのは社会の歴史の授業で、内容は第二次世界対戦に突入するまでの10年間ほどの時代についてでした。「日本はなぜアメリカとの戦争を始めたのか考えてみよう」ということが授業の目標になっていました。Hくんは、パワーポイントと黒板を2つ使いながら授業を進めていました。Hくんからの質問に、多くの生徒さんたちが活発に挙手をして答えていることが印象的でした。皆さん、優秀です。授業参観の後になりますが、帰りは守山駅まで歩いて帰ることにしました。
■守山市は野洲川が形成したデルタ地帯にできた街です。滋賀県外にお住いの皆さんのために、少しだけ野洲川についても説明しておきます。野洲川は、滋賀県を流れる淀川水系の一級河川であり、琵琶湖へ流入する河川の中では最長になります。野洲川河口には、かつて八つの洲があり、そのことから「八洲川」と呼ばれていたとも聞いています。「八洲」転じて「野洲」になったというのです。このことからも想像できると思いますが、市内にはたくさんの河川が流れ、湧水や伏流水も豊富でした。この写真、Hくんが教育実習を受けた中学のすぐそばに流れる小さな河川です。両岸は護岸されていますが、中を覗くと魚が泳いでいました。私には種類がわかりませんが、淡水魚に詳しい方であれば、この写真からでも種類が判別できると思います。知り合いの方が、オイカワかカワムツではないかと教えてくださいました。川沿いに歩いていくと、このような魚群が、あちこちに確認できました。なかなか素敵なことですね。
■少し上流には「金森湧水公園」と呼ばれる公園がありました。ここは、かつて豊かに地下水が湧き出ていた場所なのだそうです。ここから湧き出た水が、下流の農地を潤していていたようです。もっとも、工場による地下水の汲み上げや野洲川の改修で干し上がってしまい、埋め立てられて公園になったようでずか、地元の皆さんの願いもあり湧き水を復活されたようです。ここの公園には小さな池があり、そこではハリヨが泳いでいました。最後の写真には、そのハリヨが写っているのですが、わかりますでしょうか。
■守山市の街中を歩いた経験がほとんどありません。今回は、Hくんの教育実習に合わせての巡回指導がありましたが、今度は、この辺りの河川や湧き水のことについてきちんと事前に調べて散策してみたくなりました。
滋賀一周ラウンドトレイル
◼︎トレイルランに取り組む皆さんが、滋賀県の県境の山々を走るレースを企画され、その2019年プレ大会を2019年の4月28日から5月5日までの8日間にわたって開催されました。以下は、公式サイトにあるこの大会の趣旨説明です。
滋賀県の周りには、単独でも魅力的な山がたくさんあります。比叡山、比良山、高島トレイルに余呉トレイル、奥伊吹の山々、伊吹山、そして100kmにも及ぶ鈴鹿山脈。これらを全部つなげて、ぐるっと一周できたら、どんなに楽しいだろう。滋賀の魅力的な山々を、全国の、全世界の人々に知ってもらえる、そんなレースを開催できたらどんなに素晴らしいだろう。
そんな思いから、このプロジェクトは始まりました。その名も「滋賀一周ラウンドトレイル」。この思いに共感いただける方々と共に、夢のレース開催に向けて取り組んでまいります。
◼︎この動画は、2019年プレ大会、4/29(月)に行われたステージ2のダイジェスト動画だそうです。大会は、8日間、8つのステージに分けて開催されました。動画のステージ2は、「夕方頃から雨脚が強くなり、日が落ちてからは濃いガスも相まって大変厳しい状況」だったそうです。すごいですね。
第14回「龍谷大学餃子研究会」
■昨日は「龍谷大学餃子研究会」でした。第13回か第14回か…、曖昧であることに気がつきました。きちんと記録をとっていない時期があり、10回前後が曖昧です。まあ、それは良いとして、今回は2軒の餃子専門店で研究会を開催しました。「京GYOZA杏杏」と「餃子チャオチャオ」です。最近の京都では、餃子専門店と名乗るお店が増えてきました。京都は餃子消費量が全国4位らしいので、市民の餃子への関心や評価基準もかなりかなり高いのではないかと思います。そういう背景もあるのかな。
■京都の「ミスター餃子」を京都餃子の最高峰と評価する私たちの基準からすると、今回のばあいは、後者のお店の方が私たちの好みだったように思います。後者の方のお店、大阪の一口餃子の会社の出店です。京都祇園の「泉門天」とも同じカテゴリーに入る餃子かなと思います。今回も、ビールとハイボールを呑みながら、餃子のみをひたすら頂きました。大変真面目な研究会です。ところで、副会長から教わったのですが、餃子の前に牛乳、食べ終わった後にリンゴジュースを飲むと、翌日に支障が出ない(息がニンニク臭くならない…)とのこと。ほんまかな…。試してみようと思います。
■私たちの餃子研究会では、京都以外の地域への遠征、海外への遠征(例えば香港)、さらには実習等の企画も考えています。実現したらいいな〜。餃子は奥が深い!!
ジューンベリーの収穫
◼︎我が家の小さな庭ではありますが、全面的に大改修した時、庭師さんと相談をしてジューンベリーの苗木を植えてもらいました。樹の名前にベリーと入っているように、実がなります。赤い実です。甘酸っぱい味がします。この実を我が家では、庭から収穫できる果実として楽しんでいます。昨年は、苗木が少し大きくなった程度だったので収穫できた量は少なかったのですが、今年はその苗木も大きく成長して、かなりの実を収穫することができました。
◼︎まだ実が青いうちから、鳥に食べられないようにネットをかぶせていました。そのよう鳥害?!を防御したこともあり、かなりの実を収穫することができました。とはいえ、少しだけですが、鳥にもお裾分けをすることにしました。収穫できた量はステンレスのボウルに2杯。予想以上に採れました。近ければ2歳の孫にもプレゼントしたいのですが、ちょっと離れています…。
◼︎結局、ジューンベリーは約2kgを収穫したのですが、そのうちの一部を、お隣の仲良しの5歳の男の子にお裾分けしました。また、冷凍にもしました。時々、ヨーグルトに乗せて食べようかなと思っています。残りは、小さな実から軸を外したりしてきれいに洗ってから、ジャムにしました。家にとってあった瓶を10個熱湯で消毒して、出来上がったジャムを瓶詰めしました。こういうのは、ちょっとスローライフっぽいかな。小さなジャムの瓶を、お隣の男の子にブレゼントすことができました。離れたとろこにいる孫にも、プレゼントしようと思っています。
京阪電車の「北船路」
■昨日は、ひさしぶりに総合地球環境学研究所研究所に行くことになりました。長い間取り組んできた研究プロジェクトも纏める段階に入り、この日は、プロジェクトの成果を纏める書籍の編集会議でした。私たちの本を出してやろうと、真正面から受け止めてくださった京都大学学術出版会からは、編集長のSさんと編集者のOさんがお越しくださいました。ありがとうございました。出版のプロであるお二人から、非常に有益なコメントや指摘をいただくことができました。文理融合というなかなか困難なプロジェクトですが、私たちの目指してきたことが、編集者のお立場からも評価していただけたようで、とりあえず一安心しました。本の中身ですが、「流域ガバナンス」のあり方を、地域の「しあわせ」と流域の「健全性」という概念から考えていくことになろうかと思います。午後にも編集会議が開催される予定でしたが、スムースに午前中だけで終了することができました。この編集会議の後は、編集作業に取り組む京都大学生態学研究センターの谷内繁雄さんと出町柳で昼食をとり、少しいろいろ書籍やプロジェクトの行く末に関して相談をした後、京阪を利用して帰宅することにしました。京阪電車の車内に乗ると、ひとつの吊り広告に目が止まりました。
■「長寿の国 滋賀 醗酵めぐりはハッピーめぐり!」という企画です。京阪電車に乗って、醗酵食の名店を巡りましょう…という企画のようです。もっとも、醗酵とは関係のないお店も入っています。まあ、美味しいからいいか。それはともかく、ポスターをじっくり見ると、大津市丸屋町にある平井商店(万治元年、1658年創業)の日本酒が写っています。平井商店さんは、「浅茅生」という銘柄で有名ですが、その横に「北船路」も並んで写っていました。この「北船路」は、もう卒業していますが、私のゼミの学生たちが平井商店さんと比良山形蓬莱山の麓にある農村・北船路とをつないでプロデュースした日本酒です。酒瓶の一番右に並んでいます。瓶のラベルも全て学生たちがデザインしました。「北船路」を京阪電車の中で見つけることができて嬉しかったなあ。平井商店さん、ありがとうございます。
■京阪電車の「長寿の国 滋賀 醗酵めぐりはハッピーめぐり!」ですが、以下を情報をご覧ください。ぜひ、大津の醗酵食(日本酒、漬物、鮒寿司、味噌…)を買い求めながら散策なさってください。
https://www.keihan.co.jp/traffic/valueticket/ticket/hakkou/
https://www.keihan.co.jp/…/uplo…/2019-04-15_hakko-meguri.pdf
父の日のプレゼント2019
◼︎毎日でもありませんが、社会学には何にも関係ない個人的なことをアップしています。タイトルと齟齬がありますね。どうかお許しを。今回も、父の日にもらったプレゼントのことです。私には30歳を超えている娘と息子がいますが、きちんと社会人として頑張って働いてくれています。その子どもたちから、最近は毎年必ず父の日や誕生日にプレゼントを送ってもらっています。有難いことですね。
◼︎滋賀県大津に転居してから庭の世話をするようになり、最初は義務的なものでしたが、次第にガーデニングに目覚めることになりました。この季節、庭には蚊がたくさんいるのですが、蚊に刺されることにもめげずに毎日にわの世話をしています。写真は、そのようにガーデニングが生きがいになった私に、娘が贈ってくれたプレゼントです。手作りの芽切挟です。繊細な挟みのようで、なんでもバンバン切るわけにはいかないようです。果樹、園芸の芽摘み、盆栽の小枝切りのための鋏のようですね。例えば、庭に咲いている花を、室内の花瓶に生けたいな…というような時に、鋭い歯で綺麗に切ることができるのかなと思います。
「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」
◼︎現生人類は日本列島に約3万8千年前、朝鮮半島から到達したといわれています。しかし、ルートはそれだけではありません。大陸と陸続きだった台湾から沖縄へと北上するルートからも、その後に生まれたといわれています。国立科学博物館の「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」は、それを実証するための実験です。上の動画は、そのプロジェクトを紹介するものです。いよいよ、壮大な実験が始まります。以下は、動画の解説です。
最初の日本列島人は、3万年以上前に、海を越えてやって来たことがわかってきました。中でも注目すべきは、到達困難な沖縄の島々。彼らはいかにして大航海を成功させたのか? このプロジェクトはその謎を解くために、2016年に始動しました。
私たちが最終的に再現したいのは、沖縄ルートの最初の関門である、台湾→与那国島の航路。2019年に予定するこの本番の実験航海は、世界最大の海流黒潮を越え、遠く水平線の下に隠れる島へ向けて、3日間に及ぶタフな航海になるでしょう。これをやり遂げたとき、未知の世界に挑戦し切り開いていった、祖先たちの知られざる姿が浮かび上がってくるはずです。
◼︎台湾から与那国島を目指すわけですが、これまでの実験、草や竹の船では黒潮の強い流れに流されてしまい、与那国島に近づくことができませんでした。今回は、風や波の穏やかな日を選んで出発するようですが、200kmを2日かけて航行するとのことです。詳しくは、直接、公式サイトのプロジェクトの解説のページをお読みいただければと思います。でも、人類はなぜ未知の世界を目指すのでしょうね。この辺りは、人類の本質に触れることかなと思います。
◼︎私は、社会学を学んできましたが、どういうわけか人類進化や、約10万年前にアフリカでホモ・サピエンスが誕生し、 そこからユーラシア大陸、北アメリカ、南アメリカなど世界中へと広がっていた、いわゆるグレイトジャーニーの類の話が大好きです。ということで、この国立科博のプロジェクトにも注目しています。
龍谷大学吹奏楽部「サマーコンサート2019」
こんばんは!
サマーコンサートまで残り16日となりました!チケットぴあにて販売されているチケットは、残りわずかです。皆さまのご来場を心よりお待ちしております♪ pic.twitter.com/EN0FMLegrl
— 龍谷大学吹奏楽部 (@ryu_windmusic) 2019年6月14日
◼︎龍谷大学吹奏楽部「サマーコンサート2019」が近づいてきました。滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール、6月30日、14時半開演(開場13時半)です。